No.213
府立山田高等学校
校長 佐々木 啓
令和5年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
校訓 誠実・明朗
めざす学校像
1 生徒の夢が実現できる学校(生徒の希望する進路1が実現できる学校づくり)
2 地域とともに歩む学校(地域から愛され信頼される学校づくり)
3 教職員の取組みが結実する学校(教職員が課題の共有化を図り、一丸となり課題解決に取り組むことで生徒が変容し、教職員が達成感を味わえる学校づくり)
育てたい生徒像 “3つの C”
○ 創造的な人間 (Creation) 学力の伸長を図り、個性豊かで創造的な人間
○ 信頼される人間(Confidence) 高い知性と豊かな情操、公正な判断力を身につけ、自他を尊敬し、責任感のある人間
○ チャレンジする人間(Challenge)困難にくじけない強健な身体を育成し、向上心旺盛で何事にもチャレンジする人間
2 中期的目標
1 教育力の向上
(1)新教育課程に基づいた教育活動
ア 新学習指導要領に基づく学習指導、学習状況評価を行う。
(2)確かな学力の育成
ア 基礎学力を身につけるための山田 BT(ベーシック・タイム 10 分間の朝学習)を継続発展させる。
イ 授業での取組み及び山田 BT 等により、自主的学習の基盤である家庭学習の時間を増加させる。
家庭学習時間が0分の割合を令和7年度には7%未満とする。
(R2 12%,R3 8%,R4 14%)
ウ 論理・表現I及び英文法発展の授業において習熟度別授業を実施する。
エ 教科指導で図書館利用を促進するとともに、生徒の読書意欲を喚起し、図書館の利用人数を増加させる。
図書館の利用人数を令和7年度には 4000 人以上とする。
(R2 3733 人,R3 2197 人,R4 3068 人)
オ 地球規模の課題 SDGs をテーマとして、総合的な探究の時間等における主体的な探究活動を推進する。
カ インターネットを利用し、教育産業学習ツールの活用を進める。
(3)授業力の向上
ア 授業充実 PT を核に全教科で「ICT を活用した授業・生徒主体の授業」をテーマとして、校内の ICT 環境の活用と、1人1台端末を活用する授業研究を推
進し、効率的な授業を行う。また、研究授業、公開授業等で情報共有を行う。
生徒自らが考える授業を充実させる。そのことで生徒の学習意欲を喚起し、学力(知識・技能、思考、判断、表現)の向上を図る。
※研究授業・公開授業の実施回数を、令和7年度まで引き続き年間 10 回以上とする。(R2 12 回,R3 10 回,R4 10 回)
※授業アンケートにおける「思考力・表現力が身についた」の平均肯定割合について 80%以上の水準を保つ。
(R2 81.7%,R3 83.1%,R4 85.1%)
※授業アンケートにおける「興味関心、知識技能が身についた」の平均肯定割合について 80%以上の水準を保つ。(R2 82.7%,R3 84.4%,R4 84.5%)
イ 授業力向上の取組み及び3年間を見通したキャリア教育により希望進路2を実現する。
※令和7年度まで、国公立大、関関同立大合格者数 150 人を維持する。(R2 182 人(10 クラス),R3 186 人(9クラス),R4 164 人(9クラス))
(4)3年間を見通したキャリア教育
ア 大学進学を中心とする生徒・保護者の進路3希望に対応する。
イ 補習・講習(課業日の早朝や放課後、長期休業)を組織的・計画的に実施する。
※学力生活実態調査を1、2学年年2回、3学年年1回実施し、分析会を行う。
※全国レベルで生徒の学力を診断できる実力考査を各学年、令和7年度まで引き続き年1回以上実施する。
(R2 3回,R3 3回,R4 3回)
ウ 同窓会と連携したキャリア教育を実施する。
※卒業生によるキャリア講演会を実施する。
(5)グローバル人材の育成
ア 姉妹校である Bentleigh secondary college 等との交流を深め英語を用いたコミュニケーション力を育成する。
2 豊かでたくましい人間性のはぐくみ
(1)部活動や特別活動を通じ、生徒の「自尊感情」を高め、他者の役に立っているという有用感、困難を乗り越えることのできる力を育成する。
ア 部活動加入率を、令和7年度には 90%以上にする。
(R2 83.8%,R3 85.4%,R4 85.0%)
(2)生徒会活動の活性化
ア 体育祭・文化祭の活性化を図る。
イ 学校生活における自治意識を高める。
(3)生徒指導を進める
ア 遅刻指導、服装・頭髪指導を継続する。
イ 交通安全指導を継続する。
(4)校内美化の推進
ア 生徒の美化意識を高め、校内美化に努める。
(5)人権尊重の教育の推進
ア 生徒が自他の権利を尊重するとともに、社会の一員としての自覚のもとに義務を果たすという基本的姿勢の形成をめざす。
(6)安全で安心な学びの場づくり
ア いじめの防止・対策:いじめ防止対策推進法に則り、学校としていじめを許さない体制をとる。
イ 教育相談機能の充実:定期的にアンケート調査を実施し、生徒の状況把握に努めるとともに、
「高校生活支援カード」を利用した生徒支援の充実を図る。
ウ 新型コロナウイルス感染症に対する対応を進め、安全で安心な教育環境を作る。
(7)始業式・終業式を、自己を見つめ、学校生活への意欲を喚起する場、生徒を褒める場とする。
ア 部活動の成果等を伝達表彰する。
No.213
府立山田高等学校
3 学校の組織力向上と開かれた学校づくり
(1)組織力向上:常に学校組織の見直しを図り、組織の活性化を推進する。
ア 各種会議、各学年の連携、引継ぎがスムーズにいくようにする。
イ 各分掌と各学年のバランスを図る。
ウ 安全衛生委員会の活性化により、働き方改革を図る。
※超過勤務月間 80 時間以上の教員年間延べ人数を令和7年度には 20 人以下とする。(R2 25 人,R3 20 人,R4 23 人)
(2)保護者・地域との連携
ア 地域の行事へ積極的に参加する。地域連携を深める。
(3)教育活動の情報発信
ア 教育活動の情報発信について、総務部を中心に全校的に取り組む。
イ ホームページ、メールマガジン、学習支援クラウドサービスによりタイムリーな情報発信に努める。
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和 年 月実施分] 学校運営協議会からの意見
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
目標 今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標[R4年度値] 自己評価
(1)新教育課程に ア・新学習指導要領に基づく学習状況の評価を ア・学校教育自己診断における学習評価の肯
基づいた教育活動 行う。 定的回答 90%以上の維持。[91.9%]
(2)確かな学力の イ・授業での取組み及び山田 BT 等により、自 イ・山田 BT アンケートにおいて「平日ほとん
育成 主的学習の基盤である家庭学習の時間を ど学習しない」生徒の割合を 減らす。
増加させる。 [14%]
エ・教科指導で図書館利用を促進するととも エ・利用を促進し年間の利用者数 3000 人以上
に、生徒の読書意欲を喚起し、図書館の利 を維持する。[3068 人]
用人数を増加させる。 ・貸出冊数の増加[397 冊]
オ・SDGs をテーマとして、総合的な探究の時 オ・生徒全員の主体的なレポート発表ができ
間等における主体的な探究活動を推進す たか。
る。
(3)授業力の向上 ア・ICT を活用した授業研究・授業実践を推進 ア・ICT を活用した授業実践を各教科で年間1
する。 回以上行う。
・新しく配備された電子黒板の活用を進め、 ・各教科で電子黒板活用について研究を進
より効果的な授業を推進する。 め、教材を開発する。
・1人1台端末の研究・活用を更に進め、各
教科で教材を開発する。
1 ・研究授業・公開授業を年間 10 回以上実
教 施する。[10 回]
育 ・授業アンケートにおける「思考力・表現力
力 が身についた」の平均肯定割合 80%以上を
の 維持。 [85.1%]
向 ・授業アンケートにおける「興味関心、知識
上 技能」の平均肯定割合 80%以上を維持。
[84.5%]
・学校教育自己診断の(教職員)
「ICT 機器
を授業に活用している」の肯定回答率(以
下、同様)90%以上を維持。[100%]
・学校教育自己診断の(生徒)
「授業でコン
ピュータやプロジェクターを活用してい
る」90%以上を維持。[96.9%]
・生徒が主体となる授業実践を各教科で年
間1回以上実施。
・学校教育自己診断(教員)
「グループ学習
を行うなど、学習形態の工夫・改善を行っ
ている」を増やす。[80.4%]
・学校教育自己診断の(教職員)
「思考力を
重視した問題解決的な学習指導を行って
いる」の肯定率 75%以上の維持。[78.2%]
イ・授業力向上の取組み及び3年間を見通した イ・国公立大学、難関私立大合格者数を維持す
キャリア教育により希望進路4実現を図る。 る。[164 名]
No.213
府立山田高等学校
(4)3年間を見通 イ・補習・講習(課業日の早朝や放課後、長期 イ・進路5指導部が中心となり補習・講習を組織
したキャリア教育 休業)を組織的・計画的に実施する。 的・計画的に実施できたか。
・学力生活実態調査を1、2学年年2回、3
学年年1回実施し、その分析会を行う。
・全国レベルで生徒の学力を診断できる実
力考査を各学年、年1回以上実施する。
ウ・卒業生、同窓会等と連携したキャリア教育 ウ・卒業生等によるキャリア教育の機会を各
を実施する。 学年とも年1回以上持つ。
(5)グローバル人 ア ・ 姉 妹 校 で あ る Bentleigh secondary ア・姉妹校の Bentleigh secondary college
材の育成 college 等との交流を深め、英語を用いた 等と英語を用いた交流(メールやオンラ
コミュニケーション力を育成する。 イン交流会)を実施する。
(1)部活動や特別 ア・部活動への積極的な参加を促す。 ア・部活動加入率 90%をめざす。[85.0%]
活動を通じた豊か イ・修学旅行を通し、生徒の力を伸ばす イ・修学旅行後のアンケートでの満足度 95%以
でたくましい人間 上の維持。[99.3%]
性の育成
(2)生徒会活動の ア・体育祭・文化祭の活性化を図る。 ア・生徒向け学校教育自己診断結果における
活性化 体育祭・文化祭に対する肯定率 90%以上の
2 水準を保つ。[91.4%]
豊 イ・学校生活における自治意識を高める。 イ・生徒会執行部発信の取組みがあったか。
か (3)生徒指導を進 ア・遅刻指導、服装・頭髪指導を継続する。 ア・遅刻総数前年度比 5.0%減。[969 人]
で める 特に長期休業あけの指導を強化する。 ・服装・頭髪違反者なし
た イ・交通安全指導を継続する。 イ・交通マナー(規範意識)の状況(日々の登
く 保護者、地域等と連携しながら、教員・生 校状況、地域からの意見)
、事故の未然防
ま 徒会による登校指導を実施する。 止。
し ・登校指導の実施(PTA、地域等と連携)
い ・生徒向け学校教育自己診断結果における
人 学校規律に関する質問での肯定率 80%以
間 上の維持。[80.5%]
性 (4)校内美化の推 ア・生徒の美化意識を高め、校内美化に努める。 ア・毎日の清掃活動が徹底できたか。特にトイ
の 進 レ、廊下、階段などの共用のエリアの美化
は ができたか。
ぐ ・終業式後等に一斉に大清掃(年3回)を行
く う。
み (5)人権尊重の教 ア・生徒が様々な立場の人々の人権を尊重する ア・人権研修会を年1回以上実施する。生徒の
育の推進 とともに、社会の一員としての自覚のもと 理解の状況(アンケートで把握)。
に義務を果たすという姿勢の形成をめざ
す。
(6)安全で安心な アイ・いじめを許さない体制作り アイ・いじめ事案の未然防止ができたか。
学びの場づくり ウ・新型コロナウイルス感染症に対する対応を ウ・生徒が正しい感染症対策を行い、感染症に
進め、安全で安心な教育環境を作る。 よる人権侵害がない状態にあるか。
3 (1)組織力向上:常 アイ・各種会議、各学年の連携、引継ぎがスム アイ・学校運営についての連携が取れている
学 に学校組織の見直 ーズにいくようにする。 か。学校教育自己診断の連携項目 75%以上
校
の しを図り、組織の の維持[76%]
組 活性化を推進する ウ・安全衛生委員会の活性化により働き方改革 ウ・超過勤務月間 80 時間以上の教職員延べ
織
力 を図る。 人数を対前年度比減する。[延べ 23 名]
開 向 (2)保護者・地域と ア・地域との連携を深める。 ア・地域教育協議会、地域行事に教員・PTA・
か 上
れ と の連携 生徒の参加を行う。[7回]
た
学 ・学校行事に地域からの参加をえる。
校 (3)教育活動の情 ア・教育活動の情報発信について、総務部を中 ア・中学生・保護者に必要な情報を伝える学校
づ
く 報発信 心に全校的に取り組む。 説明会の実施ができたか。
り
アンケートでの満足度 90%以上維持
[99.9%]
イ・ホームページ、メールマガジンによりタイ イ・学校教育自己診断の連携、情報提供の項目
ムリーな情報発信に努める。 が 80%を維持できているか。[80.6%]