(様式 1)
令和2年度入学生 キャリア教育全体計画
学校番号 52 学校名(課程) 岡谷南 高等学校(全日制)
1 全体目標
○ 将来において、社会の一員としての自覚を持ち、仕事等を通じて社会に貢献することのできる人材の育成を図る。
2 現状・課題
・将来の自己実現に向けて、今後の進路1についての具体的なイメージをいかに高めていくかを考えさせたい。
・就業体験や地域におけるボランティア活動等を通じて、学校生活以外から学び取ろうとする意欲を高めさせる必要がある。
3 つけたい力
【基礎的・汎用的能力】人間関係形成・社会形成能力、自己理解・自己管理能力、課題対応能力、キャリアプランニング能力を含める。学校で言い換えた力でもよい
a 人間関係を円滑に進め、他者との調和を図ることで、人の心を大切にする能力
b 課題を見いだし、問題解決に向けて、結果を予測し修正しながら、周囲と協力していく能力
c 社会生活や仕事に必要となる一般的な基礎的な知識や今後の社会に必要となる新しい知識を学ぼうとする意欲
4 内 容
指導項目 指導方針 〈対応する項目〉
1 自己の在り方、生き方を考え、社会 ア 高校 3 年間の学校生活全体をキャリア教育の場と捉える。生徒にも意識させる。
参加の意識を醸成する。 イ キャリア教育の連続性を意識し、3 年間を系統的なスタンスで指導を行う。
2 仕事や社会で必要となる力(基礎的・ ウ 講演会や就業体験活動等は事前・事後指導、特に振返りと身についた力(基礎的・汎
汎用的能力)を育む。 用的能力)の確認をする。〈2,3〉
3 様々な学習や体験を通して勤労観、 エ 年度末に評価(教員、生徒自身)を行い次年度の取組や指導に生かす。
職業観の形成を促す。 オ 社会や世界の様々な現実や課題、人間の生き方について考えさせる。〈1〉
4 卒業後の進路2を選択し、職業を通し カ 知識、技能の習得と思考力、判断力、表現力等の育成のバランス、言語活動の充実
てどう社会と関わり、どう生きたいの を図る。高校で学習内容と社会の関係性を意識させる。〈2,4〉
かを構想し続ける力を育む。 キ 家庭や地域社会、産業界等の力を活用する。就業体験活動等、地域社会での体験活
5 多様な分野で活躍する。 動を推進する。 〈2,3〉
指導場面等 指導計画・キャリア教育の視点等 〈実施学年〉
・思考力、判断力、表現力を育成するため、意見交換、課題の発見と解決、意見発表、グループ討議等
教科の授業 双方向型、協働型の活動を導入
・授業内容を、身近な事象と関連させながら、社会全体の情勢についての理解を深める。
・「探究」という活動を理解し、その方法を身に付ける」 (1 年)
総合的な探究の時間
・「自己についての理解を深め、平和について考える」(社会にどう貢献すべきか探究する) (2年)
(こまくさ探究タイム)
・「進路3を通じて将来の自分への展望を持つ」 (就きたい職業を考え、進路4実現に努める)(3 年)
・生き方・進路5を考えるための講演会、小論文指導等(1,2,3 年)
特別活動 ・1年 勤労観、就業観の形成を促すための先輩の講話・大学見学
・2年 講演会、職業講座 ・3科目選択、進路6の研究と選択 ・将来設計、目標の確立
校外の体験活動 ・就業体験活動 <1,2,3 年希望者> 、大学見学<1年>、大学説明会・オープンキャンパス参加〈2年〉
(就業体験活動等) ・看護体験、福祉施設体験、ボランティア、オープンキャンパス参加(希望者)(1,2,3 年)
・社会貢献するための方法を探究(総合的な探究の時間)(2年)
地域や産業界等との連携
・生徒講演会、教員研修 (1,2,3 年)
・生徒、教員アンケート、面接等で生徒の変容とキャリア教育の取組を評価し次年度の改善に反映
評価
・県教委の実施する「生徒意識調査」の活用 ・キャリアポートフォリオ、キャリアノートの研究
中学校との連携 ・高校入学までのキャリア形成の振返り(入学時) ・学校説明会で高校のキャリア教育を説明
(指導の継続性) ・市内の中学校との連携事業でのキャリア教育説明 ・キャリア教育担当者の中高連絡会開催
・キャリア教育推進委員会(委員長、教頭、進路7指導、各学年、教務、生徒指導等の代表)
校内の推進体制
・全教職員で推進し、特に各学年HR担任はキャリア教育推進委員会と緊密に連携をとる。
・中学までの自らの学習状況やクラブ活動・課外活動の振り返りと自己評価(1学年)
キャリア・パスポートの
・自身の学習成果・クラブ及びホームルーム活動・課外活動に関する自己評価(2学年)
取り組み
・将来の進路8をイメージしながら、学習状況や課外活動を振り返り、今後の進路9選択に役立てる(3年)
5 学年別指導計画
1 年 2 年 3 年
○自己について考える ○社会全体の在り方について考える。 ○将来の具体的目標を立てる。
目 ○進路10の研究、大学・職業について考 ○生徒会・クラブでの役割を考える。 ○就きたい職業を考え、それに向けて
標 える。 ○進路を研究し、選択する。 進路実現をめざす。
〇テーマ『適性の発見』 〇テーマ『社会の中で生きる自分探し』 〇テーマ『自己実現』
主
○高校生活への適応、仲間づくり ○修学旅行やこまくさ探究タイムを通じ ○進路実現までの具体的な目標設定、
な 〇こまくさ探究タイム 社会問題や平和と関連させて自身の生 計画及び課題の明確化
取 ○ようこそ先輩 き方を考える。 (総合的な探究の時間) ○「進路を考え、実現のための手段を
組 ○進路研究と大学見学及び職業研究 ○オープンキャンパス 学校説明会 考える」(総合的な学習の時間)
評 ・生徒意識調査(県教委) ・生徒意識調査(県教委) ・生徒意識調査(県教委)
価 ・教職員アンケート ・教職員アンケート ・教職員アンケート ・進路状況
年間指導計画と各取組の関連 *就業体験活動、校外活動は□で囲む
教 科 総合的な探究の時間 特別活動 その他 (面接・評価等)
4 学習オリエンテーション こまくさ探究タイム 進路希望調査 新生活開始に際して面談
5 地歴公民 アジアの産業について STEP1「演劇製作」 これまでのキャリア形成の振返り
6 国語「羅生門」職業等幅広く社会に STEP2「課題探究演習1」 生徒会委員・学級の係分担の決定
ついて考える 保護者懇談会(三者)
7 生物基礎「生態系とその保全」 進路・生活全般について
問題解決能力の育成 文化祭・文化祭講演会
1 夏休み 課外活動の研究 ボランティア活動、看護福祉体験(希望者)
国語 ジュニア新書 職業観の育成 オープンキャンパス
年 9 国語「交換は楽しい」 STEP3「課題探究演習2」 生徒会新役員の選出 9 課外活動反省
フ゜レセ゛ンテーション力を養う 10 諏訪工業メッセ参加 8 学習合宿 卒業生との座談会
10 地歴公民 近現代の歴史概要 大学説明会 2 年次科目選択説明 文系・理系講座選択の面接
12 数学「データの分析」 作業力・解釈 STEP4「自分新聞作り」 「文系・理系」講座の選択 保護者懇談会(三者)
力育成 1 年間の探求学習の総括 11 大学見学 生徒意識調査(県教委)
小論文指導・2年次の展望 進路希望調査 「ようこそ先輩」 個人面接、教職員アンケート
春休み ボランティア活動、看護福祉体験(希望者) 年間評価、次年度の計画
4 情報「リテラシー」分析、判断力育成 こまくさ探究タイム 年度当初の進路指導・面接
コミュニケーション英語II STEP5「修学旅行を通し社会問題 4 看護体験希望者等確認
職業観・地域理解の育成(通年) 平和問題について考える」 保護者懇談会(三者)
7 世界史「国民生活の変化」 文化祭・文化祭講演会 進路・生活全般について
職業観・地域理解の育成 オープンキャンパス・大学見学事前指導 大学説明会
文化祭関連((地域への呼びかけ)
夏休み ボランティア活動、看護福祉体験(希望者)、
2 オープンキャンパス・大学見学
9 地学基礎「地球環境」 生徒会新役員の選出 二学期当初の進路面接
年 問題解決能力の育成 修学旅行事前指導2(地域の比較 3 年次科目選択
10 日本史 古代日本の変容 修学旅行 (沖縄を予定) 修学旅行の反省・総括
自然・歴史・文化・産業・外交)
12 国語・情報 「レポートの書き方」 10 諏訪工業メッセ参加 保護者懇談会(三者)
自己表現力育成 終了後 ⇒事後指導・課題研究 12 修学旅行まとめ
1 小論文指導 自己表現力育成 STEP6「未来新聞作り」 生徒意識調査(県教委)
2 生物「生態系」 小論文指導・三年次への展望 進学研究6,職業研究6 面接 進路・生活全般
問題解決能力の育成 教職員アンケート
春休み ボランティア活動、看護福祉体験(希望者) 年間評価、次年度の計画
4 こまくさ探究タイム 4 看護体験希望者確認
現代文 STEP7「自己実現」 6 進学研究,職業研究 就職指導
進学指導
コミュニケーション英語III 志望理由書の完成 7 企業見学
職業観・地域理解の育成(通年) 【3 年次の進路計画】 クラブ活動引き継ぎ 保護者懇談会(三者)
教養現代文 進路ガイダンス 文化祭 ・文化祭講演会
3 自己ピーアール文の作成 ライフプラン作成(将来を見据えた職業
7 政治経済 日本経済の構造 選択)
年 8 日本史 明治大正期の経済 受験校 希望就職先の決定(企業見学)
夏休み 大学研究・企業研究 → 職場見学、オープンキャンパス(希望者)
9 政治経済 消費者問題 試験に向けての取り組み 進学研究,職業研究
11 教養現代文 面談・進路決定者生活指導
小論文演習 労働出前講座(行政機関に依頼) 生徒意識調査(県教委)
12 日本史 戦後の日本
1 センター試験 演習問題 「卒業に向けて」 「3 年間を振り返って」 2 ビジネスマナー(講演会) 教職員アンケート
レポート作成 3 卒業式 進路状況まとめ、
3年間の評価