令和3年9月   緑丘高校
 
 
                  スクールカウンセラーからのおたより
 
 
   コロナとオリンピック。心配しながらも、がんばるアスリートは応援しないではい
 られない夏でした。予想外の結果もあったりして、いろいろ思うことがありましたね。
   さて、秋です。新学期が始まりました。
   3 年生はいよいよ進路¹の実現に取り組んでいく時、2 年生は学校生活を充実させるリ
 ーダーとして活躍する時、1 年生は本格的に高校の学習や部活、友達との交流に取り
 組んでいく時。みんな充実した時間を過ごす季節ですね。
   それぞれが動き出すと、うまくいくことも、うまくいかないこともある。こんな時
 あなたは、どう考える人？「やっぱりダメだ」「どうせムリだ」派ですか？「この部
 分はまずかったな」「オ！こっちはいけてるな」派ですか？これ、どこが違うかわか
 りますか？
   「やっぱり、どうせ派」は、1 つが思うように進まないとあとも全部ダメだと思う
 癖。「だから、私ダメなんです」って口ぐせになってません？「この部分、こっちは
 派」はうまくいかなかったことも、うまくいったこともちゃんと区別して、これは私
 の弱点だけど、こんな強みもあると気づき「よし、今度はこうやってみよう」と次の
 策を練っていたりする。
 ☆今できる最善を尽くす
   アスリートたちが何度も挫折しながら「せめて今できることを」と取り組む姿、ライバ
 ル同士で祝福し合い、励まし合う姿を目にした人も多いと思います。
   最善を尽くすという言葉があります。「私には弱点があるけれど、それで
 いい。だからこそ人と助け合って、今、ここにいる自分にできる範囲、でき
 る方法で取り組んでいく」ということです。
 ☆今は安全に失敗を体験する時期
   高校生の皆さんには、まだ、何度でもやり直せるたくさんの明日があります。見守ら
 れている環境の中で、小さな失敗をちょこちょこ重ねて、今、できるところまで試してみ
 ませんか？
 
 
  9 月の訪問は 9/7（火）9/24（金）です。申し込みは担任、養護、相談担当の先生方
  にたずねてください。
 
 
                                                     スクールカウンセラーより