住吉高校(大阪府)の公式サイト内のPDFをテキストに変換して表示しています。

このコンテンツは、受験生と保護者の皆様の利便をはかるため取得されました。
取得日:2023年03月22日[更新]

最新コンテンツは、下記の公式サイトURLにて、ご確認ください。
志望校の選定など重要な判断の際には、必ず最新の情報をご確認ください。
https://www.osaka-c.ed.jp/sumiyoshi/data/kyougikai/R2-3.pdf

検索ワード:留学[  1  ]
[検索結果に戻る]
 
                                                                    令和3年2月 26 日
                                                                  会 議 室 15:30 17:00
            令和2年度      住吉高校    第3回学校運営協議会 議事録
 1.校長挨拶
   緊急事態宣言の中、学校運営協議会が開催できたことへの謝辞。
   新型コロナウィルス感染症予防対応のため、変更せざるを得なかったものがある。
   その中での学校経営計画の取組・評価となるが、ご助言をお願いしたい。
 
 
 2.委員紹介・挨拶
   大塚耕司会長    森田英嗣委員   島裕二委員       森本哲弘委員
 
 
   大塚会長より開会挨拶
     昨日は府立大学最後の試験であった。現代システム学域だけは学域のまま残るが、
     来年度からは新しいスタートとなる。SSH、バカロレア、ユネスコといった、多様
     な入試もある。
 
 
 3.今年度の取組みについて
 (1)学校経営計画及び学校評価について(校長)
  ・「新学校指導要領『カリキュラム』の完成」については大枠を作成し、目標を達成
       した。
  ・「系統的な進路講習の開催」については、3 年は夏期講習 15 講座 350 名受講・冬期
       講習 15 講座 180 名受講と実施した。ただし、1、2 年生については新型コロナ感
       染症の影響で夏・冬休みが短くなったこともあり実施が難しかった。
   ・「国公立大学合格者 70 名以上合格」については、年度末に報告。
   ・「共通テスト受験者を 200 名以上」については、出願 215 名受験 202 名。
   ・「SSH 国際共同研究を両科で推進する」は、SSH が中心となり姉妹校とオンライン
       交流を通じて会議を開き、国際共同研究の土台ができた。
   ・ 学校教育自己診断「外部講師の話はためになった(科学関連・国際理解)90%」
      は、コロナの影響で開催できず、評価できない。
  ・ 学校教育自己診断「担任以外に相談できる先生 80%以上」は、78%であった。引
      き続き相談体制の充実を図りたい。
  ・「PT 活動     10 回」達成。特に、ICT 推進 PT を次年度から委員会組織とする予定で
      ある。GIGA スクール構想・生徒一人にタブレット 1 台に対応する。
  ・「小学生対象の教室・地元中学校との教員交流」を例年行っているが、本年度は新
      型コロナ感染症の影響で実施できなかった。
 
 
  (2)国際文化科の取組み(秋本     国際文化科長)
 
 
  ・TOEFL の授業(Super English)水曜 7 限(90 分)は、休校措置を経て、7 月前期中
     間考査後から開始し、例年通り年間 20 回実施。
   ・GTEC4技能(アセスメント版)を 1・2 年生全員対象に実施。
  ・TOEIC 対策講座(土曜講習)は、新型コロナウィルス感染症の影響により年度途中
     からでもあり、例年の半分の 10 回の実施となった。受講者も 38 名でかなり少か
     った。
   ・ICT 活用は、オンライン授業・通常授業において効果的に使用している。
   ・第2外国語の検定試験や校外発表は、大半のものが中止された。後半実施された「韓
     国語を楽しもう高校生大会」で奨励賞を受賞した。
  ・課題は、英語の民間試験が多岐にわたっており、全種類のスコアや合否を学校が把
     握することが難しいこと。Google フォームを活用し、年度内に調査を実施したい。
 
 
 <国際交流・ユネスコ>(藤井            国際部長)
   ・ コ ロナ の 影響 で 、直 接 対 面の 交 流が で きず 、 ク ラス に も留 学 生が 来 な かっ た 。
     2 年 生 は1 年 次の 留 学生 と オ ンラ イ ン交 流 を実 施 し た。
   ・海外研修は全くできなかった。今までの交流校とオンラインでの交流をした
     い。
   ・ 生 徒 や 保 護 者 の 期 待 に 応 え た く 、 10 月 に 大 阪 大 学 大 学 院 在 学 の 留 学 生 5 人 と
     希 望 生 徒 20 人 の Zoom に よ る 交流 会 を実 施 した 。Wi-Fi の 関 係 で 通信 が 途 切れ
     た こ と があ っ たの が 残念 で 、来 年 度は、通 信環 境 や 機材 に つい て の課 題 を 解決
     したい。
   ・ 「 ユネ ス コス ク ール 」 は 、交 流 を通 し て身 近 な 課題 を 解決 す る趣 旨 で ある が 、
     コ ロ ナ 禍で 住 吉高 校 生は 参 加 でき て いな い 。
   ・住 吉 高校 生 の活 動 とし て は 、オ ン ライ ン やビ デ オ で様 々 な催 し に参 加 す る機会
     が あ っ た。 こ れま で 参加 し て いな か った 取 組み に も 、オ ン ライ ン で本 年 度 は
     参 加 し た。
 
 
 (3)総合科学科及びSSHの取り組み(大門                総合科学科長)
     SSH は 4 つの柱で重点課題に取り組んでいる。
 
 
   1)課題研究の質的向上
   ・全国大会「ポスター発表賞」受賞。大阪では本校だけ。
   ・生徒間および教員間での、課題共有ボードによるチェック体制と運用方法の完成。
     ボードに生徒が各自のレポートを上に追加していき、教員が赤チェックを入れる。
   ・SSH 科学III選択者をあと2年のうちに増加させることが課題。
 
 
   2)英語の表現力の育成向上
   ・SSH に特化した英語指導員(水・木で実施)による、オンラインツールを用いた、
     英語論文5テーマ、英語発表 4 テーマの添削方法を確立。英語教員でも科学用語を
     知らないと難しい。対面でスムーズに指導を受けられるので効果があった。
 3)外部連携の強化
  ・住高支援ネットワークを活用しきれていない。「誰に何をメールすればいいのかわ
     からない」を解決するために、Yahoo 知恵袋のようなインターネット無料レンタル
     掲示板を考えている。
 
 
   4)活動成果の評価・普及
   ・2月に、2年視聴覚・1年教室・海外ともつないで実証。
 
 
 (4)進路指導状況(三石    進路部長)
   ・生徒、教員の「進路」に対する「意識向上・雰囲気づくり」の達成度は測りにくい
     が、今年度の3年生はよく勉強し、主体的に動いていた。
  ・自宅学習時間の増加をめざしたが、大きな変化はない。セルフチェックシートを活
     用し、担任のチェック・返却を通し、1 年生の秋の前年比では「+数十分」と微増。
  ・国公立大学への進学希望を諦めない指導については、共通テスト出願件数が微増で、
     減少に歯止めはかかっている。
   ・1 年生から自己理解を深めていくための「自己分析シート」を作成し、取り組んで
     いる。進路選択につなげていきたい。
   ・新入試対応は達成できた。
   ・国公立入試出願状況の今年度の傾向は、大阪市立大・大阪府立大・神戸大が多く、
     第 1 志望をめざす意識が強い。
 
 
 (5)生活指導について(松本    生活指導部長)
 <遅刻について>
 ・延べ遅刻総数年間 1500 回未満の目標は達成できなかった。
   一人当たりの遅刻平均回数で、1年は例年1回であるが、本年度は 1,4 回であった。
 ・月別遅刻集計では、9月は前年比+124 であり、夏の疲れが大きく左右したと考える。
 ・コロナ禍で、教員と生徒が時間をかけて話すのにもお互いに遠慮があり、きめ細かな
   指導ができなかった。
 
 
 (6)SIC の取り組みについて(教頭)
 ・住吉改革委員会の 4 つの PT で、先生方の自主的な活動。4 月にメンバーを募集する。
 ・リーダーは頑張ってくれていたが、コロナ禍のため今年度は低調となった。
 ・中学校への訪問授業は、自分の授業改革ができたという意見があった。
 ・ICT グループは、ICT 準備委員会へ昇格。GIGA スクール構想にむけて、校内 LAN 整備
   など行う。
 
 
 令和3年度学校経営計画について(校長)
 ・文字数をコンパクトにした。
 ・進路指導に関する指標を「国公立大学合格者 100 名以上」のみにした。
 4.質疑・協議      (Q 質問     → 回答    A 本校教員     B 委員)
 Q   本来、生で触れ合う国際交流を楽しみに入学してきた生徒へ、どのような対応をと
      っているのか。オンラインでの工夫はしてくれていると思うが。
      →A   留学1生を派遣してくれる大学もある。同年代とは難しいかも。
 Q   学校教育自己診断の「担任以外に相談できる先生」はおもしろい。分析をしてほし
     い。
      →A   府で決められている項目。今年は担任との交流が密であった。このことだけ
            をとって、教員に相談できていないとはとれない。
      →B   去年より1%増加している。
      →A   各学年に教育相談係がおり、相談ポストも設置している。毎週1回相談係3
            名と養護教諭、保健部長、教頭で教育相談の会議を行っている。
            専門家のほうが良い場合は、スクールカウンセラーを紹介している。
      →A   声かけしても、「大丈夫です。」という生徒を拾いきれていないのでは。
            できるだけ声かけしている。
      →B   担任段階で問題解決していれば問題はないが、改善策が出ればいい。
 Q   通信環境整備は「GIGA スクール構想」と関連して好転する可能性はあるのか。
      →A   現状ではケーブルをひっぱって、片づけて、またひっぱっての繰り返し。Wi-
            Fi が届くところ、届かないところがあり、リハーサルやチェックが必要。期
            待はしているがどうなるかは、まだ分からない。
      →B   中学校では理科室でタブレットを持たせてやってみた。全員のタブレットが
            反応したわけではなかった。疑問や心配も多い。各教室にモバイルルーター
            を設置するが、まだまだ進んでいない。
      →B   大学もある時間帯になると途切れる。
      →B   キャパを意識してつけないと。
      →B   足りないからつけていく形では…。
 Q   今年は授業が難しいところであったが、進路指導をどのように行ったか。
      →A   担任が生徒の気持ちを引っ張る態勢ができていた。共通テストの結果で第 1
            志望を左右されないのが、今年の傾向。担任の中の進路部員の働きかけも大
            きい。
      →B   これからのモデルになればいい。
 Q   SSH「 公 開 ポー ト フォ リ オ 」( 課 題共 有 ボー ド ) はお も しろ い 。
      →A   人通りの多いところに設置しているので、誰でも見られる。
      →B   先生方は大変だと思う。
      →A   従来の本棚形式より便利で、楽になった。生徒自身に横の繋がりができた。
      →B   教員もさぼれませんね。
 Q   SSH 科学の分析、戦略は。
      →A   3年生で SSH 科学IIIを選択させたいが、目の前に受験を突き付けられると、
            受験に直結する座学を選択科目でとってしまう。1、2年の段階で自分たち
            の学びが加速していることを実感させることが必要。あんなふうになりたい
            と思う像を提示すべきで、今回3年生のメッセージを作った。
         →B    ヒーローを作ってしまう。それとアピールする仕掛けを作るべき。もともと
                天才ではないのにこんなことができたという仕掛け。
 Q       ユネスコは苦労されているのがわかる。
         オンライン状況をうまく使うと今までできていなかった交流ができる。攻めを。
         →A    会うのが難しいところと交流ができるようになった。
                アジアフィールドスタディにおいて、来年はラオスとの交流を計画している。
                今年度は、予定の変更、変更に追われてしまった。来年は攻めていきたい.
         →B    二の矢、三の矢を考えられる状況ともとらえられる。
 Q 中学校では1年生で休みが多かった。
     何が原因ということでもないが、宿泊行事でのクラスづくりや人間関係ができていな
     い中、いつのまにか中学生になっていた、という感じの、区切りのない中で学校生活
     に入っていった。高校はどうか。
         →A    1年生は、マスク着用や横並びの食事など人間関係を作るのが難しい状況だ
                った。
         →A    1年は当初静まり返っている休憩時間が多かったので驚いたが、クラス単位
                で動く機会が増える中で少しずつ馴染んでいった。休み明けは「やったー!!
                学校へ来られた」と、学校へ来ることが励みになっている様子が伺えた。
          →A   4月に入る前から SNS で繋がってはいるが、実際に会ってみると少し違うと
                いうこともあり、それを学校生活の中で修正していくものだが、今年はそれ
                ができなかった。この時代なりの新しい課題だと思う。
         →B    朝、中学生への登校指導で阪堺電車の駅に立っているが、住吉高校の生徒が
                朝から気持ちのいい挨拶をしてくれる。毎朝その生徒と話をするのが楽しい。
                人としての関係を作れるということが大事。
     Q     PTA で気を揉んでいたのは、例年春に体育祭をやって、切り替えて勉強、だった
          が、今 年 は 体 育 祭が なく な っ てし ま った 。来年 度 も コロ ナ がわ か らな い 状 況だ
           が 、 縮 小し て でも 友 達、 上 下 関係 の 繋が り のた め に 実施 し てほ し い 。
           計 画 や アイ デ ア は ?
         →B    府立大は、学生自身が自主的に新歓をやろうと学生センターに持ってきてい
                る。コロナの状況もわかってきたし、実現していこうという、学生からの働
                きかけが嬉しい。
         →A    来年度は、例年通りの予定を組んでいる。自治会の生徒にも討議してもらう。
                今年度、学園祭の前日に3年生が運動会を行い、その生き生きした様子に行
                事の大切さをあらためて感じた。何とかやっていきたい。
         →B    今から考えると、(初期のコロナ禍の一般的な状況を振り返ると)そこまで
                取り止めにしなくてもよかったのではと思うことはある。
 5.「令和 3 年度         学校経営計画」の承認。
 6.次回開催について
     第1回は 6月第3週          第2回は 10 月第4週      第3回は2月第4週
     4月に入ったら、日程調整を行う。
 7.校長謝辞                                                                                      以上