住吉高校
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取得日:2023年03月22日
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No.3014
府立住吉高等学校
校長 岡崎 守夫
令和3年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
百年の伝統と実績の上に立ち、グローバル社会において真のリーダーとして世界に貢献できる人物を育成する学校。
◎ 基礎から発展まで「生徒が思考する授業」、
「力のつく授業」を展開し、3年間を見通した進路指導により生徒の希望進路を実現する。
◎ 「チーム住吉」で教職員が一丸となって、国際交流や行事、生活指導を行い、「自主・自律」を体現する生徒を育てる。
◎ 世界で信頼され尊敬される品格と豊かな国際感覚、人権感覚を有する生徒を育てる。
2 中期的目標
世界に貢献できる人物を育てるため、生徒につけたい力を定め、その実現へ向けた取組みを行う。
【5つのつけたい力(Five Sumiyoshi Qualities)
】
1 将来を見通せる深い洞察力と世界を見据えた視野の広さ
2 異文化を受け入れることのできる包容力と鋭い人権感覚
3 理念のみならず、行動に移せる実行力とバランス感覚
4 世界で通用する語学力とコミュニケーション能力
5 科学に対する真摯さと謙虚さ
1 学力向上と進路実現
生徒の自己実現を図るための学力、体力、気力の育成
ア すべての教科で「つけたい力」と「具体的方策」を明確にし、学校全体で共有し評価する。
イ 主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を推進する。
ウ 3年間を見通した進路指導を着実に実行する。
※ 国公立大学合格者 100 名以上(H30 57 名、R01 57 名、R02 62 名)
2 国際・科学高校としての質的な深化
国際文化科と総合科学科のさらなる進化
ア 課題研究の内容を深化させる。
イ ルーブリック評価によって生徒の思考力、表現力等を向上させる。
世界で通用する語学力とコミュニケーション能力の育成
ア 授業や行事を通じた「使える英語力」をさらに向上させる。
SSH、ユネスコスクールの取組みの充実
ア 1課題研究の質的向上 2国際共同研究 3小中高大・産学連携 4卒業生による「住高支援ネットワーク」を充実させる。
イ ユネスコスクール加盟校として平和学習、人権学習を充実させる。
※ 学校教育自己診断「命の大切さや社会のルールについて学ぶ機会がある」90%以上を維持する。(H30 93%、R01 92%、R02 94%)
※「科学関連、国際理解などの外部講師の話はためになった」90%以上を維持する。
(H30 90%、R01 89%、R02 %)
3 世界で信頼され尊敬される品格と豊かな国際感覚、人権感覚の育成
人権を尊重する意識の向上
ア 人権 HR をさらに充実させるとともに、きめ細かな相談支援体制を確立させる。
生徒の自主的な活動の充実
ア 自治会活動、部活動をさらに充実させる。
マナー・規範意識等の育成
ア 挨拶・清掃・遅刻指導を徹底する。
※ 学校教育自己診断「人権について学ぶ機会がある」90%以上を維持する。
(H30 93%、R01 95%、R02 97%)
※ 各行事や取組の生徒満足度 90%以上を維持する。
(H30 93%、R01 94%、R02 95%)
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和 4年 1月実施分] 学校運営協議会からの意見
【教育活動】 第1回(6/22)
「学校生活が充実している(生徒 94%、保護者 91%) 」、
「住吉高校に入学 ○探究活動について
してよかった(生徒 95%、保護者 93%) 」、
「他の学校にない特色がある ・生徒の知的好奇心やニーズに応えることができる住高支援ネットワークはとてもよい取
(生徒 97%、保護者 92%) 」と高い評価を得た。 組みだと思う。
授業について生徒の肯定的評価は(昨年度 84% ⇒ 今年度 88%) 」と増 ・同様の課題を研究している高校生たちとオンラインでつながることができれば、よりよ
加し、また、評価についても肯定的評価(昨年度 90% ⇒ 生徒 94%) 」と、 い探究活動につながるのではないか。
昨年度よりも高い結果であった。さらに研鑽を積んでいきたい。 ○観点別学習状況の評価について
創立 100 周年記念事業の一環として一昨年度に設置した全教室の電子黒 ・誰のための評価なのかということを考えると、生徒がより学習に前向きになり意欲をも
板の活用は、「授業で ICT 機器がよく活用されている(生徒 96%) 」と肯定 つためのものにすべきであろう。
的意見が多かった。 第2回(10/26)
【学校生活】 ○校風について
「困っていることには真剣に対応してくれる」は 93%、 「担任以外に気軽 ・自由な校風は大変よいのだが、生徒たちが自由をはき違えているようにも感じる。
に相談できる先生がいる」が 77%であった。例年と取組み内容に変化はな ・住吉高校はできるだけ自由を大切にし、広い視野で物事を見て、柔軟な発想ができる生
いが、高い数値で推移している。 徒を育ててほしいと願っている。
「学校の指導は適切である(生徒 88%、保護者 91%) 」であり、昨年度よ ・
「自由」を教育の対象としてどのように捉えるかというのはとても興味深い。議論を深め
り若干増加している。今後もより一層、適切な指導に努めたい。 ていくと非常に面白いのではないか。
人権、命について学ぶ機会について、 (生徒 95%、93%、保護者 92%、91%) ○自治活動について
で、ともに 90%を超える肯定的意見であった。 ・コロナの影響でほとんどできていなかった自治会活動を、また少しずつでも再開しても
【その他】 らいたい。そのために必要なことがあれば、後援会も積極的に援助していきたい。
「学校の施設・設備は、学習環境面で満足できる」は(昨年度 生徒 77%、 第3回(2/24)
保護者 67% ⇒ 今年度 生徒 84%、保護者 72%)と改善された。一昨年度 ○SSHについて
の南館のトイレの改装と創立 100 周年記念事業による食堂の改装をした ・夏休みの前後でメニューを変えるなど、進路につなげるような導き方ができれば、選択
ことによると考えられる。今後も老朽化、設備の維持管理が課題である。 者の増加に結びつくのではないか。
自然災害や交通機関の乱れ等への対応の周知について保護者の肯定的評 ○働き方改革について
価が 85% ⇒ 79%と減少した。コロナ対応等での緊急連絡が増加したが、 ・数字だけでは測れない部分もあるのではないか。
その他の活用についても検討していきたい。
No.3014
府立住吉高等学校
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
目標 今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標[R2年度値] 自己評価
生徒の自己実現
を図るための学 ア・
「学習指導 PT」が中心となって授業改善を行 ア・
公開授業
1
・研究協議を年 ア・学習指導 PT が中心となって、
公開授業
2
を 10 回
1 学力向上と進路実現
力、体力、気力の う。 間6回以上実施する。 行った。次年度も引き続き取り組んでいきたい。
[9回]
育成 ・「学習指導 PT」による経験の少ない教員の公 (○)
・授業アンケート「授業内
ア すべての教科で 開授業を推奨する。 ・授業アンケート「授業内容に興味・関心を持つ
容に興味・関心を持つこ
「つけたい力」と イ・ICT 推進委員会を設置し、
「生徒が思考する授 とができた」「知識や技 ことができた」「知識や技能が身に付いた」はそ
「具体的方策」の 業」、
「力のつく授業」を目標に ICT 機器等の 能が身に付いた」3.3 以 れぞれ 3.4、3.5 であった。(○)
明確化 活用を推進するとともに、緊急時にオンライ 上を維持する。[3.3、
イ 主体的・対話的 ン授業を実施できる体制を充実させる。 3.3] イ・学校教育自己診断「ICT 機器がよく活用されてい
で深い学びの視 ・業務の効率化を図る。 イ・学校教育自己診断「ICT る」は 96%であった。(○)
機器がよく活用されて
点からの授業改 ウ・進路指導部が主導し、学年団と連携の上、3 ・業務の効率化の方策を検討する会議を年間5回
いる」95%を維持する。
善の推進 年間を見通した進路指導を実施する。 [95%] 開催した。時間外勤務時間(一人当たり平均)は
ウ 3年間を見通し ・進路指導部が学校全体で調整、策定した進学 ・業務の効率化の方策を 4月2月で 356 時間であった。(△)
た進路指導 講習を系統的に実施する。 検討する会議を年間5
・模擬試験後、進路指導部と学年団が連携して 回以上開催する。時間外
分析会を実施し、生徒の情報を共有する。 勤務時間(一人当たり平
均)を5%減少させる。
ウ・進路 HR を7回実施し、進路だより等による補完
[292 時間(4月2
も行った。(○)
月)]
ウ・系統的な進路 HR を5回 ・3年夏期講習 13 講座、冬期講習6講座
以上実施する。[5回] 2年夏期講習6講座、冬期講習8講座
・進学講習を3年生は 15 1年夏期講習3講座、冬期講習3講座
講座以上[15 講座]、2、 を実施した。(○)
1年生は3講座以上 ・模擬試験の分析会を3回実施した。 (○)
[]実施する。
・模擬試験後の分析会を
3回以上実施する。[3
回]
国際文化科と総
合科学科のさら ア・探究サイクルを一般教科等に取り入れ、課題 ア・国際文化科1年生の総合 ア・課題研究の発表会を校内で1回実施し、校外の
2 国際・科学高校としての質的な深化
的な探究の時間で課題研 発表会にも参加した。
(○)
なる進化 解決型の授業を実施する。特に、文系科目(英
究を実施し、その発表会
ア 課題研究の内容 語、地理歴史、公民、国語等)での実施事例 ・探究サイクルを取り入れた教科の
公開授業
3
また
を年間1回以上実施す
の深化 を増やす。 は事例報告を3回実施した。(○)
る。
イ ルーブリック評 イ・SSH の課題研究で用いているルーブリック評 ・探究サイクルを取り入 イ・学校教育自己診断「学習の評価は納得できる」は
価の普及 価を普及させるとともに、評価についての研 れた教科の
公開授業
4
また 94%であった。
(◎)
世界で通用する 究を進める。 は事例報告を年間2回以
語学力とコミュ 上実施する。
イ・学校教育自己診断「学習
ニケーション能 ア・暗誦、ディベート等の指導や SE(スーパーイ
の評価は納得できる」
力の育成 ングリッシュ)
、SK(スーパーコリアン)等の 90 % 以 上 を 維 持 す る 。
ア 授業や行事を通 授業、英語合宿、スピーチコンテスト等の行 [90%]
じた「使える英 事を引き続き系統的に実施する。
語力」のさらな ア・1年生で 30 人以上、2 ア・CEFR B1 以上は、1年生 20 人、2年生 62 人で
る向上 ア・SSC(スーパーサイエンスクラス)をより活性 年 生 で 60 人 以 上 が あった。
(△)
CEFR B1 以上となる
SSH、ユネスコス 化させる。
ようにする。
クールの取組み ・
「住高支援ネットワーク」のより有効な活用方
の充実 法を模索する。 ア・国際共同研究をオンラインで実施している。2
ア・国際共同研究を実施し、
ア 課題研究の質的 イ・SDGsをテーマとした総合的な探究の時間、ユ 年間1回成果発表会を 月に成果発表会を実施。
(○)
向上、国際共同 ネスコスクール行事等を中心に平和学習、人 実施する。 イ・学校教育自己診断「命の大切さや社会のルール
研究、
「住高支援 権学習を充実させる。 イ・学校教育自己診断「命の について学ぶ機会がある」93%(○)
ネットワーク」 大切さや社会のルール
について学ぶ機会があ
の充実
る」90%以上を維持す
イ 平和学習、人権 る。[94%]
学習の充実
No.3014
府立住吉高等学校
人権を尊重する
意識の向上 ア・人権教育推進委員会を中心として、人権 HR 及 ア・学校教育自己診断「人権 ア・学校教育自己診断「人権について学ぶ機会があ
3 世界で信頼され尊敬される品格と
ア 人権 HR のさらな び教職員研修の一層の充実を図る。 について学ぶ機会があ る」95%(○)
る充実ときめ細 ・支援委員会、帰国渡日生を支援する GL(グロ る」90%以上を維持す ・学校教育自己診断「担任以外にも相談できる先
豊かな国際感覚、人権感覚の育成
かな相談支援体 ーバル ライフ)委員会、教育相談会を中心に る。[97%] 生がいる」77%(△)
制の確立 生徒の支援体制の全校化を引き続き行う。 ・学校教育自己診断「担任
以外にも相談できる先
生徒の自主的な
生がいる」80%以上にす
活動の充実 ア・自治会部を中心に生活指導部、学年団等と連
る。[78%]
ア 自治会活動、部 携し、生徒が主体的に行う体育大会、学園祭
活動のさらなる 等の行事やコンテスト等への参加を充実させ ア・学校教育自己診断「学校行事には楽しく参加し
ア・学校教育自己診断「学校
充実 る。 行事には楽しく参加し ている」95%(○)
マナー・規範意 ている」90%以上を維持
識等の育成 ア・生活指導部を中心に学年団と連携し、遅刻指 する。[95%]
ア 挨拶・清掃・遅刻 導、自転車等のマナー指導、挨拶指導等の徹
指導の徹底 底を図る。 ア・学校教育自己診断「学校 ア・学校教育自己診断「学校生活についての先生の
・保健部を中心に学年団と連携し、定期清掃、 生活についての先生の 指導は適切である」88%(◎)
大掃除時の取組みを強化する。 指導は適切である」85%
以上を維持する。[85%]