千里高校
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取得日:2023年12月23日
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No.3023
府立千里高等学校
校長 湯峯 郁子
令和4年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
国際社会や地域社会において、グローバルな視点で物事を思考し、思考した中から最善のものを判断し、判断したものを発信できる人材を育成する学校
― 国際社会や地域社会において持続可能な開発のための目標(SDGs)2030 アジェンダを実践できる人材の育成 ―
2 中期的目標
国際社会・地域社会で活躍する生徒の育成という本校の目標の実現をめざす。
1 確かな学力の育成及び希望進路の実現
(1) 進路につながる学力の育成
ア 1日7時間授業を行うとともに、知識習得型授業と探究型授業をバランスよく組み合わせる。
イ 大学や研究機関、企業関係者等との連携・助言による学習、体験型学習を数多く実施することにより、学習に対する関心・意欲を高める。
(2) 国際・科学高校としての専門性の錬磨
ア SSH、WWLなど研究指定等を積極的に活用し、知識・技能を活用する力の育成と課題研究の質の向上を図る。
イ 校内外研修、語学研修、国際教育、国際交流等に積極的に取り組む。
(3) 全ての生徒の希望進路の実現
ア 進路指導における指導実績の蓄積と継承に基づき、生徒一人ひとりの進路希望と学力や意識について把握し、指導・支援する。
イ 土曜や放課後における補習・講習等を計画的かつ生徒のニーズにあうように実施する。
*大阪大学を中心とした国公立大学現役合格率約3割を令和6年度も維持する。
(R1:29.6% R2:31.5% R3:34.6%)
2 豊かな人間性の涵養
(1) 知・徳・体のバランスのとれた生徒の育成
ア 生徒会活動や学校行事、すべての学校生活を通してリーダーシップや協調性、創造性、豊かな感性を育む。
イ 部活動、校内外の活動にも積極的・主体的に取り組み、学習と両立させる。
(2) 人権を尊重する精神の涵養
ア 卒業生や社会貢献に取り組む人たちによる講演や交流、特色ある授業を行うことで、多くの価値観に触れて豊かな人権感覚を養う。
イ 人権講演会や人権ホームルームを充実させ、多様性を尊重する人権教育を推進する。
ウ 教育相談体制を再構築し、支援を必要とする生徒に適切に対応する。
3 学校の組織力の向上
(1) 学習指導方法の工夫改善
ア 学校全体として研究授業を行うとともに研究協議を実施し、PDCAサイクルによる授業改善を継続する。
イ 新指導要領の実施、評価方法についての研究、1人1台端末のさらなる活用など新しい教育課題への取組みを継続する。
(2) 危機管理力の向上
ア 感染症対応やインターネットトラブルなど、不測の事態が起きても迅速に対応できる組織的な対応力を強化する。
(3) 働き方改革の推進
ア 具体的な取組みを積み重ね、教職員が生き生きと働ける職場づくりを推進する。
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和4年 12 月実施分] 学校運営協議会からの意見
【学習指導】生徒の「授業で力をつけることができている」は 78%、保護者は「各 第 1 回(7月4日)
教科指導に満足している」67%「子どもは授業がわかりやすく楽しいと言っている」 ・53 期生の進路状況について進路指導主事から説明
61%、教職員は「各教科において、教材の精選・工夫、指導方法改善を行っている」 ・56 期生の志願状況および入学後のようす、4月6月の学校行事等について説明
は 88%であった。生徒の「先生に質問しやすい」76%[68%]
「先生は努力を認めてく ・令和4年度学校経営計画および SSH 事業、三菱みらい育成事業等各取組みについて説明
れる」79%[76%]と上昇していることに加え、保護者の授業参観を再開したばかり 大学合格実績については評価するとともに、
推薦
1
入試において課題研究活動のよい影響
であり、その継続とともに教職員の研究授業及び教員勉強会を継続し、さらに生徒・ があるのではないか。今後の取組みに期待する。
保護者の満足につながる改善を行ってまいりたい。 志願者の増加に、学校説明会における受入れ体制の強化や PT を中心とした工夫が好影
【進路指導】生徒の「将来の進路や生き方について考える機会がある」85%、保護 響を及ぼしているのではないか。
者の「進路について適切な指導を行っている」72%、教職員の「進路選択に向けてき トイレの洋式化、大職員室計画など、学校の施設改善や環境整備が種々の指標改善につ
め細かい情報提供をおこなっている」は 88%であった。次年度も、さらなる情報提供、 ながることを期待する。
進路相談・懇談の充実に努め、生徒・保護者の進路希望を叶えるよう努めていく。 第2回(11 月 1 日)
【生徒指導】保護者の「生徒指導の方針に共感できる」は 76%であったが、生徒の ・校内巡回、授業参観
「先生の指導には納得できる」は 58%[55%]
、教職員の「カウンセリングマインドを ・進捗状況(1教育相談体制の充実 2観点別評価と授業改善 3SSH 事業 4ICT 教育 5働
取り入れた生徒指導を行っている」は 49%[47%]となった。いじめへの対応の肯定 き方改革 6スクールミッション策定に向けて) 説明および報告
的評価は生徒 80%[78%]保護者 88%[85%]教職員 88%[77%]とさらに上がった。 ・今年度学校教育自己診断項目案および令和5年度使用教科書の選定について
また、教員の「教育相談体制の整備」が 73%[57%]生徒も「悩みや相談に応じてく 大職員室については、教員どうしの情報交換ができる場所として活用が進むことを期待
れる先生がいる」72%[65%]と変化しており、次年度以降もさらに生徒の声を受け する。
止め、主体性を育てる生徒指導を行っていく。 新しく始まった観点別評価について、評価方法や表示について、生徒・保護者への説明
【学校運営】国際文化科生徒の「国際性を養う機会が多い」はコロナ禍にも関わら を丁寧に行う必要がある。
ず 85%、総合科学科生徒の「科学への興味を高める機会が多い」は 88%、保護者の「学 第3回(2月 28 日実施)
校は専門高校としての深い知識・技能について学ばせている」は 89%であり、専門性 ・後期授業アンケート結果、学校教育自己診断結果および分析、今年度の主な取組み(観点別評
の高い取組みが評価されている。また今年度は生徒の「体育祭や文化祭は楽しく工夫 価、授業改善のための公開研究授業、研究指定事業等の取組み、トイレ等の施設改善)につい
されている」85%[81%]と上昇した。次年度、従来の教育活動や行事をコロナ前の て報告
水準に近づけて復活させていければ、生徒たちが本校の特長的で魅力ある活動をより ・令和4年度学校評価および令和5年度学校経営計画案について提案
多く経験できると期待している。またそういった本校の活動の魅力を積極的に発信し 選定副教材の難易度等、より生徒に適切なものを、教科として選定してほしい。
ていきたい。 専門教育、SSH 事業等、教育相談の取組みへの評価が上昇していることは望ましい。
生徒指導の評価が低い状況が続いていることについて、分析して対策を立てるべき。
No.3023
府立千里高等学校
3 本年度の取組内容及び自己評価(評価指標欄内の「 」は学校教育自己診断の項目)
中期的
今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標[R3年度値] 自己評価
目標
(1) 進路につながる学 (1) (1) (1)
力の育成 ア・7時間授業により授業の内容を充実させ ア・授業アンケート「先生は生徒の学力や探究 ア・
「先生は生徒の学力や探究力
ア 知識習得型授業と る。 力を伸ばすために工夫している」80%以上
を伸ばすために工夫している」
探究型授業のバラ を維持 [84%]
84%(〇)
ンス ・授業アンケート「授業を受けて知識や技能
が身についたと感じている」80%以上を維 ・「授業を受けて知識や技能が身
持[83%] についたと感じる」83%(〇)
イ 大学等との連携・ イ・外部連携等により指導助言を受けたり、 イ・
「将来の進路や生き方について考える機会が
助言による学習、 体験型学習を実施したりすることで、学 ある」80%以上を維持[83%] イ・
「将来の進路や生き方を考え
体験型学習の実施 習意欲を喚起したり、将来の生き方につ
る機会がある」85%(◎)
いて考えたりさせる。
1 (2) 国際・科学高校と (2) (2) (2)
しての専門性の錬 ア・課題研究(「探究」「科学探究」 )を積極的 ア・
「探究や科学探究の授業は知的好奇心を高め ア・
「探究や科学探究の授業は知
確 磨 に実施し、関係組織と連携し、専門分野にお る」70%以上[72%]
的好奇心を高める」72%(〇)
か ア SSH、WWLに ける探究力を高める。 ・中間発表会等で学科を超えた交流及び合同
・校外フ゜レセ゛ンテーション参加数 81 人
な よる知識・技能を ・SSH及びSGH中間発表時等における の活動を実施する。
学 活用する力と課題 両学科間の交流を図る。 ・校外フ゜レセ゛ンテーション参加数 80 人以上 [77 人] (〇)
力 研究の質の向上 ・生徒の様々な形態のフ゜レセ゛ンテーションを実施 ・教員による先進校視察や研修の受講 延べ ・教員による先進校視察や研修の
の する。 20 名[5名] 受講 延べ 15 名(△)
育 ・研究指定校等、取組みの先進的な学校を
成 視察するなど研究に努め、本校の実践に
及
還元する。
び
希 イ 校内外研修、国際 イ・校内外での探究・科学探究に係る研修の イ・語学研修・国際交流の機会を工夫して設け イ・語学研修・国際交流の機会を
望 教育、国際交流の 実施 実施する。 5回以上[4回] 工夫して設け実施 6回(〇)
進 取組み ・オンラインを含む国際交流や校内外にお ・
「千里高校は国際性を養う機会が多い」国際
路 ・「千里高校は国際性を養う機会
ける語学研修・国際交流の機会を設け 文化科の生徒 80%以上[79%]
「千里高校
の が多い」国際文化科の生徒
る。 は科学への興味を高める機会が多い」総合
実 85%(◎)「千里高校は科学への
現 科学科の生徒 80%以上[85%]
興味を高める機会が多い」総合
ア 科学科の生徒 88%(◎)
(3) 希望進路の実現 (3) (3) (3)
ア 進路指導のノウハ ア・3年間を見通した総合的指導計画(学習 ア・国公立大学合格者数現役30%以上を維持[34.6%] ア・国公立大学現役合格は 32%
ウの継承による進 指導・進路指導・生活指導等)、独自資 ・「進路についての情報を適切な時期に知らせ
(〇)京阪神大の合格者数 24
路指導と支援 料を活用し、指導・支援する。 てくれる」80%以上[76%]
名(現浪含む)
・「進路情報を適切な時期に教え
イ てくれる」81%(〇)
イ 補習・講習等の充ウ イ・補習・講習等について効果的で生徒の イ・
「希望する進路を実現するための講習等 イ・
「講習等の充実」73%(〇)
実 エ 要望にあうように立案計画実施する。 が充実している」70%以上[67%]
(1) 知・徳・体のバラ (1) (1) (1)
ンスのとれた生徒 ア・生徒会活動、学校行事が活発に行われ ア・
「生徒会活動は活発である」70%以上を維持 ア・
「生徒会活動は活発」71%
の育成 るよう工夫する。 [70%]「体育祭や文化祭は楽しく行えるよ
(〇)「体育祭・文化祭は楽しく
ア 学校行事等による うに工夫されている」83%以上[81%]
工夫されている」85%(〇)
リーダーシップ、 ・
「千里高校に入学してよかった」70%以上
協調性、創造性、感 [69%] ・「千里高校に入学してよかっ
性の育成 た」73%(〇)
イ 部活動、校内外の イ・部活動等を充実させるとともに学習と イ・「部活動は活発である」90%以上を維持 イ・
「部活動は活発」93%(○)
活動と学習の両立 の両立を図る。 [92%] ・「家庭学習する時間を確保でき
・「家庭学習する時間を確保できている」
ている」65%(△)
70% 以上[64%]
2
(2) 人権を尊重する精 (2) (2) (2)
豊 ア・社会貢献に取り組む卒業生や専門家に ア・「様々な場面で豊かな心や人の生き方につい
か 神の涵養 ア・
「様々な場面で豊かな心や人
な よる講演及び連携協力を推進する。 て考える機会がある」80%以上[77%]
ア 社会貢献活動等に の生き方について考える機会が
人 ・「社会貢献活動に関わることは大切だと思
間 触れることによる ある」81%(〇)
う」90%以上[94%]
性 豊かな人権感覚の ・「社会貢献活動に関わることは
の 醸成
涵 大切だと思う」93%(〇)
養
イ 多様性を尊重する イ・HRで外部人材の講演等を活用し、人 イ・
「人権について学ぶ機会がある」 イ・
「人権について学ぶ機会があ
人権教育の推進 権学習等を充実させ、人としての在り 90%以上 [93%] る」92%(〇)
方生き方を学ぶ道徳教育を推進する。
ウ 教育相談体制の再 ウ・定期的に情報共有を図り、不登校等の生 ウ・
「悩みに応じてくれる先生がいる」 ウ・
「悩みに応じてくれる先生が
構築 徒の把握と対応に組織として取り組む。 70% [65%] いる」72%(〇)
・いじめの未然防止に努め、万一生起した ・「いじめについて困っていれば真剣に対応して ・「いじめについて困っていれば
場合は迅速かつ真摯に対応する。
くれる」80%[78%] 真剣に対応してくれる」80%
・研修の充実やスクールカウンセラーとの
連携により、不安定な生徒のケアを図 (〇)
る。
No.3023
府立千里高等学校
(1) 学習指導方法の工 (1) (1) (1)
夫改善 ア・学校全体として研究授業を行うとともに ア・今年度で4回目となる研究授業及び研究協 ア・府教育センターの事業を活用
ア 研究授業・研究協 研究協議を実施し、授業改善のためのP 議を実施し、府内に公開する。 し、授業研究会を府内に公開
議の実施による授 DCAサイクルを的確に回す。 ・「授業で力をつけることができる」85%以上 ・生徒「授業で力をつけることが
業改善 [88%] できる」78%(△)
・「各教科において教材の精選・工夫、指導方 ・教員「各教科において教材の精
法の改善を行っている」80%[88%] 選・工夫、指導方法の改善を行
っている」88%(〇)
イ 新たな教育課題へ イ・円滑な新指導要領の実施を図る。 イ・生徒の「学習の評価について納得でき イ・生徒「学習の評価について納
の取組み ・昨年度に続き、評価方法の研究を継続し、 る」85%以上 [82%] 得できる」84%(△)
教科における指導方法・評価について、統 ・
「授業でICT機器を使う機会がよくある」 ・「授業でICT機器を使う機会
3 一・共有化を進め、評価について生徒・保 90%以上[93%] がよくある」90%(〇)
学 護者の理解を得る。
校 ・1 人 1 台端末の活用について、これまで
の のタブレット端末を利用し学べるコンテン
組
織 ツの研究開発を促進する。
力
の (2) 危機管理力の向上 (2) (2) (2)
向 ア 不測の事態への迅 ア・感染症対策などに迅速に対応する組織の ア・
「分掌や学年間の連携が円滑に行われ、有機 ア・教員「分掌や学年間の連携が
上 速な対応力の強化 体制構築のために、教職員のコミュニケ 的に機能している」50%[43%] 円滑で機能している」46%(△)
ーションを図る機会を効率的に設ける。 ・
「教育活動について日ごろから話し合ってい ・「教育活動について日ごろから
る」75%[72%] 話し合っている」79%(〇)
(3) 働き方改革の推進 (3) (3) (3)
ア 生き生きと働ける ア・時間外労働の縮減を図る。 ・時間外勤務時間を1割削減する。[550 時間 ・令和4年度年間時間外勤務時間
環境づくり ・ICT環境を充実させる。 /人 ] 528 時間/人(△)
・相談したり助言しあったりできる環境づ ・ICT機器の日常業務における活用のほか、 ・1 月から職員会議を ICT 端末を
くり 年度内に職員会議で活用し、ペーパーレス 使って実施(〇)
化を図る。 ・本校 101(前年度 108、平均 98)
・ストレスチェックの事業場全体の平均以上 (△)