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取得日:2024年03月19日
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教皇フランシスコのすすめ
2020 年 5 月 14 日(木)
校長 田沢 幸夫
休校が続いています。生徒、保護者の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
オンライン授業が実施されていますが、学校で生徒たちの元気な姿を見るこ
とができないのは、やはり寂しく感じます。生徒の皆さんも、学校に行けな
い、
部活
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ができないという状況に、ストレスを感じているかもしれません。
それでも、この現実を受け入れて前へ進むことが大切だと思います。
キリスト教では、4 月 12 日(日)が復活祭(イースター)でしたが、カトリッ
ク教会での公開ミサは行われませんでした。イタリアのバチカンでも、教皇
フランシスコのミサには、会衆の参加はありませんでした。この特別な状況
において、教皇は全世界の人々に次のようなメッセージを発表しています。
今は無関心でいるときではありません。なぜなら世界中の人々が苦し
みのただ中で、パンデミックに立ち向かうために結束しなければならな
いからです。復活したイエスが、すべての貧しい人、社会の周縁にいる
人、難民やホームレスの人に希望を与えてくださいますように。世界の
あらゆる地域の都市や周縁部に住んでいる、もっとも弱い立場にあるこ
れらの兄弟姉妹が独りで取り残されることがありませんように
今は、自分のことばかり考えるときではありません。わたしたちが直
面している危機は、わたしたち全員を一致させ、だれも分け隔てさせな
いからです
このように、教皇フランシスコは、無関心や利己主義を乗り越えて、苦し
んでいる人々、弱い立場にある人のことを考えるように勧めています。
今、学校の廊下には、次の聖書の言葉が掲示されています。
苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む。(ローマの信徒への手紙 5.4)
今は困難な時ですが、この聖書の言葉のように、希望をもって毎日を過ご
してください。家庭で過ごす時間が長くなっているので、お互いの忍耐と思
いやりが必要になります。
神が皆さんの家庭を祝福し、困難を乗り越える力を与えてくださるようお
祈りします。