天王寺高校
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取得日:2023年12月23日
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大阪府立天王寺高等学校
令和4年度
令和4年度 第3回 学校運営協議会 記録
日 時:令和4年1月21日(土)10:0011:30
会 場:大阪府立天王寺高等学校 会議室
出席者:
【委員】荒木 祐二、浮邉 亜紀子、貴志 泰正、山東 功、土肥 純平、山下 由美子
【事務局】 恵二(校)
、内堀 晴則(教頭)
、石 智恵(事務)
、
井上 孝介(首席・SSH 担当)
、川邊 茂樹(首席)
、
武井 節子(指導教諭・GLHS 担当)
、曽 泰宏(書記)
1.開会
2.会挨拶
新型コロナウイルス感染症による制限等が緩和され、学校運営も平常に戻りつつある。先日、共通テ
ストも終了したという状況の中で、本会を通して
生徒
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の様子を確認することができればと思う。
3.校挨拶
新型コロナウイルス感染症の罹患者は一定
数
1
出ているものもクラスターなどは起きておらず、ほぼ平
常通りの教育活動を行うことができている。大阪サイエンスデイ 2 部や GLHS 合同国内研修、能楽狂言
鑑賞会、距離大会など、変わらず盛沢山の教育活動について報告する。また、次年度の学校経営計
画について忌憚のないご意見を頂戴したい。
4.協議
(1)令和
(1)令和 4 年度学校経営計画及び学校評価について
年度学校経営計画及び学校評価について
学校評価アンケート(学校教育自己診断)の回答や各種のアンケートをもとに学校経営を評価する。
全体的に保護者からの好意的な評価を得られていると考えている。また、
生徒
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からの回答で「清掃活
動に取り組み清潔が保たれている」の
数
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値が+25 と大幅に上昇しているが、
生徒
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自身の取り組みを問
う設問にした影響がある。
多彩な行事に関して、肯定率の平均が 93.6%という例年通りの結果が得られている。学習指導の充
実としては、教員相互の授業見学が目標値を上回る
数
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値になっている。特に他教科の授業を見学する
ことは授業力の向上につながり、
生徒
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からの授業アンケートにおける高評価という形でも現れると考
える。HP を活用した発信に関しては、学校 HP を全面的に改めた。
グローバルリーダーの育成に関して、校内留学プログラムを実施し、今後はフィンランド・台湾・
オーストラリアとの交流を控えている。また GLHS10 校の広域研修としては、本校教員 4 名と他校
教員 2 名の付き添いで福島における合同研修を企画・実施することができた。SSH 拠点校としては、
膳所高校などを含む近畿圏の SSH 校とも連携できている。
1
学校運営のありかたとしては、教員の業務量が減らない中で業務時間を短縮する難しさがある。意
識改も含めて引き続きとりくみたい。次年度からは府の取り組みとして一退庁日の設定も予定さ
れている。
(2)令和5年度学校経営計画について
(2)令和5年度学校経営計画について
めざす学校像については、これまでと変わりない内容を貫いている。
生徒
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に育みたい力では、
「自
主・自律性」
「科学的思考力や豊かな国際感覚の育成を通した将来を見通す力」の文言を加えている。
中期的目標については、
「文武両道(体育活動と学習活動の両立)」とすることで、
「武」が意味する
ものを部活動だけではない様々な学校行事を含めたものとして扱っていく。また、「天高スタンダー
ド」と「シラバス」を天高スタンダードという表現は残しつつ一体化させる。3 年生時の
生徒
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像から
逆算して教育活動を計画する点では変わりない。
障がいのある
生徒
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に関して、
「
生徒
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への支援体制」という文言を「支援を組織的に」と変え、組織的
な支援体制の充実を図りたい。
教員の資質向上について、
「GLHS 及び天王寺高校の教員であることの自覚と大阪の教員を牽引す
る意識の醸成を図る」という文言を加える。大阪・日本の教育における、天王寺高校が占める位置に
ついて意識する必要がある。令和 4 年度の授業満足度や学校教育自己診断の結果をうけて、無理にな
らないように注意しつつ、各種目標
数
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値を微増させることで更なる学校経営の発展を狙う。
委 員:教員の残業が増えていることについては今後とも気を付けていただきたい。ICT 機器の効果
的活用とあるが、どのような活用を行っているか。
事務局:現在の ICT 活用については一人一台端末を用いている。2 月には教員向けの ICT 活用研修会
も予定しており、さらに発展させていきたいと考えている。
事務局:普段の授業の様子としては、情報教室だけではなく、教室で一人一台端末を立ち上げて検索を
する、プログラミングを行うという様子がみられる。
事務局:便利なところは受け入れつつ、
生徒
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が自由に機器を使えるようにすることで、休み時間に機器
を使用することで
生徒
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間の交流が減るなどの弊害がないように、慎重に進めている。
事務局:教員の働き方について、時間外業務が多いことは事実であるが、ストレス量については府内の
高校と比較して低いという結果が出ている。大きなストレスとなっていないことは安心して
おり、打てば響く生徒が多いということが影響していると考えている。もちろん、業務時間に
ついては真摯に調整していきたい。
委 員:「体育活動と学習活動の両立」という表現について、体育と学習が異なるものとして受け取ら
れないようにだけ注意してほしい。
令和5年度学校経営計画について承認された。
(3)
(3)資料説明
・学校評価アンケート(学校教育自己診断)回答のまとめ
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学校外への発信について高評価が得られているが、教員の負担なども考えて、学校全体としての取
り組みを引き続き考える必要がある。
・第二回授業評価アンケート結果
前期の結果と比較して後期の結果は全体的に上昇する傾向にある。初めて天王寺高校に来る教員の
結果が前期から後期にかけて上昇するためであると分析している。
・令和4年度 授業力向上に向けての取り組み
主に 6 月と 11 月に研究授業・公開授業が行われており、他校からは見学のために 9 校 29 名の来校
があった。昨年は教員相互の授業見学
数
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が教員一人当たり平均 11 回を超えていたが、今年は現時点
で 5.7 回になっている。昨年は初めて天王寺高校に来てからペアを組んで互いの授業を見ていた教員
がいたということもある。第V期を獲得した SSH に関する他校からの視察・見学が非常に多かった。
・令和4年度GLHSの取り組み
生徒の興味を引き立てること、突出した生徒の活動の場を提供することを目的として、学校教育活
動の中での位置づけを考えながら取り組んでいる。令和 4 年度は海外研修の代替として、東京・福島
への合同研修を実施した。令和 5 年度に関しては海外研修を実施できるよう計画中である。CEFR の
B1 レベル以上の能力を生徒がもつことを目標に、昨年度より TOEFL junior を実施して 1 年次と 2
年次の経過をみることができるようになった。リーディングに比べてリスニングに少し弱さがあるも
のの、1 年次から 2 年次へと平均 50 点の上昇という形で学校教育の成果を見ることができる。今後
の予定としては、約 10 年ぶりに国外からの訪問を控えている。
・令和4年度部活動等近畿大会以上の成績を残した生徒
競技かるた部で大阪の選抜チームに選出された生徒がいる。
(4)質疑応答及び意見交換
委 員:自身が通っていた時に比べて学習内容等がとても増えている。学校評価アンケートでは、生徒
の「学校に行くのが楽しい」という項目で高い
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値がでているが、生活指導上の問題や保健室
の利用はあるのか。
事務局:生活指導上の問題の件
数
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は多くはないが、油断をすると SNS 等の問題が出てくる。スマート
フォンの使い方についての意見が生徒議会に上がっており、生徒間においても活発に議論させ
ている。保健室利用などを含む教育相談については本校の課題の一つである。外部の専門家の
意見を受けながら、可能な限りの対策を講じようとしている。
委 員:教職員の「生徒の生活の場として、ゆとりと潤いのある教育環境が整備されている」という項
目が他に比べて低い。生徒に余裕がないという解釈できるが、どこに問題あると考えられるか。
事務局:ハードとソフト面の問題がある。ハードとしては、トイレなどを含む施設面の教育環境の整備
の問題がある。現在、体育館ではエアコン工事を行い、教育環境を整備している。ICT 環境整
備に関しても、Wi-Fi の整備などがまだ必要である。ソフトの面として、
「学校として求められ
3
る成果」という見えないプレッシャーを生徒も感じていることが考えられる。どれだけ教員が
寄り添って和らげていけるかが必要であると考える。
事務局:教員のためにも生徒のためにも、手取り足取りとならないように気を付ける必要があるかと
思う。アンケートへの影響としては、コロナ禍の制限で苦しい思いをした面もある。
事務局:行事の配置や担当者を変えるなどの工夫はしていきたいが、各準備期間が短い中で「ゆとりを
持つ」ということが難しくなっている面もある。
委 員:生徒の悩みに関して、より一層、どの教員でもよいので相談ができるようになると良い。また、
教員間の交流についても活発化すると良い。
事務局:Web における交流なども増加してきているが、顔を合わせて交流することは大事にしたい。
委 員:ベテラン教員は良いが、新任の教員のストレスは大丈夫か。
事務局:桃陰塾なども利用していきたい。同年齢層の教員が多い年代があるのでチームとしてまとまり
やすいとは考えている。
委 員:教員の教育力を高めるというのはとても重要であり、さまざまな取り組みが行われているの
は素晴らしいと感じる。働き方改についても、府庁先導で進んでいくのは良いと思う。
事務局:定時退庁については業務の持ち帰りが起こらないように慎重になる必要もある。また、生徒の
ニーズにいかに答えるかという面もある。
委 員:働きやすさとやりがいという二つの面から「働きがい」を考える必要がある。天王寺高校は関
係者が思っている以上に外部から高い評価を受けている。そこで働く教員はやりがいは強く感
じることができるだろうと推し量れる一方で、働きやすさの改善が必要である。天王寺高校を
維持・発展させている教員に感謝しており、引き続き教育活動に尽力していただきたい。
5.閉会
今年度の学校運営協議会は本会で終了である。
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