旭川明成高校
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取得日:2024年03月22日
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令和5年3月24日
令和4年度 旭川明成高等学校「第三者評価委員会議事録」
1 開催日時 令和5年3月22日(水) 18:0019:45
2 会 場 旭川明成高等学校 2階 会議室
3 参 加 者 伊東義晃(上川教育研修センター所長)
柏葉健一(旭川市社会福祉協議会副会長)
岸井康祐(株式会社キシイ代表取締役社長)
工藤 亘(旭川市中学校長会会長)
多田伝生(旭川育児院常務理事・院長)
辻並浩樹(旭川市教育委員会学校教育部次長)
新田 守(新田玩具人形株式会社代表取締役社長)
谷地元直樹(北海道教育大学教授)
五十嵐暁郎(旭川明成高等学校副理事長)
田中義彦(旭川明成高等学校長) 奥村俊仁(旭川明成高等学校教頭)
4 説 明 教職員自己評価を中心に生徒・保護者アンケート及び学校関係者評価委
員会で出された意見も含めて、25分程度の説明・・・内容については資
料参照
5 質疑応答 K:感想 Q:質問 A:回答
Q1 ハイパー QU の結果から生徒と先生方との信頼関係がものすごく高いことが説
明の中にあったが、その要因となっていることは説明のなかにもあったと思う
が、何が原因なのか。
A2 信頼関係は一朝一夕で培われるものではないので、日常的に気になる様子を見
かけるとすぐに声をかけていたり、教育相談の期間以外でも放課後になるといろ
いろな教室で相談を受けている場面を多く見る。特に2年生の後半からは受験に
向けて、個に応じた細かな指導が展開されるため、生徒からは合格できたのは、
先生方のお陰です。との言葉をよく聞く。また、本校職員は30代前後の層が厚
く、生徒との距離感が近く、相談しやすい環境にあることも大きい。さらに教育
相談、生徒指導の研修を2か月に1度開催しており、生徒指導のスキルもアップ
していることも要因と考える。
K3 どんどん新たな取組に挑戦しており、学校全体に勢いを感じる。新聞を見てい
て、よく明成高校の記事がでるな。と感じていたが、これだけの取組をしていれ
ば当然だと感じた。春からは女子硬式野球部も創設されると新聞にも取り上げら
れていた。華々しい話題も重要だが、生徒一人一人に目を向けた足に地の付いた
教育にも尽力いただきたい。
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K4 近所に明成高校に通っている生徒さんがいるが、学校生活に満足しているよう
だ。礼儀正しいし、明成高校に対してはいいイメージが多い。もう少し、PR の
方法を考えた方がいいのではないか。ホームページやインスタだけではなく、生
徒を使って、明成高校のアピールをすべきだ。もったいない。
K5 明成高校から本大学に来ている生徒がいるが、話を聞いてみると、先生方がと
にかく熱心で、
進路
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実現に向けて、勉強はもちろん、小論文指導や面接指導など
自分よりも先生方の方が頑張っていると思うくらい支えてもらった。と言ってい
た。
K6 学校関係者評価委員会でも出ていたが、他の学校との比較ができないので、何
とも言えないが、保護者からの回答が少ないと感じた。コロナ禍の影響で行事も
縮小したり、保護者が参加できる内容も少なかったのが原因かもしれないが、学
校から積極的に保護者へ発信する努力も必要だと感じた。
Q 7 学校関係者評価委員会で、未来タイムや TLF など、新たな取組を提案した時
の先生方の反応についての質問の回答があるが、進めている中でいろいろな障害
があったと思うが、どのように乗り越えてきたのか。
A8 新たなことへ挑戦するときには不安感や負担感がつきまとう。なかなかうまく
いかないこともあり、「無理かな」「難しいのでは」との意見がなかったわけで
はない。そんなときこそ、徹底的に議論を交わすしかない。本音を言って、苦し
い部分や困難性の部分をみんなで解決方法を見出す。言葉では簡単だが現実はな
かなか難しい。ただ、やっていくうちに生徒の様子が明らかに変わっていった。
これが推進力になったことは間違いない。徹底した議論と教師全員が同じことに
取り組む一体感、そして生徒の成長を感じて達成感を感じたからこそ、来年はも
っといいものを!という雰囲気になったのだと思う。
Q9 こんなにいろいろなことをやっているとは知らなかった。会社が隣にある関係
から明成高校の様子がよくわかる。社員が口々にこう言っている。「明成高校の
生徒の雰囲気や身だしなみが今までとは違う。すごくよくなっている」うれしい
ことだ。どこに原因があるのか。
A 10 「生徒全員が安心して通うことができ、生徒全員が安心して心行くまで学ぶこ
とができ、一人一人の
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目標が達成できる学校を目指そう」といつも口にして
いる。先生方が真摯になって取り組んでくれていることと、生徒指導も怒る指導
から気づかせる指導へと変化している。ただし、毅然とふるまう場面も当然ある。
もう一つは生徒募集の変化にある。部活動奨学生勧誘に力を入れており、単に技
術が優れている生徒よりもリーダー性があり、学校生活の規範となりうる生徒募
集に力を入れていることも大きな要因であると考える。
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Q 11 北海道、特に札幌以外は公立が高く、私立が低いイメージが根強いが、徐々に
この傾向は変わっていくように思う。理由は授業料の支援金制度であったり、公
立はどこも大きな違いが感じられないが、私立はそれぞれで特色を出している。
特に生徒アンケートを見ていても肯定的意見の高さに驚く。根底には先生方のき
め細かな指導があることは明らかだと感じる。そこで、肯定的ではない15%前
後の生徒へ目を向け、どんな具体的な手立てを講じていこうとしているのか。
A 12 高校生活への満足度を上げていく方法として、次の3点を考えている。
1つは、居場所づくりである。学級経営や人間関係づくりのスキルである「構成
的エンカウンター」を実践的に使っていきたい。2つ目は、特別支援教育の充実
である。これらの多くの生徒は生きづらさを感じており、発達障害を有している
か、その傾向に強い生徒も多い。教師が個々の生徒にあった生徒指導をしっかり
と行うことが必要不可欠である。3つ目はいかに生徒個々の良さを見出してあげ
るかである。自分に自信の持てない生徒が多く、個の適性・特性に応じた
進路
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目
標を見出させてあげたい。
K 13 これだけ、新規事業を次々と展開しているにも関わらず、先生方の自己評価の
高さに驚く。教師という職業のすばらしいところは、数値目標だけで成果を判断
するのではなく、生徒の表情、学校内の空気感、生徒との信頼関係など、多岐に
渡っていると思う。それらに確かな手ごたえを感じているからこそ、このような
自己評価の高さに結びついているものと思う。
Q 14 これだけの高い評価を得ていることは賞賛に値する。ただし、これだけの新し
いことへ挑戦し、生徒の評価も高いとなると、先生方の業務量はどうなっている
のかと疑問が残る。働き方改革との兼ね合いはどのようになっているのか。
A 15 ご指摘の通りである。これ以外に部活動がある。ただし、年次代表、分掌の部
長、各種委員会の委員長、プロジェクトリーダーの中で、兼務している先生はい
ない。また、部活動で言えば、吹奏楽部の顧問は部活動指導専属であったり、そ
の他でも、女子バスケットボール部、女子バレーボール部、男子バレーボール部
などは外部指導者を招聘している。限られた先生に負担のかからないように配慮
はしているが、完全ではないため、更なる工夫を要する。
K 16 これからコロナも5類に移行となると、さまざまな教育活動がコロナ前に戻る
ような気がする。そのときの明成高校がさらにどんな仕掛けを用意し、推進して
いくのか大変楽しみである。
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