続いて漢字・文法・文学史などの知識問題の対策です。漢字は本屋で気に入った問題集を１冊買ってきて、それをしっかりこなしてください。１冊で十分です。学校で指定の問題集がある場合は別途用意する必要はありません。

高校受験ナビでは次の問題集をお薦めします。

高校入試"でる順"漢字問題の征服 (単行本)

本書はコンパクトで持ち運びやすく、出題されやすい重要な漢字から学習を進めることができます。

文法・文学史対策は漢字や読解問題の対策に比べると重要度が下がります。それは高校入試での出題率が極端に低いためです。読解問題は当然として、配点は少ないものの漢字の読み書きは必ず出題されますが、文法や文学史の問題は全く出題されないケースもあります。

そこで、自分の受験する都道府県の過去問題集を購入して、国語の出題傾向を調べてください。文法・文学史問題がほとんど出題されていないようであれば、それらの対策は後回しにしてしまいましょう。

ちなみに東京都の公立高校入試では、文学史は長い間、全く出題されていません。文法問題の出題もわずかです。文学史を知っている、文法が分かるといった事よりも、きちんと読んで書けることが重視されているんですね。

入試本番での出題率が低いとは言え、公立高校の入試では内申点を無視できません。内申点は学校の定期テストの点数で決まります。学校（国語の先生）によっては文法問題を重視する方もいらっしゃいますので、そうした先生が担当の場合は、文法・文学史問題の対策が必要になります。

文法・文学史にはこれと言ったお薦めの問題集はありません。本屋で気に入った問題集を１冊買ってきて、それをしっかりこなしてください。漢字と同様にこれも１冊で十分です。学校で指定の問題集がある場合は別途用意する必要はありません。