瀧野川女子学園高校
(東京都)の
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取得日:2024年03月22日
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創造性教育の目的は 育 家で あ り 起 業 家で も あった 修科目としています。 チとして採用している
『デザイ
実社会を生きる力の育成 創 立 者・山口 さ とる 氏 の 思い 「創造性教育の目的は、自分が ン思考』
を基礎として、1学年
を 受 け 継 ぎ、現 代に最 も 求 め や り たいこと と
世の中 が 望 ご と に 異 な る テ ー マに 取 り 組
1926
( 昭 和 1)年 の 創 立 られる 創 造 性 と 起 業 家 精 神 を むことをつなげて実現できる み ま す。 各 テ ーマは、生 徒 が
時 よ り、『 真 に 社 会 に 貢 献 で き 育 む 独 自のキャリア 教 育 プロ 力を身につけることです。 創 造 性 教 育に触 れることで 得
る有為な近代女性の育成』
を理 グラム
『 創 造 性 教 育 』を、20 今、
世界中で新商品や新サー ら れる 視 野の 広 が り や 問 題 意
念とする 瀧 野 川 女 子 学 園。教 16 年 度 よ り 中 高 6 年 間 の 必 ビスをチ ームで 創 造 する 能 力 識 の 成 長 に 合 わ せて 設 け ら れ
と、AIに 取って 代 わ ら れ る ています。
こ と の な い 新 しい 仕 事 の 創 出 「中1ではデザイン思考の基礎
が 求 め ら れていま す。そ れ を を身につけ、中2では皆を楽し
教 育 プログラムとして 体 験 す ま せるロ ボット づく り を 通 し
仕事を創り社会に貢献
キャリア教育に革新をもたらし、2022年度『キャリア教育優良学校』として文部
るこ と で、 こ れ か ら の 人 生 を て、人間と先端テクノロジーの
。その本質と内容について聞きました。
『創造性教育』
教室に黒板を設けず、教科学習を含むすべてのカリキュラムで4K大画面ディスプレイとiPad Proなどの先端ICTを活用。
ど う 生 き た いの か?と
その 関係を理解します。
た め に は ど うい う 学 び が 必 要 社 会 との関 わり をより 意 識
なのか?が明確になり、生徒 し始める中3では、自分の興味
ライブ感あふれる双方向授業が同校の特徴です。授業進度や生徒の理解度も格段に向上しています。
が 自 信 を もって キ ャ リ ア ビ を 徹 底 的に掘 り 下 げることで
瀧野川女子学園
ジョンを描くことができます」 世の中 と 自 己の関 係 性への 理
(副校長/山口龍介先生) 解を促していきます。
自 己 表 現 力 やコミュニケ ー 高1では 実 業の視 点 から グ
ション 力、 ビ ジ ネ ス やマ ー ケ ル ー プワ ー クによって 商 品 企
ティン グの 基 礎 まで 学 べる 創 画を練り込み、高2では
『事 業
造 性 教 育 は、教 科 を 横 断 した 化 実 習』
にてグループでの起業
[東京都北区・女子校]
『創造性教育』
多 角 的 な 探 究 学 習であり、同 を 体 験 しま す。各 自 が 組 織の
時に、生 徒 が 自 ら 将 来 を見 据 一員 と な り、オ リ ジ ナ ル 商 品
え る キャリ ア 教 育 に も 有 機 的 の開 発 か ら 販 売 までの プロセ
につながります。 ス を しっか り 経 験 し ま す。そ
科学大臣表彰を受賞した
し て 高 3で は 5 年 間 で 学 ん だ
独自の
「School-pot」へ
生徒の成長に合わせた 経 験 を も とに して、よ り モチ
この学校の
情報は
テーマを設けて挑戦 ベーション 高 く 高 校 卒 業 後の
キ ャ リ ア プ ラ ン を 考 え てい く
創 造 性 教 育では、世 界 的 企 のです」
業の 多 く が 課 題 解 決 や 革 新 的 ここで 得 ら れる 広 範 囲のス
ア イ デア を 創 出 するア プロー キ ル や ロ ジ カ ル な 思 考 力 は、
大 学 入 試 や 就 職 にも 有 利 に 働
「商品の題材は生徒に身近なものが主です。試作品を作りテストすること
で、企画案では見落としていた改良点にも気づき、面白さと同時に社会に
「テクノロジーを知識で終わらせず、実生活に関わるものを、より試行錯誤
する意識と力を養います。毎年4月には、新入生を迎えて学年代表の発表会を
創造性教育では、現実的、実業的な課題を設け、実際に手を動かして社会貢献
くと山口先生は話します。
大学以降の自分のキャリ
にするキャリアビジョンと
“自分が好き
分に求めること”の3つを
“世の中が自
結んで、自分も周りも幸せ
主体となった大学入試に挑
“自分
キャリア計画を立て、
面接
1
『自分の人生を
つくろう』 「 大 学 入 試の総 合 型 選 抜でも、
で成し遂げたいこと”
(山口先生)
その 後 に 経 験 す る 企 業 の 採 用
高3
アをテーマに、
『商品企画コンペティション』
▼
ができること”
試 験 で も、 その 人 が そこで 何
『大道芸ロボットを創ろう』
(山口先生)
みます。
をしたいのか?という明確な
しながら創り上げることがこのテーマの目的です」
意 志 と 自 己ア ピール 力、将 来
実施。ハイレベルな発表に驚嘆の声が上がっています。
向けた商品開発の難しさも実感します」 への計 画 的 な 考 え 方 が 強 く 問
われます。本 校の創 造 性 教 育
で 培った さ ま ざ ま な 力 が、必
ます。グループでのワークショッ
えて、学内企画コンペに挑戦し
デザイン思考を駆使して、自
と世の人々
を結
びつけ、近未来の夢の商品を考
クラス単位での学園祭出展
計画の立案などを経て、試作品
“欲しいけどまだないもの”
ず役立つはずです」
んで自由な発想とプログラミ
本機械学会主催の『ロボッ
トグランプリ』に毎年エント
ボットは、一 般 社 団 法 人日
テストに挑 戦 。製 作したロ
ングスキルを活かし、エン
ターテインメントロボットコン
京工業大学の学生をコーチ
情報科の学習と連携。東
に迎え、生徒がチームを組
実 際、2023 年 度 は 難 関
“つくりたいもの”
づくりにも挑みます。
大 学 を 含 め 受 験 生 の8 割 以 上
リーしています。
が 現 役 で 希 望の 進 路 を 実 現 し
中2
高1
て お り、「 教 科 の 授 業 で は 控 え
分が
プ、
目 な 生 徒 が 創 造 性 教 育の 場 で
が
は目覚ましい活躍を見せたり、
思 い が け ない 才 能 を 発 揮 し た
学で必要な学術的探究心が身につき、社会を別角度から捉えられるように
が社会に出た時に何をしたいか、何ができるのか?”を考える絶好の機会に
「資料作成やプレゼンテーションだけでは頭でっかちになってしまいがちで
をテー
す。イノベーションを起こすためには、実際に手を動かし製作し、試行錯誤
門性を活かし、責任をもって知識や能力を最大化することで社会が成り立
つという実感も得られます。働く人々、保護者への尊敬の念も湧き、“自分
マにした生徒もいました。自分の“好き”や興味を学問につなげることで、大
「資本主義の本質を学び、金融教育にも触れる学びです。各自が自分の専
り、自 分 に 合った 新 た な 進 路
「2022年度は、大人でも答えを出すのが難しい『正しいとは何か?』
を見つける例も多くある」
と山
口先生は表情を緩めます。
『創造性教育』で学ぶこと
専 門 性 を 身 につける 大 学の
したオリジナル商品を、9月に行われる学園祭『あかつき
約15人でチームを組み、各自が出資金を出し合って
さらに改良した商品を、10月のハワイ修学旅行で訪れ
模擬会社を立ち上げ、経営・マーケティング・制作・財務
るハワイ大学にてチャリティーバザーを開催して販売。売
の4部署を編成。力を合わせて自由な発想で開発・製作
学 びへの 強い意 欲 と 社 会 人 と
して 必 要 な 実 業 的 な ス キ ル を
り上げは全額、現地の教育基金に寄付します。
『理想の街を創ろう』
『中学課程修了研究』
生 徒 が 自 らの 内 に 発 見 し、磨
私立中高 進学通信 2023年7月号掲載
6年間の
くこと がで き る 同 校 の 創 造 性
(山口先生)
教 育 は、実 社 会で 生きる 力 を
『事業化実習』
と
調査・分析し、7分間のプレゼン
を徹底的に
校が30年以上継続してきたプ
テーション発表を行うという、同
“好きなもの”
しっかりと養っていきます。
人へのインタビューをもと
にとっての理想の街を
考案します。チームによる
問題や環境問題を考える
フィールドワーク、身近な
ブレーンストーミングや
(山口先生)
“誰
にジオラマを製 作 。社 会
する大切さを学びます」
(山口先生)
を題材に
“すごいと思うもの”
契機にもなります。
で販売します。
山口龍介先生
生徒個人が
“街”
ログラムです。
副校長
もなります」
中1
中3
高2
なります」
身近な
祭』
か”