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取得日:2023年12月23日[更新]

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                                   第 1 回学校運営協議会 議事録
 
 
 日時:令和 5 年 6 月 30 日 14:3016:45
 場所:大阪府立清水谷高等学校 校長室
 出席者:
                             会長 田中 保和 様                      出席
                            副会長 須藤 隆二 様                     出席
                                竹内 直樹 様                        欠席
      協議会委員
                                嘉田 恭永 様                        出席
                                近藤 清子 様                        出席
                                野原 久美 様                        出席
            校長                   日笠 賢                          出席
                                   林   拓磨                        出席
                                   太居 豊                          出席
           事務局                 納江 良子                         出席
                                   田 雄                            出席
                                   網   真明                        出席
 
 
 1.委員紹介
 2.校長挨拶
   ・リーディング GIGA ハイスクールの電子黒板を使った授業を行っている。1 年生には新型の制服の
     選択肢を導入しているので、ご覧になって頂きたい。女子の 3 割と男子の 9 割とで全体の半数ほど
     がIII型の制服を選択している。夏用のポロシャツの制服を着ている生徒も多い。
 3.授業見学
   ・3 年理型化学(化学講義室) 2 年数学 1 年国語(漢文)の授業を見学
 4.会長選任
   ・会長および副会長は互選により決定
 5.会長挨拶
 6.議事
   1授業見学について
     ・電子黒板の使用状況はどうか。
          →教員向けの使用方法勉強会も開いている。多くの教員が電子ペンや電子黒板を使用している。
     ・教室が狭く感じる。机を移動するのも大変そう。多くは授業を静かに受けていたように思う。
          →来週より期末考査であることもあり、静かに演習するタイプの授業が多かったのかもしれない。
     ・皆さん真面目に授業を受けている。
     ・全体的にマスクをしている人が多い印象。テスト前で体調に気を付けているのかもしれない。
     ・マスクに関してはどのような取り決めをしているのか
          →マスクをするようにという指導はしていない。コロナの感染も今のところ拡大していない。学校
          外で大人がマスクをしていることが多いので、生徒たちも同調圧力を感じているのかもしれない。
     ・実際に 1 年生の授業の様子を見ると、思ったよりセーラー服の生徒の割合が高いように感じた。
       →季節の変わり目もあって、ポロシャツやセーター、ベストなど様々な組み合わせで着ている生徒
       が多い。I型とIII型、II型とIII型というように 2 種類購入している生徒もいる。
 
 
   2学校経営計画について
 【校長より】
   ・令和 4 年度については 2 月に案を説明しているが、その際には出ていなかったアンケート結果を書
       き加えている。
   ・令和 5 年度についても 2 月に案を説明しているが、R4 の実績を書き加えている。
   ・令和 5 年度については、結果を今年度の 2 月に書き加える。
  ・地域連携について、働き方改革について、また、新学習指導要領の定着などに特に力を入れている。
 【学校運営協議会の委員より】
   ・観点別評価の定着度はどうか。
       →昨年度やったものを振り返り、修正しながら今年度も進めている。本校は科目・教科で評価方法
         を統一しており、新たに異動してきた教員についてもその方法で評価をして頂いている。
       →主体的に学ぶ姿勢を測るのが難しい。特に本校生徒は授業態度もよく、課題提出もきちんとする
         ため、本当に難しい。差が出にくく、どの学校も成績が真ん中に集まってしまう傾向がある。今
         後の課題となるであろう。全国で完全なシステムを構築してから走らせるのは難しいので、走り
         ながら情報収集し、研修会などを重ねて努力をしている途中である。
       →テスト以外の部分が 1/3 あるので、テストで満点を取っても思いのほか低い評価となってしま
         うこともある。
   ・評価の指標のようなものは教科ごとに打ち立てようとしているのか。
       →科目ごとにルーブリックを組み、生徒にも説明できる評価基準を作成している。生徒の発表の様
         子なども評価に加えるため、ペーパーテストメインで評価をしていた場合、授業のやり方から作
         り変える必要があり苦労している。教員側が慣れるまでに時間がかかるかもしれないが、生徒に
         不利にならないようにしている。
       →評価の材料としては、
                           「この授業で考えたことは何か」、
                                                         「この授業で身についたことは何か」な
         ど振り返りをさせ、それをパフォーマンス評価として用いることが多い。発表の様子より、エビ
         デンスのあるものを成績の根拠としている。
  ・実際生徒が複雑な状況下で勉強しているということは生徒も理解しているのか。受験科目の変更など
     は分かっているのか。
     →評価法については、中学校から既に導入されていることなので、評価方法については生徒の方が、
       理解が進んでいる可能性がある。受験科目の変更については、学校で指導している。
  ・思考力や主体性は、就職してから今後必要とされるであろう。自分で発表したり表現したりする方が
     得意な生徒もしっかり評価されると考えると、今回の観点別評価は良いのかもしれない。しかし、変
     わっていく時期は、保護者も不安に思うことが多い。例えば対外的なディベート大会などへの参加
     も、生徒の力になるのではないか。
   3令和 5 年の進捗状況について
 【校長より】
   ・海外語学研修など、コロナ感染症対策のため止まっていたことを、今年度は再開している。
  ・地域の中学生を招待し、自治会執行部の生徒が企画・運営した地域中高連携交流会実施を春休み期間
     に開いた。本校生徒による学校説明や学校見学ツアー、座談会、オーケストラコンサートなどを実施
     した。参加した中学生には親しみを持ってもらったと感じている。今後は、少し早めにアナウンスを
     して参加者を増やしたい。
  ・教員が学習塾訪問を行い、今、清水谷高校は外からどのように見られているのか聞き取りを行った。
     新入生が通っていた学習塾をアンケートで聞いて、上位 5 校を訪問した。聞き取りをもとに SWOT
     分析を行い、オープンスクールの時期や対象学年の拡大など、学校としてできる改善を始めている。
  ・中学校の行う学校説明会に参加し、たくさんの保護者や中学生に清水谷高校の紹介を行った。また、
     近隣の大阪市立味原幼稚園と真田山幼稚園に家庭科の実習として 2 年生が訪問した。味原幼稚園と
     真田山幼稚園の園児を文化祭に招待する計画を進めている。
                                                         (地域連携の強化)
   ・海外語学研修も再開した。3 年生優先、2 年生抽選で、計 28 人が 8 月にオーストラリアのパースに
     行く予定である。現在、生徒は事前学習中である。
   ・関西外国語大学のアメリカ人留学生が、4週間のグローバルインターンシップで滞在し、授業に参加
     したり、ランチミーティングを開いたりして、生徒と交流した。
   ・タイ王国の文部省の代表団 35 名が来校し、校内視察を含め意見公開などの国際交流を行った。
   ・授業づくりチームも授業改善の推進に動き始めている。
   ・1 年生の総合的な探究の一環で、生徒に性の多様性についての講演を実施した。トランスジェンダー
     であることカミングアウトしている府立学校の教員に講師を依頼し、生徒には事前質問を募集1した。
     大変多くの質問に一つずつ丁寧に回答をしていただいた。
 【学校運営協議会の委員より】
  ・幼い子と接することで、情緒が安定することもあるので、幼稚園訪問はよい取り組みであると思う。
   ・塾訪問の結果で施設や設備については、同窓会としても協力することがないか検討したい。
     →清水谷高校は、公立の中で施設や設備は恵まれている学校であるが、私学の高校が公立と差別化を
       図るためにますます施設にはお金をかけているのでなかなか難しい。
  ・塾に訪問するのは私立ばかりなので、公立の先生が訪問したことは驚かれたと思う。幼稚園訪問や、
     国際交流などは、保護者として「公立でもこんなことしてくれるんだ」と感じたので、このあたりを
     もっと強みとしてアピールしてはどうか。大学進学へのサポートをもっと手厚くすると、さらに良い
     のではないか。
   ・最近は、中学校よりも塾への広報活動によるアプローチが重要かもしれない。
  ・清水谷高校に特色がないことはないと思う。清水谷に行って良かったなと思うことが多い。日々色々
     と清水谷高校に行かせて良かったなと思うことが多かった。
  ・子どもの出身中学校に清水谷に進学した生徒が過去にいなかったため、中学校にデータがないので、
     塾に頼って清水谷高校への進学を決めた。
  ・まずは保護者が知って、オープンキャンパスに参加することも多い。オープンキャンパスでは特に、
     生徒による学校紹介が良かった。生徒の様子が見て取れるので、保護者にも中学生にも非常に良い。
  ・設備が古いというのは、伝統があるということである。伝統があるということは強みである。伝統校
     であるということをもっとアピールしてはどうか。
     →オープンキャンパスの参加者アンケートでは、同窓会が 120 周年記念事業で改装していただいた
     食堂がきれいであることや食事がおいしいという意見も多くみられた。
   ・色々と新しい取り組みをされていて、お礼を申し上げたい。同窓会の清友会が関係する清友幼稚園
     (移動 1 時間程度)も過去には交流があったと記憶している。260 名の園児のいる大規模な幼稚園で
     あり雰囲気も違うので、交流のニーズがあれば清友会に連絡してください。
 
 
 4スクールポリシー案について
 【校長より】
   ・スクールポリシー案を説明
      (1)アドミッション・ポリシー:入学者の受入れに関する方針
      本校は、1900 年(明治 33 年)に創立された栄えある歴史と伝統を受け継ぐ学校です。本校の生
      徒ひとりひとりが本校で充実した学校生活を過ごす中で、明るい将来の展望を持ち、自らの個性
      と、将来果たすべき社会的な役割を意識して、幸せな人生を歩めるための教育を行います。本校
      は、以下に適うような生徒を歓迎します。
      1かけがえのない存在として自分の能力を信じて、伸びしろに期待した高い目標に挑戦し、失敗
      して学び、達成で成長の喜びを実感する生徒(You can do it! The sky is the limit.青天を衝く挑戦。)
      2志や使命感を持ち、他者への感謝と思いやりを忘れず、礼儀を弁えて、自らの品性と教養とを磨
      く生徒(Stay Elegant. Stay Confident. 優雅、堂々。
                                                      )
      3毎日を充実させて、何事も自ら考え判断し、仲間と協働して、自ら創造と変化を引き起こすこと
      ができる生徒(Consider, Collaborate, Create, Change! Seize the Day. 日々是充実。)
 
 
      (2)カリキュラム・ポリシー:教育課程の編成及び実施に関する方針
      1大学等の高等教育機関で学ぶために必要な知識や技能と、思考力、判断力、表現力などの能力、
      主体的に学習に取り組む態度などの学力の三要素を身につける教育を行います。
      2受動的に教えられるのではなく、主体的に経験して得た知識や技能を、自ら組み合わせ、取捨選
      択して思考し、正しいものとそうでないものを見分けて判断し、判断した内容を他者へ上手に伝え
      る能力を身につける教育を行います。
      3人生を豊かにするために、芸術や保健体育、家庭科などで知、徳、体をバランスよく育み、他の
      人から尊敬される品性と教養(リベラルアーツ)を身につける教育を行います。
      4幸せな人生を歩むために、学力のみならず非認知能力として、自尊心と最後までやりぬく忍耐強
      さ、自制心と誠実さ、他人への思いやりと協調性、好奇心と創造性、自分を立て直す自己回復力な
      どを育み、周りの人も幸せにする豊かな人間性を身につける教育を行います。
 
 
      (3)グラデュエーション・ポリシー:
      大学等の高等教育機関で学ぶために必要な知識や技能と思考力・判断力・表現力などの能力、主体
      的に学習する態度などの総合的な学力とともに、物事を最後までやり抜く忍耐力や自制心、協調性、
      好奇心、自己回復力などの非認知能力を兼ね備えて、国際化、多様化する 21 世紀の共生社会で、大
      人として生涯を通じ品性と教養を磨きながら、自他の個性を生かし、自らの役割を得て、使命を果
      たし、幸せな人生を歩める人を育てて卒業させます。
   ・カリキュラム・ポリシーを次の14のように、新たに作成した。1学力の三要素を身に着ける教育
     を行う2それらを主体的に学べる能力を身につける3芸術・保健体育・家庭科などを大切にして、品
     性と教養を身につける教育を行う4学力に加えて非認知能力を身につける教育を行う
  ・リベラルアーツと非認知能力を身につけることを大切にする学校ということを特色にしていきたい。
 【学校運営協議会の委員より】
   ・難しい内容を分かりやすくすっきりまとめている。
  ・子どもが親から巣立っても幸せに生きていってほしいというのが親の思いであるので、テストの点数
     だけではなくてこのスクールポリシーのように考えていただけるのは親としてはありがたい。
  ・この案はとても良いと思います。大学受験だけではなくて、目標は将来何になりたいかということか
     ら逆算して課題を立てていくと講演で聞いたことがある。清水谷には大学入学を意識して入学して
     いる生徒が多いと思うが、大学入学のその先にあることも意識して作成しているのは良いと思う。
   ・分かりやすくて良い。特に「失敗して学ぶ」というのが良い。
   ・後日、ご意見があれば教頭か校長へ連絡するようにお願いしたい。
   ・一部英語を使っている理由はなぜか。
     →生徒や保護者が見た時にインパクトを与えるために工夫している。
 
 
 575 期生進路状況等結果報告及び 1、2 年生の学力・学習状況調査について
 【進路指導主事より】
   ・昨年度の進路状況は、国公立 1 クラス分、関関同立で 2 クラス分、近大まで入れると半数を超える
     進学者数になった。就職は 1 名(国家公務員)であった。
  ・今年度は、より早期決着、安全志向が高まるのではないかと予測している。子どもの数の減少に加え、
     大学の定員数増加などがあるので、心配はしていないが、最後まで頑張って粘れる生徒が増えるよう
     に指導している。
   ・昨年度の現役での国公立進学は微増ながら、国公立進学実績全体は、右肩上がりが続いている。
  ・1 年生の学習状況リサーチは 4 月に行うと、中学生の時の受験勉強について答えてしまうので、本校
     は高校での学習状況を調べるために、少し遅らせてリサーチをしている。
  ・1 年生はまず、学習習慣をつけさせることが肝心であると考えている。来週の PTA 学年集会の時に、
     保護者の皆さんにお伝えする予定である。
 【学校運営協議会の委員より】
   ・学力、学習状況リサーチは毎年調査していることなのか。
     →毎年実施している。過去との学力比較は 1、2 年生が新カリキュラムなので難しいところもある。