天王寺高校
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取得日:2023年12月23日
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No.3032
府立天王寺高等学校
校 長 西田 恵二
令和5
令和5年度 学校経営計画及び
学校経営計画及び学校
計画及び学校評価
学校評価
1 めざす学校像
【めざす学校像】 日本一の高校をめざして
○ 大阪を代表する公立高校として、教育のあるべき姿を追求し、府民から信頼され、誇りとされる学校
○ 社会に貢献する高い「志」を持ち、世界を変える駆動力を持った人間性豊かなリーダーを育成する学校
○ 全てにおいて「チーム天王寺」として組織的に一丸となって取り組む学校
【
生徒
1
に育みたい力】
○ 理想に向かって努力する推進力、及び失敗から学び、決してあきらめない粘り強さ
○ 自ら課題を見出し、自ら学び、自ら深く考え、自ら判断することができる自主・自律性
○ 科学的思考力や豊かな国際感覚の育成を通した将来を見通す力と、社会に貢献し、世界を変えようとする意欲と駆動力
○ 他者をリスペクトし、多様性を認め、協働し、共に高めあう「場」を生み出す「つながる力」
2 中期的目標
1 学力・人間力の育成
「授業第一主義、鍛錬主義、本物志向、課題研究、文武両道(体育活動(体育的行事及び部活動)と学習活動の両立)」を教育の五つの柱として、
「天高育成プロ
グラム」
(3年間の教育活動を俯瞰し、各取組の有機的関連性を明確に示し、教育目標を図式化したもの)に取り組み、豊かな人間性を育む「全人教育」を実施
する。
(1)
「天高スタンダード」又は科目ごとのシラバスに記載された各教科が策定する3年間を見通した各年度の到達目標に基づいた高い学力、すなわち「知識・技能」
に加え「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」を含んだ「確かな学力」の定着に取り組むとともに、学習指導要領・高大接続を見据えたカリキ
ュラム・マネジメントを行う。
ア 「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、授業改善に向けた取組みをさらに進め、より洗練された指導法を開発し共有する。
イ 「天高育成プログラム」に基づき、多彩な行事や取組みを通して、豊かな人間性と粘り強さ、協働性を育む。
ウ 「大阪府部活動の在り方に関する方針」を踏まえ、バランスのとれた活動を通して豊かな学校生活を実現させる。部加入率 90%以上を維持する(R2:94%、
R3:92%、R4:92%)とともに、学校教育自己診断において、部活動との両立ができている
生徒
2
の割合 75%以上を維持する。
(R2:73%、R3:82%、R4:
82%)
エ 学習指導要領が求める観点別評価及び新たな高大接続における主体性の評価について、これまでの取組みを発展充実させ、パフォーマンス評価として、よ
り洗練されたルーブリックの開発と共有をめざすとともに、効果的な活動記録の取組みを進める。
オ 4技能を備えた英語力を身につけさせるため、指導方法・カリキュラムの研究を継続するとともに、国際教育の機会を通じて、学習の動機付けを行う。
(2)学習指導の充実に取り組む
ア 「天高育成プログラム」を基に各教科で策定したシラバスに則り、自主教材の作成などさらなる指導の充実を図る。
イ 研究授業、公開授業(教科の枠を超えた授業研究)を充実させ、互いに見学する回
数
1
について1人平均5回以上を維持する。
(R2:12.1 回、R3:11.7 回、
R4:5.7 回)
ウ 授業アンケートにおいてアンケート項目の全体平均 3.50 以上を維持する。(R2:3.49、R3:3.52、R4:3.56)
エ ICT機器の効果的活用について研修を行い、様々な場面での活用を進める。
オ 学習指導要領が求める観点別評価の取組みを充実させるための研修会を開催する。
(3)探究活動の充実、自学自習の習慣づけ
ア 全員が「創知」において行う課題研究について、これまでの指導・運営・評価方法の研究成果を生かし、全教科教員による指導体制のもとでさらに充実発
展させる。
イ 「創知」におけるカリキュラム開発の成果を広く府内外の高校間で共有し、新学習指導要領の「総合的な探究の時間」や「理
数
2
探究」のモデルを大阪から
全国に発信する。
ウ 桃陰セミナー・部学習日・休業期間や放課後の自習室の活用を一層推奨することにより、自学自習の習慣づけを行う。
エ 大学進学実績について、国公立大学合格者現浪合わせて 270 人[9 クラス規模 75%]以上を維持する。(R2:290 人、R3:314 人、R4:272 人)
(4)教育活動のアセスメント
ア 天高IR(Institutional Research)として、学校におけるデータを効果的に活用する体制を構築する。
2 グローバル社会に貢献できる人材の育成
(1)グローバルリーダーの育成
ア コミュニケーションツールとしての英語を活用し、様々な国際活動により国際教育を充実させ、全ての
生徒
3
に豊かな国際感覚を身につけさせる。
イ アジア各国との交流を、1アジア理解とアジア研究、2アジアの若者との英語による交流、3国際研究活動の機会として継続する。
ウ グローバル・リーダーズ・ハイスクール(GLHS)10校対象の広域研修を企画・運営し、その成果を広く共有する。
エ SSH 校として科学に秀でた突出人材の育成をめざすとともに、
「大阪サイエンスデイ」を継続するなど、大阪の拠点校として SSH 事業の成果普及に努める。
(2)
生徒
4
理解の促進と安全・安心な学校づくりを推進する。
ア 障がいのある
生徒
5
に対し、学校教育法(=障害による学習上または生活上の困難を克服するための教育を行うと規定)を踏まえた支援を組織的に推進す
る。教育相談委員会活動を充実させ、担任、学年団、カウンセラーが連携して発達障がいなど様々な原因でつまずきを感じる
生徒
6
を支援する。
イ 天王寺高校いじめ防止基本方針に則り、いじめアンケートの対応や事象生起に際しての迅速かつ組織的な対応を行う。
(3)京都大学・大阪大学・大阪教育大学・大阪工業大学との連携協定に基づきグローバル・リーダーズ・ハイスクールの事務局校として各大学との連携を進める。
3 教員の資質の向上
ア GLHS及び天王寺高校の教員であることの自覚と大阪の教育を牽引する意識の醸成を図る。新規採用教員ならびに着任後の年
数
3
が少ない教員に対して実施
している「桃陰塾」を継続発展させて教科指導力、
生徒
7
指導力の育成を図る。
イ 教員の働き方を見つめ直すとともに、経験の少ない教員の教科指導力と
生徒
8
指導力を育成する。中堅教員に学校運営の視点を身につけさせる。
ウ 外部教育機関の経験豊かな教員や広報担当者を招聘し、授業展開や新たな高大接続のあり方をテーマとした研修会を開催する。
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和5年 月実施分] 学校運営協議会からの意見
No.3032
府立天王寺高等学校
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
目標 今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標[R4年度値] 自己評価
(1) (1) (1)
「天高育成プロ ア・効果的なカリキュラム・マネジメントに取り ア・
生徒
9
学校教育自己診断「進
グラム」を踏ま 組む。 路希望達成に必要 な学力
えたカリキュラ をつけてくれる 75%以上
ム・マネジメン [79%]
トを行い、
「確か
な学力」の定着 イ・授業改善の取組みを充実発展させる。 イ・授業改善に向けた研究協
と「全人教育」 議・情報共有の場を年3
に取り組む。 回以上設ける。
ウ・
「主体的・対話的で深い学び」を実現するため ウ・学校全体で授業改善の取
に、アクティブラーニングなどの指導方法を 組みを進め、学校教育自
含む授業改善に取り組み、質の高い深い学び 己診断における授業満足
のある授業実践を行う。 度 90%以上[94%]
エ・部活動方針を踏まえ、バランスのとれた活動 エ・部加入率 90%以上[92%]
を通して豊かな学校生活を実現させる。学校 ・学校教育自己診断におい
教育自己診断において部活動との両立がで て部活動との両立ができ
きている
生徒
10
の割合を維持する。 ている生徒 75%[82%]
オ・天高育成プログラムの多彩な行事を創意工夫 オ.学校教育自己診断で、行事
して実施し、仲間を思いやり、力を合せて、 の意義に対する肯定評価
課題に対してやり抜く力を育てる。 平均 90%[94%]
「ルーブリック」を活用した「パフォーマンス カ.
カ・ 「ルーブリック評価」に関
評価」を導入し、課題研究や観点別評価等の する研修を各教科で行う
評価方法を確立する。また、生徒の活動の記 (1回以上)。
録・振り返りができるシステムを構築する。 ・個人活動の記録を生徒自
身が行う取組みを行う。
キ・科学オリンピック対策講座を開催する。科学 キ.科学オリンピック対策講
オリンピックへの参加者 300 名以上を維持す 座開催。科学オリンピッ
る。 ク参加者 300 名以上、10
名以上の受賞者
1 学
[R3 322 名 内、受賞3
R4 406 名 内、受賞 26]
力
ク・4技能を備えた英語力を身につけさせる。 ク.スピーキングテストと4
技能対応授業の継続
・人 間
(2) (2) (2)
学習指導の充実に ア・教科運営委員会で各教科のシラバスを点検、 ア・シラバスの達成度自己評
取り組む。 確認する。 価各教科平均 90%以上
力
[90.3%]
の 育
イ・研究授業、公開授業を充実させる。 イ・教員相互の授業見学
(一人平均年5回以上)
成
ウ・授業アンケートの結果を高いレベルで維持す ウ・授業アンケートの全体平
る。 均 3.50[3.56]
エ・ICT活用に係る校内研修を実施する。 エ・職員会議を含み、年1回以
上実施
オ・観点別評価に係る校内研修を実施する。 オ・職員会議を含み、年1回以
上実施
(3) (3) (3)
探究活動の充実、 ア・
「創知」における指導・運営・評価方法と、全 ア・
「創知」を指導する教員を
自学自習の習慣づ 教科教員による指導体制を継続する。 25 名以上配置して講座編
け 成を行う。
・2年生徒 360 名が課題研
究の成果物を完成する。
イ・「創知」における取組みについて、HP を活用 イ・HP の更新に努め、成果普
して広く発信し、普及を図る。 及を進める。
・大阪サイエンスデイ、近畿サイエンスデイに ・大阪サイエンスデイ第1
おいて課題研究の指導・運営・評価方法の共 部における府内高校から
有をめざす。 の審査員体制を維持す
る。
[大学教員 34 名+高
校教員 64 名]
ウ・桃陰セミナー、部学習日の活用促進を通して、 ウ・桃陰セミナー参加者の満
自学自習の習慣づけをめざす。 足度 90%以上[92.1%]
。
・部学習日の参加者
数
4
総計
700 名以上[920 名]
エ・大学進学実績を維持する。 エ・大学入学共通テスト5教
科受験出願率、学年の
95%以上[96.6%]
・国公立大学合格者現浪合
わせて 270 名以上
[272 名]
No.3032
府立天王寺高等学校
(4) (4) (4)
教育活動のアセス ア・学校におけるデータ活用の体制を構築する。 ア・GL・SSH委員会内に係
メント を設け、取組みを開始す
る。
(1) (1) (1)
グローバルリー ア・オンラインを含む様々な国際交流を企画・実 ア・交流行事の参加者満足度
ダーの育成 施し、国際感覚を身につける機会を充実させ 90%以上[100%]
る。
・姉妹校提携を結んでいる台北第一女子、武陵、 ・事後アンケートによる満
ホランドパーク高校、友好校であるヘルシン 足度 90%以上[100%]
キ国際高校との交流を実施する。
・校内留学プログラムを継続実施する。 ・校内留学プログラム参加
2 者満足度 80%以上
イ・台北第一女子高級中学との研究交流を継続 イ・研究交流参加者満足度
グ し、発展充実させる。 90%以上[100%]
ロ
ウ・GLHS10 校の生徒を対象とする広域研修を企画 ウ・研修参加者満足度 90%以
|
開発して、実施する。 上[100%]
バ
ル エ・大阪の SSH 拠点校として課題研究発表会(大 エ・大阪サイエンスデイ第一
阪サイエンスデイ)や近畿サイエンスデイ等 部参加者の満足度 85%以
社
を運営する。 上[98%]
会 ・近畿サイエンスデイを継
に 続実施する。
貢
オ・天高アカデメイアを継続実施する。 オ・天高アカデメイアの満足
献 度 90%以上[97%]
で
(2) (2) (2)
き 生徒理解の促進と ア・支援コーディネーターの専門性を高め教育相 ア・研修等に2回以上参加し、
る 安全・安心な学校 談機能を充実させるとともに、支援コーディ そのスキルを教員間で共
づくりを推進す ネーターと養護教諭を中心にチームで対応す 有するとともに、教育相
人
る。 る体制と配慮を要する生徒の指導を充実させ 談の実践を積み上げ、継
材 る。 承していく。
の
イ・いじめアンケート結果への対応をいじめ対策 イ・いじめ対策委員会を複
数
5
育
委員会を中心に組織的に行う体制を確立す 回開催し、情報共有と組
成 る。 織対応をめざす。
ウ・人権講演会及び人権HRを計画的に実施(各 ウ・講演会毎の生徒アンケー
学年3回)し、人権に係る問題に対する正し トによる満足度 90%以上
い認識と態度の育成を図る。
(3) (3) (3)
京都大学・大阪大 京都大学、大阪大学等との連携協定に基づき 京大キャンパスガイド、阪大
学等との連携 各大学と連携を維持する。 ツアー等を継続する
3 ・経験の少ない教員 ア・桃陰塾(着任後の年
数
6
が少ない教員の勉強会) ア ・ 桃 陰 塾 参 加 者 の 満 足 度
の育成と中堅教員 として年間7回程度の自主的勉強会(先輩教 90%以上[100%]
の教育力向上 員の講演、ワークショップなど)を行う。 ・公開授業を含む研究授業
教 ・働き方改革の推進 ・年間を通して、教員間等での授業研究を促進 等を学校全体で 15 回以上
員 ・学校運営のあり方 する。 行う。[23 回]
検討
の
イ・学校運営のあり方を見直し、時間外勤務の縮 イ・教員全体の時間外勤務合
資 減に努める。 計を減少させる。
質
ウ・教科指導力の向上をめざして外部講師等の指 ウ・外部講師による指導法講
の
導法講習会への参加を促進する。 習等への参加のべ5回以
向 上
上