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SSH研修 - 長野県諏訪清陵高等学校

学校


〒392-8548
長野県諏訪市清水1-10-1
電話:0266-52-0201
FAX:0266-57-2426

 
COUNTER439513

校内ルール

飲酒運転及び生徒に対する「性的行為」を防止・根絶のための校内ルールを策定しました。
飲酒運転防止・根絶のための校内ルール | 児童・生徒に対する「性的行為」根絶のための校内ルール
 

振り込め詐欺等にご注意ください

卒業生や家族を狙った「特殊詐欺」「業者による悪質な勧誘」等が多発しているようです。ご注意ください。
諏訪警察署からの注意喚起です。下のPDFファイルをクリックしご覧ください。

 

海外研修

2019年3月3日(日)〜10(日)
SSHアメリカ合衆国海外研修

アメリカ合衆国海外研修に2年生15名が参加しました。
本校SSH重点枠のテーマ「ものづくり集積地諏訪に立脚した課題発見能力と独創的発想力の育成」
に基づく研修です。事前研修では、六本木のグーグル・ジャパンや諏訪のエプソン本社を訪問したり、
「諏訪をもっと面白く」というテーマでチームで課題研究に取り組んできました。
課題研究のタイトルは
「諏訪の温泉の新たな利用方法」
「観光サイト『ぐるっとスワ旅』の作成」
「街歩き観光支援アプリ『すわあるく』の開発」
現地での英語プレゼンを目標に練習を重ねました。

1日目
成田空港からロサンゼルスまで12時間のフライト。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校で昼食をとりました。
日曜日で学生も少なく、キャンパス内をゆっくり散策しました。
長距離移動で心身ともに疲れていたので、早めにホテルに戻り休息をとりました。


2日目
午前にエプソンアメリカのロングビーチオフィス、午後にカーソンの同社物流センターを訪問しました。
オフィスでは社長のキースさんにプレゼンをしていただき、諏訪で誕生したエプソンがアメリカでどのように
事業展開しているのかといった内容を、わかりやすい英語で話していただきました。後半はオフィス内を案内
していただき、アメリカでの働き方や仕事に対する考え方を紹介していただきました。


昼食をごちそうになった後は車で20分ほど離れた物流センターへ移動。内部は複数の部署に分かれており、
倉庫部門、印刷部門、ロボット部門の3箇所を見学しました。印刷部門ではTシャツ印刷のデモを見せてもらい、
本校校章をプリントしたTシャツをお土産にいただきました。3部門ともに、日本などで作られた製品を輸入して
そのままアメリカの顧客へ販売しているのではなく、顧客ニーズに合わせてカスタマイズする苦労などを学びました。

3日目
午前は学生向けにSTEM教育を提供しているNPO団体のピーブイネットを訪問しました。
代表のテッドさんに「3Dプリンターなどの新しい技術がどのように世界を変えているか」という内容のプレゼンを
していただいた後は、3Dプリンターでネームタグの作成実習。英語での説明を聞きながら、PCで3Dモデルを作成し、
プリンターで出力して持ち帰りました。想像したものがすぐに実物となって出てくる体験は新鮮でした。
午後は飛行機でサンフランシスコへ移動しました。

4日目
日本から来ていただいたグーグル・ジャパンの杉浦さんの案内でグーグル本社を訪問しました。
午前はグーグルのサービスを紹介している「グーグル・クラウド・スペース」へ。4週間前にできたばかりの建物で、
一般人での訪問は我々が初めてでした。
グーグルが社会のさまざまな課題を解決するためにどのようなサービスを提供しているかがモデル展示されていました。

社内カフェテリアで昼食をごちそうになったあとは、社員の方3名に向けてチームごとに英語でプレゼン。
どのチームも「面白い発想だね」と感想をいただきました。
後半は教育部門のダンさんに「グーグルがどのように教育的課題を解決しようとしているか」という内容でプレゼンを
していただきました。プレゼン後は活発な質疑応答となり盛り上がりました。



5日目
午前にデザインテック高校を訪問し、事前に3回ビデオ交流をしていた高校生と交流をしました。
ペアになって現地生徒と一緒に授業を受けたり、即席でレーザーカッターで彫刻作成をしました。
昼食後は現地生徒に向けて2度めのプレゼン。
プレゼン後、PC画面を覗き込んで一緒にプレゼンを修正する姿が印象的でした。

午後は起業家と投資家が集まるプラグ・アンド・プレイへ移動。
商談が活発に行われている現場を見ながら、どのように新規事業が生まれるのかを聞いたり、
研修で日本から来られている方の生の声を聞き、シリコンバレーの起業家精神を学ぶことができました。


6日目
スタンフォード大学を訪問。
前半は「人類遺伝学にコンピュータで挑む」というタイトルで研究者の谷川洋介さんに講演をいただきました。
研究内容の説明に加えて、高校生へのメッセージも多く発していただき、講演後は活発な質疑応答になりました。

後半はスタンフォード大学生とキャンパスをめぐり、広大なキャンパスに圧倒されました。
また、dスクールではアイデアを形にするプロジェクトが実践されている様子を見て、デザイン思考を学ぶことができました。
現地でのアウトプット重視の研修で生徒は大変だったと思いますが、日に日に成長が感じられて、非常に刺激的な内容の濃い研修となりました。今後は、チーム課題研究の質を高め、成果を諏訪地域に還元できるようにしていきたいと考えています。

 

宿泊研修

2022年12月4日(日)〜5日(月)
信州大学連携講座 遺伝子解析実習
信州大学上田キャンパスにおいて,松村英生教授・小笠原寛准教授に実施していただきました。
参加者は15名で、テーマは昨年度と同様の「16SリボソームDNA配列を用いた環境中の菌叢(きんそう)解析」。
初日の前半はDNA解析の歴史や理論を講義していただきました。



















後半には実験室に移動してグループ毎に持参した環境水からバクテリアのDNAを精製・培養。3人の大学院生のみなさんにマイクロピペットの使い方から丁寧に指導していただきました。

























































最後にPCR装置に試料をセットして1日目は終了。






































2日目はまず培養が適切に行われたのか電気泳動法でチェック。

























































最後に,バクテリアの種類や量をデータ化するためにDNAシークエンサーにかけます。一般的にはDNAシークエンスは研究室に設置した大型装置で行うそうですが,宇宙ステーションでの実験が可能なほど小型の装置が開発されたことで,サンプルを研究室に持ち帰ることなく,現地での解析が可能になったとのこと。松村先生も研究に使用しているという最先端の手法です。今回はナノポア社のMinION(ミニオン)という装置を用いて遺伝子の解析を行いました。



















解析に少々時間がかかるとのことで,解析結果を待ちながら施設内を見学しました。繊維学部の遺伝子実験支援部門には生物学の研究や解析に必要な機器がほとんどそろっており,また危険な病原菌を扱うことのできる特殊な部屋も完備されているとのことで,参加生徒は驚いていました。






































実験室に戻り解析結果を見てみると,2日がかりで精製・培養したDNAが教卓上の手のひらサイズの装置で解析され,データ化されていく様子に皆感動していました。また,データはオンラインで即時見ることができるため,解析されたDNA配列をデータベースサイトで照合してバクテリアの種名を特定したり,バクテリアが何種いたのか,それらの系統樹上での位置関係はどうかなども確認することができました。



















実験も理論も非常にボリュームのある実習となり,学びを深めることができました。




















2022年5
月21日(土)〜24日(火)
沖縄研修
当初2年生(令和3年度)の3月に予定されていましたが,コロナ感染拡大の影響で3年生(令和4年度)の5月に延期して実施しました。
16名の参加生徒は事前ゼミで諏訪湖の御神渡りと気候変動について学んだり,海洋生物についての英語論文をグループで読みスライドにまとめる活動を行いました。
研修当日は琉球大学の中城村養殖技術研究センターや熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設を訪問し、3グループに分かれて海洋生物を対象とした海岸での実習を終日実施。
英語でのコミュニケーションがメインのグループもありました。
実習後は琉球大学生のサポートを得ながら実験結果をスライドにまとめ,全体発表。
非常に高度で濃い内容でしたが,学びの多い研修となりました。



2021年12月20日(月)、21日(火)
夢をかなえるためにゼミナール〜島津製作所研修 京都市 株式会社島津製作所


学校では学べない講義や体験を通して科学への興味関心を高めると共に、社会経験を積んだ若手社員から今後の学びの指針を得るために京都市にある島津製作所を訪問しました。事前ゼミでは自らの夢について考え実現するために必要な点を検討しました。3名の若手社員との座談会では学生時代の話題、就職活動そして現在の夢について生徒からの質問に丁寧に回答していただきました。参加生徒からは「今回の研修を通して私は多くの刺激を受けさまざまな事を学んだ。これからの生活に活かしていけるように頑張りたい。」「どの人も自分の実力や進路に向き合い折り合いをつけながら進んできたということが自分にとっては大切な要素だと思う。」といった今後に生きる感想が寄せられました。

   



2019年11月30日(土)、12月1日(日)
東京大学「星の教室」

本校、松本深志高校、岐阜県立恵那高校合同で、東京大学を会場に星の教室を行いました。今まで本校を会場に実施していましたが、木曽観測所の三戸先生が東京大学に異動になったため、東京大学で発の開催となりました。星や銀河についての講義を簡単に受けた後、三校ミックスのグループで、銀河の大きさと距離を測る実習を行います。実習での技術を用いて観測された銀河の画像から、銀河の大きさ、距離を求めます。グループで求めた値をグラフにしていきます。グラフから宇宙の年齢を求めていきます。グループ内で話し合いを重ね、求めた宇宙の年齢をプレゼンします。二日間通して、探求的な学びだけでなく、プレゼンの仕方や発表の工夫まで多くのことを学べたと感じています。





2019年9月25日(水)、26日(木)
夢をかなえるためにゼミナール〜島津製作所研修 京都市 株式会社島津製作所

島津製作所で働く若手社員の方々から、学生時代に何を考え、何を学んで来たのかお聞きし、ディスカッションさせていただくことで、今後の自らの学びの指針を得る目的の企画です。この日の京都での研修に先立って事前研修会を複数回行う中で、自分の夢と向き合い、人生の先輩に対して何を聞きたいか考えてきました。
事前研修では、「10年後の私」テーマに作文し、研修前にもっていた未来に対してのイメージを文章化するとともに、主に図書館を会場に、グループに分かれ参加者それぞれの夢を付箋に書き出して分類したりプレゼンテーション発表をしたりと、夢に対しての漠然とした部分を具体化する作業を行ってきました。
京都での本研修は9月25日と26日の2日間実施しました。25日朝にバス2台で諏訪を出発し、昼頃京都市に到着しました。京都大学のキャンパスで昼食休憩を兼ねて、総合博物館やキャンパス見学を挟み、午後は同社の製品を見学し、26日は分光光度計の実習などの「しまづ分析体験スクール」での学習と、3名の若手社員の方とのディスカッションを行いました。ディスカッションでは、3人の若手社員の方々の気さくな人柄もあり、「大学選びの決め手は?」、「勉強法は?」、「今後の目標は?」など活発に質問が出され、夢を実現するにあたってのヒントが得られた様子でした。
事後研修として、あらためて「10年後の私」を書いてみて、研修を通して夢がどのように具体化されたか確認し、また京都での研修を壁新聞形式にまとめ、発表会を行いました。
参加生徒の感想からは、「座談会では3人の方の話を聞いて、今大事にすることや、進路の考え方など、今後の人生の選択に役立つことを多く聞くことができた。」「自分の夢であった医者になるということがより明確になった。」「自分の夢がもっと明確になってその仕事がやりたいという思いがこの研修を通して強くなりました。」「座談会では、将来に繋がるルートを想像することができた。」といった、夢がより明確化したという声が多数寄せられました。





2018年9月2日(日)・3日(月)
信州大学連携講座「遺伝子操作体験実習」

例年、夏休み中に行ってきた、信州大学繊維学部ヒト環境科学研究支援センター遺伝子実験部門(上田)での遺伝子操作実習でしたが、本年度は全国総文祭の?合で、9月2日、3日に行いました。本年度は、広く1,2年生に参加を呼びかけ、希望者24人での実習となりました。
本校で「プラスミドによるGFP遺伝子の大腸菌への形質導入実験」を実施した後、大学にて、本校実験で導入に成功した大腸菌を用いて「大腸菌プラスミドのクローニングと制限酵素による切断」、一方で「口内粘膜細胞からのDNAの抽出」を行い、「抽出DNAのPCR法による増幅」、さらに増やしたプラスミドDNAおよびPCR法により増幅させたヒトの「ABCC11」という耳垢を決める遺伝子DNAを「電気泳動」にて分離し、遺伝子型を確認するという実習を行いました。大変内容の濃い、ハードな実習でしたが、高校施設ではできない高度な実験を体験することができ、生徒はとても充実した時間を過ごしました。



2018年8月2日(木)・3日(金)
三澤勝衛先生記念文庫連続講座「カミオカンデ研修」

8月2日から8月3日の1泊2日で、岐阜県神岡町にある研究施設のニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ(SK)」、「KamLAND(KL)」、大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」の見学に行ってきました。
今回は諏訪清陵高等学校の生徒19名と連携校である松本深志高等学校の生徒5名の計24名が参加しました。
1日目はSKとKLの見学をしました。SKではタンク上部で説明を受け、検出器タンクの開口部から内部を見ることができました。SKの内部は通常「超純水」で満たされていて普段見ることはできないのですが、現在改修工事中ということで特別見ることができたようでとても貴重な経験となりました。KLではSKとの違い等の説明を受けた後、内部液の蒸留施設や解析ルームなどを見学させていただきました。
2日目はKAGURAの中央実験室やXアームを見学しました。ここでは重力波望遠鏡の原理だけではなく、建設する際の苦労や工夫についても説明をしていただきました。午後には「重力波」と「KamLANDとニュートリノ」の講義を行っていただきました。その後、時間が少し余ったためKAGURA制御室も見学することができました
二日間を通して、普段聞くことができない研究員の方の話を聞くことができ、多くの質問もすることができてとても有意義な研修になったようでした。





 

日帰り研修

2022年8月1日(月)
セイコーエプソン連携講座 分析技術体験実習
セイコーエプソン富士見事業所の分析化学センターにて実習講座を実施していただき,1年生6名、2年生3名の計9名が参加しました。
走査型電子顕微鏡(SEM)による実習では,鉱物,猫の毛や海苔,印刷用紙など持参した試料を観察。光学顕微鏡,電子顕微鏡,元素分析など異なる機器・手法によって試料をさまざまな角度から観察しました。肉眼では見えない構造が現れてくるたびに「おー!」と声が上がりました。
有機物判定実習では机の前に並べられたさまざまなプラスチック製品を判別することを通して有機物の分析方法について学びました。FTIR(フーリエ変換赤外線分光法)の判別装置でデータを取ると試料データがグラフとして出力されます。グラフの概形やピークの位置をもとにグループ分けをしていくことで,視覚や触覚では区別がつかなかったものが明確に異なる試料であることがわかり,分析技術の凄さを実感しました。
インクや半導体といった微細なものづくりを行うセイコーエプソンならではの高度な実習で学びを深められました。


























































2021年8月2日(月)および3
日(火)
セイコーエプソン分析技術体験講座
セイコーエプソン富士見事業所の分析化学センターにて実習講座を
実施していただきました.
15名の参加者は2日間に分かれての参加です.
走査型電子顕微鏡による微小構造の観察と,有機物判定実習を行いました.
走査型電子顕微鏡(SEM)による実習では,参加生徒の持参した試料を観察します.
持参した試料もさまざまで,チョコレート,昆虫(羽,足など),植物…
光学顕微鏡,電子顕微鏡,元素分析など異なる機器・手法によって試料を

さまざまな角度から観察しました.
肉眼では見えない構造が現れてくるたびに「おー!」と声が上がりました.
それぞれの観察データは画像として印刷していただき,お土産にいただきました.






有機物判定実習では机の前に並べられたさまざまなプラスチック製品および

その他の素材20数個を判別することを通して有機物の分析方法について学びました.
まず視覚や触覚で同じ材料同士のグループに分けていきますが,プラスチック製品は
透明で硬いものが多く判別がつきません.
そこでFTIR(Fourier Transform Infrared Spectroscopy:フーリエ変換赤外線分光法)
での判別に移ります.
装置でデータを取ると試料データがグラフとして出力されます.
グラフの概形やピークの位置をもとにグループ分けをしていくことで,視覚や触覚では
区別がつかなかったものが明確に異なる試料であることがわかり,分析技術の凄さを
実感しました.

また,終盤では本日実習では扱わなかったさまざまな分析機器を紹介していただきました.X線解析装置,核磁気共鳴装置(NMR),透過型電子顕微鏡(TEM),走査型
プローブ顕微鏡(SPM)を見学し,原理について説明してもらい,質疑応答を行いました.




インクや半導体といった微細なものづくりを行うセイコーエプソンならではの高度な
実習で学びを深められました.


2020年11月28日(土)
「日本列島の成り立ちと国石を学ぶ旅」

対象者
1,2年生希望者 24名
 内容
新潟県糸魚川市にあるフォッサマグナミュージアムの学芸員茨木洋介さんにフォッサマグナパークでの案内とフォッサマグナの解説をおしていただいた。ミュージアムに戻り質問をした後は館内の自由見学を行った。昼食後、海岸で実際に翡翠を探してみた。
生徒の感想より
〇溶岩が溶け出した後、それが固まり陸に持ち上げられ、川に浸食されたために規則的な断面となった枕状溶岩はできた仕組みが面白く、印象に残るものでした。ユーラシアプレートと北アメリカプレートがぶつかり合っているまさにその上、というところも興味深い所でした。教科書や資料集の日本地図の上に引いてあるあの線の上に、今自分が立っていると思うとなんだか壮大で、地球はものすごい力を持っているのだなと感嘆しました。






2020 年2月15日(土)
「車山高原の動物・植物を探る(フィールドワーク)」

今回の三澤勝衛先生記念文庫講座「車山高原の動物・植物を探る(フィールドワーク)」には,本校生徒の他,長野県小海高校のバスケットボール部の部員、一般の方が参加してくれました。当日は雨混じりのあいにくの天気で,暖冬の影響で雪も少ない状態でしたが,車山高原スキー場周辺をスノーシューで回り,雪原に見られる動物の足跡や,冬期に見られる植物を観察しました。理科系に興味がある生徒以外にも参加者の幅を広げ,地域探究の楽しさを共に味わうことができました。



2019年12月19日(木)
エプソン連携講座 時計の仕組み

セイコーエプソン株式会社塩尻事業所にお邪魔して,時計の構造についての教えていただき,腕時計の組み立て実習を行いました。内部で使われている部品に直に触れ,時計の精密な構造と,部品の役割や内部の細かいレイアウトを学ぶことができました。
「私の持っている時計も人の目で見て検査をしたりして手間をかけて作っているんだなと感じた。普段、見ない時計の内部も見てみて、とても細かいねじがたくさんあり、これを数秒で枠に入れてしまう社員の皆さんもすごいなと思いました。」「水晶を使う理由がよく分かった。」「いつも身につけているものなのにその仕組みをあまり知らなかったが、今回少し知ることができ、知識が増えて良かった。」
などの感想が聞かれ,日常で何気なく使っている時計に対して, 実際に組み立て作業を体験することによってまた違った角度で見ることができる, という体験ができた様子が伺えました。



2019年9月1日(日)
 三澤勝衛先生記念文庫連続講座「国立天文台野辺山宇宙電波観測所研修」

本校生徒の他、飯田高校、駒ヶ根工業高校、松本県ヶ丘高校、諏訪二葉高校の生徒も参加して、一般公開されている施設見学に実習を加えた企画を行いました。
午前中は、施設の職員、高校の教諭等から電波観測の歴史や意義や野辺山に建設した理由等の講義を受けました。午後の部では、3班に分かれ実際に太陽を電波で観測し、太陽の表面温度を計算する実習を行いました。当日は天候に恵まれたため、普段は立ち入ることができない45m電波望遠鏡の観測室内部、機械部、アンテナの裏側まで入ることができ、ラッキーでした。
今回は新しい世代に引き継がれた科学系クラブの活性化を狙い、高校の科学系クラブを中心に募集をしたところ多くの参加申し込みがあり、自然と生徒の交流が活発化しました。太陽の温度を求める実習では、議論しながらそれぞれのデータを解析する姿が見られ、実りある実習となりました。参加生徒からは、「天気が良くて特別に望遠鏡に登れてよかった。どのようにして電波を集め観測機に送るか仕組みが理解できた。」「電波でみる宇宙について、よくわからないところも質問に丁寧に答えてくれてわかりやすかった。」と好評でした。


2019年8月16日(金) 海外研修事前研修
森ビル株式会社、グーグルジャパン(東京 六本木ヒルズ森タワー)

昨年度と今年度の海外研修ではSSH重点枠の「社会との共創」という題目に沿って、“地域課題の発見と解決”“起業”をテーマに研修・探究活動を行います。今回は事前研修の一環として六本木ヒルズ森タワー内にある2社へ伺い研修を行ってきました。
午前は森ビル株式会社で、同社の沿革や都市開発について学びました。森ビル株式会社さんとは、茅野駅ベルビアにあるコワーキングスペースであるワークラボ八ヶ岳が茅野市と森ビルとの連携により設置されている関係から繋がりをもつことができ、研修では頻繁にお世話になっています。
午後は同じ森タワー内のグーグルジャパンへ場所を移し、社内の見学の他、生徒からグーグル社の方に海外研修の課題研究のプレゼンテーションを行いました。海外研修で交流予定の高校生との共通の話題として“安心”をキーワードに、神社のお守りを海外の人に説明しお守りアプリなどの提案を盛り込んだプレゼンテーションに対して、アドバイスやコメントをいただきました。頻繁にプレゼンテーションをされているグーグルの社員の方からは、すぐに取り込んで実行できるプレゼンテーション技術など即効性があり適確なアドバイスをいただきました。



2019年7月29日(月)
エプソン連携講座 分析技術体験実習 セイコーエプソン株式会社富士見事業所

セイコーエプソン株式会社富士見事業所にお邪魔して、フーリエ変換赤外分光光度計(Fourier Transform Infrared Spectroscopy、略称FTIR)、走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope、略称SEM)などの高校生が中々触れる機会がない高価な分析装置を使わせてもらい、試料分析や自分で選んだ試料の微細部分の観察を行いました。FTIRでは日常生活で“プラスチック”で一括りにしてしまいそうな素材群の区別を、測定結果を基に行いました。SEMでは胞子や花粉、昆虫の足などを観察しました。微細な部分までクリアに拡大され、肉眼と全然違う見え方に驚くと同時に感心しきりでした。生徒からは「色の分析、素材の分析、元素分析など、データとして得られることがわかった」「視野が広がった」などの感想が寄せられました。




2018年7月26日(水)・27日(木)
エプソン連携講座 分析技術体験実習 セイコーエプソン株式会社富士見事業所

7月26日(水)および27日(木)にセイコーエプソン株式会社富士見事業所の協力で「分析技術体験実習」を行いました。
同事業所には各種分析機器を揃えた分析リサーチセンターがあり、セイコーエプソン全社から寄せられる試料の分析を行っています。高校1・2年生が各日8名に分かれ、走査型電子顕微鏡SEMとフーリエ変換型赤外分光装置FTIRを使う実習を行いました。SEM実習では、各々持参した繊維や動物などを電子顕微鏡で数万倍に拡大し、物体表面の形状を観察後、元素分析を行いました。持参した昆虫の微細構造に感動する姿が印象的でした。FTIR実習では20数種類のプラスチック製品をグループ分けするクイズ課題に取り組みました。まず見た目や手触り、予備知識などでグループを分けてみるのですが、赤外分光装置で測定してみると思いもよらない製品が実は同じ有機化合物でできていたということを驚きとともに実感することで、学校ではまだ習っていない内容でも楽しみながら学びを深めることができました。最後に同センター所有の透過型電子顕微鏡TEMと原子間力顕微鏡AFMという原子1粒まで観察できる最先端の分析装置を見学させてもらい、このような技術を用いてセイコーエプソンがどのように製品品質を保っているのかというお話も聞くことができました。各日10名もの研究員の方に講師・アシスタントをしていただき、非常に中身の濃い実習となりました。




2018年7月14日(土)
三澤文庫講座「国立天文台野辺山宇宙電波観測所」

三澤文庫講座として、野辺山宇宙電波観測所へ見学に行ってきました。一般の方の参加を含め、総勢43名での講座となりました。参加者を4班に分け、観測所の職員の方から講義や講習を受けます。初めは電波を使って太陽の温度を測定する実習です。得られたデータから各自太陽表面の温度を計算していきます。今回の測定では若干低めに値が出ました。計算の後は宇宙旅行へ。4Dシアターで解説を聞きながら宇宙の彼方へと冒険できます。シアターのあとはいよいよメインの45m電波望遠鏡。今回は特別に望遠鏡のアンテナ部まで登らせていただきました。普段の公開では入れない場所だけに、生徒も一般の方も大興奮。上からの眺めは最高でした。降りてきてからは、観測室にも入れていただき、観測機の見学ができました。可動する度にケーブルが絡まないようにするリングや様々な観測機器たちに気分は上がりっぱなしでした。最後に全員で記念写真1を撮るはずが突然の強い雨により断念。しかし、参加者の感想からはそれぞれいい研修になったことがわかり満足のいくものになったようです。





2018年5月22日(月)
神奈川県温泉地学研究所・箱根ジオパークミュージアム研修

神奈川県温泉地学研究所の板寺さんに研究の内容紹介や箱根温泉の泉質の分類方法などを教えて頂きました。とくに温泉水の起源に関する調査方法は、現在取り組んでいる下諏訪温泉の研究にも応用できそうなもので参考になりました。お話の後は実際に測定に使っている機器の紹介をしていただきました。火山や地震についてモニタリングしている部屋に入れてもらいました。好感度の地震計が観測した地震のデータや、自衛隊の演習で発生した規則正しい間隔で発生した波形も見せて頂けました。
温泉の知識を取り込んだところで実際の箱根火山大涌谷に行きました。この日は火山ガスの量も多くにおいがきつめでした。箱根ジオパークミュージアムでは学芸員の山口さんに案内していただき、2015年の箱根噴火の話と噴火の仕組みについて解説して頂きました。今回の研修では、マグマや温泉といった地下での出来事を中心に学びました。これらの知識をもとに今後下諏訪温泉の泉質の違いがどこにあるのか探っていきたいと思います。











2018年5月3日(木)
三澤文庫講座連携事業 八島湿原 高層湿原の自然観察

下諏訪町にある八島湿原へ出かけてきました。夏の暑い時期には来たことがある方も多いかと思いますが、今回は5月の芽吹きの時期に合わせ行ってきました。2月にはスノーシューをはいて高原の植生等の観察を行いました。今回は雪が溶け、植物が増える直前の時期を狙って設定しました。早速ショウジョウバカマのきれいな花が迎えてくれます。他の植物よりも早く花をつけ日光と虫を独占するため早く花が咲くそうです。4名のインタープリターの方についてもらい、少人数グループで木道を散策します。所々気になることをすぐに聞けるのは少人数の特権です。自然だけではなく、人が植林した歴史や、文化的な意味や場所も紹介していただきあっという間の3時間でした。また、違う季節に訪れたいと思います。