旭川明成高校
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取得日:2024年03月22日
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令和4年度 学校評価(生徒)の結果についての報告
旭川明成高等学校
校長 田 中 義 彦
過日実施しました学校評価のアンケート結果が下記の通りまとまりましたので報告します。
判断できないとの回答が10%を超えた項目は、項目ごとの肯定的評価を比較するために、
判断できないを10%程度に修正し、残りの数を A D に配分した修正値によって肯定的評
価を算出しています。その項目については数値の横に※印をつけています。
なお、円グラフは本年度の評価結果となります。また、ハイパー QU(学級満足度や学校生
活意欲アンケートから「生徒と教師の関係を問う設問」を抜粋)の結果も合わせて掲載します。
記
1 ハイパー QU の結果 肯定的意見の割合
調査数 第1回 532名(全学年) 第2回 342名(1,2年生)
学校内に悩みを相 学校内に気軽に 担任の先生とは 先生の前でも自
談できる信頼でき よく話ができる うまくいってい 分らしくふるま
る先生がいる 先生がいる る っている
全国平均 25.3% 36.4% 50.2% 58.2%
1 年次 第 1 回 50.6% 56.6% 78.9% 75.1%
第2回 48.4% 60.5% 77.0% 78.0%
2 年次 第 1 回 64.9% 71.3% 87.7% 73.3%
第2回 57.7% 68.8% 77.1% 74.5%
3 年次 第 1 回 71.7% 79.2% 87.1% 81.2%
4つの項目すべてにおいて、全国平均を20%45%上回っています。特に学年が進むご
とにその割合は大きくなり、同じ調査を行っている学校からも驚嘆の声が聞かれます。これは
進路
1
面談をはじめ、面談の多さや教師と生徒が触れ合う時間や機会が多いことと分析していま
す。ただし、2年生においては、第1回から第2回に向けて数値が下がっていることから、今
後より一層一人一人に目を向けた教育活動を推進していきたいと思います。
2 学校評価:生徒アンケート回収数と回収率
調査数 546名
回答数 501名(回収91.8%)
2.質問種類ごとの報告
(1)質問14:学校の基本的な事項と生徒の意識について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
1 74.6% 78.2% 3.6%
2 81.6% 84.6% 3.0%
3 80.9% 85.6% 4.7%
4 76.3% 78.8% 2.5%
- 資料 8 -
入学のしおりを通しての指導、年度初め 未来タイム、TLF、総探教育活動の充実、
の学級指導の成果ですが、まだまだ、浸透し 何よりも教育活動の充実と教師と生徒の関係
ているとはいえません。今後も探究活動など 性のよさが伺えます。この項目は学校にとっ
の目標設定時に改めて振り返らせる場面を意 ては重要な内容です。この数値をさらに up さ
図的に設定していきたいと思います。 せる努力をしていきたいと思います。
今年度、生徒満足度の上昇を目指してきま よくあてはまるの数値が昨年度から7% up
した。さらにコロナ禍でここ数年実施できな しています。未来タイム、探究活動等におい
かった行事の開催などから評価が up したも て、目標をしっかり設定する場面が多かった
のと分析します。この項目は重要項目です。 ことが考えられます。今後はそれぞれの活動
更なる上昇を目指していきます。 に対して目標設定を大切にしていきたいと思
います。
(2)質問57:学習への取組について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
5 75.3% 82.4% 7.1%
6 74.9% 81.4% 6.5%
7 81.2% 84.8% 3.6%
- 資料 9 -
昨年度から7.1%の up であり、特に3年 ICT 教育や先生方の授業向上の取組の成果
生の割合が高いく、未来タイムの講習や TLF と考えています。この評価に慢心することな
の取組など、学習環境の整備とともに、
進路
2
く、更なる授業力の向上に向けて、研修を重
相談などの取組の成果と考えています。 ねていきたいと思います。
上昇率は3.6%ですが、昨年度同様高い評
価を得ています。本校は定期テストは年2回
ですが、各教科ごとに単元テストを実施し、
課題など、いろいろな資料から評価している
ことが高い評価につながったものと考えます。
本年度から新たな3観点による評価・評定が
導入され、全教職員で研修を深めているとこ
ろです。
(3)質問810:生徒指導について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
8 92.8% 93.4% 0.6%
9 94.5% 98.6% 4.1%
10 71.5%※ 79.6% 8.1%
8、9ともに昨年度同様に高い数値となっています。開校以来本校に関わっている業者の方
々や卒業生の教育実習生などから「明成は成長している」「明成は変わった」との評価をいた
だいています。特に校則見直し(スマホの扱い方やツーブロックの規定)を生徒会を中心に実
施しました。今後も自主性を促し基本的な生活習慣の定着に務めていきたいと思います。
- 資料 10 -
昨年度から8.1% up しました。服装面で指
導を受ける生徒や授業中の態度で指導を受ける
生徒がいないわけではありません。年々指導内
容に納得し、改善しようとする生徒が増えてい
ます。高校から社会人になる生徒もいます。責
任と自覚ある行動ができる生徒の育成を目指し
て、指導スキルの向上に努めていきます。
(4)質問1112:
進路
3
指導について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
11 77.6% 80.8% 3.2%
12 84.5% 88.0% 3.5%
未来タイムでの探究活動では、進学に向け 1年生の早い段階から
進路
4
相談、
進路
5
分野
てのプレゼン資料となった生徒もおり、各種 別学習、
進路
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報告会、卒業生講話等、充実し
活動が
進路
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実現のための活動となり、3年生 た
進路
8
活動を実施しています。2年生になる
での肯定的評価が大変高いものがあります。 と小論文対策もスタートし、進学ガイダンス、
この活動が何に結びついていくかを説明し、 大学説明会など、
進路
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指導計画にそった綿密
必要感をもたせることが重要と考えます。 な
進路
10
指導を今後も継続していきます。
(5)質問1314:教育相談について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
13 69.4% 74.0% 4.6%
14 81.2%※ 83.0%※ 14.5%
昨年度より4.6% up していますが、74%です。
この数値は、1のハイパー QU の調査結果を引用する
と、全国平均が25.4%であることからかなり高い数
値であると分析できます。しかしながら、26%の生
徒の意見を謙虚に受け止め、生徒に寄り添い、相談し
やすい環境に努め、信頼関係を深めていきます。
- 資料 11 -
この項目は、判断できませんが19.4%いました
が、判断できた生徒の83%の生徒が利用しやすいと
回答しています保健室利用のシステム、体調が悪い
生徒が安心して利用できる環境づくりに今後も努め
ていきたいと思います。
(6)質問1516:学校行事、生徒会行事、部活動について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
15 73.6%※ 80.8% 7.2%
16 78.1%※ 81.8%※ 3.7%
昨年度よりも7%以上の up となりました。 この項目は、判断できませんが14.0%い
今年度は2年間コロナ禍の影響で実施できな ました。これは他との比較ができないと判断
かった「リバーサイドウォーク」「体育祭」 されたことが主な理由と考えます。あまりあ
も復活し、少しずつコロナ前の教育活動を復 てはまらない、まったくあてはまらないの回
活させています。まだ制限がかかっている内 答7.8%を少しでも減らすために、充実した
容をより一層充実させていきたいと思いま 活動へと進化させていきたいと思います。
す。
(7)質問1720:施設設備、総合学科、ICTの取組について
項目 R 3肯定的評価 R 4肯定的評価 前年比較
17 84.1% 82.8% 1.3%
18 87.2%
19 83.9% 88.4% 4.5%
20 87.1% 92.0% 4.9%
- 資料 12 -
80%は超えてはいるものの20項目の中 今年度新たに取り組んだ未来タイムと学ぶ
で、唯一昨年度よりも評価を下げた項目とな 環境づくりについての項目を設定しました。
っています。生活環境、学習環境を整備する 未来タイムは外部からの注目度も高く、メデ
のは学校の使命ですので、今後、環境整備に ィアでも何度も紹介されています。参加者の
力を注いでいきたいと思います。 二極化傾向はありますが、より一層、内容の
充実に努めていきます。
9割近くの生徒が総合学科に満足している 1人1台の iPad を使っての授業に取り組ん
ことが伺われます。1年生は新教育課程の初 で8年目を迎え、本年度はハイブリッド型の
年度であり、共通履修だけですが、産業社会 授業も取り入れてきました。アプリも充実し
と人間などの総合学科ならではの特徴的な授 ており、生徒満足度も9割を超えています。
業や取組が高い評価につながっていると思い このことに慢心することなく、更なるスキル
ます。更なる内容の充実に努めていきます。 up に努めていきます。
- 資料 13 -