多治見高校
(岐阜県)の
公式サイト
内のPDFをテキストに変換して表示しています。
このコンテンツは、受験生と保護者の皆様の利便をはかるため取得されました。
取得日:2024年03月21日
[
更新
]
最新コンテンツは、下記の公式サイトURLにて、ご確認ください。
志望校の選定など重要な判断の際には、必ず最新の情報をご確認ください。
https://school.gifu-net.ed.jp/tajimi-hs/16_after/sakaso787.pdf
検索ワード:進路
[
1
2
]
[
検索結果に戻る
]
進路だより 第 787号
令和4年11月17日(木)
多治見高校
進路
1
指導部
クイズに挑戦!?
みなさんの中に謎解きが得意な人はいますか?今回は私から一問出題をさせてもらいます。試験
勉強の息抜きとして、下のクイズに挑戦してみてください。
≪ここは解いてから読んでください≫
1)4)の基本ルールで、9マスから成り立つ
X と Y を足し算すると、次のようになります。 今回「謎解き」として出題したこの問題は、
「謎
解き」風な出題にアレンジしてありますが、実
は、高1生から受験科目となる「情報」の問題で
す。正確には、2019 年度に河合塾が「情報」の
サンプル問題として作成したものを参照しました
(ネットで公開中)。今回出題したのは、闇雲に不
安がるのではなく「これなら解けるかも!」と思
そこで問題です!
ってほしかったから。もう一つは、ぜひ河合塾の
下の関係が成り立つとき、A にあてはまるのは14の
どれでしょう? オリジナル問題を見てほしいと思ったからです。
A B 答えを出す力の前に、問題文を読んで何が問われ
ているかをこの「謎解き」風に整理する力も試さ
れています。見比べてみましょう。(Classi で
答えが分かった
B リンクを送りました) ※高2,3生の入試でも
人は桑原まで
すべての科目・小論文でこういう読解力を測る問
★
題が増えています。やってみましょう。桑原華
3年の窓
大事なことは、時間がかかる。
受験が間近に迫ってきました。気がつけば、共通テストまでもう60日を切っています。中には受験を終えた人もい
るでしょう。お疲れ様でした。何かを選ぶということは、何かを選ばなかったということでもあります。決断するのは勇
気が必要です。人生は決断の連続です。否が応でも、「自分」で「決断」し続けなければいけません。
皆さんの多くは上級学校へ進学し、行動範囲もぐっと広がり、選択の自由度が増えていきます。今日のご飯は何に
しようか、今日は誰と会おうか、今日はどこへ出かけようか・・・と身近なことの選択や、あるいは、就職活動をする際
にどの企業に応募しようか・・・など、人生の大きな分岐点まで大小様々です。では、このような大きな決断をする時
はどうすればいいのでしょうか。
それは、自分の軸(価値観)を持つことです。あるように見えて、はっきりと形作られているわけではありません。ま
た、ある日突然に出来上がるものでもありません。これは、皆さんが、多くの人々、学問、歴史、文化、思想、自然と
触れていく中で出来上がっていきます。あるいはこれまでの経験からも影響を受けるでしょう。つまり、自分の軸が
出来上がっていくには、沢山の時間がかかるのです。
「大事なことは、時間がかかる。」これは私がお世話になった方からよくいわれた言葉です。一足飛びにできるよう
になることはあまり多くありません。丁寧に一つずつやっていくしかないのです。
後悔が少しでも小さくなるように、今の自分にできることを精一杯やり切ってください。いろんなことに挑戦し、触れ
て、感じて、今の自分の軸を創って行ってください。これは今からでもできるはずです。
人生は不連続ではありません。今あなたが頑張ってきたことが、未来につながっています。
根は深く、幹は太く、枝葉が天まで届くような、一本の木を自分の心の中に育てていってください。 ( 吉田 )
2年の窓
自分の生物としての性質を利用しよう
出身高校の野球部では、様々なことを指導していただきました。その中に、「瞬間の声」と
いうものがありました。これは、相手投手が投げたボールをベンチから見ている際、明らかな
ボール球だったら、「ボール!!」と言ったり、ランナーの動きを見て「走った!!」と言っ
たりするというものです。あまりに徹底していたからか、高校卒業から 10 年近くたった今で
も、野球観戦中に球場やテレビの前で「ボール!」「走った!」「ショート!」「バント!」などとつ
ぶやいてしまうことがあります。
大学生の頃、教職課程の授業で、“条件付け”という概念を学びました。そして、先ほど書
いた私の奇行は、スキナーによって提唱された”オペラント条件付け”であることを知りまし
た。ざっくり言うと、「生物が何らかの行動をした際、それに対して報酬が得られることでそ
の行動が強化される。」という理論です。(罰が与えられると、弱化します。より詳しく知りた
い方は、検索してみてください。) 私という人間も、他の生物と同じように「瞬間の声」を出
すことが、成功体験から強化され、条件付けられているわけです。
この生物的な行動原理は、様々なところで活用できます。この”オペラント条件付け”は、
【テストでいい点を取る→ご褒美がもらえる→テスト勉強を頑張れる】という単純な報酬によ
っても成り立ちますが、【勉強しようと思う→自習室に行く→集中できる】という成功体験を
重ねていくと、勉強は自習室でしたくなるというものも含まれます。実際私は、大学時代の勉
強を、某ハンバーガーチェーンですることが多かったため、今でも勉強するときは行きたくな
りますし、行けば集中できる場所となっています。特に、後者のような”条件付け”の使い方
は、生きていくうえで大きな武器となりうるものだと思います。
みなさんも、何かをするにあたって、それに付随できる様々な行動、方法を試し、自分がよ
かったと思うものを見つけてみてはどうですか。筆記用具を新しくする、チョコレートを食べ
る、ハチマキをする(?)など、の一見目的とは関係ないような行動も、自分のしなければなら
ないことと”条件付け”をすることで、いわゆる”ルーティーン”のような形で、これからの
自分を助けてくれるものになるかもしれません。 (文責:日比野)
1年の窓
正しい選択肢はどれ?
人生に「選択」はつきものです。目の前にいくつかの選択肢が提示され、どれか1つを選ばないといけな
い、そんな場面を何度も乗り越えて、人生という物語が進んでいきます。1年生のみなさんは今まさに選択
科目を選ぼうとしていますよね。理系?文系?特進?一般?あちらこちらでみなさんの会話が聞こえてきま
す。さて、この選択肢、どれを選ぶのが正解なのでしょうか?気になるところです。もし、そんな正解があ
るのなら教えて欲しいものですよね。私は「正解はない」と思っています。いや、それを通り越して、「ど
れも正解にすることができる」と考えています。何かズルい考え方のようにも思えますが、人生の選択肢は
後戻りできない、やり直しが効かないことが多いです。そんな中、1つ、何かの選択肢を選んだ後に「しま
った、間違えた!!」と思っても、選びなおせない現実と向き合うしかないわけです。それを背負いながら
その後の人生を送るよりは、そこからの自分の行動で「正解に変えていく」方が絶対おもしろいし、後で
「結局、正解だったじゃん!!」と思えればいいと思っています。しかし、これはどの選択肢を選んでも大
丈夫、と太鼓判を押しているわけではありません。後の行動や努力で正解に変えていける人は、提示された
選択肢に対して、真剣に向き合った人だけです。考え抜いて選んだからこそ、その選択肢を大事にしようと
するし、選んだ後も結局は頑張れるわけです。逆に、あまり考えずに安易に選んでしまうと、
「正解だと思
ってたけどなんか違う」と考えてしまう人も出てきます。そうなるともうどれも不正解ということになりか
ねません。選んだ選択肢を正解にしていくためにも、自分自身のこととしてしっかり捉えて、頑張って向き
合っていきましょう!!今、みなさんは、目の前の選択肢に対してしっかりと向き合っていますか?2年か
ら3年に進級する際にも、科目選択があることはもうしていますよね。その後も、どの大学を受験するの
か、そしてどの大学に進学するのか、卒業後、大学院へ進学すのか、就職するのか。就職するなら、どの企
業にするのか、公務員なども考えるのか。どんな友人と時間を共にし、どんな異性とつきあうのか。人生の
パートナーとして誰を選ぶのか。どんな家を買うのか。どんな車を買うのか・・・。
さ、今日は何を食べようかな(^-^) (橋)