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取得日:2024年03月21日[更新]

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                                                                                 進路だより     第 788号
                                                                                 令和4年12月14日(水)
                                                                                  多治見高校 進路1指導部
 
 
 
                                自分のため                   人のため
     共通テストまで、あと1ヵ月になりました。3年生は共通テストにむけた演習も始まり、日々点数と
   にらめっこ、残された課題とにらめっこという毎日です。本番で最高のパフォーマンスを発揮するため
   に頑張っているわけですが、中には、自分が主人公、自分がプレーヤーになって期待を一身に受けるの
   が苦手な人もいると思います。特に多治見高校は医療系をはじめとする人のために働く”とか、”誰か
   のサポート役になる”ことを目指す人も少なくありません。
     自分へのプレッシャーを感じすぎて硬くなってしまう時は、「今年の自分の頑張りは後輩のため」と
   考えて肩の力を抜いてみてはどうでしょうか。2年生は2月4日に初めての共通テスト模試を受験する
   ので、いま先輩方が取り組んでいることが決して簡単ではないことを知ります。したがって、3年生の
   頑張りが結果に結びつかなくても仕方ない。むしろ、結果に結びついたのであれば、それは後輩にとっ
   ての「希望」や「勇気」を与えてくれるものになります。今年は卒業生があまり合格していない国公立
   にチャレンジする人が何人もいます。Pave the way(道を切り拓く)と思って、人のために戦うと考
   えるのも良いかもしれません。
     さて、先輩から後輩へバトンをつなぐという点で、もう1つ紹介したい話があります。以前に、進路2
   指導室に先輩が持ち帰ってくれた過去問があることを紹介しました。しかし、どの大学も入試問題を持
   ち帰れるわけではなく、例えば毎年受験者がいる岐阜県立看護大学の推薦入試問題は、大学へ行って筆
   記で過去問を写すという方式で公開されています。そんな訳で受験準備に苦労をした今年の先輩が、受
   験を終え、自分が覚えているうちにと1,2年生に向けて受験内容をノートにまとめて進路3指導室に持
   ってきてくれました。受験結果だけでなく、このような多治高生らしい行動を先輩から後輩へとつなげ
   ていってくれると嬉しいです。
     最後に、1,2年生の皆さんは後輩として何をしますか?例えば、自分も来年後輩に希望を与えられ
   るように学力をつけ、共通テスト同日にある進研模試で一緒に戦う、あるいは、先輩が確実に試験会場
   に行けるよう、多治見高校でコロナが拡大しないように自重するなど。自分のためであり、人のためで
   もある勝負に挑む3年生を、学校全体で支えましょう。よく考えて、それぞれのやり方で。(桑原華)
 
      3年生にお願い:入試問題や赤本を寄付する時は、鉛筆等での書き込みを消してもらえると非常に助かります!
 
 
 
   3年の窓
                                この時期の3年生を見ていて感じること
   どのような縁でか、この5年で4度、3年生の担任をしています。すべて普通科ですが、中には、在籍生徒の 1/3 が
 就職したクラスや、半分以上が総合型や学校推薦型(指定校・公募)の早期入試で進路4を決めたクラスもありました。
 以前には、大半が一般入試で進路5を決するクラスを担当したこともあります。進路6決定のあり方は実に多様です。
   今回は、3年生のこの時期のようすについて、自身が経験から感じていることを以下に書いてみようと思います。
   さて、この時期になると、3年生について、時折、次のような話を聞くことがあります。合格者の中に、目標を見失い
 授業の参加具合が低調な人がいるとか、進路7を決めたことで遊びの話に夢中で、これから進路8決定に挑む人を害し
 ている等の内容です。皆さんは、このような話をどのように受け取りますか。
   担任(学年)の先生は、卒業のときまで、クラス(学年)の雰囲気が、進路9決定への挑戦を生徒が互いに尊重し励む
 ものであるよう、日々、クラスを観察し、必要と思うメッセージをその都度、生徒に送ります。生徒はここまで先生方から
     (桑原華)
 多くの助言を受け、理屈の上では今何をすべきなのか分かっているのですが、初めて体験する進路10決定の大事に、
 皆が皆、準備万端で余裕をもって対応できている、という状況には至れていないのが実際のようすだと感じます。
   実は、現時点で進路が決まっている人の皆が悠然とできている訳ではありません。勿論、気が緩んでいる人は改善
 が必要ですが、中には来春からの学びに不安を感じている人もいるのです。この時期から3月までの学びが停滞する
 と、一般で合格する人との差が広がるとよく指摘されます。残りの期間、真摯な姿勢で学び続けることが大切です。
   これから一般受験に挑む人。共通テストまでひと月を切りましたが、冬休みを含め、力をつけられる時間はまだあり
 ます。演習の都度、現況を分析し、すべきことを精選しましょう。早期に進路を決めた人が気になるのは分かります
 が、別に彼らが悪い訳ではありません。ただ知っておきたいのは、彼らも少し前に大緊張を経験したということです。
 時期が違うだけで、大変で厳しい時期があることはお互いさまです。心身の健康に気をつけて頑張りましょう。(石田)
 2年の窓
 
                                     今を大切に頑張ろう
   ウクライナで戦争が始まってもう 10 ヶ月近くになりました。民間人でも戦死する人も多数でており、
 避難民も国内外合わせると 2,000 万人以上もいるそうです。また、発電所などのインフラが爆撃され、
 ウクライナ全土では停電や断水が日常的となり、この冬を越すのが大変だと聞きます。私たちには遠い
 国の話だと思いがちですが、昔、日本も同じような状態になったことがあります。
   私には 95 歳になる母がいます。本校の卒業生で、在学中にちょうど太平洋戦争が始まり、授業も 1 年
 生はよかったそうですが、2年生になると英語の授業がなくなりました。さらに3・4年生になると、
 畑を耕し、防空壕を掘り、高蔵寺の軍需工場へ鉄砲の弾を作りに行き、泊りで関ヶ原の軍需工場へ木綿
 の布を織りに行き、校長先生の訓話も多くなって普通の授業は減ったそうです。
   今の君たちも、コロナ禍で昨年度は文化祭などの行事ができなかったり、授業がリモートになったり
 と今までの学生が経験しなかったことを行って学校生活を過ごしています。しかし、勉強も部活動も何
 とかやる気があればやり続けられています。ウクライナの人や、私の母達のように、何かやりたくても
 とてもやることができない状態ではないかと思います。ただ、今後いつ何が起こるかわかりません。地
 震などの自然災害なのか戦争なのか。だからこそ、今できる環境があるうちに勉強でも部活動でも周り
 に感謝して精一杯活動してほしいと思います。若い時は色々なものを吸収できる時期です。何事にもチ
 ャンスがあれば挑戦してみてください。
                                                                                        (伊佐治)
 
 
 
 1年の窓
 
                今年もあと少し、新年がやってくる、今年を振り返ろう
   早くも 12 月となり、8 ヶ月が経ちました。
   1 年生のうち 3 分の2を終え、3 年間のう        1年生の時間             3年間の時間
   ち 9 分の2が終わりました。さて、残りの
   時間で何をする?右の円グラフで想像して
   みよう!!
   ここで勉強について、振り返ります。                                    終えたもの   残り1年生
   定期テストは 4 回中 3 回終了しました。       終えたもの   残り1年生   2年生        3年生
 
   模擬試験は 7 月11月を終えて、残りは
  1 月を待つばかりです。試験範囲はどんどん広がっています。冬休みを活用して、これまでの振り返り
  をしませんか?改めて間違えた問題のやり直しをすることをオススメします。
   1今までの定期テストや模擬試験で間違えた問題を解き直す。
  2自己採点をする。この時、
                         「答えがあっていたかどうか」よりも「考え方があっていたかどうか」に
    注意して採点する。
   3「考え方がわかっていなかった問題」は、考え方を理解することから始め、類題に取り組む。
   4「考え方がわかっていたが間違えた問題」については、「なぜ間違ったのか」原因を探り、「自分の
     ミスの癖」を認識して、もう一度問題を解き直す。
   冬休みを充実させて、素敵な新年を迎えましょう!!
                                                                                           (渡辺完)