刀根山高校
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No.111
府立刀根山高等学校
校長 橋本 卓爾
平成 27 年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
教育目標 「自ら未来を切り拓く 心豊かでたくましい人間を育てる」 希望進路の実現を支援する学校づくりをめざして
教育方針 1 学力の向上を図る 2 希望進路の実現を図る
3 学校
行事
1
・部活動の充実を図る 4 基本的な生活習慣の確立を図る
2 中期的目標
1 教員の授業力の強化と「確かな学力」の育成
(1)授業第一主義を確立する。(授業内容の充実 授業時数の確保 授業規律の確立)
(2)他校の先進事例視察や校外での研修へ積極的に参加。教員相互の授業参観・研究授業を活発化し、授業内容・指導方法を改善する。
(3)生徒の自習力や学習意欲の向上及び環境整備の推進。
※生徒向け授業アンケートにおける「授業に興味・関心を持つことができた」の肯定的回答(平成 26 年度 75%)を毎年2%ずつ引上げ平成 29 年度には 81%をめざす。
生徒向け学校教育自己診断における「学校の授業はわかりやすい」の肯定的回答(平成 26 年度 64%)を毎年2%ずつ引上げ平成 29 年度には 70%をめざす。
2 生徒が希望する進路の実現のため、学習指導と進路指導の充実
(1)3年間を見通した進路指導計画によりキャリア教育を充実させ、大学進学等の目標の実現及び、さらに高い目標の設定とその実現をめざす。
(2)校外での研修へ積極的に参加や教育産業による学力分析システムの活用により、進学講習を充実させる。
(3)進路指導室・進路資料の整備・充実を図る。
※3年生向け学習指導・進路指導満足度調査における「適正な進路指導により意欲的に取組めたか」の肯定的回答(平成 26 年度 79%)を毎年 2%ずつ引上げ平成 29 年度には 85%
をめざす。
※国公立大学及び関西8大学(関学・関大・同志社・立命・京産・近大・甲南・龍谷)への現役進学者数(平成 25 年度 102 名・平成 26 年度 82 名)を平成 27 年度に 100 名に引
き上げ、あと2年で 10%ずつ引上げ平成 29 年度には 120 名をめざす。
3 基本的生活習慣の改善・定着と学校
行事
2
、部活動の活性化
(1) 基本的生活習慣の定着・改善を図るとともに、社会のルールやマナーを身につけさせ、規範意識を向上させる。
ア 「学力向上と学校生活の充実はよき生活習慣から」全教職員で生徒の基本的生活習慣(あいさつ、時間、身だしなみ、交通マナー、美化活動及び授業態度等)の改善・定
着に取り組む。
イ 遅刻指導を強化し、年間遅刻数の前年度減をめざす。
※年間遅刻回数(平成 26 年度 3079 回)を毎年 100 名ずつ減らし、平成 29 年度には 2800 回を下回る。
ウ 生徒支援体制の充実を図る。
エ 保護者との信頼関係を構築し、共通理解の形成を図る。
※保護者向け学校教育自己診断の「保護者との意思疎通を図っている」の肯定的回答(平成 26 年度 62%)を毎年2%ずつ引上げ平成 29 年度には 68%めざし情報発信等を行う。
(2) 学校
行事
3
、部活動の積極的な参加をとおして、生徒の自主性や社会性を育成する。
ア 部活動加入率(平成 26 年度 86%)の維持向上と、活性化を図る。
4 地域に開かれた学校づくり
(1) 本校の教育活動の内容について、積極的に情報を発信する。
ア 学校ホームページの充実を図り、定期的に更新する。 (毎週複数回の更新をめざす)
イ 中学校や学習塾などへの訪問活動を充実させる。
ウ 授業公開・学校見学会・体験入学会の一層の充実を図る。
(2) 地域との交流・連携を推進することにより、学校を活性化し、学校への信頼を高める。
ア 授業や部活動、生徒会活動などをとおして、地域の活動等に積極的に参加し、小学校、保育所など各機関・団体との交流・連携を推進する。
5 ICTを活用した校務の効率化
(1) 校務処理システムを積極的に活用し、学習状況や健康管理に関する情報と課題を共有し、生徒と向かい合う時間を確保する。
(2) 労働安全衛生体制を充実する。
【学校教育自己診断の結果と分析・学校協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[平成 27 年 11 月実施分] 学校協議会からの意見
【学校生活全般】・保護者の「子どもは、喜んで学校に通っている」は、 第1回(7月6日)
86%、生徒の「学校に行くのが楽しい」78%で、昨年と同様の結果であっ ・生徒指導について
た。教職員の「生徒や保護者の要望によく応えている」89%であった。保 朝の登校の様子を見ていると、中学生との交差があり注意が必要。
護者の「子どもの学校生活について保護者との意思疎通を図っている」が 中間考査時に刀根山生の自転車が関係する事故が2件起こっている。坂が多い地区なの
70%にとどまっているが、昨年度より 11 ポイント改善された。 でスピードの出しすぎが原因。しっかりした指導をお願いしたい。
・授業改善について
【学習指導等】
・生徒の「授業は、わかりやすい」は 66%で2ポイント向 中学校においても、教員相互の授業参観がなかなか進まない。しかし、見学のたびに「気
上。保護者の「子どもは、授業が分かりやすいと言っている」が 56%で6 づき」があるので有意義な取組みと思う。
ポイント向上。さらなる授業改善の取組みをさらに進める必要がある。 第2回(11 月9日)
・生徒の「授業で自分の考えをまとめたり、発表する機会がある」が 49% ・授業アンケートについて
で2ポイント向上。アクティブラーニングの充実やICTの活用につい 各教科、学年の「第1回授業アンケート結果検討報告」を見ると、生徒に対し否定的評
ても推進すべきである。 価をしている教科が多い。その点が気になる。
・自転車マナーについて
【生徒指導等】
・「生活指導の方針に納得できる」について、保護者 85%、 自転車通学マナー改善の方策の一つとして、終業式で地域の方から直接話をさせていた
生徒 65%である。保護者には規律ある生徒像を期待されており、生徒も理 だく。
解していると考えられ、今後もきっちりとした生徒指導が望まれる。 第3回(1月 25 日)
・生徒の「将来の進路について考える機会がある」82%と3ポイント改善 ・学校教育自己診断について
され肯定的であるが、一層の充実が必要である。 「子どもの学校生活について保護者との意思疎通を図っている」が向上していることは
評価できるが、何か新しい取り組みをしたのか。
【学校運営】・
「校内研修組織が確立し、計画的に研修が実施されている」 ・生徒指導について
が 70%で一昨年度から 15 ポイント向上しているが、一層の教員の資質向 遅刻者数が 19%減少している。全教員でこれまでの指導を粘り強く行ったということだ
上に向けた取組みの充実が望まれる が、引き続き指導をお願いしたい。
・地域連携について
刀根山小学校の土曜日「こども教室」に、高校生が指導者として参加していただけたら
ありがたい。
No.111
府立刀根山高等学校
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標 自己評価
目標
1 (1)教員の授業力 ア・授業公開研修(6月・11 月)を中心に、全 ア・全教員による年間2回以 ア・授業見学を実施しなかった教員が 15 名いる。次
の強化、生徒の学 教員が年2回以上の授業参観を行う。 上の授業参観実施 年度は、全員が見学する。(△)
教 力の向上 ・各種授業研修への参加により、先進的な授業 ・ICTを活用した授業の ・ICTを授業に活用した教員は 66%。次年度も
員
の ア 教員相互の授業 実践を学ぶ。 教員実施率 65%以上 設備改善と実施率の向上を図る。(〇)
授 参観・研究授業 ・授業において、
「目標」
「ポイント」を提示し、 (26 年度 60%) ・電子黒板の活用方法について、ICT教員研修
業 の推進 「ひと工夫」する。 ICT研修の実施回数2回 を実施した。(○)
力 イ 公開授業および ・ICTを授業に活用するための実践に資する イ・授業アンケート イ・授業アンケート「授業に興味関心を持つことが
のを 授業アンケートの 研修を行う。 「授業に興味関心」肯定 できた」の肯定的回答 77%(+2ポイント)(〇)
育強
成化 活用 イ・公開授業の対象者及び期間の拡大を図る。 的回答 77%以上 ・授業研修6月 11 月2回実施。2回目は、授業見
と ウ 授業規律の確立 ・授業アンケート(2回)を活用し授業改善を推 (26 年度 75%) 学の後授業者ごとの研究協議を実施(○)
「 進する。 ど ・研修の実施及び充実 ウ授業アンケート「授業中、集中して先生の話を聞
確 ・経験年数の少ない教員に対して、経験豊かな (26 年度2回) き、学習に取り組んでいる」の肯定的な回答 85%
か 教員による個別研修及び他校教員との合同 ウ・授業アンケート (+1ポイント)(○)
な
学 研修を実施する。 「集中して授業を聞く」
力 ウ・メロディチャイムでの着席、教材準備、机上 肯定的回答の向上
」 整理の徹底を図る。 (26 年度 84%)
2 (1)生徒の希望す ア・生徒の希望する進路を実現するため、進路指 ア・学習・進路指導の満足度 ア・3年生「進路指導を受けて自己変革があった」
生 る進路の実現 導部と学年が連携して進路指導を推進する。 調査(3年生)「進路指 68%(▲8 ポイント)
習徒 ア 進路指導部と学 ・進路指導部が主催する学年への研修を実施す 導を受けて自己変革が 引き続き、進路指導の充実に努める。(△)
指が 年が連携した進路 る。 あった」の肯定的回答の イ・進学希望者向け講習を早朝、放課後、休日、長
導希
と望 指導の推進 ・進路情報の分析結果の校内共有を図る。 向上(26 年度 76%) 期休業中に各学年で実施。56%の教員が実施。
進す イ 先進事例に学び イ・進学希望者向け講習の実施を推進する。 イ・進学希望者向け講習の 生徒の希望に即した講習の実施に努める(○)
路る 進学講習の充実 ・夏期休業中の講習は早期に計画・準備する。 実施状況 ・大阪大学等の学生による自習支援実施、外部講
指進 ウ 進路意識の向上 ・自習室の整備及び大学生インターンシップを ウ・学習・進路指導の満足度 師による英語進学講習を始めた(◎)
導路 エ 進路情報の発信 活用し、生徒の自学自習を支援する。 調査(3年生)「進路指 ウ・進路に関する講話、ガイダンス、講演会、大学
のの
充実 ウ・進路ガイダンス、進路講演会、校内模擬試験、 導に意欲的に取組んだ」 模擬授業、模擬試験等を年間通じて実施
実現 大学見学会、オープンキャンパス参加などを の肯定的回答の向上 ・3年生「進路指導に意欲的に取組んだ」の肯定
の 通じて進路意識の向上を図る。 (26 年度:79%) 的回答 80%(+1ポイント) 同アンケートの肯
た ・希望進路の実現にむけて、センター試験受験 ・国公立関西8大学入学者 定的回答の向上を図る(〇)
め 者を増やし、最後まで頑張るよう指導する。 100 名(26 年度 82 名) ・センター入試受験者数 183 名(+68) (〇)
、 エ・保護者進路講演会の土曜日開催や、進路通信 エ・進路講演会の開催回数 ・国公立関西8大学入学者数 108 名(〇)
の活用による、進路情報の積極的な発信に努 進路通信の定期的な発 エ・進路通信の発行例年通りに実施。保護者説明会
学 める。 行 を土曜日に4回実施した。 (○)
(1)全校体制によ ア・ひきつづき学校全体で生徒指導に取り組み、 ア・生徒の意識向上 ア・年間を通じて、生徒会と部活動部員が朝のあい
る生徒指導の推進 課題の共通認識を図る。 自己診断「集団生活のル さつ運動を実施している。
ア 規範意識の向上 ・交通マナー(自転車・歩行者)の向上、「チ ールを守っている」の肯 ・学校教育自己診断「本校生徒は、集団生活のル
3 イ 遅刻指導の継続 ャイム着席」などを継続して指導する。 定的回答の向上(26 年 ールを守っている」の肯定的回答 79%ただし、遅
ウ 人権教育の推進 ・地域の「とねやまあいさつ運動」と連動した 度 82%) 刻や服装は改善された。(○)
学基 エ 生徒支援体制の 取り組みを展開し、あいさつ向上をめざす。 イ・遅刻数の前年度比減少 イ・12 月までの遅刻者数 1819 名(26 年度 2245 名比
校本 充実 イ・遅刻指導を継続して実施する。 (26 年度 3079 名) 19%改善)(◎)
行的
事生 (2)学校
行事
4
およ ウ・人権教育推進委員会での人権教育の推進と、 ウ・人権教育委員会の定期的 ウ・定期的に人権委員会を開催し、年度計画通り人
、活 び部活動の充実 必要に応じていじめ防止委員会を開催。 開催 権教育を実施した。(○)
部習 オ 体育大会や文化 エ・学年及び委員会など校内の組織間及び外部機 エ・校内及び校外機関等との エ・個別の事案では、子ども家庭センター・教育セ
活慣 祭などの学校
行事
5
関や中学校との連携を強化して、生徒情報の 連携状況 ンター等外部機関との連携を図った。保護者と連
動の の充実 共有に努め、生徒支援体制の充実を図る。 オ・自己診断「文化祭や体育 携し、高校生活支援カードを活用した。(〇)
の改
活善 カ 運動部・文化部 オ・生徒会、PTA及び地域とも連携し、学校行 祭は、活発で楽しい」の オ・学校教育自己診断「文化祭や体育大会などは、
性・ の部活動の充実 事のさらなる充実に取り組む。 肯定的回答の向上 活発で楽しい」の肯定的回答 83%(昨年比▲1%)
化定 カ・各部の活動状況・試合結果などをきめ細かく (26 年度 84%) (〇)
着 ホームページに掲載するなど、活動状況の発 カ・HP「刀根山トピックス」 カ・部活動の活躍を「刀根山トピックス」として、
と 信にも努め、加入率の向上を図る。 のこまめな発行(26 年 17 回 HP に掲載した。中学生対象説明会で部活動
度 18 回) 状況を知らせるニュースを作成配付した。 (◎)
・部活動加入率 86%の ・部活動の加入率 87% 今後とも、部活動の加入
向上 率の向上と活性化を図る(〇)
(1)学校情報の ア・ホームページの充実及び保護者向けメールマ ア・ホームページの更新回 ア・学校ホームページの更新回数 62 回、1年間の閲
発信 ガジンの活用により、学校情報をさらに積極 数・閲覧者数、メールマ 覧者数 49861 名(昨年度比 1262 名増)、メールマ
4
ア ホームページ・ 的に発信する。 ガジンの発信回数増(26 ガジン発信回数 49 回(◎)
地 保護者向けメール イ・中学校や学習塾への訪問を強化する。 年度 HP 更新 53 回、閲覧 イ・豊能地区をはじめ吹田、茨木、大阪市の中学校
域 マガジンの充実 ・学校説明会や体験入学の内容を充実させる。 者 48599 名、メルマガ 65 校(昨年度比+34 校)を訪問した。
に イ 学校説明会・体 ウ・裏山等の刀根山の特徴を活かし地域連携を推 49 回) 11 月に OS、12 月と1月に学校説明会を実施し生
開 験入学会等の充実 進する。 学校協議会での評価 徒 917 名(昨年度比+201 名)の参加者があった。
か
れ (2)地域との交 ・小学生や中学生に出前授業等を実施する。 イ・中学校等への訪問回数 保護者は 502 名参加(昨年度比+152 名)。(◎)
た 流・連携の推進 ・地域の学校や福祉施設等との連携事業及び自 学校説明会の開催回数 ウ・支援学校、病院、地域の敬老の会、成人式、公
学 ウ 地域の学校や保 治会等と連携したあいさつ運動や清掃活動、 及び参加人数の増(26 民館活動等に部活動が出向いた。子ども園、保育
校 育園などとの連携 防災
行事
6
などに取り組む。 年度中学校訪問 31 校、 所の園児を招いての活動を実施した。今後も、清
づ ・生徒のボランティア活動をサポートする。 参加人数 716 名) 掃活動や防災活動への協力を図っていく。 (◎)
く
り ウ・見学会等の実施状況 ・阪大・関大からインターンシップを受け入れた。
・出前授業などの実施状況 ・豊中市の東日本ボランティアに加え、学校独自
・地域
行事
7
等への参加状況 で保健体育課のボランティアを企画実施した。
化5 (1) 校務情報シ ア・生徒の出席状況や学習状況、健康管理に関す ア・教員のICT活用状況 ア・ICTを活用した授業を 66%の教員が実施し
ステムの積極的 る情報を教員間で共有する。 た。
(昨年度比+6ポイント)すべての教室に電子
I な活用 イ・業務の効率を図り、生徒と向き合う時間を確 イ・勤務時間以外の業務時間 黒板機能付きプロジェクタの導入を決定し、研修
C 保する。 の減少 会も実施した。(◎)
T ・時間外月 80 時間以上の イ・校務処理システムのトラブル等のため、勤務時
に
よ 職員をなくす 間以外の業務時間の減少が図られたかどうかは不
る (2) 労働安全衛 ウ・安全衛生委員会の定期開催 ウ・安全衛生委員会の毎月開 明。
校 生管理体制の充実 毎月の職場巡視の実施 催をめざす ・月あたり 80 時間を超える勤務者のべ 17 名。引
務 き続き、軽減の対策を図る。(△)
の ウ・安全衛生委員会を8回実施予定。職場巡視につ
効
率 いては、産業医の執務の際に実施した。引き続き、
労働安全衛生体制の充実を図る(○)