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取得日:2023年12月23日[更新]

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ホーム進路在校7・卒業8の声冨田 智輝

冨田 智輝

数多くの興味とチャンスを
もらい自分から学ぶことを
楽しんだ学校9

大学10

冨田 智輝

冨田智輝

「最初の一歩」を教えてくれる
楽しい授業

湘南藤沢中高の授業は、どの科目もとても工夫されたものだったと思います。机上の勉強だけに留まらず、日常生活との関連性を感じさせてくれるものでした。また、限られた時間の中で一から十まですべて教わることはできないですが、最初の一歩をとてもおもしろく教えてくれるのです。そのおかげで、勉強に興味が持てるようになります。より深く知りたいと思えば、自分で学ぶ環境も整っているので、好奇心が刺激されることがありがたかったです。
特に印象に残っているのは、5年生で習った世界史Bの授業。歴史にまったく興味がなかった私ですが、大きな流れを捉えて歴史にストーリーがあることを教わり、とてもおもしろいと感じました。
また、一番影響を受けたのは情報の授業です。はじめからタッチタイピングをしっかり教わり、パソコンの扱いに慣れるのはもちろんのこと、インターネットの活用法やパソコンの仕組みまで学びます。
何よりためになったのは、パソコンでできるたくさんのことを、「実践」を交えて教わったことです。たとえば動画編集をやってみるとか、自分の好きなテーマで2ページだけ雑誌編集をしてみるとか、入門的な部分を実践するのです。いろいろやってみて、私は特に動画編集がおもしろいと思ったので、自分で図書館に行って調べながらどんどん詳しくなっていきました。図書館にはたくさんの本があり、いくらでも自分で勉強することができました。

「最初の一歩」を教えてくれる楽しい授業

はじめてづくしの
オンライン文化祭に挑戦

情報の授業がおもしろく、また、所属する水泳部のパソコン好きな先輩から影響を受けたこともあり、パソコンへの興味は高じていきました。私のパソコンの知識が役立ったのが、2020年度の文化祭でした。
文化祭実行委員として、一般セクション(企画・出しもののチェックやアドバイスを担当)のリーダーを務めていたのですが、5月頃にオンラインで開催することが決まりました。オンラインでの文化祭開催は、簡単なことではありません。過去に積み上げられてきた文化祭の体制や決まりごとが、すべて無になってしまうことになります。そして、一からつくり上げていかなくてはならないのです。
一般セクションとしては、企画や出しものをすべてオンラインコンテンツで集めなくてはなりません。それだけではなく、それをサイト上でどう見せるのかも課題となりました。当然、Webに力を入れる必要があります。 そこで、パソコンに興味があって知識も持っていた私が、Web班を設置しようと声を上げました。すると学校側もそれをすんなり認めてくださったので、「チーム冨田」としてWeb担当の人材を募集。集まったメンバーで、オンライン文化祭の重要ポイントであるWebサイトの構築に力を注ぎました。
また、文化祭実行委員としてではなく個人として、友人たち数人と有志で学校のバーチャル空間をつくり、それをオンラインコンテンツの一つとして公開もしました。もともとSFCの大学での学園祭でバーチャル空間が制作されていたのを知り、おもしろそうだと思って自分でも挑戦してみたのです。後輩がつくってくれた動画やモザイクアートなども取り入れて、文化祭で多くの人に楽しんでもらえるコンテンツにする努力をしました。
今までにない形の文化祭を、短い期間で開催準備しなければならない苦労は、今ふり返ってみても大変なものでした。オンライン化にあたってはさまざまな規定をクリアしなくてはならず、その周知徹底やチェックをすべてこなすため、かなりタイトなスケジュールを強いられました。
それでも、やり切って成功した達成感があります。自分がリーダーシップをとって、チームのメンバーと一緒に文化祭を成功させられたことに満足しています。チームのメンバーたちが口をそろえて「楽しかった」と言ってくれたことも、本当に嬉しかったです。

自由な校風と人との
つながりが湘南藤沢中高の魅力

自由な校風と人とのつながりが湘南藤沢中高の魅力

中学受験前に学校見学を兼ねて来てみた湘南藤沢中高の文化祭。それがとても楽しかったので、志望校にした理由のひとつになりました。その文化祭に在校生として自分も携わることができ、例年とは違う形でも無事に終えられたことにホッとしました。湘南藤沢中高の文化祭は生徒主体で、自由な校風をよく表していると思います。
自由であることに加え、「人とのつながり」も湘南藤沢中高の大きな魅力だと感じました。先生や友人たちとのつながりももちろん強いのですが、私は水泳部の先輩方にとても影響を受けてきました。とにかく、「カッコいい!」と憧れる先輩方が多かったです。
たとえば、アメリカからの帰国1子女の先輩に異文化について教わったり、パソコン好きの先輩からパソコンのおもしろさを聞いたり、ただ知識や経験が豊富なだけでなく、それを後輩に伝えてくださる姿勢を持った先輩方を尊敬していました。
特にパソコンは先輩の影響で学びを深めることができ、自分の得意分野となったことを思えば、人とのつながりは大切にするべきだと感じます。

情報テクノロジーを学び、
いずれは教員に

今年の4月からは、慶應義塾大学環境情報学部に在籍しています。6年間通ったなつかしいキャンパスを離れることなく、大学生になりました。環境情報学部は、最新のサイエンス・テクノロジー・デザインを駆使する情報系の勉強ができますが、学問領域にとらわれない文理融合の学部でもあるので、法律の勉強もしてみたいです。
もちろんメインは情報系の勉強で、プログラミングをはじめさまざまな学びを深めていきたいと考えています。情報テクノロジーは世の中に広がっているとはいえ、まだまだ苦手としている人も少なくありません。そうした人々に情報テクノロジーを届け、人間の可能性を広げられることを伝えたいと思っています。
将来は、一旦組織に入って社会経験を積んでから、教員になりたいです。湘南藤沢中高での6年間でいろいろなチャンスをいただき、大切なことをたくさん教わってきたという実感が私にはあります。高いハードルに挑戦するのが好きで、それを見守り支えてくれたのは先生方でした。
自分が受けてきた教育に感謝の思いがあるからこそ、私も教育で人の可能性を広げ、見守ることのできる教員になりたいです。

私の思い出

私の思い出

思考の速さでタイピング

オンライン文化祭の開催に活躍してくれた、私の自慢のパソコンです。実は、キーボードに黒いシールを貼ってあります。情報の授業で「思考の速さでタイピングすることが大事」だと教わり、タイピング力を鍛えられてきました。先生が使っていた無刻印キーボードに憧れ、私も黒いシールを貼って印字が見えないようにしています。