御挨拶 〜われ学ぶ みすずの心〜
本日は長野県松本美須々ケ丘高等学校のホームページをご覧いただきまことにありがとうございます。
本校の歴史は、明治42年4月の長野県松本市立女子職業学校(後に長野県松本市立高等女学校)の開校まで遡り、同校と、昭和16年創立の長野県松本市立中学校、昭和19年創立の長野県松本市立女子商業学校の3校が、昭和23年の学制改革を機に統合し長野県松本市立高等学校となり、その後昭和29年4月に県立高校として移管されて現在の長野県松本美須々ケ丘高等学校となりました。
令和元年に学校創立110周年を迎え、これまでに3万5千有余名の有為な卒業生の方々を輩出してまいりました。令和5年度は創立114年を迎えます。
現在は各学年とも全日制普通科7クラス、全校で約830人の生徒の皆さんが学習、部活1動、生徒会活動等充実した学校生活を送っています。
生徒の皆さんは、本校で学び身につけるべき資質や能力を、校歌の一節を踏まえて「みすずの心」と呼び、大事に継承してきています。
本校の校歌の作詞者は昭和の代表的な文学者である佐藤春夫氏であり、校長室には氏の自筆稿を掲げてあります。校歌の1番ではみすず(すずたけ)の姿をモチーフに、驕ることなく謙虚に粘り強く努力し真実に生きることを、2番では情操(なさけ)と知性(ことはり)を兼ね備えた人としての道を追求して友愛に生きることを謳っています。
私たち教職員は、すべての本校生徒の皆さんが伝統の「みすずの心」を高校生活で学び、心身ともに健全で情操と知性にあふれた人間性豊かな若者として成長するための支援を最大のミッションとして考えています。
今年度も教職員一丸となり生徒の皆さん、保護者の皆様、同窓生の皆様、地域の皆様のご期待に応えるよう力を尽くしてまいります。
皆様方におかれましては、今後とも本校教育活動に対しまして格別なる御理解と御協力を賜りますよう衷心よりお願い申し上げ御挨拶とさせていただきます。
令和5年4月
長野県松本美須々ケ丘高等学校長 久保村 智