旭川明成高校
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取得日:2024年03月22日
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令和4年度 学校評価 教職員アンケートの結果の分析
分掌反省を踏まえて
旭川明成高等学校
校長 田 中 義 彦
過日実施しました学校評価のアンケート結果が下記の通りまとまりましたので報告します。
判断できないとの回答が10%を超えた項目は、項目ごとの肯定的評価を比較するために、
10%程度に修正し、残りの数を A D に配分した修正値によって肯定的評価を算出してい
ます。その項目については数値の横に※印をつけています。
なお、円グラフは今年度のアンケート集計結果です。
記
1 学校評価:教職員アンケート回収数と回収率
調査数 51名 回答数 50名(回収98.0%)
2 質問種類ごとの報告
(1)質問14:学校運営について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
1 67.9% 82.0% 14.1%
2 77.4% 92.0% 14.6%
3 71.4% 60.0% 11.4%
4 86.8% 92.0% 5.2%
新年度、目指す学校像、生徒像、本年度の ハイパー QU の結果から教師と生徒の信頼
重点及び指導の重点を評価や反省、生徒の実 関係が厚いこと、各方面から明成の成長を指
態を踏まえ、方向性、手立てを明確にした結 摘されること、メディアでも幾度となく本校
果がこの評価につながったと思われます。今 の教育活動が取り上げられるなど、自信と責
年度の反省を入念に分析し、指導の重点をさ 任をもって教育活動に取り組んでいることが
らに明確にしていきたいと思います。 うかがわれます。
昨年度から11%下がっています。「未来タ
イム」「TLF」等、新たな取組に対して、各分
掌ごとに英知を結集して、さまざまな案を出
しながら進めてきましたが、分掌ごと、全体
との周知連携が不足しており、次年度は反省
を生かして取り組んでいきます。
- 資料 1 -
今年度、服務に関わって、大きな事案は発
生していません。しかし、過去の出来事を忘
れることなく、体罰の禁止、パワハラ、セク
ハラ、さらには交通違反も含めて、常に声掛
け、啓発を繰り返し、服務順守の徹底に取り
組んでいきます。
(2)質問57:教育環境について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
5 86.8% 76.0% 10.8%
6 96.2% 90.0% 6.2%
7 68.0% 71.0% 3.0%
今年度、体育館の暖房故障でいろいろな行 評価は下がりましたが、依然として9割を
事に支障をきたしました。2月には教室の暖 超える肯定的な評価でした。集計等において
房が一時入らないこともあり、教育活動の会 は格段のスピードアップが図られました。使
場を急遽変更するなどの事態を招きました。 い手の不慣れやスキル不足があり、個別対応
計画的な修繕計画などを早急に立てる必要性 を丁寧に行っていきます。
を感じます。
昨年度から2%の微増ですが、肯定的評価
が6割台と低い水準にあります。今後、新た
な観点別評価と合わせて、先生方に委ねられ
ていた評価のつけ方などの研修を深める必要
を感じます。
(3)質問814:学習指導について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
8 77.4% 84.0% 6.6%
9 77.4% 79.0% 1.6%
10 82.6% 85.0% 2.4%
11 78.0%
12 86.0% 85.0% 1.0%
13 57.3% 74.0% 16.7%
14 70.0%
- 資料 2 -
8割を超える肯定的評価となりました。授 今年度は新教育課程のスタートであり、新
業評価の目的が浸透し、生徒の声から授業改 たな3観点での評価・評定となり、研修を深
善のヒントを得ることができています。また、 め、共通理解を図ることができましたが、評
生徒からの授業評価も高く、感謝の言葉も増 価の在り方については、研修を積み重ねてい
えてきています。 く必要を感じます。
昨年度同様8割を超える肯定的評価となり 今年度新たに取り組んだ未来タイムについ
ました。教育課程編成委員会において、適切 ての項目を設定しました。生徒が自由に設定
な実態把握(生徒の実態、願い、教科の実態 していい時間を新設しました。教師側の未来
等)の上で、計画的に作成されていることが タイムに取り組む主体性に温度差がありまし
うかがえます。 た。研修を重ねて共通理解を図る必要性を感
じます。
授業評価、生徒アンケートからも ICT を 昨年度から大幅な up となっています。習熟
活用しながら、生徒の意欲を引き出すために 度別授業の内容が充実してきたことと、個に
工夫を凝らした授業づくりに取り組んでいる 応じた指導に力を注いできたことが要因と思
ことがうかがえます。今後も授業づくりの研 います。より一層個に応じたきめ細かい指導
修を取り入れ、授業力向上を目指します。 を心がけていきます。
- 資料 3 -
今年度新たに取り組んだハイブリッド授業
を盛り込んだ項目を設定しました。ICT 教育
の先端を進む自負と生徒からのニーズに応え
たものでしたが、体育、商業等で取り組みづ
らい授業内容もあり、全教科とはなりません
でした。
(4)質問1519:生徒指導について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
15 75.0% 78.0% 3.0%
16 59.6% 84.0% 24.4%
17 84.9% 84.0% 0.9%
18 58.4% 60.0% 1.6%
19 84.9% 88.0% 3.1%
ここ2年間、コロナ禍で実施できなかった学校行事を「何ができるか」
「どこまでできるか」
を模索しながら、「リバーサイドウォーク」「体育祭」を復活させました。さらに「明成祭」
でもより多くの生徒が主体的に参加できるようにと「一畳アート」を取り入れるなど、工夫を
凝らした結果、主体的な取組では大幅な up が見られました。次年度以降、多くの教育活動が
実施の方向で進められます。生徒にとって意義のある活動にしていきたいと思います。
昨年度同様、8割を超える高い評価となっ 昨年度より微増ですが、低い水準となって
ています。問題行動が発生した時の年次と生 います。生徒指導の基本は共通理解の上に立
徒指導部の連携と組織的な対応がとれる体制 った共通行動です。生徒にとって誰もが同じ
が整っていることが要因だと思います。その 目線で指導しなければなりません。教師と生
反面、指導部頼りにならないように全教職員 徒との信頼関係の強さを背景に共通行動をし
の生徒指導を担う意識づくりに努めます。 っかりとれる体制づくりに努めます。
- 資料 4 -
定期的な教育相談、
進路
1
相談、教育支援部
を中心とした相談体制などが整備されている
ことが高い評価につながっています。この支
援システム体制をより強固なものへと推進し
ていきます。
(5)質問20:
進路
2
指導について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
20 79.2% 86.0% 6.8%
92.4% 92.0% 0.4%
79.3% 78.0% 1.3%
1年次から
進路
3
相談、
進路
4
分野別学習、保護者
進路
5
説明会、
進路
6
別ガイダンス、マイナビ進
学ライブ、職業別ガイダンス、大学・専門学校講話など、
進路
7
の明成にふさわしく、必要な情
報を的確にあたえ、進度選択のために豊富なメニューを提供しています。また、個別の
進路
8
相
談は担任だけではなく、
進路
9
指導部も加わり、納得のいく
進路
10
選択へとつなげていることが高
い評価となっています。
コロナ禍の中でもさまざま企業の方々から
貴重な講話を聞く機会を提供してきました。
ただし、訪問することは相手のこともあり、
十分とは言えませんでした。次年度はさまざ
まな緩和が予想されるため、より一層人的・
物的環境を活用していきたいと思います。
(6)質問・:健康安全指導について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
85.2% 90.0% 4.8%
81.5% 82.0% 0.5%
- 資料 5 -
今年度、教育支援部が生徒指導、発達障害、 さまざまな要因(心の問題、家庭の問題、
生徒とのコミュニケーションスキルなど、幅 思春期の特性)により生じる生徒の心の変化、
広い研修を実施してきました。また、指導・ 問題行動に向き合い、適切に対応しています。
配慮を要する生徒への組織的な体制ができて しかし、コロナの影響はあるにしても、中途
きていることが高い評価につながりました。 退学者が 20 名近くいる現状を打破するための
対応策を講じていきます。
(6)質問:その他
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
77.0%※ 70.0%※ 7.0%
70.2%※ 80.0% 9.2%
79.3% 98.0% 18.7%
66.5%※ 80.0% 13.5%
84.9% 92.0% 7.1%
87.8%※ 92.0% 4.2%
部活動のガイドラインに沿った指導につい 即時的、系統的、組織的な対応に努めてき
て、厳しい評価となりました。一番に考える ました。対応方針を生徒、保護者まで浸透さ
のは生徒の疲労度であり、勉強との両立範囲 せるためにも組織体制を強化し、Classi を有
であるかどうかが大きな鍵です。再確認して 効活用して危機管理体制を盤石にしていきま
いきたいと思います。 す。
近年、生徒への言葉の暴力とも言える事案
が発生しました。教師として襟を正し、理解
させる指導に努めた結果と捉えています。し
かし、緩さにつながらないように毅然とした
指導も必要不可欠であることを浸透させてい
きます。
- 資料 6 -
担任の先生方を中心として、保護者との連
携を密に取っていることがうかがえます。不
登校にさせない秘訣の一つは「3日勝負」こ
の期間に情報共有、サポートを綿密に行い、
不登校生との減小につなげます
今年度は未来タイムでの様々な探究活動の 中学校訪問やオープンスクール、さらには
様子、講演会をはじめとする教育活動や部活 今年度、はじめて中学校のキャリア教育の一
動での活躍ぶりなどを積極的にホームページ 環として「高校を知ろう」に中央中学校の2
上に掲載してきました。今後も継続して推進 年生に学びの場を提供しました。今後もより
していきます。 一層、地域との関わりを密にしていきます。
- 資料 7 -