柏の葉日記

冬至

今日は冬至。北半球では日の出から日の入りまでの時間が最も短い日です。当然ですが、南半球では反対に日の出から日の入りまでの時間が最も長い日。ところ変われば・・・。

以前、夏休みに何人かの生徒1たちのオーストラリアでの体験学習を引率しました。メルボルン近郊の町でホームステイしながら、ある私立学校(日本でいう小学生、中学生、高校生が学ぶ学校)での学校生活を体験しました。

朝起きると霜が降りていたり、小雪がちらついていたりしていることもありましたが、冬というよりは雨季という感じでよく雨が降っていました。そして、そんな雨の日の人々の挨拶は、Good weather! 傘をさすこともなく雨の中を気持ちよさそうに歩く人たちもいました。雨が少なく、水が貴重で、水の無駄遣いをしないことがホームステイの大事な約束のひとつになるというところでした。

生まれた国、住んでいる場所によって生活の在り方は違い、大事にしなければならない生活上の約束も当然違います。さらに、人には立場があって、立場によって大事にしなければならないこと、優先しなければならないことは違います。できるからいつでも、何でもしていいということはなく、我慢しなければならないこと、控えなければならないこと、してはいけないこと、すべきこと、しなければならないこと・・・。

今日は終業式でした。高校生にとってとても大切な区切りのひとつです。年末を迎え、新しい年を迎えようという特別な時期でもあります。身の回りはもとより、世界に目を向け、今、今日、現在、地球上でどんなことが起こっているのかを見つめ、そして考えましょう。今の自分にとって大事なことは何か、地球市民として今こそ大事にしなければならないことは何か。