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令和5年度 大阪府立牧野高等学校 第2回学校運営協議会 議事録
 日 時 令和5年12月15日(金)15:0016:00
 場 所 大阪府立牧野高等学校 校長1
 出席者(敬称略)
        協議会委員   松宮 新吾(会長)、有堀 正彦(副会長)、福原 哲晃、
                      尾崎 順子、大森 友美
                    【欠席】田中 博
        学校長2     高松 智
         事務局    浦 俊哉、大道 香央利、大塚 正宣、中務 正和
 
 
 
 1. 開会
     1 会長挨拶
        皆さんこんにちは。今の学校の教育の進捗状況をご報告いただき、また各委員の皆さま
     からそれぞれのお立場でご意見を頂戴したいと思っております。
        日本の学校の先生方は、小中高大学も含めて一斉授業については、とても優れた能力を
     持っておられます。ところが、国は逆に一斉授業には限界があるということで「個別最適
     化」という言葉を最近しきりに使っています。タブレットなども導入されGIGAスクール構
     想が3年目を迎えようとしており、その効果検証なども教育委員会や学校に求めてくる時
     期になっています。
        牧野高校は、一斉授業における効果つまり広げる教育、揃える教育はとてもできる能力
     のある子どもたちが集まっています。今日のご報告を受けて、揃えていくという一斉授業
     だけではない牧野高校独自の取組み、個を伸ばすといったユニークな子どもたちが育って
     いく個性化教育みたいなところをお話していただければと思っています。
 
     2 校長3挨拶
       本日はありがとうございます。今年は5月にコロナウィルスが5類に分類され、様々あ
     った規制も緩和されたり無くなったりして、ようやく学校もコロナ前と同じような教育活
     動ができるようなりました。9月の文化祭では、今年は入場制限を設けずに実施し800名を
     超える保護者、卒業生、地域の方が来られました。10月の修学旅行も最終日以外は天気に
     恵まれ、大きな事故もなく、無事に終えることができました。
       また、中学生向けの学校説明会も今年は参加者の制限を設けずに行っています。毎回200
     組を超える申し込みをいただいて非常にありがたく思っています。今年の説明会は、司会
     もプレゼンテーション(説明)それから校内見学の案内、全て生徒が行うという方法をと
     りました。初めての試みではありましたが、生徒の見事なホストぶりに参加いただいた中
     学生や保護者の皆さまからは本当に高い評価をいただきました。明日も学校説明会があり
     ます。明日は250組の方が申し込みをいただいており、本校の生徒が自分の言葉で本校の魅
     力を伝えてくれるということを期待しております。
       本日の協議会では、今年度の学校経営計画の進捗、授業アンケートの結果、本校教職員
     の時間外勤務についてお話させていただきます。皆さまからアドバイスをいただいて、よ
     り良い学校運営に役立てたいと考えております。忌憚ないご意見をいただければと思って
     おります。どうぞよろしくお願いいたします。
 2.令和5年度学校経営計画の進捗状況について・・・学校長4より説明
 
 ●委員・・・大学入学共通テストの出願者のうち、5教科型の出願者という目標を定めている
             が、この指標の意味を説明してほしい。
 ●校長5・・・5教科型の出願者というのは、国公立大学をめざしている生徒である。大学入学共通
             テストは私立大学も参加しているが、私立大学は3教科受験、すなわち文系なら英
             語・国語・社会、理系なら英語・数学・理科の得点で合否が決まる。一方、国公立大
             学は5教科を受験科目に指定しているところがほとんどであり、国公立大学志望者数
             を示すために指標を分けている。
 ●会長・・・5教科に限らず芸術も体育も全て含めて、高校のカリキュラムを最後まで学び続
             けることが大事。一般的にはリベラルアーツと言われるが、理系や文系に分かれ
             て何かをするというのではなく、どの学部どの分野に入っても、最終的に全ての
             経験や知識能力が求められる。5教科型がいいというわけではなく、芸術や体育
             も含めて満遍なく学習させることが必要。
 ●委員・・・現在、どの企業も内部人材をどのように育成していくかが大きな課題になってい
             る。組織の中で自分の立ち位置を見つけ、伸びる人材は、学校教育の中で様々な
             活動をしていたという人が多い。そうした人は、組織に入っても目的を持って自
             分を伸ばそうとする傾向がある。大局的に見ると、社会人として成長するには、
             学校教育の中で幅広い活動をしていることが必要で、そうしたことを意識して生徒
             への指導をしてほしい。
 ●校長6・・・リベラルアーツを大事に、理系・文系関係なく様々な勉強を全生徒にはさせてほし
             いと先生方には常にお願いしている。
 ●委員・・・企業の方を講師に招いて話をしてもらうといった取組みなどは、生徒にとって大
             いに刺激になるのではないかと思う。
 ●会長・・・リベラルアーツをベースに個を伸ばすという個性化教育がうまくマッチングすれ
             ば、社会を変えるような、個性豊かなおもしろい生徒、日本ではなかなかそのよう
             な人材が生まれてこないのだが、牧野高校からも生まれるのではないかと期待し
             ている。生徒への刺激を継続的に続けてほしい。
 
 3.第1回授業アンケートについて・・・学校長7より説明
 
 
     生徒たちが全教科の担当教員について質問項目それぞれについて、4点を満点として回
   答したものです。
     今年度第1回は3.45と昨年度の第2回の3.47より少し下がりましたが、昨年度第1回と
   同じ数字で、高止まりしたのではないかと思っています。
     各年代毎の差も小さくなっています。年代による授業水準の差がなくなってきているこ
   とがわかります。教科別についても、年代別と同様に教科による差が小さくなっていま
   す。
     89割の先生が電子黒板を使って視覚に訴える授業をされておられ、授業アンケート
   は全体的には高評価ですが、中には残念ながら思うような数値が得られてない先生もおら
   れます。そういう先生方に対して、助言を行うなどして全体のボトムアップに努めたいと
   思います。
 
 ●会長・・・来年度の募集人数はどうなっているのか。
 ●校長8・・・7クラス280名。
 ●会長・・・全体的に生徒数が減っているということか。
 ●校長9・・・その通り。
 
 4.職員超過勤務について・・・学校長10より説明
 
     今年度は、新型コロナウィルス感染症の5類への移行にともない、全ての学校行事等も含
   めた学校生活が、コロナ流行前の平常時に近い状況になりました。その結果、教員一人当た
   りの勤務時間が7月、8月を除いて昨年度より増え、超過時間も増えました。主な要因とし
   て考えられるのは、体育祭と文化祭の準備で放課後や休日での活動が多くなったこと、クラ
   ブ活動の平常化があげられます。
     働き方改革の取組みとしては、今年度よりペーパーレス会議の導入と部活動指導員および
   運動部や文化部での部活動外部指導者の活用を推進しています。
     ペーパーレス会議の実施については、職員会議を含む諸会議においてはペーパーレス会議
   に移行し、会議資料の作成や配布、会議時間の削減に大いに繋がりました。
     「部活動指導員」及び「部活動外部指導者」については、今年度、新たに卓球部に1名の
   部活動指導員を、男子サッカー部に2名、女子バスケットボール部に2名の部活動外部指導
   者を採用しました。ちなみに部活動指導員は学校の教職員と同様に単独で付添いを行うこと
   ができ、対外試合や公式戦にも引率可能、部活動外部指導者は、教職員なしでの付添や引率
   はできません。次年度も一定数のクラブ活動で希望があるので採用を増やす予定です。
     面談の対象となる教員は昨年度と比較すると、11月末現在で、80h以上、100h以上とも前年
   度より少しですが減少しました。
     次に教職員の異動に関することです。昨年度末で13名の先生が本校を異動され、8人の先
   生をお迎えしましたが、その先生方の10月までの超過勤務の平均値を見ますと、今年度は、
   昨年度の1.35倍となっています。
     教育の質を維持しながら、引き続き業務の均等化を図り、様々な制度を活用しながら、時
   間外勤務減少の意識の醸成に努めていきたいと考えています。
 
 ●会長・・・最近ではタブレット評価をするとか、様々なことが求められていて、かえって勤
             務時間が増えたり、または、その逆でデジタルトランスメーションにより意外と
             超過勤務が減っているとか、何か具体的に変わったことはあるか。
 ●事務局・・今年度からデジタル採点を導入して、勤務時間の削減につながっているが、多く
             印刷するのでランニングコストがすごくかかることが今後の課題である。ペーパ
             ーレス会議を各種会議で導入したことで、資料の印刷や配付がなくなり会議時間
             の短縮につながっている。
 ●委員・・・クラブ活動はコロナ前と同じように行っているのか。
 ●事務局・・クラブ活動をはじめPTA活動もコロナ前と同じような活動に戻りつつある。
 
 5.その他
 
 ●事務局・・今年は文化祭で、コロナで休止していた本校近くにある障がい福祉サービス事業
             所の利用者さんによるパンの販売を地域連携の一環として復活した。
 ●委員・・利用者さんも喜んでいた。スタッフに牧野高校の卒業生がおり、そのスタッフも喜
           んでいた。
 ●委員・・PTAも子どもたちに喜んでもらえるようイルミネーションのモニュメントを新た
           に設置した。
 
 6.協議
 
 ●委員・・・学校説明会で生徒に司会をさせるのは、様々な面で才能を生かすことになるので
             よい取組みだと思う。
 ●事務局・・校内の案内も自分たちの言葉で説明しているので、非常にいい雰囲気でいい評価
             をいただいている。他校で同じようにやっている学校は少ないのではないかと思
             う。
 ●委員・・・学校説明会に参加する中学生は、京阪沿線から広範囲に集まってくるのか。
 ●校長・・・枚方市内が一番多く、寝屋川市や交野市からも一定数ある。門真市や守口市から
             は少ないが、中には大阪市内からの参加者もいる。
 ●会長・・・学級閉鎖等があったようだが、どのような対策を行ったのか。
 ●事務局・・本校は学習支援クラウドサービスを導入しているので、具体的な閲覧の指示をし、学
              習保障を行った。
 
 
 
 7.閉会
     第3回の協議会は、例年2月上旬の開催、また日程調整させていただく。
 
         ⇒   承認
 
 
 
     学校長よりお礼