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取得日:2023年12月23日[更新]

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                                   大阪府立天王寺高等学校
 
 
                          令和4年度 第1回 学校運営協議会 記録
 
 
 日   時:令和4年6月18日(土)10:3012:00
 会   場:大阪府立天王寺高等学校 教室および会議室
 出席者:【委員】荒木 祐二、浮邉 亜紀子、山東 功、土肥 純平、山下 由美子
         【事務局】西田 恵二(校長)、内堀 晴則(教頭)、石田 智恵(事務長)
                                                                          、
                   井上 孝介(首席・SSH 主担)
                                            、川邊 茂樹(首席)、的場 俊昭(進路1指導主事)
                   田端 宏道(書記)
 
 
 1.授業見学
        10:3010:55 3 年 学部学科紹介[体育館]
                                2 年 5 組 創知II(ディベート)/2 年 4 組 英語IIJ(NET)
 
 
 2.開会
        開会後山東氏を会長に、浮邉氏を副会長に依頼して承諾
 
 
 3.会長挨拶
        授業見学の感想・見学途中に見かけた化学で、化学ノートが未だに続いていることに驚き、また良
      い伝統が続いていることが嬉しい。
 
 
 4.校長挨拶
        現在のコロナと学校の活動について、運動会、進路2講演会、京都大学研修会、中学生説明会を行え
      た。水泳訓練やあしび山荘林間学校を予定している。
 
 
 5.協議
 (1)令和 4 年度学校経営計画及び学校評価について
        以前の学校協議会にて承認済み。進路3の最終数値を付け足している。今回は方針を確認したい。
      「授業第一主義、鍛錬主義、本物志向、課題研究、文武両道」は継続していく。天高スタンダード育
      成プログラムに則って実施していく。SSHでは知的好奇心を大事にしていきたい。数値では測れな
      い非認知能力を大切にしていきたい。現在の大きな課題は教員の資質の向上と働き方改革である。
 
 
 (2)資料説明
 ・GLHS卒業時アンケート
        令和4年3月卒業生について、10校で同じアンケートを実施している。比較できる30問中29
      問で肯定的な意見が10校平均を上回っている。特に学習意欲を問うなかで「投げ出したくない」
                                                  1
      「知識はいずれ役に立つ」などの項目の数値が高い。
 
 
 ・進路4指導部より
        例年通りの進路5指導を行ってきた。学校の授業を大切にしてほしいという教員の想いが生徒にも
      伝わっているようである。共通テストが難化したが、現役合格者数は増加した。近年はコロナ感染症
      蔓延による影響からか強い現役志向を持つ生徒がいるため、私学の受験数が増加している。しかし、
      資料の合格者数と実際の進学者数に差があることから、現役進学を最優先しない者もいることがう
      かがえる。
 
 
 ・令和4年度(V期1年目)SSHの取り組み
        V期の申請が通り、
                       「突出人材の育成」と「持続可能なシステムの構築と普及」をテーマとしてい
      る。予算については重点枠がなくなったこともあり減少したが、これまでと同じ質の行事を実施でき
      るよう工夫したい。77期1年生から新教育課程となり、創知についても見直しをしている。創知I
      ではこれまでの取組みを「探究」として1単位、
                                                「情報」の内容を1単位として実施している。ディ
      ベートの準備を1年次から行う形にしている。新たな取り組みとしては「野人の轍」と銘打って卒業
      生の追跡調査を行うことで突出人材育成についてのストーリーを発見して共有化することをめざし
      ている。従来の天高アカデメイアに加えて周辺住民や近隣中学生、他校生もオンラインなどで参加で
      きるアカデメイア+(プラス)を実施して活性化を図っている。
 
 
 ・令和4年度GLHSの取り組み
        コロナウイルス感染症の状況1次第では12月に海外研修を実施できるよう計画中である。実施不
      可能と判断した場合は昨年度同様に GL10校生徒を集めて国内研修を実施する予定である。他の海
      外交流についても現段階では実施する方向で動いているが、状況2によりオンライン交流なども取り
      入れていく。教員の教科指導力向上を図る GLHS 教員研修では予備校講師との交流や他校教員との
      協議の時間を確保する。
 
 
 (3)質疑応答及び意見交換
 
 
 委   員:卒業時のアンケートの結果からいかに生徒の学校生活の満足度が高いかがわかる。教員の自己
          満足になっていないことが読み取れる。
 委   員:アンケートにある「後輩のために役に立ちたい」という考えの数値が高い。本日見学した学部学
          科紹介に参加している卒業生たちの姿勢からもみてとれる。どのようにこれだけの卒業生を募
          っているのか。
 事務局:高校時代にそれぞれの行事で接した卒業生をロールモデルとして憧れる現役生が多く、いつか
          は自分も天王寺高校に還元したいと考える卒業生が戻ってきてくれている。卒業生参加の各行
          事でも同様の流れができている。
 委   員:卒業時アンケートで各質問の「とてもそう思う」の数値が去年よりほとんどの項目で約 10 ポイ
          ント下がっているのはなぜか。教員の働き方改革は進んでいるのか。授業第一主義で高いパフォ
                                                 2
            ーマンスを必要とするために教員にも休みが必要だと思うが取れているのか。授業の様子を見
            ているとマスクのせいかもしれないが生徒の声が聞き取りづらい。
 事務局:「とてもそう思う」のポイントが下がっているのは 10 校全てが同じ傾向にあるため、コロナウ
            イルス感染症蔓延の影響であると考えられる。ただし、
                                                            「まあそう思う」のポイントが同程度高
            くなっているため、集計時の肯定的な回答の割合は例年とほぼ同水準である。教員の勤務につい
            ては、生徒が頑張っているのでどうしても先生も頑張ってしまう。それぞれ声掛けして休ませる
            ようにするしかない。コロナ蔓延が落ち着いて脱マスクが進むのを待っている。屋外では距離を
            置けば外してもよいという指示も出ており、体育の授業では外す方針である。
 委   員:マスクを外す場面は生徒に考えさせてみるのがよいかも。それこそディベートのテーマにもな
            りうるのでは。若い先生が無理をしていないか。ベテランから力の抜き方を教えてもらったりし
            ているか。
 事務局:校内の教員年齢構成として、いわゆるベテラン教員が極端に少ない状況3が起きている。30 代の
            教員層がとても厚くなっており、ベテランから中堅、中堅から若手へとノウハウを意識的に伝え
            るようにしている。
 委   員:学習に対する意識でわずかではあるが否定的な数値がでている。学校生活であまり活躍できな
            かった子がいたのかもしれない。
 事務局:中学生の頃は勉強で苦労をすることがなかったが、高校になって授業がわからなくなってしま
            った生徒もいる。その子へのケアをしなければならないし、生徒に寄り添った指導をできるかが
            大事である。
 委   員:外部との交流による風通しも必要。刺激や救いがうまれる。
 委   員:自分なら今回見学した授業を現役生と同じように参加できるのか疑問である。生徒の少ない教
            室があったのはなぜか。学部学科説明会では体育館で集中して卒業生の話を聞いていたのはす
            ごい。ほかの 10 校の生徒のアンケートに対するものは高校生活に対するモチベーションが低か
            った。部活動委託で働き方改革はできるのか。
 事務局:かつてと比べてアクティブラーニング型の授業が増えているのは事実である。文理学科では教
            員の配当が多いため少人数授業ができている。卒業生の参加する行事では憧れもあり、生徒の期
            待感が現れていると考える。部活委託については個々の事情にもよる。部活指導をしたくて教員
            になっている顧問もいる。専門指導ができない部には顧問を多く配置しているが主顧問に仕事
            が集中することもある。
 委   員:部活動の外部指導員は上手く活用できれば学級とはちがう指導が可能である。アンケートから
            天王寺高校の生徒らしい驕り高ぶらず泥臭い部分がみてとれる。
 
 
 6.閉会
 
 
 今後の予定確認。第2回は 11 月 26 日(土)午前、第 3 回は 1 月 21 日(土)午前開催の予定。
 
 
 
 
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