盛岡第二高校(岩手県)の公式サイト内のPDFをテキストに変換して表示しています。

このコンテンツは、受験生と保護者の皆様の利便をはかるため取得されました。
取得日:2024年03月20日[更新]

最新コンテンツは、下記の公式サイトURLにて、ご確認ください。
志望校の選定など重要な判断の際には、必ず最新の情報をご確認ください。
https://www2.iwate-ed.jp/mo2-h/data/2014/20140625.pdf

検索ワード:学費[  1  ]
[検索結果に戻る]
 
                                  平成26年度           第1回学校評議員会     報告
 
                                                                                 平成26年6月25日(水)
                                                                                 15:5016:50
                                                                                 場所:盛岡二高   応接室
                                                                                 進行:副校長     記録:総務課
 
 
 ○出席者         学校評議員5名      学校職員9名
 ○日        程   14:30 受付       14:45    授業参観       14:50   評議員会(16:50)
 
 
 
 
 1        開会のことば   【副校長】
        職員・評議員      自己紹介
 
 
 2        校長挨拶   【校長】
        学校評議員をお引き受けいただいたことに感謝する。学校の様子などをご報告し、皆様より忌憚のない
      ご意見やご提言をいただければありがたい。学校評議員会は年2回開催の予定で、2回目は2月下旬を予
      定している。 この会は、学校と地域住民、保護者、関係機関の皆様との協働を目的としている。1年間よ
      ろしくお願いいたしたい。
                            (この後、委嘱状交付)
 
 
 3        平成26年度学校概況説明 (質疑含む)
      ア     運営方針について(資料:平成26年度運営方針、経営計画)          【校長】
 (1)学力向上・進路実現            「授業第一」
        教えるべきものをきちんと教える。引き出すべきものを引き出す。 授業力向上とこまめな進路相談が必
      要と考える。国公立大合格者は、かつては100名に迫る時代があったが、今は遠のいている。現在取り
      組んでいる「教えて考えさせる55分授業」の充実を通じて、60名復活を目指す。
 (2)部活動・特別活動等の隆盛              「東北そして全国へ」
        今年度は、全国大会に体操・なぎなた・卓球・箏曲・視聴覚・書道が出場する。この他にも、多くの部
      が県大会の上位に進出している。
 (3)豊かな人間性の育成            「品性を磨く」
        日頃から、品性を磨き、どこから誰が見ても二高生として恥ずかしくない生徒を育てたい。
 (4)開かれた学校づくりの推進              「連携・協働」
        8月下旬に「学校へ行こう週間」がある。ぜひ学校の様子をご覧いただきたい。
 (5)組織力の向上とコンプライアンス
        組織力を向上させ、教師としての責任感と使命感を自覚しながら進めてゆきたい。
      ○「いわての復興教育」の推進
           「自分の身は自分で守る」を基本に防災教育を進めている。復興交流事業などを推進したい。
 
 
      イ     各課の重点目標について        【各課主任】
 (1)総務課
        総務課は生徒には遠い存在だが、生徒や職員の後ろ盾となり、基盤を整える仕事。生徒や職員の状況を
  よく見ながら関わっている。
    諸行事については、特にPTA、保護者との関わりを大切にしている。
                                                                  「白梅振興会」
                                                                              「白梅同窓会」は
  総務課の担当業務である。120周年が3年後に迫っている。これから推進組織を作ることになるが、同
  窓会・PTAと連携を充分に図っていきたい。
    全国高等学校PTA連合会岩手大会が、来年8月下旬に産業文化センターアピオと盛岡市アイスアリー
  ナを中心に開催される。1万人規模の大会となる予定なので、各方面の協力を仰ぎたい。
 (2)教務課
    学力向上を第一と考えている。今年度から55分授業を実施。チャイムからチャイムまでの授業が基本。
  昨年度までの45分授業と比べて10分延びた。その分、中身の充実(教えて考えさせる授業)を図り、
  予習・復習を前提とした授業を展開している。
    生徒には家庭学習等の自主的な取組を促している。将来の進路目標を明確にさせながら、学習意欲を向
  上させていきたい。また、部活動の顧問から学習面でも激励してもらいながら、学習習慣を身につけさせ
  たい。
    6月中旬の前期中間考査では、期間中に多くの生徒が学校に残り、先生に質問する姿が多く見られた。
  しかし、考査が終わるとその様子も見られなくなる。学習時間調査によると、2年生で学習時間が減る傾
  向があるので、頑張らせたい。
    授業力向上に関しては、情報・研究課が中心となって研究を進めている。前期で全ての教員が授業公開
  を行う予定。来年度からの「観点別評価」実施に向けて準備している。
    7 月31日は中学生一日体験入学が実施される。
   【副校長】
    昨年度までは45分7コマの授業。今年度から55分6コマに切り替えた。昨年度末の試行期間を経て、
  スムーズに移行できたが、まだまだ試行錯誤の状態。55分に変更した背景には、学習指導要領が大幅に
  変わり、言語活動や観点別評価が重視されるようになったことがある。10分延びたことにより、小テス
  トやグループワークを行いやすくなった。授業の振り返りも大切にするようになった。
 (3)生徒指導課
  生徒との信頼関係を大切にしながら、次のような方針で取り組んでいる。
  1 生徒規律の確立
    8時15分に着席。この時間に昇降口を施錠し、遅刻者には個別に指導している。
    スマートフォンの使い方について早期に指導している。防犯の意味もあるが、特に人間関係を壊す危険
   について訴えている。
   2 生徒会活動
    学業と部活動との両立が難しいという声が多いが、何とか頑張っている生徒が多い。
   3 安全指導
    今年度から「交通事故記録カード」を持たせている。本校では、例年登下校時の事故が数件発生してい
  る。二高生は事故に遭うと慌ててしまい、適切な対応ができないケースが多い。このカードを利用して、
  適切に対応してほしい。
   【副校長】
    部活動はよく頑張っている。盛岡地区ではどの部もトップレベル。東北大会にも多く出場している。同
  窓会から激励費を頂戴し、感謝している。
 (4)進路指導課
     進路指導課の目標は、校訓のとおり「進取・清楚・強健」である。生徒はコツコツと頑張っているが、
   受け身の生徒が多い。主体的に取り組めれば、もっと進路意識も向上するはず。そのためにタイムリーな
   情報提供に努めたい。進路指導の面では、良いものを次につないでゆく力を強化していくことが課題。今
   年度は、3年間を見通した「進路シラバス」
                                         (指導計画)を作成した。
   【副校長】
    推薦入試に向けて、職員一丸となって親身に指導している。このような二高の良さを生かして、生徒の
  進路実現を図りたい。
    今年度、
          「進路の手引き」をリニューアルした。従来はデータ中心の構成だったが、新たに第二部として、
  学費1一覧、国公立大・私立大の入試のしくみの違い、推薦入試の内容など、大学入試に関する説明を大幅
  に盛り込んだ。また、生徒が自主的に関係書類をコピーして提出できるように、進路関係の「様式集」を
  載せた。もちろん「合格体験記」も掲載。
    「進路シラバス」を利用することで、各学年とも3年間を見通した進路指導ができる。生徒も3年間の
  心構えや、流れがわかる。計画的な進路指導に役立てたい。
 (5)保健厚生課
   1 健康管理。生活全ての基盤だが、受け身の生徒が多い。生徒自身の自己管理が第一目標。
    今年度の健康教室     1年生「食育」(講師:管理栄養士)
                         2年生「性教育」
                                       (講師:産婦人科医)
                         3年生「心の健康」(講師:パーソナルコーチ)
    教員対象救急法講習会(6月12日開催)
    近年、歯科保健に取り組んでいる。二高生は菓子類の摂取量が多く、虫歯の生徒が多い。
                                                                                  「入学のしおり」
  には「昼休みには歯磨きをしましょう!」と明記している。
  2 清掃活動。自分で気づいて掃除する姿勢が不十分。自主的に清掃・美化に努める生徒を育てたい。ペッ
   トボトルの分別処理は、良い習慣となりつつある。学校を挙げて取り組んでいきたい。
   【副校長】
    盛岡市のゴミ分別を学校にいるうちに知り、分別の習慣をつけると良い。進学後は、一人暮らしになる
  生徒も多いので、必要な習慣である。
    菓子類の持込については、中学校ではどうか?
   【評議員】
    中学校では、菓子類は持ってこないよう指導している。
   【副校長】
    高校になると持ってくる。登校の途中で買ってくる生徒も多い。
                                                            「補食」と考えるなら、時と場合と中味
  を考えてほしい。
   【評議員】
    自動販売機では、水とお茶だけの販売とのことなので、問題はおやつと思われる。
  【評議員】
    朝からおやつを食べると聞く。「補食」ということではないのではないか。
 (6)その他
   【総務課】
    主要行事一覧に一部訂正。文化講演会は10月22日(水)に変更。今年は、二高35回生の野田ヒロ
  子さん(声楽家)を講師にお願いした。ぜひご参加を。
 4     協議
      【評議員】
      「交通事故記録カード」の取組はすばらしい。
      【副校長】
        二高生の場合、自転車に係る交通事故が多い。今年は3件で、バスとの事故、他校生との事故、交差点
      での事故。いざという時に活用してほしい。
      【評議員】
        授業態度が立派だった。学校に誇りを持ち、二高の良さをどんどん発信してほしい。
      【評議員】
        二高の前を長年通勤してきたが、生徒の様子を見ていると、現在の二高は大変落ち着いているように感
      じる。小学校でも中学校でも高校でも、自己有用感の低さが大きな問題。自分の学校に愛着を持つことは
      大事である。
      【評議員】
        同窓会としては、過渡期にあると認識している。同窓生たちが経験した古き良き時代と比較すると、女
      子校の立場がとても難しい。先生方も苦労していると思う。今の時代は、社会も女性の力に期待している。
      自立心を持たせることが大切。勉強だけでなく、他の人に頼らないことを教える必要がある。二高生は、
      中学時代のんびり過ごしてきた生徒が多い。たたけば応えてくれるのではないか。
      【副校長】
        「学校案内」をリニューアルした。二高の伝統である「生き方指導」がよく見えるようにした。二高生
      は、元気、活発、自立心旺盛である。この校風で生徒は磨かれてゆく。
      【評議員】
        以前総務課から、地域行事への高校生の参加について提案があった。町内会で議題にしてみたが、なか
      なか意見が出なかった。地域と学校の連携については、小学生は資源ゴミ回収、中学生は歩道の清掃、高
      校生はとなると難しい。逆に、学校から地域に期待するものがあれば教えてほしい。
        「進路の手引き」はよくできている。3年間の行事がわかる。
        経営方針と重点目標には多少違和感がある。たとえば、経営方針にある学力向上について、教務が関わ
      るのはわかるが、他の課はどう関わるのか?豊かな人間性の育成については、各課の重点目標がどう関わ
      るのかわからない。これらについて整理が必要ではないか。
      【校長】
        経営方針は、各課横断的な内容になっている。各課とどう繋がるか整理していきたい。
        学校の中だけでは気づかないことが多々ある。長年地域で二高を見てきた皆様のご意見を、生徒や職員
      にも伝えていきたい。
        お気づきの点があれば、ついでの時にぜひお立ち寄りいただいてお聞かせいただきたい。
        本日は、貴重なご意見を頂戴し、心から感謝申し上げる。次回もよろしくお願いしたい。
 
 
 5     閉会のことば    【副校長】