専門高校フューチャープロジェクト 活動記録

専門高校フューチャープロジェクト

12月18日(月)「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!〜先端技術講義 室工大 准教授 山田 深様よりご講演いただきました〜

1年建築科が先端技術講義 演題 「建築をデザインする」 を室蘭工業大学 准教授 山田 深 様よりご講演いただきました。

「建築をデザインする」こととは、実に広くて深く、そして楽しいものです。講義では、建築家がどのようなことを考え、実際に設計・デザインを行っているのかを、現代の建築作品の実例を示しながら紹介いただき、「建築をデザインする」こととはどういうことなのかを深く理解することができました。

生徒達は “わかりやすい身近な例などで表現してくれて理解しやすくて良かったです。私がもともと興味があった話だったので楽しかったです。” “多くのことを沢山学ぶ大切さがわかった気がしました。今後はこれを機により多くのことを学び考え、将来自立する時に必要な技術を限界まで磨けるようにしたいと思いました。” “一般的な快適や、美しさなどを学ぶことも大切だが、その人にとって何が重要で何を中心にして計画していくのかを考えることも大切だと気づきました。ひとつの概念にとらわれずに、柔軟に考えられるようになりたいと思いました。” と話していました。

12月14日(木)「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!〜先端技術講義 室工大 教授 風間 俊治様よりご講演いただきました〜

2年機械科が先端技術講義 演題 「ものをつくる」とは? を室蘭工業大学 教授 風間 俊治 様よりご講演いただきました。

私たちの身のまわりには多くの機械が動いています。これらを作るために必要な設計の技術や部品の知識や、その導入部や基礎的な内容の理解を深めることが出来ました。

生徒達は“ものをつくるとは、どのような意味なのかということについて、考えを深めることができたので良かったと思います。” “今まで「ものをつくる」ことに対してあまり深掘りしたり、詳しく考えたりなどしてきませんでしたが、今回の講習でただ何かを作るというのではなく、その作るものの意図やなぜ作るのか、なぜこのような形をしているのかと、作るという行為だけを捉えるのではなく、理由や作ることの意味などをこれからは考えていきたいと感じました。ユニバーサルデザイン、バリヤフリー、キッズデザインなど人が暮らしやすいようなデザイン、生活の役に立つデザインの詳細やどのようなものがあるかなどを教えてもらったことで、想像やデザインの意図などを少しでも考えられる力が付きました。” “ものを作るときの発想や、設計をする際にどういった部分を気にかけなければいけないのかなど、自分たちの基礎にもなるような部分を学べたので、よい機会となりました。” と話していました。

12月12日(火) 「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!〜セルフブランディングプログラム エステイビジネスアシスト 木田様より講義をいただきました〜

3年生がセルフブランディングプログラム講演会で、株式会社エステイビジネスアシスト 木田政彦様より「働くということ」「学生と社会人との違い」について講義をいただきました。

働くということは、「自立することと、仕事を通じて社会と双方向につながること」、学生と社会人との違いについては、「社会人として自立することは、経済的自立と体と心の自己管理と自己責任力」と位置づけて説明をいただきました。

また、生徒に向けて「社会に出てからのギャップに苦しまないように、今回の内容を思い出して、少しでもギャップを縮めてほしい。」 「失敗することがあっても、うそをつかずに言い訳しない誠実さをもってほしい。」とお言葉をいただきました。

生徒達は“社会人になる事の責任をよく学ぶ事ができた。” “普段から身内に聞かされることだったのですが、改めて社会人としての立ち振舞いなどを理解できました。” “学生とは違って社会人になると「責任」が大きくなると聞いていましたが、今回の講話を聞いてより責任感を持った行動を意識するべきだと感じました。”と話していました。

また、長年にわたる講演会のご協力に対して、本校より感謝状を贈呈いたしました。

12月8日(金)「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!〜先端技術講義 室工大 教授 関根ちひろ様よりご講演いただきました〜

2年電気科が先端技術講義 「環境にやさしいクリーン発電」を室蘭工業大学 教授 関根ちひろ様よりご講演いただきました。

特殊な材料を用いることで、熱を電気に直接変換することができます。このような材料は熱電材料と呼ばれ、この材料を用いた発電(熱電発電)は二酸化炭素を排出しない、無騒音,超小型化可能等の多くの利点があります。講義では熱電材料の作成方法やその性質、熱電発電の仕組みを分かりやすく解説いただきました。熱電発電は、クリーンで安全・安心な発電方法であり、工場や自動車などからの排熱を電力に変換できるなど、21 世紀のエネルギー・環境問題を考える上でもきわめて重要な技術を学びました。

生徒達は“ペルチェ効果については電気施工管理の勉強で知っていましたが、発電にその仕組みをいかすと温度差を使った発電方法になることを知って驚きました。この発電方法はかなりエコだと思ったので、コストの改善方法自分なりに考えてみようと思いました。” “新たな発電方法に実際にふれたり見ることで、新たな発想や考え方常識にとらわれない考え方がとても大切なものだと思いました。” “実験やスライドを使った解説がすごい分かりやすく、理解が深まりました。今回学んだことを今後にもいかして行きたいです。ありがとうございました。” と話していました。

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「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 〜先端技術講義・技術指導 室蘭工業大学 副学長 清水一道様よりご講演いただきました〜

3年機械科の生徒が室蘭工業大学 副学長 清水一道教授より鋳造技術についてご講演と実技指導をいただきました。
キューポラ(キューポラ(cupola furnace)は、コークスの燃焼熱を利用して鉄を溶かし鋳物の溶湯(ようとう:溶解され液体状になった鉄)を得るためのシャフト型溶解炉)を使用した鋳造について、ご指導をいただきました。
キューポラによる鋳鉄の鋳造実習を行っているのは、全国的にもめずらしく、北海道では本校のみとなっています。当日は企業の方、道内の工業高校教員も見学されました。
キューポラを使用するメリットとして、亜鉛など不純物を精錬する作用があるので、電炉で使用できない材料を使用することができることや、炭素分がコークスから補給(吸炭)されるので、電炉のように溶解による損失を追加する必要が無いこと等がありますが、操炉方法が非常に難しく熟練を要するというデメリットがあります。
本校でも、目的の成分を得るために、大変苦労していました。そこで、室蘭工業大学に相談したところ、清水教授が来てくださり、ご指導いただいたところ、キューポラの問題点の解決や鋳造技術について向上することが出来、今まで製作が難しかった製品も問題なく完成することができました。
生徒達は “製鉄所を見学した時を思い出しました。本校のキューポラから溶けた鋳鉄が出てきたときは、予想を超える驚きと感動でした。” “札工でここまでの鋳造が出来て大変良い経験となりました。” “教科書で学んでいた鋳鉄の性質を、実際の鋳造実習を行うことで確認と理解を深めることができた。また、溶けた鉄は迫力があり、とても思い出に残る実習でした。” 担当した教員は “本校のキューポラで本格的な鋳造実習が安定的に出来るようになり大変良かった。今後はコークスをかえて、CO2の排出量を削減し、ゼロカーボンに貢献出来るように、生徒達と研究をすすめたい。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 〜セルフブランディングプログラム 室蘭工業大学 山中教授より講義をいただきました〜

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 〜室蘭工業大学 教授 山中 真也様よりご講演をいただきました〜
2年生がセルフブランディングプログラム講演会で、室蘭工業大学 教授 山中 真也様より 「 Be ambitious!! 」をご講演いただきました 室蘭工業大学の講義・研究内容の紹介や、将来社会で活躍するための心構えについて、クイズや動画を交えながらご講演をいただきました。
本校に設置されている、機械科・電気科・建築科・土木科の社会へのかかわりや重要性について、説明をいただきました。また、高校から大学への接続についても説明をいただきました。
生徒達は “常識を常識と思わない。聞いたことあるフレーズでしたがあまりしっくり来ていませんでした。この講義を聞いて意味がわかった気がします。常識に囚われない、柔軟な発想ができる人が活躍して行けるのだなと思いました。そして改めて勉強の大切さも実感し、より一層勉学に身を入れていきたいと思いました。” “今回の先生のセルフブランディングプログラム講演会を聞いてみて、普段自分が考えたりしている事とは全く違う考え方などを聞いて、こんな考え方があるのだと、新しい考えが生まれたりして、とても面白かった。特に面白いと感じた話はタコの画像をみて、この画像から連想されるのは何かとゆう話でした。自分はたこ焼きと連想したが講演された先生は粉を連想していたので最初はなんでだろうと思っていたが、お話を聞くにつれてこの様な考え方があるのかと大変勉強になりました。” “固定概念で生きていくことよりも、発想を転換してみることで普段気づくことのないことに気がつけるということを、熱心に説明していただきました。聞いていて飽きない内容で、非常に面白いお話でした。普段の学校生活では聞くことのない話をしていただいたので、自分の視野が広がったのではないかと感じます。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 「さんフェア福井2023」に出展しました

10月28・29日に福井県産業会館をメイン会場として、第33回全国産業教育フェア福井大会「さんフェア福井2023」(https://www.takefu-h-b.ed.jp/)に「寒地無加温蔬菜栽培プロジェクト」のヒートパイプとスマートビニールハウス(安価な遠隔監視・制御システム)等について、システムモデルの展示とシステムを設置している道内各地(札工ハウス・岩農ハウス・一般農家様等)のハウスの遠隔監視・遠隔制御実演を行いました。
スマートビニールハウスについては、安価なシステムであり、数年にわたる実証実験をしており、実用化レベルまで達していることについて、道外の教育関係者、農家の方、企業の方等より、評価をいただきました。また、クラウドベースのAI音声認識サービスを活用した音声コントロールについて、“ハウスの温度を聞きながら、他の事ができる。この”ながら作業“なら、安全で実用的だ” と感想をいただきました。
今回の展示でも、ヒートパイプについてのご質問を数多くいただき、技術や仕組みについて、今回の展示会でも、多くの方々に研究の成果や、ゼロカーボンに貢献することが出来るヒートパイプの原理等を普及することができました。
参加した説明役の生徒達は“他県の高校の農場に導入したいので、教えてほしいと言われました。全国大会での成果発表はとても良い機会となりました。現在はどこの地域でもリモート等を活用すると交流することが出来るので、今回開発したシステムを全国各地の方々に活用してほしいと思いました。” “「このシステムを使いたい」と言ってくださる方が多く、今後連絡をとりすすめていく予定です。更にシステムの向上をはからなければならないという、使命感と緊張感を持っていかなければならないと思いました。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 企業とのコラボレーションチャレンジ 「もっちー広場活用プロジェクト」〜園路を施工しました〜

企業とのコラボレーションチャレンジである、「もっちー広場活用プロジェクト」で、今年度は園路等の整備を進めています。今日はもっちー広場の東側約40mと新たに階段を設置し広場を使いやすくするため、出入り口を新設しました。
当日は技術士の方や荒井建設株式会社様等の本校卒業の熟練技術者様より、ご指導をいただきながら施工を進めました。
工事範囲が広いためバックフォー等の建設機械も使用し、実際の工事と同様にすすめることが出来、生徒達は貴重な体験をすることが出来ました。
生徒達は “在学中に実際の工事の流れが体験できて良かった。卒業後建設業に就職するので大変役に立った” “先輩技術者の方より、詳しく話を聞くことが出来て、これからの就職への不安が解消された” “実際に園路を完成することが出来て感動した。たくさんの方々に使ってほしい。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 先端技術講義〜技術士を知ろう!

「専門高校フューチャープロジェクト」活動中! 先端技術講義〜技術士を知ろう!〜
2年土木科の生徒が、公益社団法人日本技術士会 北海道本部 社会活動委員会 技術者のミライ研究委員会より、「技術士を知ろう!」をテーマに講演をいただきました。
本校のOBを含む5名の技術士の方より、現場の実体験や技術など実践的な講義をいただき、生徒達は資格を取得することで変わる仕事内容や待遇のこと、就職する業会や職種について理解を深め、今後の学習意欲の向上と共に職業観の育成を図ることができました。
生徒達は“資格取得が今後の人生に大きく影響することがわかりました。” “建設業のやりがいについて、詳しく説明いただき、今後の就職への不安が減りました。” ”たくさんの資格を取得したいと思いました。” “技術士について、深く理解することが出来た。” “建設業に就職して、早く技術士になり、何か地域に貢献出来る人材になりたい!” “今日の講演は色々な面でとても役立つ内容でした。これからの、高校生活を大事に送り自分の将来をより良いものにしたいと思いました。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 「さんフェア北海道2023」に出展しました

9月30日新札幌サンピアザ・アークシティホテルで開催された、北海道産業教育フェア「さんフェア北海道2023」に「寒地無加温蔬菜栽培プロジェクト」のヒートパイプとスマートビニールハウス(安価な遠隔監視・制御システム)等についての発表と、システムモデルの展示とシステムを設置している道内各地(札工ハウス・岩農ハウス・一般農家様等)のハウスの遠隔監視・遠隔制御実演を行いました。
スマートビニールハウスについては、安価なシステムであり、数年にわたる実証実験をしており、実用化レベルまで達していることについて、評価をいただきました。また、クラウドベースのAI音声認識サービスを活用した音声コントロールについて、“ハウスの温度を聞きながら、他の事ができる。この”ながら作業“なら、安全で実用的だ”と感想をいただきました。
未来技術展でも多かった、ヒートパイプについて、“ヒートポンプじゃないの?”というご質問を数多くいただき、技術や仕組みについて、今回の展示会によって多くの方々に、研究の成果や、ゼロカーボンに貢献することが出来るヒートパイプの原理等を普及することができました。
発表や説明役の生徒達は“多くの方々に成果を発表する機会をいただくことが出来て良かった。たくさんの方々にシステムを使っていただき、人材不足の役に立ってほしいと思います。” “自分たちの研究が実用化レベルまで達していることに改めて実感することが出来ました。 更に技術の向上をはかりたい” と話していました。