進路指導 

一女の進路指導

Aim「高い志の育成」と「学力+人間力の育成」

一女の進路指導は、「世界の平和と繁栄に貢献する高い志の育成」と「その志の実現に必要な学力と人間力の育成」の2つを柱にしています。

Base「日々の授業と励まし」

2つの柱の土台にあるのは「日々の授業と励まし」。
生徒は、高い志の実現に向かって、行ける大学ではなく、行きたい大学・学ぶべき大学を目指す… 教職員は、生徒の進路実現の鍵となる「主体的な学び」を育むために、日々の授業を磨き、授業の質を高め、生徒たちの奮闘努力を励まし続ける…

Concept「3年間の一女生活のすべてが進路指導」

「授業」「部活動」「行事」「SSH」「SGH」… 一女の多彩な教育プログラムと、和やかで自由闊達な雰囲気に満ちあふれた校風が、高い志を育む… 生徒たちを「互いに学び・教え合う自走するオープンな集団」へと導き学力と人間力を培う… 生徒たちの「感性と想像力」に磨きをかける…

3年間の学びの段階

  • 1年 「守」 学び方を学ぶ: 一女生としての基礎基本、「型」を身につける。
  • 2年 「破」 学びの質を高める: 「一女生としての型」を礎に、自分の可能性を追求する。
  • 3年 「離」 自らの学びをつくりあげる: 今までの学びをもとに、自分の力で走り出す。

 

Life is like riding a bicycle. To keep your balance you must keep moving. (Albert Einstein)

一女の3年間は、たとえれば「子どもが一人で自転車に乗れるようになるイメージ」… 最初は、後ろを押さえてやるが、乗れるようになってきたら、だんだんとその手を離して、最後は、生徒が自らの力で、人生という自転車を漕いでいく…

Details「進路支援・進学支援」

進路ガイダンスノート,進路通信,面談

一女オリジナルの「進路ガイダンスノート」や、折々で発行される「進路通信」などを活用し、 1年次から計画的にキャリアガイダンスを行っています。また、担任との面談を随時行っています。 面談では進路や科目選択の相談だけでなく、日々の学習や生活についてなど、何でも気軽に相談できます。

OGによるキャリアガイダンス
大学見学会・分野別懇談会(1年)・受験体験講話(2年)・進路懇談会(3年)

講話やパネルディスカッション,懇談会など、卒業生から進路に関する話を伺ったり、相談したりする企画を各学年で実施しています。 多士済々のOGとの語らいは生徒に刺激を与え、自己を見つめ直し、高い志を抱くきっかけをつくります。

受験0学期:大学入学共通テストレベルの到達と志望別研修・入試問題研究ゼミの実施

2年1・2月(受験0学期)には、国・数・英の学力が、大学入学共通テストレベルに到達することを目指します。 また、同時期に実施される「志望別研修」や「入試問題研究ゼミ」では、志望別に分かれて、アドミッションポリシーや入試情報などを共有し、 「共に教え合い・励まし合って“皆で頑張る(受験は団体戦)”」という集団力の大切さを確認します。 日々の授業や定期考査が実際の入試問題に直結していることを体感した生徒たちは、自ら「学びのアクセル」を踏み込みます。


実力養成講座・個別添削指導,自校作成の実力テスト

入試に向けた実戦力の強化を図りたい生徒のために、平日の早朝・放課後,長期休業中に実力養成講座を開講しています。小論文や英作文に加え、数学・理科・社会においても過去問(記述・論述)の添削指導を生徒の希望に応じて実施しています。 各学年,年2回、自校作成問題による実力テストを実施し、基礎の活用力や記述・論述力の伸長を測ると同時に、詳細な分析を行って、授業改善や進学指導に反映させています。また、変化する入試制度に鑑み、全教職員での研修会や学年ごとの情報交換会・検討会を随時行って、状況に即した進路指導・進学指導体制を整えています。



☆ 2020教育改革(入試改革)は、これまで一女が大切にしてきた教育に合致した形での改革

 

2020年度(2021年度入試)から始まる「大学入学共通テスト」において「英語の民間試験活用」と「国語・数学への記述式問題の導入」が共に見送りとなりました。しかし、大学入試において、単なる知識にとどまらない「思考力・判断力・表現力」が、ますます重要となってくるのは言うまでもありません。

一女では、従来から、日々の授業をはじめ、定期考査、実力テストなどの試験においても、国立大学2次試験(記述式・論述式)を視野に入れた「書く指導」をしてきています。さらには、国語の「新書レポート」、英語の「多読指導」・「スピーチコンテスト」、数学の「別解ニュース」、SSH・SGHなどの探究活動を通じて、「思考力・判断力・表現力」を磨く取組も継続して行っています。 また、英語4技能評価については、1学年のうちから民間検定試験の一つであるGTECの全員受験を行うなどの意識付けを図っている他、4技能(5領域)評価に対応できる取組も強化しています。 入試改革ばかりがクローズアップされていますが、実は、これは、これからの時代に必要とされる学力を育成するための教育改革とセットになっている改革です。そして、それは、これまでの一女が大切にしてきた教育に合致した形での改革でもあるのです。