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     千里高校 2020 年度入試 合格体験記
              51 期生から後輩たちにメッセージ 
 
 
 
 #1 徳島大学 薬学部 薬学科「失敗したこと、大切なこと」
                                                      (総合科学科)
    まずは、色々な失敗について書きます。私はとても緊張してしまう人でした。本番はもちろ
  ん、模試の時でも緊張してしまいます。自分なりの緊張のほぐし方を考えていれば、もう少し
  快く試験を受けられたかもしれません。私の友達には前日や試験日に緊張して、時計を忘れ
  たり、机の上に消しゴムを置き忘れたりする人がいました。緊張は早めに解決したほうがい
  いです。また、面接と小論文試験の準備不足で私は痛い目を見ました。一週間ほどしか準備お
  らず、圧迫面接に乗っかって反論してしまうなど結果は惨憺たるものでした。受験する可能
  性がある人は、早めの準備が大事だと思います。
    次に大切だと思うことを書きます。1 つ目は勉強の仕方です。各教科・科目で自分に合った
  勉強法を見つけることが重要だと思います。
                                        「学校・塾の課題を丁寧に仕上げる」
                                                                        「ひたすら難
  しい問題演習をして難問に慣れる」など十人十色の勉強方法があるので、考えてみてくださ
  い。私は就寝前にその日の勉強を軽く復習することを心がけていました。2 つ目は進路選択
  です。これは長い時間をかけてじっくり考えるべきです。どれだけ人一倍勉強しても春に掲
  げた第一志望校に合格できる人は限られており、センター試験前後に進路変更をする人が多
  くなります。大学入試では中期・後期入試や追加合格などがあるので、そのことも踏まえて納
  得のいく進路選択をしてください。
    最後に勉強は頑張らなければいけませんが、引退するまでの部活は楽しんでください。私
  はサッカー部に所属していて、1 年のころから楽しく充実していると感じていましたが 3 年
  になってから引退するまではそれまでとは比べ物にならないほど最高でした。それぞれの部
  活で高校生活を締めくくる貴重な時間を楽しんでください。これから先生方に何度も言われ
  るかもしれませんが、部活も勉強も最後まで手を抜かずに頑張ってください。最終結果が浪
  人でも第一志望でも第二志望でも、努力したら必ずいいことあります!
 #2 大阪大学 法学部 国際公共政策学科「私の勉強メソッド」
                                                        (国際文化科)
    私は AO 入試で大阪大学法学部国際公共政策学科に合格しました。この学科に興味を持っ
  たのは高 1 の夏頃で千里高校の SGH の行事がきっかけでした。高 2 冬の進路面談で第一志
  望として目指すことを決め、AO 入試受験についても考え始めました。本格的に受験勉強を始
  めたのは高 3 の 4 月に部活を引退してからでした。それまでは特に受験を意識していたわけ
  ではないですが、普段の授業や定期テストはしっかりと取り組むようにしていました。
    AO 入試を受けることを最終的に決心したのは 9 月の文化祭後で、すぐに出願書類の作成
  に取り掛かりました。AO 入試を受けた理由は、入試方法が自分に合っている、受験できる回
  数が増えるなど、かかる労力よりもメリットが大きいと感じたからです。あくまで一般入試
  が本命なので志望理由書以外の提出書類にはあまり時間をかけすぎないように気を付けまし
  た。ただ、自分が 1 年のころから興味を持っている学科で明確な志望理由もあったので、志
  望理由書を書くことが苦ではなく、むしろモチベーションアップにつながっていました。第
  一志望の AO 入試の条件が自分に合っているなら前向きに受験を考えていいと思います。
  受験生としての期間に意識していたことがいくつかあります。
    まず、授業、定期テスト中心の受験勉強をすることです。社会科目は特に 3 年で習う範囲
  が多く先取りして勉強することは必須ですが、授業は毎回集中して受けて定期テストでその
  範囲をしっかり固めることがとても大事だと思います。やることが多く忙しい受験生だから
  こそ学校の授業、テストを最大限活用することで効率よく勉強できたと思います。
    次に、モチベーションの維持のため、定期テスト全教科満点やセンター10 割など現実的に
  は不可能に近いくらいの高い目標を持つようにしていました。これだけは最低限取りたい点
  数など現実的な目標も自分のなかで一応確認はしていましたが、それは普段は忘れておいて、
  自分は高い方の目標も達成できるとひたすら信じ込んで勉強していました。私にとっては、
  達成できそうな目標に向かって勉強するよりもモチベーションが上がりました。また、90 点
  を取るための勉強をして 90 点を取るよりも最初から 100 点を目指して勉強して実際は 90
  点、というほうが確実で簡単だからというのも一つの理由です。
    ほかに、勉強において意識していたことが「読んで理解すること」です。私は英語や国語、
  暗記が多めの理科社会などほとんどの教科で音読をしていました。文章を読みながら内容を
  頭で整理していくことで理解力が格段に上がります。英語なら単語の発音の確認、練習がで
  き、文を頭から訳していく訓練にもなるので速読にも役立ちました。古文漢文も独特のリズ
  ム感や文法構造に感覚で慣れることができるので絶対にしたほうがいいと思います。とくに
  音読の効果を感じられるのは社会などの暗記科目です。世界史や倫理などは音読をすること
  で流れをつかむことができるため、暗記科目から理屈を納得して覚える科目になります。流
 れを理解するまで教科書を音読して、授業プリントや資料集で補足したら、次に、自分一人で
 何も見ずにその流れを説明できるようにします。ここまですれば必要な知識がだいたい身に
 ついたということで問題演習に移ります。この繰り返しで、暗記の苦痛をあまり感じずに勉
 強を進められたと思います。理解したことをより忘れにくくするために、自転車での通学時
 やお風呂などのすき間時間にテーマを決めてそれについて説明するという一人授業もよくや
 っていました。手軽にできるのでおすすめです。
   受験を振り返って反省点が二つあります。まず、英単語や古文単語の勉強をずるずると先
 延ばしにしてしまったことです。単語に関しては最後まで自分に合った勉強法を確立するこ
 とができませんでした。1、2 年生のうちからかなり意識して勉強しておいたほうがいいと思
 います。次に、10 月、11 月ごろの不安定な精神面や焦りをうまくコントロールできなかっ
 たことです。この時期は模試が多く忙しいうえに自分はあまり成績の伸びを感じることがで
 きず、かなり不安でした。このような時こそ皆で問題を出し合ったりおしゃべりしたりする
 ことで学校をリフレッシュの場にすればよかったと思います。
   最後に、受験生としての一年間を全力で頑張ることはもちろん大事ですが、1 年生からの
 積み重ねが本当に大切だと思ったので伝えておきます。1 年生から頑張って勉強してきたこ
 とに受験生になってからかなり助けられました。英数国の基礎が身についていれば少しでも
 多くの時間を社会科目に回せるし、自分に合った勉強法がわかってきていれば効率的で質の
 高い勉強ができます。本当にメリットしかないです。受験は意識しなくても、普段の授業を集
 中して受けるようにするだけで変わると思います。
 #3 神戸大学 理学部 数学科「数学の極意」
                                        (総合科学科)
    数学が苦手で嫌いですか?「数学は捨てる」と言っている同級生をよく見ました。しかし数
  学は見方を変えれば一番簡単で楽しいものだと思います。数学好きなやつが数学を簡単と言
  っていても信用できひんわと思うかもしれませんが一度見てほしいです。
    僕が数学の勉強をするときに一番大切にしていることは数学を発想ゲーにしないことです。
  みなさんはわからない問題があったときに解説を見て「こんな発想無理やわ」と思ったこと
  はありませんか?それでは難問に対処できません。数学はバトルゲームのようなものです。
  数学を勉強するときは「解法」のパターンをたくさん持てるような勉強をしましょう。解法は
  武器です。武器を多く持っていればいるほど難問に対してたくさんの立ち回りができ、より
  簡単に難問を攻略することができます。ゲームでラスボスが現れたとき剣しか持っていない
  人より剣も銃も魔法の杖も持っている人の方が有利でしょう?
    武器をたくさん持つための勉強。まず問題をあるやり方で解けたとしましょう。そこで次
  の問題に行くのではなく別の方法でもう一度解きます。こういう取り組み方をしていればた
  くさんの解法を身に付けることができます。事実、今年の二次試験で1つ目の解法では答え
  にたどり着けませんでしたが2つ目の解法で答えを出すことができました。数学が苦手な人
  はまず解説の別解を有効利用しましょう。別解のやり方で一度解くだけで全然違います。得
  意な人は授業中の問題で先生の解説以外の解法を常に考えておきましょう。絶対に伸びます。
  このやり方をするだけで数学はすごく簡単に感じてきます。
    僕にとって数学の極意は「武器を増やすこと」です。
 #4 大阪大学 外国語学部 日本語学科「〇〇な立場の人へ」
                                                     (国際文化科)
 1.部活動を頑張る人へ
    学校の先生はよく「最後まで部活を頑張れた人は勉強も最後まで頑張れる」と言いますが、
  それは全くその通りだと思います。事実、千里 51 期のラグビー部はセンター試験で失敗しな
  がらも第 1 志望の国立大学に合格した人や、前期で落ちてしまっても諦めずに後期で国立大
  学に合格した人が多くいます。浪人した先輩も、阪大、神大の合格を勝ち取りました。何事も
  本気でできる人が合格する人です。
    部活を夏休み後や秋までする人にとって大事なことは、毎日コツコツやることに加え、大
  きい時間ができた時に集中して一気に勉強して部活を引退した人に追い付き、追い越すこと
  だと思います。僕はオフの日などは普段部活に向ける熱量を勉強に向けるようにしていまし
  た。週一で今週は何をするか計画を立てて、特に土日の計画を大事にして欲しいです。
    また、僕は「マイルストーン」ノートを作っていました。人間は長期の目標を持つだけでは
  目標を達成できないので、小さい目標を 1 週間や、1 日単位で立ててノートに書き込み、そ
  れを達成出来たか出来なかったかを記録しながら勉強していました。
 2.受験生として
    この 1 年、特に最後の 3 ヶ月は人生で 1 番努力しました。その見返りに、合格発表は人生
  で 1 番嬉しかったです。合格発表から 3 月いっぱいだけで 3 回ぐらいその時のことを夢に見
  ました。ですが、報われるかどうかは合格するまでわかりません。受験勉強に「これだけやっ
  たら受かる」はないです。どれだけやっても受からないこともあります。それは終わりが見え
  なくてとても辛いことですが、ポジティブ思考を大切にして試験当日まで精神力を保ってく
  ださい。頑張れ!受験生が頑張ることは当然のことなので(頑張らずに受かる人はいません)
  やり方次第な部分もあります。勉強法に関しては YouTube や本で紹介されているので、メデ
  ィアリテラシーを持って参考にし、取り入れましょう。(利益本意の動画などに注意)
    定期テストや学校の実力テストは、現役生の強みです。浪人生にはない、定期的な勉強の機
  会なので、適当にこなさずに本気で頑張って欲しいです。早い段階で赤本を見ておくことは
  大切です。理社は習っていなければ解けないこともありますが、英国数は自分の目標を早い
  段階から知っておいて対策してください。赤本は初めの方のページの傾向と対策が大事です。
  そこをノートにまとめておくだけでもかなりその後の勉強の効率が上がると思います。
    暗記物は参考書を何周したかは大事じゃないです。全部覚えたかどうかが言わずもがなで
  大事です。自分で定期的に確認テスト的なことをして下さい。そういう観点から言えば、学校
  の毎日の小テストなどは最強のコスパです。適当にやりがちですが、やらなければ結局自分
  でやることになるので、満点を取り続けて下さい。
 3.センター試験(共通テスト)後に読んで欲しいこと
   初めに言いますが僕はセンター試験の数学が 100 点でした。…200 点満点です。総得点
 も 79%で、8 割に届いていません。これでも合格できたのは、センター試験後に上手く作戦
 を立てられたからだと思います。
   センター試験からの 1 ヶ月で 1 番大事にしたことは、
                                                   「自分が本当に行きたい大学はどこ
 か」です。2 月は私大の入試が続きますが、それを詰め込み過ぎるとセンター試験から第 1 志
 望の入試まで勉強時間が満足に取れないようになります。特に遠方まで受験しに行ったりす
 ると、
     移動や受験で 3 日程全く勉強できなかったりします。
                                                    直前の 3 日はとても大きいです。
 センター利用などを使って時間のコスパをしましょう。僕は英国社の得点は 90%だったので
 関大、立命、同志社をセンター利用のみで受験しました(同志社は落ちました)。これでセンタ
 ー試験後から阪大の入試まで、阪大対策に集中できたことが、勝因の 1 つです。
   余計なお節介かもしれませんが、勉強法も紹介します。僕が大切にしたのは、
                                                                       「赤本・単元
 別学習・青本」のサイクルです。赤本を解いて弱い所を単元別で学習するのは基本だと思いま
 すが、有名国立大学を受験する人はそれに加えて駿台の青本を解いて欲しいです(ステマじゃ
 ないよ)。2 次試験の赤本は採点基準がないものが多く、自己採点できません。駿台の青本は、
 実戦模試をまとめたもので、入試問題を細かく分析した人達による採点基準がついており、
 解説も豊富です。ぜひ解いて活用して下さい。
 #5 大阪大学 外国語学部 英語学科「持続可能な勉強を!」
                                                      (国際文化科)
    私は夏休みまではあまり実感もわかないままなんとなく宿題をして、模試を受けて…みた
  いな感じでした。しかし、夏休みにほぼ毎日学校の夏期講習を受けた時からスイッチが入っ
  たような気がします。
    私はぜひとも学校の講習を皆に活用してほしいと思っています。塾で授業を受けるからあ
  まり必要だと感じない人もいるかもしれませんが、塾に行っていなかった私としては、講習
  の内容ももちろん、自分の勉強のリズムを作るためにもとても役に立ちました。講習を受け
  た後は自分の頭の中が勉強するモードになっているので、その後学校に残って自習するのも
  そんなに苦ではなかったです。また、秋や冬になってくると講習の内容もポイントを抑えた
  ものになってきてとてもタメになりました。そして、何よりも自分ではどうしても気が向か
  なくて勉強する気が起きない教科も講習があることで無理やりにでも勉強することが出来た
  のが一番良かったです。
    私は数学が大の苦手で、2 年のセンターチャレンジでは 30 点くらいでした。それからも点
  数がなかなか上がりませんでしたが、夏休みや放課後の講習でセンターの過去問を解き続け
  たことでなんとか 60 点くらいは取れるようになりました。講習がなければ過去問を自分で
  そんなに解くことはなかったと思います。
    そして、私がもう 1 つ伝えたいことは、暗記科目はとりあえず諦めない者勝ちだというこ
  とです。私は世界史選択だったのですが、3 年生の最初のマーク模試では全然わからず、ほと
  んど勘で解きました。それからまず毎回の授業を真剣に聞き、夏休みには授業で習った範囲
  を完璧にするため問題集を解き、間違ったところを覚えるまで何回も解きました。このおか
  げで世界史は安定して点数が取れるようになりました。
    なので、最初は本当に覚えられなくてじれったくなると思いますが、それを我慢してとに
  かく地道に何回も繰り返し解くこと、一気に大量に解くのではなく毎日少しずつ解いていく
  習慣をつけることが 1 番だと思います。何から手をつけていいかわからなくて悩むこと、本
  当にこのやり方で合っているのかと不安になること、点数が上がったと思ったら下がって落
  ち込むこともあると思います。でも、正しいやり方かはわからなくてもとりあえずやろうと
  思いついたことをやっていけば、絶対に力がついて、今の自分から想像できないほどの実力
  を本番で出せると思います。
    今年はコロナウイルスのせいで色々なことが狂ってしまっていますが、なんとかなる!そ
  う信じて体調に気をつけて頑張ってください!!
 #6 大阪大学 外国語学部 英語学科「センター対策だけじゃダメ」
                                                            (国際文化科)
    私は大阪大学のAO入試も受験しました。10 月からAO対策を進め、12 月に面接と小論
  文の試験を受けました。一般入試の勉強と並行して AO 入試の準備をするのはすごく大変で
  した。AO 入試で合格することはできませんでしたが、受験期に真剣に自分の将来に向き合っ
  たおかげで、最後までモチベーションを保つことができました。第一志望に合格するチャン
  スが 1 回増えるので、挑戦してみる価値はあると思います。
    私が受験期を振り返って一番後悔していることは、二次試験の配点が高いにもかかわらず、
  センター対策に時間をかけすぎたことです。センター試験が終わった時点で私はまともに二
  次の過去問を解いたこともなく、センター本番では目標点数に程遠い点数を取り、センター
  リサーチは E 判定で、絶望的な状況でした。そんな私がアドバイスしたいことは、センター
  対策を早めに始めることと、配点を意識することです。センター対策といっても内容はほと
  んど 1.2 年の既習範囲なので、普段の授業を疎かにしないことが一番大事だと思います。ま
  た、古典文法や古文単語、英単語などの基本的なことは必ず覚えなければいけないことなの
  で、早めに覚えてしまいましょう。また、志望校を決めてからは常にセンター試験と二次試験
  の配点を意識しながら勉強した方が良いと思います。
                                                (阪大外語は二次試験の配点がかなり大
  きいですが、倍率が高いとセンターの点数で第一段階選抜が実施されるのでセンター対策を
  しなさすぎるのも良くないです。
                              )
    二次対策に関しては、阪大外語は英語の配点が一番大きかったので、私は英語の勉強に力
  を入れました。阪大の英語は書く量がとにかく多いので、時間内に問題を解く練習は必須だ
  と思います。また、習わないような難しい英単語も多く出るので、それらを頑張って全部覚え
  ようとするより、文脈から意味を読み取る練習をしました。
    努力すればするだけ結果はついてくると思うので、目標は高く、最後まで諦めずに頑張っ
  てください。
 #7 大阪大学 外国語学部 ビルマ学科「配点を意識して」
                                                    (国際文化科)
    私は 2 年生の秋に志望校を決めました。当時の私の学力で受かる大学ではなかったので母
  に「行けるわけないやろ」と言われてとても悔しかったです。私は母を見返そうと思ってほぼ
  毎日塾の自習室に通うようになりました。2 年生の時は自分のやりたい教科を少しずつやる
  ことで勉強に対する苦手意識を無くし、勉強する習慣をつけました。
    私が受験勉強を本格的に始めたのは 3 年生になる前の 3 月からでした。ここからは志望校
  の配点を重視した勉強計画を立てました。阪大の外国語学部は二次の配点が極端に高くセン
  ターの配点が低いため、二次試験で使う3教科を中心に勉強しました。
    まず配点の半分を占める英語についてです。英語で一番大事なのは単語と文法です。何度
  も言われていると思いますが本当にこの 2 つは欠かさないでほしいです。3 月から単語帳の
  暗記を始め 8 月末に一通り覚えました。しかし、10 月の模試で最低点を取ってしまいまし
  た。手帳の勉強記録を振り返ると単語を全て覚えきったと思い込んで手を抜いていたことに
  気づきました。それ以降は単語帳に載っているものは隅々から暗記し直しました。すると 11
  月のオープン模試で約 1 ヶ月の英語スランプから抜け出せました。12 月からはセンターの勉
  強に専念したので二次対策はあまり出来ませんでしたが、単語と文法を疎かにしなかったた
  めセンター本番も納得のいく点を取れました。2 月からは私立と阪大対策で英語の先生に添
  削をしてもらい、何度も復習することで自信を持って二次試験に挑むことが出来ました。
    次に二次試験の科目として選択した世界史についてです。実は私は 3 年生になるまで歴史
  がとても苦手でした。ですが、受験で使用するとなると自ずとやる気が出てきました。世界史
  の勉強で大事にしていたのは予習復習です。予習として YouTube で通信の動画を見てから学
  校の授業を受け、その後は復習を繰り返しました。また秋から論述講習をしてくださる先生
  が居たので、その講習を二次試験まで毎回必死になりながら受けました。
    最後に受験勉強の心持ちとして大切にしていたのは、誰に何を言われようと志望校を下げ
  ないということでした。実際に私はずっと E 判定でしたが志望校を下げずに勉強した結果、
  合格できました。後輩の皆さんも絶対この大学に行くんだ!という強い意志を持って受験に
  臨んでください。
 #8 大阪府立大学 工学部 機械系学科「すればよかった、ではなく」
                                                              (総合科学科)
    私が一番後悔していることは、センター試験が終わるまで、二次試験の過去問をしていな
  かったことです。
    私の第一志望校は二次試験の配点が高く、センター試験の配点は低かったため、センター
  試験の対策は学校の授業だけで済ませることにしていました。二次対策として自分で考えて
  していたことは、センター試験までは参考書や問題集をやり、終わったら二次試験の過去問
  をするということでした。
    そしていざ試験を受けてみると、センター試験は悪くなかったのに、第一志望の大学には
  合格することができませんでした。その理由はセンター試験が終わるまで二次試験の過去問
  を解いていなかったため、二次試験で出題される問題のレベルを正確に把握できておらず、
  参考書や問題集では足りない部分を補う時間が十分に取れなかったからだと思います。
    二次試験は各大学によって特徴があり、事前にしっかりと傾向を把握し対策を立てて勉強
  しておくべきだったと思いました。ましてや、二次試験の配点が高い大学であったのに、二次
  試験対策を誤ったことが、最大の失敗原因だったと思います。
    逆に、良かったと思うことは早い時期から大学に興味を持っていたことです。
    私は一年生の時から大学で開催される高校生向けの公開授業などに積極的に参加していま
  した。また、高校に入学する前から行きたい大学があったこともあり、大学受験というものを
  身 近に感じていました。そのため、受験に向けた勉強を他の人より早く始めたので、基礎の
  定着に多くの時間をかけることができました。スタートが早かったからこそ、センター試験
  では失敗せずに済んだのだと思います。
    最後に、自分に合った勉強の方法はその人によって様々だと思います。
    自分にあった勉強法を早くに見つけ、希望の大学の試験傾向を早くに把握して勉強を進め
  ることが大切だと思います。
    私は、第一志望校には合格はできず、勉強法などには後から後悔もありましたが、早くから
  目標を持って頑張ってきたからこそ、大阪府立大学には合格できたと思います。
    皆さんも、こうしてればよかったではなく、こうしてよかったと思えるよう、早くから目標
  をもって、そして志望校の対策をしっかり立てて頑張って下さい。
 #9 大阪市立大学 文学部「ノルマ制度と赤本の使い方」
                                                   (国際文化科)
    私は 2 年生の夏に志望校を決め、冬から勉強を始めました。部活には入っていませんでし
  たが、それまで怠惰な生活を送っていたため学年順位は半分より下でした。勉強習慣が全く
  ついていなかったため、3 年生の序盤までに自分の勉強のリズムを確立することを目標に、
  英数国を中心に基礎固めから始めました。勉強を始めてすぐに志望校の赤本に挑戦し、自分
  の実力との差を実感し絶句しました。
    夏休みになるとたくさん勉強しようと思い、1 日あたり 12 時間という目標を立てて自分な
  りに勉強していましたが、これがあまり上手くいきませんでした。私は集中力が低いため、長
  時間勉強するのが苦痛で仕方なかったのが理由です。
    夏休み中盤ごろ、12 時間机に座ることで満足してしまっている自分がいることに気づき、
  勉強時間を意識するのをやめました。1 日のノルマを達成したら終わるという方法に切り替
  えたところ、勉強に対する気持ちは格段に楽になったと思います。今思えば、よく言われる
  「平日最低 6 時間、休日最低 12 時間勉強!」などという言葉に囚われすぎていたと思いま
  す。長時間集中できるという人は稀だと思うので、一度長時間勉強してみて合わないと思っ
  たら、思い切って変えてみてもいいと思います。
    冬からは毎日赤本やセンターの過去問を解いていました。過去問を解く時に大切なことは、
  赤本を一参考書として使わないということです。特に国公立はそうなのですが、過去問は無
  尽蔵にあるわけではないので、一回一回真剣に時間を測って解くことが大事だと思います。
  私は夏休みに適当に第一志望の赤本を解いてしまい、直前期に後悔しました。
    ここからは大阪市立大学に限った話になってしまうのですが、市大の英語は他大学と比べ
  てもとても難しいです。なので、英語ができなくてもそこまで気落ちせずに単語や構文など、
  基礎を抜かりなくやれば良いことが起きると思います。また、他教科を伸ばすことに時間を
  割いても良いと思います。
    今年は共通テストの導入やコロナの影響など大変なことが多いですが、最後まで頑張って
  ください。応援しています!
 #10 金沢大学 理工学部 地球社会基盤学科「諦めない限り伸び続ける」
                                                              (総合科学科)
    まずは、私がなぜ金沢大学を選んだかです。私は大学で勉強したいことを高2のときに行
  った大阪市大のオープンキャンパスで見つけました。以来、その「都市デザイン」に絞って大
  学を探しました。
                「パスナビ」というサイトや資料請求など使えるものは何でも使って大学調
  べをしました。その中で出会ったのが金沢大学です。オープンキャンパスにも行ってさらに
  調べると自然の中にある「大学らしい大学」で比較的入りやすいのに研究レベルが高いとい
  う特徴がありました。下宿が必要な地方大学ですが、この大学を選んで良かったと思ってい
  ます。
    次に私の受験生活について書きたいと思います。私は研修旅行も終わって一段落した 1 月
  下旬、まずは英単語から始めました。それ以来 1 年強の受験生活で気づいたのは「計画を立
  てることの大切さ」とタイトルにもした「諦めないことの大切さ」でした。
    まず一つ目の「計画を立てること」ですが、ここには大きな反省があります。私は受験期の
  初め、長期も短期も全く計画を立てずに勉強を進めていました。すると、何時間やっても進ん
  だ気がしないと思うようになりました。しかし、中 3 のときに毎日立てた計画を紙に書いて
  机の端に置いて勉強していたことを思い出し、実践すると、比較にならないぐらい進みが良
  くなりました。
              「勉強法だけでも中 3 の時から続けておけば良かった」
                                                               と反省しました。
                                                                             また、
  長期計画についてもあまり考えずに秋から始めた問題集は想像以上に進みが悪く苦戦しまし
  た。早い段階から自分ならどのくらい時間がかかるかを考えておけば良かったと思います。
    次に「諦めないこと」についてです。
                                    「現役生は秋に伸びる!」受験期によく聞いた言葉で
  す。確かに秋に伸びる人が多いと思いますが、伸びない人にとっては辛い言葉でしかありま
  せん。私もその一人で非常に焦りました。しかし一方で、ここで諦めたらそれ以上伸びること
  は絶対にないし、少しでも可能性があるなら続けてみようという思いで諦めることはしませ
  んでした。すると、センターの過去問を解き始めた 12 月の後半になってから、どんどん伸び
  始め、センター本番はうまくいったとは言えませんが、それでも最後の模試から約 100 点伸
  びました。ただ、河合塾のセンターリサーチは D 判定でとても辛かったです。しかし、2 次
  試験の過去問を実際に解きながら、
                                「自分なら絶対合格できる!」と言い聞かせて努力しまし
  た。それを最後の試験が終わるときまで続けたからこそ合格できたとも思っています。
    最後に、私は文化祭での演劇「キングダム」の演出のために受験生に大切な夏休みを捧げま
  した。しかし、メリハリをつけることである程度勉強との両立を図れたのではないかと思っ
  ています。ぜひ、高校でしか経験できないことを通して、思い出作りも全力でしてください。
 #11 国際教養大学「進路選択と進め方」
                                      (国際文化科)
    まず一番大切なのは大学だけが高校卒業1後の選択肢ではないと知ることだと思います。専
  門学校や就職、家業を継ぐ、海外大学、日本の大学など、色々な選択肢を知ったうえで自分
  が行きたい進路を決めると、自信をもってそこに進むことができます。
  ・志望大学の決め方
    私は自分の希望に合った大学を2年の冬に見つけましたが、3 年の夏休み頃まで迷ってい
  る友達もいました。変更はいつでもできますが、受験科目が大学によって全く違うので 3 年
  の 5・6月位までに志望校を決めるのがベストだと思います(5・6 月は多くの部活で 3 年
  が引退し受験勉強に集中し始める頃)
                                  。学びたいことが見つからない人は、どこでもいいの
  で自分が知っている大学のホームページで学部紹介の欄を読んだり、趣味や得意なことを極
  めるにはどうすればいいか調べたりするといいです。また関西以外の大学に行く(親元を離
  れる)か迷っている場合は、直前に迷ったり後悔したりしないために早めに考えることをす
  すめます。加えて、大学受験には莫大な費用がかかります。保護者との相談は絶対に怠らな
  いでください。
  ・勉強と部活(習い事)の両立
    私は勉強と部活は両立できると思います。実際私は 6 月末まで部活がありました。勉強を
  理由に部活を辞めたい人もいるかもしれません。しかし、大切なのは勉強する習慣を身につ
  けることです。勉強の習慣は部活の有無にかかわらず身につけられます。逆に言えば、部活を
  辞めたからといって勉強できるとは限りません。
 
 
  ・受験勉強中の工夫
    受験勉強で大事なのは睡眠と食事と休憩だと思います。眠気や疲れがある時より元気な時
  のほうが、勉強に集中できます。集中しているときの勉強の質はとても高いので、体調第一を
  心がけると自然と勉強の質が上がると思います。あと、周りの人を大事にしてください。精神
  的にしんどいときに頼りになるのは家族・友だち・先生です。
 #12 滋賀大学 経済学部「神戸大学不合格体験記」
                                               (総合科学科)
    僕が自分の体験から感じたのは国公立受験の厳しさでした。僕のセンター試験後の神大の
  第一志望の学部学科のセンターリサーチの判定は、C 判定にかなり近い D 判定でした。二次
  試験に自信はあまりありませんでしたが、受かる可能性が少しは残っていると思い、落ちた
  ときの覚悟を決めて神戸大学を受験することに決めました。
    そこからの 1 ヶ月は神戸大学合格のために滑り止めの私立(立命館)にかける時間を最小限
  にし、極力神戸大学の二次試験の問題のために時間を割けるように最大限努力した結果、直
  前期には調子が良ければ合格点を上回れるくらいの実力がついていました。しかし本番は数
  学でミスをして 1 完もできず、得意の英語が難化し点を稼げず、といったことが要因で不合
  格となってしまいました。実際に受験して僕はほぼ一度しかチャンスがないと言ってよい国
  公立大の受験での逆転合格は甘いものではないということを改めて強く感じました。
    逆転合格の体験記などをよく目にしますが、あれは珍しいものだから取り上げられるので
  あり、たいていの僕のようなセンター試験で微妙な成績だった人は順当に不合格になってし
  まうのです。僕は自分の目指している国公立大学の合格レベルより下であるという人に、思
  っているよりも国公立大の受験は想像以上に厳しいものだ、ということを再認識し危機感を
  持って欲しいと思います。
    そして自分の志望校と向き合ってみて下さい。志望校と向き合うというのは、志望校を変
  えるかどうかということではなく、どれくらい自分の成績と志望校合格レベルとの差が開い
  ているのかやどのくらいのペースで成績を伸ばせばそのレベルまで辿り着けるか、というこ
  とにひたすら向き合うことです。そこにしっかりと向き合えた人こそが合格へ近づいていけ
  るのではないでしょうか。厳しいことを言いますが、そこにしっかりと向き合えないならば、
  絶対に今の志望校に合格できる日は来ないでしょう。僕はそこに向き合いきれていなかった
  ので、安定して合格点が取れるまでの完成度に至らなかったのだと感じています。
    みなさんには僕のように悔しい思いをして大学受験を終わって欲しくない、と強く思って
  います。志望校と向き合うことを苦しい辛いと思うことはこれからたくさんあると思います
  が、そのような感情に打ち勝ち、来年みなさんが第一志望に合格することを心から願ってい
  ます。
 #13 大阪市立大学 生活科学部 居住環境学科「受験生において大切なこと」
                                                            (国際文化科)
    私は最初、他の道を志しており、学校をやめるつもりで大学に行くつもりもありませんで
  したが、長く続けられる職業ではないことと、辞めた後の道の狭さと人生の長さを考慮し、大
  学に行くことを決めました。私のように勉強以外のことを一生懸命にやっていて、受験生に
  なって焦っている人に向けて、大切なことを 3 つ書きたいと思います。
    1 つ目は自分の能力を正しく知ることです。みんなが遅くとも 2 年生の冬から始めている
  中 3 年生からのスタートだったので、私の中には常に遅れている、という意識がありました。
  同じように感じる人も多いと思いますが、それを焦りでも劣等感でもなく、最後まで努力し
  続ける原動力として下さい。できることとできないこと、良い所と悪い所を客観的に見て判
  断して限られた時間を有効に使いましょう。
    2 つ目はそれぞれの教科を勉強する戦略を考えることです。理科、社会は 3 年生でもまだ
  履修範囲が終わっていないために全員横並びなのと、ある程度できていれば直前期でも点数
  を伸ばすことができる科目なので、最初は国語、英語、数学をやるのがお薦めです。私が 1 番
  後悔していることはこの期間に数学をやらなかったことで、9 月頃から赤チャートを全部解
  いていきましたが、結局センター1 週間前位までかかってしまいました。受験までの見通し
  を常に持って、自分に合うやり方を見つけてみてください。
    3 つ目は学校に行くことです。学校に行けば友達にも先生にも会うことができます。1 人で
  はどうしようもないことにもたくさんぶつかるので周りの自分より少し広い視野で自分のこ
  とをよく見て考えてくれている人と話すと気分転換にもなっていいと思います。
    自分を信じて他の人よりも少しでも多くの努力を続ければ目標を達成できる確率は上がり
  ます。頑張って下さい。
 #14 京都工芸繊維大学 工芸科学部 機械工学課程「友達と一緒に頑張ろう」
                                                           (総合科学科)
    私が本格的に受験勉強を始めたのは、部活を引退した3年の5月です。以前から家庭教師
  をしてもらっていたので、数学だけ受験勉強として教えてもらいました。
    夏休みには、よく友達と二人で勉強しました。二人だとお互いに監視しあえるので、サボり
  がちな私に合った勉強法でした。
    科学科は Focus Gold の宿題が出されますが、自分が解ける問題と解けない問題の区別が
  出来たので、数学の宿題はちゃんとやって良かったと思います。夏休みは大学説明会に行き
  ました。第一希望が大阪府立大学の中期だったので、前期と私立の大学を確定させるために
  参加しました。2年生のときは部活もあって、部活を休んで説明会に行きづらかったですが、
  今となっては進路について考える良い機会だったと思います。説明会に行きたいけど部活が
  …という人はぜひ行ってみてほしいです。顧問の先生も相談すれば協力してくれます。
    志望大学が明確になり、数学以外の教科もカバーするために家庭教師を辞めて塾に変えま
  した。放課後はすぐ自習室に行って勉強しましたが、家では暗記系を主にしていたので家で
  の勉強時間は少なかったです。
    冬休みはセンター演習をメインにしていました。私は冬休みでも無理せず勉強したかった
  ので、大晦日やお正月はゆっくり過ごしました。冬休みは生活習慣が乱れがちですが、センタ
  ー前に戻すのは大変なので、早寝早起き頑張りましょう。
    センター試験では目標の点数を大幅に下回ってしまいました。浪人は避けたかったので、
  私立の追加受験、前期の変更をしましたが、準備が大変でした。私立は結局たくさん受けさせ
  てもらいました。3大学7種類の方式で受験して、受かったのはたったの2つだけでした。国
  公立一本に絞っている人はいいですが、浪人しない意向の人は、私立の受験も大変になるこ
  とを覚悟した方が良いと思います。
    前期、後期は目標を下げて京都工芸繊維大学を受験することにしましたが、それでもセン
  ターの点数を考えれば厳しかったです。後期まで受験する覚悟でいましたが、運よく前期で
  合格できました。
    受験勉強を振り返ると、息抜きを挟んでストレスなく続けられたのが良かったと思います。
  クラスではみんな思いやりを持って、友達と励まし合いながら勉強頑張ってください!
 #15 大阪府立大学 地域保健学域 看護学類「成績アップの3ステップ」
                                                              (総合科学科)
    私は予備校に行ってない分、YouTube や周りの受験生を見て、成績アップの方法を考えて
  いました。そこで成績が上がる 3 ステップを紹介したいと思います。
    まず 1 つ目は志望校設定です(学部も)。グラウンド 5 周走れと言われた人とただ走れと言
  われた人では結果は違いますよね。ゴールが分かっている人は頑張って走りますが、ただ走
  れと言われた人はだらけて走るでしょう。これと同じで志望校を決まらなければ、勉強に身
  は入りません。あと志望校が変われば必要な科目や点数の比率(センターの得点割合高いとか
  2 次試験重視とか)も変わってきます。これは昨日まで高飛びやっていた選手が急に砲丸投げ
  の選手になるぐらい違います。決断は早い方が得です。
    2 つ目は模試単位で勉強するです。簡単に言うと、次の模試で各教科何点取るか決め、それ
  を元に毎日の予定を立てて勉強するというものです。これは東大生もやっている勉強法です。
  これのメリットは今自分に必要な勉強が分かるということです。数学苦手やから放置みたい
  なことが減ります。あと模試で本番の練習が出来ます。私は模試を本番さながらに準備して
  受けることで、本番は焦らずに受けることが出来ました。
    3 つ目は勉強の環境を作るです。やらなあかんって思っていてもついスマホを触ってしま
  いますよね。これはあなたが悪いのではなく環境が悪いのです。勉強の環境を作るには場所
  を変えるのが最も手っ取り早いです。予備校の自習室や図書館、教室など探せば何通りもあ
  ります。なので自分に合った勉強場所を模索してみてください。
    もうひとつ環境を作る上で重要なことは(自分より学力が上か同じくらいの)友達を作るこ
  とです。これによって模試の点数バトルが出来ます。ぜひこの 3 ステップの 1 つでも実践し
  て勉強してみてください。皆さんの志望校合格を願ってます!
 #16 大阪教育大学 教育学部 スポーツ科学学科「諦めないド根性」
                                                            (総合科学科)
    僕が大阪教育大学を受けることを決心したのは 2 年の 11 月頃でした。千里高校に入り、
  尊敬する先生と多く出会えて、教師を志しました。志望校を大阪教育大学に決めた大きな理
  由が 2 つあります。
    第一に教師になれる 1 番の近道だからです。大阪教育大学は教師の就職率全国 1 位の実績
  があります。これは大きな決め手となりました。
    第二にクラブ活動が盛んであったからです。僕は将来クラブの顧問をしたかったのもあり、
  より自分の経験値を上げたい気持ちがありました。
    しかし 2 年の 11 月の時点では自分と大学の間に大きな差があり、とりあえず教育学部な
  らどこの大学でもいいやという気持ちになることもありました。
    そこから部活と勉強の両立という忙しい毎日でした。当初 3 割しか取れなかったセンター
  試験模試もどんどん成績が伸び、大阪教育大学を諦めたくない気持ちが強くなっていきまし
  た。ですが、やはり部活と勉強の両立は難しいものです。僕はキャプテンも担っていたのもあ
  り、最後の大会に近づくに連れて部活に全力をおくる日々が続き、勉強が疎かになる日もあ
  りました。そして引退したのは 11 月 3 日。その時点で目標まで点まで 2 割も足りない現実
  がありました。
    でもやっぱり諦めたくない。そう思い、引退した後の勉強に注ぐ力は部活に賭けていたあ
  の頃と変わらないほどになっていました。
    そうして迎えたセンター試験。僕らの年の試験は凄い変化球。全体の平均が 3%落ちた衝
  撃的なモノでした。僕も打撃をくらい、リサーチ後のボーダーまでの点数は 45 点。泣きそう
  だった。けどやっぱり諦めたくない。2 次試験までの 1 カ月と 1 週間の追い込みは根性に満
  ち溢れていました。友達と高め合った日々。今でも覚えています。そんな怒涛の日々を送り 2
  次試験で逆転。国公立 6.5 倍の倍率を乗り越えました。人間諦めなかったらなんとでもなる
  って思えた受験生活でした。成功する為に絶対必要だなと思えることがありました。新 3 年
  生に参考になればいいなと思います。
      一,友達と高め合い、時に息抜きすること!
      二,志望校はセンター試験受けるまで絶対に
        変えないこと!
      三,諦めないド根性!
    僕は私立の一般入試全て落ちました。
    諦めなければ 1 番行きたい大学に絶対行けます。自分を信じて頑張ってください。
 #17 大阪教育大学 教育学部 小中学校教育学科 「
                                               『過程』を大切に」
                                                           (国際文化科)
  みなさんに一つ、大切にしてほしいことがあります。それは、
                                                        「過程」です。
  下を見てください。
    1 最後まで精一杯受験勉強して(過程〇)
                                        、試験当日もうまくいき見事合格した(結果〇)
                                                                                  。
    2 最後まで精一杯受験勉強したが(過程〇)
                                          、試験当日うまくいかず合格できなかった(結
       果×)
           。
    3 受験勉強をあまり頑張れなかったが(過程×)
                                              、試験がうまくいき合格した(結果〇)
                                                                                。
    4 受験勉強をあまり頑張れずに(過程×)
                                        、試験もうまくいかず合格できなかった(結果×)
                                                                                    。
 
 
    1から4の中で、良いパターンはどれでしょう。正解は1と2です。ここでお話ししたいの
  は、
    「過程」の重要性です。過程が良ければ、これから生きていくうえで、自信を持てます。
  「自分は受験勉強(過程)のとき、あれだけやっていたんだ(過程〇)
                                                                。」この自信は、就職す
  るときや困難にあったときなど、様々なときに自分に大きなエネルギーを与えてくれるもの
  ではないでしょうか。確かに、2のように結果がよくなかったら悔しくて辛いです。でも、頑
  張った過程は絶対に無駄になりません。逆にもし3や4のようになってしまうとどうでしょ
  うか。
      「自分は受験勉強(過程)さえも頑張れなかった(過程×)
                                                          。だから自分はもうこれ以上
  頑張れないんだ…。
                  」と後悔するはずです。だからこそみなさんには過程を大切にしてほしい。
  実はこれは予備校講師の林修先生の話を聞き、私が少し変えたものです。受験勉強をしてい
  ると、このような話にも出会うことができます。つまり受験は決して無駄ではないのです。受
  験は自分を大きく変え、成長させるものだと思います。
    また、受験勉強の方法に正解はありません。自分のやり方に自信をもってください。そし
  て、試験当日にそれまでの「過程」を振り返ったとき、
                                                  「これだけやったんだ。もうやること
  はない。
        」と言えるようになってください。今しかできないこの受験勉強を、一生懸命やり切
  ってください。応援しています。
 #18 大阪教育大学 教育学部 小中保健体育「まずは授業から」 (国際文化科)
    私は、1,2年生の時は、受験のことなど全く考えてきませんでした。2 年の春休みから、
  周りのみんなは塾や、予備校などに行き始めていていました。私は春休みで、英語の単語帳を
  買っただけ(参考書買ったら、勉強した気になってしまう現象)でした。受験勉強のスタート
  が周りより遅かったです。3 年生になって、
                                        「受験勉強を始めないといけないな」とは思って
  いたのですが、何をしていいかわかりませんでした。
    まずは授業をしっかりと聞くことから始めました。今思い返せば、この、
                                                                    「授業をしっかり
  と聞く」ということはとても大切だと思います。受験の近くになってくると、授業とは関係な
  い教科を授業中にしだす人や、学校を休む人が増えてくると思いますが、先生たちは、私たち
  の受験のために授業をしてくださり、とても受験のことに対して、良いアドバイスをもらえ
  ます。何より、メリハリがつくので、集中力が上がります。生活のリズムを崩さないことがと
  ても大切です。
    私は、3 年間部活動を続けてきました。引退が 10 月末だったので、勉強時間は少なくなり
  ましたが、後悔するような気持ちは、たとえ不合格で浪人することになってもなかったと思
  います。高校生のときにしか体験できないようなことは精一杯に取り組むべきだと思います。
  勉強はいつでもできますが、高校生活でしか体験できないことは少しの時間しか取り組むこ
  とができないからこそ、一生の思い出になると思います。
    受験というのは、とても皆さんに重くのしかかるものだと思いますが、焦りは禁物です。私
  は試験当日、周りの友達と話して焦りがなくなって、
                                                (友達は迷惑だったかも…)実力以上の
  結果を出せました。
    大変なことが多いと思いますが、頑張ってください。