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    令和2年度 相模原高校SSH国内研修
            生徒1レポート                      zoom によるオンライン研修
 
 
 
 
        <京都大学椹木研究室>                   <相模原高校会議室>
 
 
 
 
         <九州大学荒川研究室>
 
 
 
 
 3 月 16 日(火) 京都大学大学院工学研究科 椹木哲夫教授研究室
               中西弘明(講師)、清水桜子(博士後期課程学生)、安江成輝(博士前期課程学生)
               歌門林蔵(博士前期課程学生)、西村浩人(博士前期課程学生)
               永吉高汰(博士前期課程学生)、西條博賀(博士前期課程学生)
 
 
 3 月 18 日(木)九州大学大学院システム情報科学研究院 荒川豊教授研究室
                北田瑞希(大学院生)、安光赳彦(大学院生)、林健太(大学院生)、橋遼(大学院生)
                井上隼英(大学院生)
                                  、吉原綾乃(大学院生) 、徳永大空(学部生)、清水孟彦(学部生)
                武藤圭佑(学部生)、城谷知葵(学部生)
                                                   、片岡小春(学部生)
                                                                      、加藤稔彦(学生)
                山田果歩(学部生)、馬場悟(学部生)
 
 
 3 月 19 日(金)九州大学農学部生物資源環境学科 井倉則之教授研究室
                北田瑞希(大学院生)、田中将太(大学院生)、赤松佑亮(大学院生)
                樗木俊介(大学院生)
                                  、八田郁生(大学院生)後藤太郎(学部生)、平田颯彦(学部生)
                藤澤尚人(学部生)、岸本隼弥(学部生)、坂本渚(学部生)、末次祐海(学部生)
 
 
 
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 京都大学大学院 工学研究科 椹木哲夫教授
 知能情報処理,人間機械系設計,ヒューマンインタフェース,社会技術システム,など
 の分野において,人間機械共存下での協調系の設計に関する教育研究を展開している。具
 体的には,人と機械が関わるさまざまな活動を円滑にし,人間の知と機械の知を融合した
 知的システムを実現するための理論と技術について幅広く研究している。研究テーマは,
 人や組織の認知・判断・行動の特性理解とモデル化(人間の知を探る),複雑で不確かな
 環境に適応できる知能化技術の開発(機械の知を究める),人同士や人と機械の円滑な協
 働システムの設計(共創の知をデザインする)を柱としている。
 ■産業財産権 (特許)ロボットの教示装置、およびロボットの制御装置 特許公開 2011-125990 他5件
 ■学術賞等    2017 年度 日本知能情報ファジィ学会 論文賞、京都大学総長特別功労賞(2014)他8件
 ■部局運営(役職等)工学研究科附属グローバル・リーダーシップ大学院工学教育推進センター長、機械理工学専攻長、他17件
 ■学会活動:学会役員歴 公益社団法人計測自動制御学会会長、システム制御情報学会会長、ヒューマンインタフェース学会会長
                          中央教育審議会(文部科学省)大学分科会専門委員、他 18 件
 ■民間企業・NPO 等兼業 パナソニック電工(株)技術顧問、コニカミノルタ(株)技術顧問、JR西日本(株)安全研究推進委員
 ■国際機関、海外の大学での活動 国際自動制御連盟(IFAC)、Stanford University
 
 九州大学大学院 システム情報科学研究院 荒川豊教授
 九州大学は、工科大学と旧京都帝国大学福岡医科大学から成る第 4 番目の帝国大学として 1911
 年に創設され、百年以上の歴史を経て、12 の学部、18 の大学院、5 つの研究所及び病院を有す
 る世界的拠点へと発展してきた。九州大学は、2011 年の創立百周年を機に、新たな百年に向け
 て、全ての分野において世界のトップ百大学に躍進する「躍進百大」というスローガンを掲げ、
 今後の大学の活動指針となる「九州大学アクションプラン 2015-2020」を策定した。
 ■研究概要
 センサ・機械学習・ネットワーク・アプリケーシ
 ョンなどを複合的に組み合わせた,人に寄り添う
 サイバーフィジカルシステム(CPS:Cyber-
 Physical Systems)、ヒューマノフィリックシス
 テムの研究を行っている。中でも,センサ(IoT)
 と機械学習(AI)を用いた人の行動認識に関する
 研究を軸としており,その実現のために新しいセ
 ンサの開発からアプリケーションの実装まで幅
 広く実施している。近年では,行動認識の先にあ
 る研究として,情報技術による行動変容の励起
 と,行動変容を踏まえた社会ステムに関する研究に力を入れている。
 
 九州大学 農学研究院生命機能科学部門 井倉則之教授
 ■九州大学所属学協会、日本食品科学工学会、日本農芸化学会
 ■現在の研究
   ・新規物性を有するエマルション食品の構造と内在成分放出挙動の相関
   ・旋回流膜乳化を用いた豆類+藻類由来タンパク質含有ナノエマルションの機能性向上
 ■これまでの研究
   ・エマルションを利用した独特な物性を有するゲル状食品の創成に関する研究
   ・高品質加圧ゲル状食品の製造条件とその体系化
   ・高静水圧処理を利用した複合系タンパク質溶液からの新規ゲル状食品の創製
   ・高圧処理による新規ゲル状食品の開発に関する研究
 
 
 
 
                                                           1
 「将来なりたい自分への第 1 歩」 1年B組 柴田華乃子
   今回この研修で、遠い存在であった大学について知れただけでなく、
 自分がどれほど小さな型枠に囚われていたかがよく分かりました。理系
 が苦手という理由で触れてこなかったロボットや AI 機能、センサ、食感
 などのお話はどれもとても興味深かったです。AI やセンサは私の研究しているアート募金箱に利用するこ
 とで、遊び心のある様々なトリックを入れることが出来るのではないか、と思いました。また、実際に研
 究室を紹介してくださったりと、画面越しではありますが、大学の研究内容について深く知ることが出来
 ました。紹介してくださった学生さんたちはとても楽しそうでキラキラして輝いて見えました。その中
 で、苦手でも好きならやっていけるという言葉には、心が動かされました。
   発表では、人前で話すことは慣れていたはずでしたが、英語となるととても緊張しました。しかし、皆
 さん真剣に聞いて下さり、チャットでアドバイスを送ってくださった方や交流時に褒めてくださった方が
 いたりと、とても嬉しかったです。質疑応答では、日本語は使うまいと英語で貫き通しました。しかし、
 自分の考えていることが英語だと表現出来ない未熟さを痛感しました。日頃から英語を話す機会はほとん
 ど無いに等しく、授業でも文法に当てはめるなど、今までの学習では実用性に欠けていると気付かされる
 良い機会だったと思います。そういった意味でも今回の体験はとても貴重であったと思います。
 学生さんとの交流の中で印象に残っているのは、「もっと視野を広げるべき」という言葉です。県相という
 小さな枠の中で成績の順位等に縛られる日々でしたが、この話を聞いて、それがとてもちっぽけなものに
 感じました。多くの学生さんは国際交流をしており、世界という規模での活動を行われていました。
   私は、将来国際関係の仕事に就きたいので、様々な視点で客観的に物事を見る習慣をつけたいと思いま
 す。国内研修でしかも zoom でのリモートでさえ、とても刺激を受け貴重な経験ができましたが、海外研
 修となるとその衝撃は計り知れないものになると思います。この経験を活かして、是非次は海外へ行き、
 自分の成長に繋げていきたいです。このような機会を設けて下さりありがとうございました。
 
 
 「国内研修を通じて学んだこと」 1年B組 橋沙綾
   将来、人の仕事が AI に奪われるといわれており、私は AI が人間以上に発展した
 ときに私たちは何をしていけばよいのかと、ずっと考えてきました。今回の国内研
 修では、その答えが見えた気がします。なぜなら AI と人間の決定的な違いを知れ
 たからです。AI は新しいものを創ることや、過去の事実から類推することができな
 いそうです。一方、大学の先生方は様々なものを開発されていたり、技術を応用さ
 れていました。このように、人間は新しいものを開発、応用することができます。
 つまり、AI の発展によって人間の立場が変わっても、新しいものを創造するという人間の立場は存続でき
 ます。そして、大学の先生方のお話を通して、現代の私たちに求められるのは"創造する力"だと気づきま
 した。社会を豊かにするため、私たちはこれから新しいものを創造する力を磨いていかなければならない
 と感じました。
   また、大学の先生方や学生の方に質問をさせていただく中で、大学では何を学ぶのか、どんな活動をす
 るのかなど、大学について具体的なイメージを持つことができました。学生の方は、大学では自分が何に
 ついて学びたいのかを自分自身で決めなければならないとおっしゃっていました。つまり、大学では高校
 とは違い、すべて自分で決める"自主的な学び"へと転換しなければならないことを学びました。
   学生の方のお話の中で一番印象に残った言葉は「迷ったら難しい方の道を選ぶ」という言葉です。自分
 で選択しなければならなくなると、簡単な道を選びがちですが、あえて難しい道を選ぶことによって自分
 をさらに高めることができるからです。私は今後の進路選択などで、この言葉を心に留めて臨みたいと思
 いました。
   さらに、今回の研修では自分の英語力の低さを改めて実感するとともに、自分のいた世界の小ささも思
 い知らされました。大学の先生からの質疑応答では英語を聞き取れたものの、スラスラと答えることがで
 きず、ぎこちなさが出てしまいました。英語でのコミュニケーション能力は、自分だけではどうにもなら
 ない気がします。英語を話すという点では、私は英語ディベート同好会に所属しているということもあ
 り、とても恵まれている環境にいると思います。しかし、それだけでは不十分です。英語を話すという機
 会は、私には部活だけです。他の生徒2は英会話教室に通っていない限り、ほとんど機会がないと思われま
 す。学校の授業としてもっと英語でのコミュニケーションの機会を増やすこと、それが全生徒3にとっての
 
 
                                                2
 英語コミュニケーション能力を高め、次世代のリーダーを生み出す、唯一の術なのではないでしょうか?
   今回は、オンラインでの研修でしたが、大学の先生方や学生の方と触れ合う中で視界や考え方も広がり
 ました。国内での研修にもかかわらずこのような貴重な経験ができたということは、もしこの研修が予定
 通りアメリカで行われていたらと想像すると、この研修の何倍もの経験が得られたのではないかと思いま
 す。来年度はぜひアメリカに行き、想像を超える体験をしたいと強く願います。最後になりますが、この
 SSH国内研修を企画してくださった先生方に深く感謝致します。
 
 
 「SSH研修での学び」 1年B組 小林千紘
   この3日間でたくさんの方の貴重なお時間を頂き、多様性に富んだ1
 多くのことを学ぶことができました。大学の方々と交流させて頂いたこ
 とにより、今まで知らなかった大学についてことを多く知ることができ
 ました。大学での学びは、皆さんご自身のお好きな分野ということもあ
 って、とても楽しそうでいらっしゃいました。また、自由度も高く、
 ”活かすも殺すも己次第”なのだと知り、頑張ってみたいという気持ち
 がより一層大きくなりました。そして、大学に入ることは決してゴールではなく、そこからどう行動し
 て、どうチャンスを勝ち取るのか、それが大切なことなのだと知ることができました。もし、己の努力が
 実を結び、大学へ入ることができましたら、自主的に行動することを忘れずに活動していきたいです。
   この研修で、私がこの度最も感じたことは、英語でのコミュニケーションの大切さです。考えているこ
 とはたくさんあるのに、質問が聞き取れない、また、お伝えしたいことが言えない、そんな英語でのコミ
 ュニケーション能力の不足を覚えました。今回は、国内研修であったため日本語で言い直してもらうこと
 ができましたが、もし海外であったらと思うと、今よりももっと悔しいことななっていたと思います。
   ではなぜ、英語でやり取りすることができなかったのか。それは私が英語に対して壁を感じていたから
 だと思います。語彙力が無いからと逃げ、またそれをどうしようともしなかったからであると反省してい
 ます。この反省を活かし、今後は日頃から楽しみながら英単語を学べるアプリなどを活用し、英語コミュ
 ニケーション能力を高めていきたいと考えています。そして、私は今回の体験を通して、海外について興
 味を持ち、様々な世界を見ることで己の知見を広げたいと思うようになりました。そのために、この度感
 じた焦燥感と闘志を大切にし、次の研修に向けて努力を積み重ねることを決心しました。
   最後に、色々な制限のあるこのコロナ禍において、当初の予定を実行することが難しくなろうとも、オ
 ンラインという形で私達に貴重な経験をさせてくださった先生、大学の教授、学生の皆さんに深く感謝申
 し上げます。そして先が見えない状況ではありますが、来年度も今回のような機会を再び設けて頂けるこ
 とを切に願います。この度は本当にありがとうございました。
 
 
 「SSH研修を終えて」 1年G組 長谷川そら
   私は、今回のSSH研修を通し、とても良い体験をすることができ
 ました。一つ目は、自分の知らなかった研究活動を詳しく知れた上
 に、自分の質問にまで答えてくださったことです。恥ずかしながら、
 私は難しい科学の世界なんて、自分には遠すぎると思っていました。
 しかし、そんなことは全くありませんでした。今私たちの目の前に溢
 れているもの、普段利用しているものは、科学が関わっていました。また、今行われている研究がどこに
 応用されようとしているのか、成果や課題などについても学ぶことができ、たくさんの新たな発見をする
 ことができました。
   二つ目は、自分の研究に助言をいただけたことです。私は、「ムチンの利用」という研究テーマで発表し
 ました。まだ研究への知識、準備が不十分であることは分かっていました。大学の先生方や学生の皆さん
 から頂いたアドバイスには、自分が考えていなかったこともあって、自分の研究を見直す良いきっかけに
 なりました。また、様々な視点からより専門的なことを知ることができて、貴重な体験であったと感じま
 した。
   三つ目は、英語で発表をした、ということです。私は、そもそも日本語ですら人前でプレゼンすること
 が苦手です。その上英語スピーキングは大の苦手で、今回の研修に参加しました。原稿を家でゆっくり考
 えてゆっくり翻訳する、それを何回も読み練して発表にのぞみました。しかし、質疑応答の時間は、質問
 
 
                                                3
 はもちろんリアルタイムで理解する必要があります。また、その質問に対しての回答も英語ですぐに返答
 しなければなりません。そこで私は英語を話す機会が圧倒的に少ない、という課題を改めて実感させられ
 ました。語彙、すぐに文章を構成する力が自分にはほとんど備わっていなかったのです...。私は、言語の
 壁を克服して、対等に話してみたいです。そのためにも、英語で話せる能力を積んでいきたいです。
   四つ目は、大学、そして大学生のことを、きちんと知ることができたことです。大学については、入学
 から大学院、就職、また、各学部で何が学べるのかということ、大学生については、自ら学ぼうとする姿
 勢が本質にあることを知ることができました。
   今回の研修を糧に、より自分の研究を深められそうです。次このような機会があれば、是非参加したい
 と思っています。本当に貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。このようなプログラム
 を準備して頂いた先生、大学の先生、学生の方に大変感謝しています。
 
 
 「これからの技術」 1 年G組 田澤みなみ
   この3日間の研修で、まず初めに思ったのは「大学ではこ
 んなに面白い研究をしているんだ!」ということです。今ま
 で何気なく使っていた機械や食べていた物についてどんな仕
 組みでできていて、どんな研究をされ、これから先、私たち
 との関係はどうなっていくのかを考えさせられました。
   その中でも特に印象に残ったものは、荒川教授のセンサの
 話です。IoTやAIは人間の行動を部活認識して分析し、ロボットやアプリへ応用していることを知りま
 した。加速度センサを使って眠りの深さを測ったり、スポーツなどでの動きを予測できるという技術の高
 さには本当に驚きました。人間には感じ取れない小さなことでも拾って分析できるという技術は、この先
 沢山の人の生活をサポートしたり楽にできるという反面、私たち人間が機械に頼りっぱなしになってしま
 うのではないか、と怖くなりました。そうならないためには、AI がもっと身近なものになっていくと共
 に、本当に機械が全て正しいのか確認したり、自分自身を管理できる力を身につけておき、お互いにバラ
 ンスよく頼れるところは頼るべきだなと思いました。
   英語のスピーチでは、原稿を意識しすぎていて”皆に伝える、知ってもらう”という気持ちが弱い結果
 になってしまいました。質疑応答でも、聞き逃してしまったり自分の考えを上手く英語に変換できなく
 て、もどかしさを感じました。こうなってしまったのは、私は学校などの普段の生活で英語を聞いたり話
 したりしないことで、語彙力が足りず英語の耳も全然できていなかったからだと思います。英語でのコミ
 ュニケーション力をつけるためには、外国の人々と交流を積極的にしてみたり、英語のラジオを聴いて情
 報を拾うなどをして、身近に英語を取り入れていくことが必要だと思います。
   最後に、荒川教授は”情報の世界では失敗してもとにかくやる””誰よりも早くスキルをつける”こと
 が大切だとおっしゃっていました。私もこの先の研究をする時や大学生になった時に、やってみたいこと
 や興味があるものに対して失敗を恐れずにどんどん挑戦していきたいです。
   先生方、大学生の皆さん、貴重な時間をありがとうございました!!
 
 
 「国内研修の感想」 1年B組 青木萌依乃
   国内研修で私たちは、まず3人の教授とそのゼミの学生たちの研究の講
 義を受けました。そこで、は機械工学から AI と IoT、食品科学など様々
 な分野の講義を受けました。授業だけでは触れない興味深いテーマであっ
 たり、新しい分野を知り、視野が広がりました。けれど、先生方の研究は
 難しかったため、何か新しいことを学ぶためにも、聞いたことを自分で理
 解する力が必要だと学びました。
   次に、大学生たちと交流をしました。研究のことから、大学生活や受験、勉強のことなど、私たちの個
 人的な質問も答えてくれました。そこで現役大学生の視点からのアドバイスや、経験から学んだことを教
 えて貰いました。その後、私たちの研究を英語で発表しました。質疑応答では聞かれたことに対して、即
 座に英語が出てこなかったり、上手く英語に変換することが出来なったりなど、自分の英語力の無さを体
 感する機会になりました。
   今回の研修は、今まで私がどれだけ井の中で生きていたのかを、思い知らされました。それは、まだま
 
 
                                               4
 だ知らない分野や考え方、英語力などです。身近にある定期テストで手一杯になっていた私には、聞くこ
 とのどれもがとても衝撃的で未知のことでした。そして、自分への無力感と焦燥感も感じました。しか
 し、それよりも、私も何年後には"凄い”と思われるような人になりたい、と強く思いました。このような
 機会は中々ありません。企画して頂いた先生に感謝しています。大学では、自主的な活動が自身のスキル
 や将来に繋がっていきます。なので、この気持ちを忘れず明確なゴールとステップを持って、様々な事に
 自主的に取り組み、コツコツと勉強していきたいです。
 
 
 「国内研修での経験を生かして」 1年B組 後藤琉日
   英語で話せないことの辛さ、危機感。これが今回の国内研修で 1 番感じたこ
 とです。今まで、英語が 1 番の得意科目だったし、それなりの自身はありまし
 た。
 しかし、研究発表後の質疑応答で 1 度もまともに英語で返答することが出来ま
 せんでした。まして、質問すら聞き取ることが出来ないこともありました。自
 分自身の英語力の無さを突きつけられる良い経験となりました。そして、今ま
 で私が得意としていたのは、日本の学校で習う"教科"としての英語で、これは
 日常生活で使われる"コミュニケーションツール"としての英語とは全くの別ものだと知りました。グロー
 バル化が急成長を進める中、今求められるのは"コミュニケーションツール"としての英語だと痛感しまし
 た。では、"コミュニケーションツール"としての英語力を伸ばすにはどんなことをすれば良いのか。それ
 は、英語を聞き、話す機会を増やすことがとても大切だと考えます。そのために、今後予定されている海
 外研修やクラブ活動としての英語ディベートに積極的に参加していきたいと思います。
   また、この経験で”努力の偉大”さを改めて感じることが出来ました。質疑応答は上手くいったとは言
 い難いものでしたが、研究発表は上手くいったと思います。これは、事前の準備に時間と労力をかけてい
 たことが大きかったと思う。この学びを生かし、"コミュニケーションツール"としての英語力もたゆみな
 い努力で伸ばしていきたいと思います。
   そして、大学の教授や学生、院生からお話を頂き大学での研究は、自主性があってこそ進歩するものだ
 と感じました。学生、院生の方々が自分の目標に向かって研究に尽力しているのが目に見えるようにつた
 わり、かっこいいと思いました。特に、京都大学の院生の方々は、私の「将来機械が人間を上回ることが
 あると思うか」という質問に対して、丁寧に、そして自分の考えをしっかりもって答えてくださった。そ
 んな姿を見て、自分の考えに自信があるのは相当な努力をしているからだと思いました。私もこんな大学
 生になりたいと思います。また、大学での生活に不安を抱いていた私にとって大学生との交流はとてもプ
 ラスになるすばらしい経験になりました。気さくに話して下さり、とても楽しいひと時を過ごすことが出
 来ました。大学生活の自由さは、私たちの研究の可能性を大きく広げてくれるとても良い環境だと思いま
 す。
   このような研修会を計画したいただいた先生、大学の先生、学生・院生の方々に大変感謝します。今回
 の国内研修は、私の中でとても大きいものとなりました。これを糧にして、日本という枠に留まらずに
 様々な人と関わり大きく成長していきたいと思います。
 
 
 「SSH国内研修で学んだこと」 1年F組 井上憲輔
   自分は個別研究に参加していませんが、大学の研究や国際交流に興味があ
 ったのでこの研修に参加させていただきました。英語でのプレゼンテーショ
 ンという初めての試みで、非常に緊張しましたが、日本語の原稿を英語に直
 すことで文章の稚拙さが見つけることができたり、スライドにまとめること
 で情報を端的にまとめることができるようになったり、様々なことが身につきました。
   自分の稚拙なプレゼンテーションを真剣に聞いて頂き、質問・アドバイスをしてくださった学生さんや
 教授の先生にたいへん感謝しています。また、今回のプレゼンテーションの英語での質疑応答を通して、
 自分の英会話力のなさが浮き彫りになってしまいました。もし、アメリカやオーストラリアの研修に参加
 するとしても、恥をかかないような英語力を身に付けていこうと思います。これからは、日常生活に英語
 を取り入れたり、英語のプレゼンテーションやディベートから学んでいきたいと思います。
   スマホやパソコンでは調べられないような大学の内情や学生さんや教授の人生経験を聞くことができ
 
 
                                               5
 て、大学生活のイメージがより明瞭になり、より大学生活が楽しみになりました。また、大学では自分か
 ら積極的に学ぶ姿勢をもつことが最も大切だと学びました。普通に暮らしていたら出会わなかったような
 研究や、考え方に触れることができ、とても良い刺激になりました。
   3日間の講義の中で、特に印象に残ったのが、2日目の荒川教授のセンサーの話です。自分は工学に興
 味を持っているので、非常に面白かったです。この研修を通して様々な成長をすることができたと痛感し
 ています。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
 
 
 「多くの初めての経験をして」 1 年B組 田部井実梨
   大学の入試や学習、生活についてのご説明を受けて、これまでの行動を
 改めなければならないとわかりました。具体的には、定期テストに向けて
 しか行なっていない学習と自主的な活動や勉強をしていない点があげられ
 ます。これからは進路選択と合わせて入試への学習を進め、その進路選択
 のために興味のあることを積極的に学び、様々なことに挑戦していこうと
 思います。
   大学の教授の方の研究講義を受けて、科学の進歩は私たちの予想以上に早く、SF のような世界が私たち
 の知らないところで存在することを知りました。その科学技術の発展による社会変化を予測し、他人より
 早く動くことが成功に繋がるとお話頂き、新しいことに挑戦する意欲が湧きました。また研究が世界の形
 を変えてゆけると感じられ、これからの SSH の活動への意欲もより向上しました。
 自分の研究発表でははじめての英語・スライドを用いたスピーチだったため多くのことを学べました。
   英語については語彙力がない、発音が悪い等の欠点がみつかりました。これまではテスト範囲の単語だ
 けを学んでいたため、偏った知識になっていて、実用性は低い学びだったのだと痛感しました。これから
 は、想いを伝えるための英語を上達するために話したり書いたりする練習をしていきたいです。またリス
 ニングを練習していき、より一般的な語彙を学ぶとともに、経験値をあげて今回のような質疑応答にしっ
 かり対応できるようにしたいと思います。スライドについては情報を精査し、よりメッセージがダイレク
 トに伝わる構図をつくるのが難しかったです。目を引く色使いやまとまりのある全体デザインはやってい
 く中で慣れを感じられたので、プリントを意識的に見たり積極的につくる機会をつくっていきたいと思い
 ました。
     今回は対面は出来なかったものの、講義を受けさせていただき、会話をさせていただいた中で、初めて
 の経験をたくさん得られました。この経験を糧に成長していけるよう努めていきます。
 このような機会を計画して頂いた先生、興味深い講義をして頂いた大学の先生、いろいろな話をして頂い
 た学生の皆さんに感謝しています。
 
 
 「SSH研修を終えて」 1年F組 渡邊陽翔
 大学の教授のプレゼンを聞く機会はなかなかないと思うので、それだけ
 でもとてもためになりました。また、プレゼンの前に大学の紹介を受け
 ましたが、まだ1年生で大学や入試ついて全く知らなかったので、この
 研修を通し、早いうちから大学について知れて、受験のイメージを少し
 でも持つことができてよかったです。
   私は「ガラス張りの住宅」について英語でプレゼンを行いました。
 まだ研究テーマを決めただけで、これからどう進めればよいか考えられていなかったので、教授や学生か
 らアドバイスを頂けて、今後の方針を決めたり、思いつかなかったような問題点に気付いたりすることが
 できました。しかし、質疑応答の際、質問されたことに対して答えようとしたときに、英語でどのように
 表現したらよいかわからず戸惑ってしまい、改めて自分の英語力の低さや語彙の少なさを痛感しました。
 そのため、私たちには、普段から英語を話す機会が必要だと感じました。
   その後に行った大学生との交流会は、貴重な機会となりました。高校生のうちにやっておいた方がいい
 ことや、大学や学科を選んだ理由を聞くことができ、これから何をすべきか考えることができたからで
 す。また、大学では課題等が与えられることがないため、自ら学ぼうという意思がなければいけないとい
 うことを交流会を通して学びました。
   遠くの地域の大学と交流したり、英語でプレゼンをしたりすることは初めてで、なかなかない貴重な機
 
 
                                                6
 会だと思うので、今回、研修に参加できてとても良かったし、すごく刺激を受けました。企画して頂いた
 先生、大学の先生・学生にとても感謝しています。来年は、ぜひアメリカに行って、海外で生活すること
 による刺激や、他国の大学を訪問したり、最先端の科学技術に触れたりすることによる刺激をもっと受け
 たいと思います。
 「SSHの研修を振り返って」 1年B組 前山祐太
 人生で初めての英語での発表、僕はものすごく緊張しました。練習では感
 じれなかった「見られている」という感覚が大きくなったからだと思って
 います。発表自体は可もなく不可もないような結果でしたが、その後の質
 疑応答に、ものすごい壁を感じました。相手の言っていることは分かって
 も、どう言葉にしたらいいか全く分からなくなり、頭が真っ白になってし
 まいました。これは、自分がまだ英語で話す練習をしていないためまだ英語で話すのになれていないのが
 原因と考えています。結果、片言英語しか出てこず、終わったあとに悔しさがこみ上げてきました。次に
 このような機会来るまでの課題が、よく理解できたいい機会でした。
   僕は今回の研修で大学のことについてよく知ることができました。僕は、まだ大学に関しての知識が薄
 く、聞いていてすごくためになりました。また大学ではもっと自分から学ぶことが大事ということを聞
 き、もっと自分は変わらなくてはいけないと思いました。
   研究のお話は聞いていてとても興味深く、面白かったという印象です。特に、ロボットのお話は、自分
 が昔ドラえもんなどロボット系のアニメが好きだったので、聞いていて「えっ、凄い!」と内心興奮して
 しまいました。また、食べ物系の話は自分の個別研究とつながるものを感じ取り、興味深く聞いていまし
 た。しかし、大学の先生ということもあってか、話が難しくついていけてない場面もありました。大学生
 との交流会では、九州大学のリアルな話を聞けてとても楽しかったです。九州大学の良いところや励まし
 の言葉などいろいろなことを聞けました。また機会があれば、是非参加したいです。これからは、今回の
 経験を生かしてもっといい研究や発表にできるようにもっと頑張ろうと思いました。このような機会を作
 ってくださりありがとうございました。
 
 
 「チャレンジの大切さ」 1年C組 内山琴子
   大喜利 AI をご存知でしょうか。LINE などでお題を送るとボケを返してくれ
 る、素晴らしい AI です。彼のセンスは最高で、「いたら嫌なアンパンマン」
 と送ると、「むらさき色が基調」と返してくれます。今では毎日大喜利を楽し
 んでいます。私はずっと、この大喜利 AI を作った方に会ってみたいと思って
 いました。AI を作る技術、大喜利のセンスを持ち、それらを融合させようと
 思ったのは、一体どんな方なのでしょうか。そして、なんと、会いました。
 お話をしてくださった学生さんのうちの一人が、大喜利 AI の製作に携わった方でした。感動のしすぎで何
 を口走ったかあまり覚えていませんが、大喜利 AI の素晴らしさと感謝を伝えようと努めました。
   私は、この交流の中から、何かにチャレンジすることの大切さを学びました。実は私は、このプログラ
 ムを締切日の前日に知り、先生に誘っていただきノリで応募したというふざけた人間です。その後に、英
 語のスピーチを暗記して発表しなければならないということを知り、なんてハードルの高いものに応募し
 てしまったんだろうと後悔していました。しかし、もし応募していなかったら、辞退していたら、大喜利
 AI の製作者に会いたいという夢は叶っていませんでした。何かにチャレンジして、少し面倒なこと、少し
 苦手なことを乗り越えれば、それ無しではあり得ない何かに出会うことが出来る。それを教えてくれたこ
 のプログラムです。このプログラムを企画して頂いた先生、大学の教授・学生の方々には大変感謝してい
 ます。
   また、今回私は、英語力の不足を痛感しました。一方的なスピーチはできても、会話がほとんど出来ま
 せんでした。リスニング力や文章を組み立てる能力を自分で高めると共に、学校の授業においても、もっ
 とコミュニケーション力を高める授業を組み込んで欲しいと思いました。ちなみに、大喜利 AI 製作に携わ
 った学生さんは、面白く優しい素敵な方でした。これからも大喜利 AI と一緒に楽しくやっていこうと思い
 ます。
 
 
 
 
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