多治見高校(岐阜県)の公式サイト内のPDFをテキストに変換して表示しています。

このコンテンツは、受験生と保護者の皆様の利便をはかるため取得されました。
取得日:2024年03月21日[更新]

最新コンテンツは、下記の公式サイトURLにて、ご確認ください。
志望校の選定など重要な判断の際には、必ず最新の情報をご確認ください。
https://school.gifu-net.ed.jp/tajimi-hs/16_after/sakaso785.pdf

検索ワード:進路[  1   2   3   4  ]
[検索結果に戻る]
 
                                                                                               進路だより      第 785 号
                                                                                                令和4年 9 月 22 日(木)
                                                                                                多治見高校 進路1指導部
 
 
 
                                         あなたの未来を切り拓くのは誰?
          定期考査1週間前となりました。2つの3連休もあり学習時間は十分あります。ところが、時間があれば
 できるとは限らないのも事実。「まだ大丈夫。
                                         」と時間を無駄にしている人はいませんか?なかには、
                                                                                         「あんまり
 早く勉強すると忘れちゃうから、わざと直前にやる。」なんていう人もいますよね。これは完全に短期記憶。数
 時間から1日くらいで忘れるやり方では受験を勝ち抜けるような脳のトレーニングはできません。例えば、「た
 くさん書いているのに、全然覚えられない!」という人。覚えたい情報を右から左へと写していませんか?そ
 れは超短期記憶です。覚えたい事は目でみて声にだして、時には体の動きまでつけて頭にいれてから、何も見
 ずに紙に書く。こうするだけで、脳に負荷をかけられ、徐々に学んだことを長く保持できるようになります。
       定期考査は一定の期間に学んだことの確認テストですが、準備をするなかで、自分の理解が曖昧なところを
 発見する大切な機会でもあります。部活動も停止となり、普段は放課後に質問に行く時間をとれない人も、先
 生に聞きにいくことができます。先生に質問をすることのメリットを2つあげると、1つは、先生に何がわか
 らないかを話したことや、先生が自分だけに説明してくださったことがエピソードとして記憶に残りやすいこ
 とです。もう1つは、あなたの疑問点が先生の心に残り、今後の授業に活かしてもらえることです。
       さて、右の表を見てください。これは何の数字だと思いますか?文部科学省の「大学入試のあり方に関する
 会議」資料から、【国公私立大学全ての定員合計】―【大学志願者数】をしてみると、高3生が多治高に入学し
 てきた年にはまだ志願者の方が多く、来年の4月にもかろうじて 4000 人多い。とこ
 ろが、高2生が大学に入学する春には志願者の方が2万人も少なくなるとの予想で
       す。選ばなければ大学にはみんな入れる時代が本当に来ました。こんな時代だから
       こそ、問われているのは皆さんの「主体性」です。まだ「やらされ勉強」をしている人はそろそろ卒業しま
                 しょう。高い志とチャレンジ精神で未来を切り拓くのはあなた自身です。                     (桑原華)
 
 
      3年の窓
      岐阜県と長野県の境にある御嶽山(おんたけさん)は標高が 3,067m で、山頂には御嶽神社があります。私の長男が(多治見)高校3年生
 の時に合格祈願ということで、私単独でですが山頂まで登ってお参りしました。残念ながら全敗して浪人をすることとなり、翌年は私が3
 年生の学年主任だったので、生徒と長男の合格祈願に再度登頂しました。生徒の結果は様々で、長男は第一志望の国立大学は不合格とな
 り、唯一合格した私立大学に進みました。「神頼み」をすれば何でも願い事がかなうわけではありません。だったらみんなが望む通りの結果
 になります。昨今話題になっている「旧統一教会」のように、何千万円も献金をすれば幸せになれるかと言えば、そんなわけがありませ
 ん。それでは神仏にお参りをすることは無駄なのかと言えば、そうとも言い切れません。歴史のある神社仏閣を訪れると何かしら心が落ち
 着いて力が湧いてきたりします。2年連続で御嶽山に登った私は「3年連続はやめておこう」と思いその北の方角に位置する焼岳(やけだ
 け     標高 2,393m)に登った9月27日に、御嶽山は噴火しました。「お前は今日は来るな。生きろ。
                                                                                             」と告げられたような気がします。神様
 ではないかもしれないけれど、何か目に見えない運命的な力は存在するように思えます。
      とにかく、神様に祈るだけではだめで、やはり努力が伴う必要があります。しかし「努力は裏切らない」と言いますが、本当にそうでし
 ょうか。特に勝負の世界では、どんなに努力をしていても勝者と敗者が決まります。参加者全員が優勝なんてことはあり得ません。では努
 (桑原華)
 力をしても意味はないのでしょうか。部活動の大会をいくつか応援に行ってきましたが、特にサッカー部、ハンドボール部、野球部などは
 「格上」と言われている相手との試合に本当に善戦し、感動的でした。勝ち負けという結果だけでは評価できないものがあります。他の部
 活動でもそうでしたし、先日の桔梗祭もそうでした。「自分のできることを精一杯にやる」という努力こそが「裏切らない」ものであり、結
 果よりも内容や過程にこそ意義があるのです。野球部の試合で、ある選手は第一打席で思い切った空振りの三振をしました。やってみても
 だめならば仕方がないけれど、見逃し(何もしない)三振はいけません。その後の打席で彼は見事にヒットを打ちました。カメラを構えて
 いた私も心の中でガッツ・ポーズです。「合格」という結果だけを見るのではなく、そこまでにいかに前向きに努力をするか、そしてその後
 もさらにいかに努力をして先に進んで行くか。結果などの「点」にどうしても目が向きますが、一つ一つの努力の「点」をつないで「線」
 や「面」「空間」、さらには「時間」の流れも加えてどんどんと先に伸ばしていきましょう。今では想像もできなかった自分の将来の姿に会
 えることが期待できますよ。60年生きてきた今の自分を、高校時代の私にはとても想像できませんでした。     (文責 渡辺康幸)
 2年の窓
 皆さんはどんな毎日を過ごしていますか?一日をどれほど大切にしていますか?
 少し詩を紹介します。
 第一歩
 十里の旅の第一歩
 百里の旅の第一歩
 同じ一歩でも覚悟がちがう
 三笠山に登る第一歩
 富士山に登る第一歩
 同じ一歩でも覚悟がちがう
 どこまで行くつもりか
 どこまで登るつもりか
 目標がその日その日を支配する。
 
 
 この詩は、大正時代の大分出身の社会教育家、後藤静香氏(1884-1971)の「第一歩」という詩の一節です。最
 後の「目標がその日その日を支配する」は昨年、引退した西武ライオンズの松坂大輔投手が大切にした一節で
 す。松坂投手は高校時代公式戦無敗で春夏甲子園を制覇し、その決勝はノーヒットノーランでした。
 初めにも聞きましたが、皆さんはどんな毎日を過ごしていますか?目標に向かって一歩一歩歩んでいますか?考
 査も近いですが、自分の「富士山」を見つけ、覚悟ある毎日を過ごしましょう。              (文責    丸山)
 
 
 
 
 1年の窓                   文理選択とは、「自己理解」です
     いよいよ文理選択が目前に迫ってきました。自分にしっかりと向き合い、後悔のない文理選択まで一直線に
 進みましょう。
 
 「まだまだ文理選択はあとでいいや」…と思っていませんか?
 
 
 
 
                      約   92%
 
  成績のよい人は、この時期には自分の進路2を既に決定しています。自分の進路3についてしっかり考えている
 と、前向きに学習に取り組めるきっかけにもなります。
  文理の決定は、残りの高校生活のみならず、大学進学後や将来の職業などにもかかわります。自分の好きなこ
 とやなりたい姿など、今一度自分と向き合い、文理選択をしましょう。決めることが出来ていない人は以下の点
 を意識すると良いかもしれませんよ!
  1.自分の興味・関心や好きを知る
  2.学部・職業を調べる
   選ぶことは非常に難しいことです。「取捨選択」という言葉にもあるように、一つの選択肢を選ぶということは
 他の選択肢を捨てることとなります。後で後悔しないコツは、今、悩むだけ悩み、聞けるだけ多くの人に聞いて
 みるなど行動をすることです。精一杯やったなら上手くいかなくても納得できるのでは?    (文責     渡邉完)