八戸東高校
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取得日:2024年03月21日
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(様式1)
令和5年度 学校評価結果報告書(高等学校用)
学校整理番号 11
ア 心身ともに健康で、奉仕と協調の精神に富み、豊かな個性と「生きる力」を備えた人間の育成 学校名 青森県立八戸東高等学校
(1)学校教育目標 イ 自主的かつ意欲的に学業や課外活動に取り組み、絶えず学力と品性の向上に努める創造性豊かな人間の育成
ウ 国際化・情報化に対応する語学力、コミュニケーション能力、情報活用能力を備えた人間の育成 全日制の課程 校舎 ・ 分校
多くの生徒が上級学校進学を志望していることから、学校活動の充実と学力の向上を図り、進路志望の達成率を向上させる必要がある。さらに、変化が激しく 自己評価実施日 令和 6年 2月 1日(木)
(2)現状と課題
予測が難しい時代を逞しく生きるために、主体的に課題解決に取り組み、将来設計ができる生徒を育成する必要がある。 学校関係者評価実施日 令和 6年 2月 8日(木)
1 確かな学力を育む(学習指導)
2 豊かな心を育む(生徒指導) (9)-イ 学校関係者評価委員会の構成
(3)重点目標
3 夢の実現を支援する(進路指導) 元本校教員 1名
学識経験者 1名
4 開かれた学校を目指す(外部連携) 企業・経済関係者 1名
地域住民代表 1名
(4)結果の公表 学校ホームページで公表する。 保護者代表 1名 計5名
自 己 評 価 学校関係者評価
(10)次年度への課題と改善策
番号 (5)評価項目 (6)具体的方策 (7)具体的方策による目標の達成状況 (8)目標の達成度 (9)-ア 学校関係者からの意見・要望・評価等
・授業研修週間を設定し、研究授業(数・公・英・理・芸)を実施し
1学習意欲を高める授業 た。 ・高大連携について、講演会や出前授業等を利用し積極的に活用 ・主体的・対話的で深い学び、教科横断型の授業等への理
・表現科ワークショップは計画通り実施した。 していただきたい。また、今後連携締結についても検討しても 解を深め、生徒が「できる・できた」をより意識した言
良いと思う。 語活動をより促進していく必要がある。
・2回の授業アンケートを実施し、授業改善に役立てた。
2指導方法・評価方法の工夫改善
・新課程への移行に伴い、評価基準の改定を行った。 ・来年度は全学年とも観点別評価となる。各教科内での情
・今の子どもたちはまずは電子書籍で読み、そこが入り口となっ 報共有を促し、評価に関する十分な説明責任を果たす。
・自己指導能力(生きる力)の育成のために10分間の「朝読書」を
(1)基礎・基本の徹底
3自学習慣の確立(→宿題・課題の工夫) 実施した。 B て本を購入する流れがあるようだ。図書室に電子書籍の導入を
検討しても良いと思う。 ・ICTの活用については、多くの授業で生徒一人一人に
・月曜日を部活動休養日とし、家庭学習を保できるようにした。 貸与されているタブレットを活用している。今後、効果
1 的な活用がされるよう、校内研修等を通して教員の指導
・学校通信、学年通信、進路通信等をこまめに発行するとこで、目指
4目指す資質・能力の明確化 ・学校評価アンケートには、保護者から辛辣な意見もあるが、そ 力を向上させる。
す資質や能力について発信した。
れだけ地域や保護者の期待度が高いのだと思う。これまで築き
・授業でペアワーク、グループワーク、発表等の機会を設け、言語活 上げてきた伝統を今後も引き継いでもらいたい。また、アン ・家庭においてスマートフォンやゲームに時間を費やし学
5言語活動の充実
動を充実させた。 ケートを受けて改善したことや、取り組んだことを学校側から 習時間の確保ができない生徒がいることは否定できな
発信する機会があっても良いと思う。 い。来年度も家庭での過ごし方について考えさせ、家庭
・外国語指導助手が英語の授業で指導した。 学習の習慣ができるよう指導していきたい。
1外国語指導助手の効果的活用
(2)国際化・情報化に対応する ・英検の面談指導も行い、合格者の増加に貢献した。
能力の育成 ・GIGAスクールにより生徒、教員とも1人1台の端末の整備し、 A ・「はちのへ創造学」を通して地元について考えるのは非常に良
2ICT機器の活用促進 授業等で活用した。 いことだと思う。地域に貢献できる人材の育成を期待したい。
・生徒指導部教員・部活動の生徒・保護者による朝の挨拶運動を行
1「掃除・挨拶・5分前」の励行 ・人間関係の不和やトラブル等による不登校ぎみの生徒を
い、自ら挨拶する態度を育成した。 ・学校のホームページを見て、情報量が少ないと感じた。更新頻
度も低い。見ていてあまり楽しくない印象を受けた。表現科の 支援するために、スクールカウンセラーとの連携を強化
・体育祭、文化祭、八東杯と生徒会が中心となり実施することがで ワークショップの様子や推薦本の一覧などを発信しても良いと する一方、教育相談委員会の回数を増やすことで心の悩
2学校行事・特別活動での自己の伸長 きた。 思う。 みの的確な把握と解消に向けての組織的・効果的な対応
・「表現科公演」を土曜日の午後に実施した。 を推進する。特に、新入生および受験生に対してエンカ
ウンターや講演会を実施し、心のケアに取り組んでい
(1)基本的な生活習慣の確立
3面談等による生徒理解の充実
・クラス担任が生徒面談を年に複数回実施し、生徒の希望進路、健康 B く。
状態と生活状況等を把握し、生徒理解を深めた。 ・今の時代、保護者が全員PTA活動に参加することが稀であ
る。納得しないと入らない保護者も今後出てくると思われるた
め、そのような点も考慮して対応していって欲しい。 ・今年度は地域住民から登下校のマナーについての苦情が
・保護者と連絡を取り合い、学年・生徒指導部・保健部・管理職が連
なかったものの、引き続き下校指導を行い、同時に自転
携して対応し、必要に応じてスクールカウンセラーとの面談を実施
4不登校・問題行動への早期対応 車通学生集会や1年生の安全教室での交通ルールの確認
した。
2 ・中学生に表現科の志望生徒が少ないことについて、中学校での を強化する。
・教育相談委員会を定期的に開催し、学校全体で情報共有を図った。
説明の際にワークショップなどを通して様々な経験ができるこ
・年3回のいじめアンケートを実施した。いじめの疑いについて情報 とを伝え、どのような進路希望をしていても学習可能であるこ ・新型コロナウイルス感染症対策のために中止または規模
1いじめの早期発見・未然防止 収集後、いじめ対策防止委員会を速やかに開催し、組織的に対応 とを伝えて欲しい。 縮小となっていた体育祭、球技大会、文化祭は予定通り
した。 実施できた。来年度も引き続き生徒の安心・安全を最優
(2)安心・安全な学校生活 A 先して学校行事に取り組む。
・3回の避難訓練を実施し、様々なケースでの避難方法を、教職員お ・今回の学習評価の資料は何事も細かく長文で書かれているが、
2危機管理と緊急時の的確な対応
よび生徒で確認することができた。 簡潔な様式にするだけでも負担や業務を軽減できると思う。先
・全国高総文祭に、今年度は書道部、弁論部門が出場し、次年度は美 生方の仕事内容を精査し、生徒に直接的に影響しないところか
術部が出場予定など、多くの大会で生徒が活躍した。 ら改善に取り組んで欲しい。
(3)部活動の充実 1目標の明確化と計画的指導 ・県高総文祭総合開会式では、音楽部、書道部がパフォーマンスを A
行った。
・部活動の方針、各部の活動計画ホームページに公開した。
・1年生の文理選択指導、2年生の総合的な探究、3年生のキャリア
13年間を見通した進路指導 ・キャリア教育を推進し、具体的には、学校行事やボラン
教育活動全般を通した意識づけ/生徒の主体的進路研究の奨励/ デザイン等を行い、主体的な進路研究につなげることができた。
体系的効果的な
面接
1
・小論文指導/効果的な講習・個別指導の ・夏期講習、冬季講習、3年放課後講習を予定通り実施できた。 ティア活動等を通して多様な仲間や年代とのコミュニ
工夫/面談指導の徹底(二者、三者、四者)/望ましい職業観・ ・難関大学希望者集会を行い、講習を計画、実施した。 ケーションスキルと協力の仕方を学ぶことで人間関係形
勤労観の育成/難関大・医学科志望者への指導力向上 成能力を、総合的な探究の時間の充実により課題解決能
・各学年とも三者面談を実施した。
力を、各種体験活動から得られた学びを次に活かす活動
3 (1)キャリア教育の充実 ・総合型、学校推薦型選抜の志望理由書の作成について全教員で指導 A によりキャリアプランニング能力を育成する。
2新教育課程と大学入試制度研究 し、指導力の向上にもつながった。
・情報が共通テストに導入されることから、教育課程委員会で対応に ・今年度変更した総合型・学校推薦型の指導体制は、基本
ついて検討した。→講習等による対応 的には今年度と同様の体制で行う予定だが、客観的に評
価し、改善すべき点は改善する。
3全教員による”あおもり創造学” ・「はちのへ創造学」として計画し、八戸市内の各事業所の協力を得
ながら実施した。
・PTA健全育成委員会の保護者を中心に、朝の登校時一声運動に参加 ・学校評価アンケートの回答に寄せられた要望事項へは、
1保護者との連携
し、登校する生徒に挨拶をしていただいた。 今後も真摯に対応し、できるだけ早く改善を行う。
(1)保護者・外部への情報提供 B
2学校HPの充実と迅速な更新 ・部活動のページは、速やかに更新することができなかった。 ・ホームページの部活動の情報の更新を速やかに行う。
・PTAの協力を得て、朝の保護者による挨拶運動、イルミネーショ ・PTAの校内研修への参加者が少なかったため、次年度は
4 1外郭団体との円滑な連携
ンの飾り付け、文化祭への参加などを行った。 参加者が増えるよう工夫し、協力してもらえる体制を
作っていく。
(2)地域・関係機関との連携・ ・学習支援ボランティアは近隣の小学校の協力により実施した。
協働 2ボランティア活動の推進
・生徒指導部が中心なり、各ボランティアへの参加を推奨した。 A ・生徒に校外での体験活動を積極的に勧めることで、社会
・書道部、音楽部、演劇部、漫画愛好会を中心となり地域の各種イベ を知り、自分の適性を考えながら主体的な進路の選択に
3人材活用(地域・卒業生) 繋げたい。
ントに協力することができた。
今年度は5月より新型コロナウイルス感染症が5類へ移行したことにより、予定通りに学校行事を実施することができた。実施に当たっては、コロナ禍前に実施していた内容に戻すべきかどうか検討しながら実施してきた。今後も慣例に囚われることなく進めていきたい。このような中、進学校としての責務を果
たすために、生徒の進路志望の実現を目指し、キャリア教育の年間計画に基づいて生徒により高い進路意識を持たせ、学習意欲を高めるために外郭団体や保護者の協力も得ながら様々な進路指導行事を行っていく。生徒指導面では大きな問題もなく落ち着いているが、様々な悩みを抱え登校できない生徒も
(11)総括
複数おり、保護者と情報を共有し専門機関と連携しながら生徒の悩みを受け止め、支援の必要な生徒に寄り添っていく必要がある。また、来年度は普通教室棟改築計画(令和6年度は仮設校舎建設等工事)が本格化する。このことは生徒の学校生活に大きく影響を及ばすと予想される。生徒の安全も考慮しな
がら学習指導、生徒指導、進路指導をさらに推進する。