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取得日:2023年03月22日[更新]

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進藤 寛世

在校9

進藤 寛世

進藤寛世

伸びやかな環境に魅了されて
入学を熱望

父の仕事の関係で、就学前にはアメリカで5年、小学校3〜6年10の3年間はインドで暮らしていました。インドではインターナショナルスクールに通い、多様な友人たちと学んでいました。
湘南藤沢中高を知ったのは、日本に帰国1するタイミングで高校生になる姉のための学校見学がきっかけです。見学について行った私は、バスで広大なキャンパスに入った瞬間に「ここに通いたい!」と思いました。アメリカやインドの広々とした緑豊かな環境の中で育ってきたから、湘南藤沢の伸び伸びとした環境に魅了されたのです。ちょうど、通りかかった在校生たちがとても楽しそうに会話していたこともあって、こんな学校に通えたら楽しいに違いないと感じました。
両親は中学受験に向けて詰め込みの勉強をすることをあまり良しとしないタイプだったので、公立中学校に私を通わせようと考えていたようですが、自分から熱望して受験しました。私立中学に行きたいのではなく、湘南藤沢に行きたい! だから湘南藤沢中等部だけを目指して中学受験に挑みました。実際に通ってみると、学校生活の楽しさは想像通りです。むしろ、想像以上に楽しく充実した日々を送ることができています。

工夫された授業の中から自分の生物への興味を見つけた

通ってみて感じる湘南藤沢の魅力は、まずは工夫された授業。日本の教育は生徒が受け身になっているイメージがありましたが、ここではまったく違います。先生によって多種多様な授業が用意されていて、理科系では実験が多かったりグループワークをやったりと、自分から学ぶ環境がありました。また学年が上がるにつれて、たとえば同じ歴史の授業でも違う先生の違う視点を教わることができて視野が広がります。生徒たちが意見を言い合う雰囲気作りもうまくされていて、休み時間にも自然と授業のことが話題になることが多くて楽しかったです。
自ら「なぜ?」と考えるようになったおかげで、中でも私が興味を持ったのは生物です。高校になってからは特に、生物の本質まで追求できる授業がおもしろくて学ぶ意欲が高まりました。自由課題で『効率的で効果的な記憶の仕方』をテーマにレポートを書いた時に、脳の仕組みの複雑さやその中の小さな欠損も大きな影響になるということを知って、脳の神秘を知りたい気持ちでいっぱいになっています。だから将来は医学部に進み、医療の視点で脳神経を学ぶことが今の目標です。

大切な仲間たちに刺激をもらえる

部活にも打ち込めるのが、湘南藤沢のいいところ。中学では競走部で中長距離とハードル競技に打ち込み、高校では中学にはなかったダンス部に入部しました。ダンス部は夏公演や文化祭などの公演と、県の大会に向けて活動しています。部員全員が、いずれかのダンスの振り付け・衣装・曲決めといった制作を担当することになっていて、私は県大会のダンスの制作を他の3人と一緒に任されました。「和」をテーマに、強さがありながらも可憐な女性を日本舞踊のような動きで表現し、過去最高の10位に入ることができました。みんなとの連帯感と充実感でいっぱいになり、本当に嬉しかったです。
部活の仲間たちはもちろんのこと、湘南藤沢にはいい刺激をくれて成長を促してくれる大切な友人たちばかり。行事なども「面倒くさい」と口では言いながらも、いざやるとなれば上を目指して一生懸命です。みんなとても個性的で、かなり突出した自分なりの魅力を必ず持っていて、「自分には何ができるか」ということを常に考えています。特にコロナ禍で自分に向き合う時間が増えた時には、弁論大会に出たりプログラミングを学んだり、考えて行動に移す姿がありました。それを見ていると「すごいな」と思いますし、自分も努力するモチベーションになりました。

好きなことにチャレンジできる環境に感謝

もともと挑戦することが好きな私が、自分のできることを考えて実際に行動に移したのは、模擬国連への参加でした。学校には挑戦を応援してくれる雰囲気があるので、私の模擬国連への挑戦に対しても顧問の先生をつけてくださいました。サポートも受けたので、「挑戦するからには上を目指したい!」と思って勉強したり時事問題を調べたりして、全国高校生模擬国連大会に出場することができました。出場する生徒たちはみんな意欲的で、自分が担当する国になりきって議論します。私は永世中立国のスイスを担当し、「核兵器の使用について」というテーマの中で、核保有国と核兵器に反対する国をつなげる役割になりたいと考えながら意見を述べました。
もうひとつチャレンジをして印象的だったのが、校内の有志団体である高校生環境プロジェクトでの活動です。はじめは環境問題への興味というよりも、経験を増やしたいと考えてプロジェクトに加入したのですが、やってみると環境問題の奥の深さに気付きました。プロジェクトの中でも独立して他校や外部と交流する「高校生環境連盟」の代表になり、フードロスについて学びを深めた時には、業者さんの立場やフードロスに影響を受ける発展途上国の立場など、観点を工夫してグループワークしたのが楽しかったです。課題を解決するのは簡単ではありませんが、改善するために自分たちがどう行動すればいいのかをまとめて、少しずつ周囲に伝える努力もしています。
こんなふうに好きなことにどんどんチャレンジできるのも、この学校の素晴らしい環境のおかげだと思っています。挑戦に対するサポート環境も、学習環境も、人間関係の環境も、キャンパスの広々とした環境も、すべて整っているからです。その中で多様な考え方に触れて成長できると私も実感していますし、同じようなことを言う友人たちも多くいます。初めてキャンパスに足を踏み入れた時に運命を感じた通り、私にとってかけがえのない学校だったと思います。

私の思い出

私の思い出

驚きと感動でもっと知りたくなった生物の授業

高校の生物の授業は、将来医学の道に進みたいという目標を決定づけるものになりました。人体の神秘に感激して勉強に打ち込み、授業でもらったプリントにもたくさん書き込みをしています。特に、体を動かす複雑なシステムを、神経と脳が一瞬で動かし処理していることを知った時には、驚きと感動があふれました。脳がどんなふうに発達して人間が高等動物になれたのか、それを知るために学びを深めていきたいです。