茨木高校
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No.3021
府立茨木高等学校
校長 岡 守夫
平成 31 年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
【学校像】
「高い志」を持ち、
「真のリーダーシップ」を発揮しながら世界で活躍する人物を輩出する学校。
【生徒に育みたい力】
○ 基礎・基本の充実と深い学びを通じて未来を拓く力を養い、「高い志」を持って世界に貢献できる有為な人物を育成する。
○ ハイレベルな授業を通じて進路実現を可能にする高い学力を養成すると同時に、学校行事や部活動への積極的な参加を奨励し、たくましい人間力を育
成する。
○ 知的探究心をもって自主的に学習する力を養成すると同時に、互いに協力しつつ切磋琢磨することを通じて、優れたチームワーク意識と高い自治能力
を育成する。
2 中期的目標
○ グローバルリーダーズハイスクールとしての特色づくりのため、3つの教育目標を深化させる取組みとともに教員の授業力向上のための取組みを実践する。
1 「高い志」の涵養を図る教育システムの再構築
グローバルに視点を置いた取組みを継続発展させる。
ア 海外宿泊野外行事及びその事前学習、事後学習を通して多様性受容力を鍛え、コミュニケーション能力を高める。
イ 英語教育の内容をより一層充実させる。
「高い志」を涵養し持続させるための取組みを継続発展させる。
ア 卒業生人材ネットワークを拡大し、卒業生による支援体制を強化する。
1 大学教授、企業等で活躍する卒業生等による「卒業生講座」
「学問発見講座」
。 2 京都大学を中心とした「卒業生研究室訪問」
。
3 関東方面への大学見学会「東京スタディツアー」
。 4 第1学年対象の「スプリングセミナー」。
5 第2学年対象の「オータムセミナー」
。
イ 課題研究等を通して主体的に学ぶ姿勢を身に付けさせ、大学での学びにつなげる。
※東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学の合格者数合計 120 名以上(平成 30 年度(平成 31 年度入試)137 名)を維持する。
※高等学校卒業時の進路選択について納得している生徒の割合 90%以上(平成 30 年度 91%)を維持する。
2 「二兎を追うたくましさ」を育成するための教育システムの再構築
授業重視と自学自習の意識を高める。
3年間を通した育成計画「北辰プロジェクト」を充実させるとともに、それに基づいて生徒にめあてを提示する。
学習と部活動・学校行事の両立への意識を高める。
ア リーダー育成研修を継続させる。
イ 理学療法士による部活動サポート事業を継続発展させる。
※1,2年生の一年間の読書量一人当たり平均 10 冊以上(平成 30 年度一人当たり平均 13 冊)を維持する。
3 「自主自律の精神」を深化させるための教育システムの再構築
学校行事を中心に「自主自律の精神」を育成するシステムを充実させる。
(違いを認め共に生きる力、協調性、豊かな感性)
部活動を中心に「自主自律の精神」を育成するシステムを充実させる。
(健康・体力の向上)
生徒会活動を中心に、生徒自らが規範意識やモラルを高めることができる取組みを実施する。
※地域と連携した活動等への参加回数生徒一人当たり平均年間 1.0 回以上となるようにする。
4 教員の授業力向上のためのシステムの構築
教科会議の充実(教科の目標設定と総括、研究授業)
・相互授業見学の充実・大学等との連携の深化
※授業観察の際の生徒アンケートにおける授業信頼度平均 88%以上を維持する。
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和2年 1 月実施分] 学校運営協議会からの意見
【生徒版】 第 1 回(令和元年 6 月 8 日(土))
・
「学校に行くのが楽しい」
「学校生活についての先生の指導には納得できる」とい ・ 「東京スタディツアー」等は、生徒たちにとって、自分の 20 年後、30 年後が見える
「卒業生講座」
う設問に対する肯定的な回答はともに 91%と高い数値を示している。また、
「担 取組みである。今後も生徒一人ひとりの進路選択をサポートする取組みを進めてほしい。
任の先生以外にも、気軽に相談できる先生がいる」という設問の肯定的回答は ・茨木高校の教育はタフさを育てる取組みであり、それは一生続く学びである。今後も、人との出会
71%、
「先生は、いじめについて私たちが困っていることがあれば真剣に対応し いつながりをたいせつにし、そのつながりが生かせる学びを充実させてほしい。
てくれるという設問では肯定的回答は 92%であり、生徒たちが、自主自律の精
神を深化させながら、充実した学校生活を送っていることがうかがえる。今後も 第 2 回(令和元年 10 月 5 日(土))
教育相談体制も含め、生徒指導を引き続き充実させていくことが大切である。 ・「北辰プロジェクト」は、3 年間を通した育成計画を明示することで指導する教員の「目線」を合
・
「将来の進路や生き方について考える機会がある」という設問に対する肯定的な わせることができる、たいへんよいシステムだと考える。
回答は、昨年同様 92%と高い数値であり、今後も、生徒の「高い志」を涵養す ・茨木高校では、学級編成を文系・理系と分けることなく、あえて文理混合にすることで、さまざま
るための取組みを継続発展させていくことが必要である。 な科目を選択しているクラスメートの中で学ぶ環境となり、生徒たちの「多様性」を育んでいると
【保護者版】 考える。
・本校のさまざまな取組みについて、肯定的回答は高大連携に関する設問では
99%、その他の設問についてもすべて 98%と高い数値であり、保護者に高い割 第 3 回(令和 2 年 2 月 15 日(土))
合で支持されていることがうかがえる。今後もさらにそれぞれの取組みを充実 ・第 2 学年の「英語表現」で実施しているディベートをさらに、発展させていくことが大切である。
させていくことが必要である。 グローバルリーダーとして、英語でのコミュニケーション能力を身に付けることは大切である。ま
・「生徒は、授業がためになると言っている」という設問に対する肯定的回答は た、ディベートでは、個人としての自分の意見とは違う立場の意見を主張しなければならないこと
89%(昨年度 84%)であった。引き続き、生徒保護者の授業への信頼度を高め もあり、相手の立場に立って考えるという学習にもなる。現在は、小学生からディベートを経験し
るため、教員の授業力向上のための取組みの内容をより深めていくことが必要 ていることが多いため、高等学校では、さらに発展したディベートの取組みを進めてほしい。
である。
No.3021
府立茨木高等学校
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
目標 今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標 自己評価
「グローバル」に視 ア 長期留学生の受入れ、海外からの研修旅行生 ア・交流する大阪大学等留 ア・モンゴルからの長期留学生(4 月から 7 月まで)
との交流、第1学年全員を対象とした大阪大学 学生数 50 名以上(平成 1名を受け入れ、留学生が 7 月に全校集会で発
点を置いた取組み 30 年度 60 名) 表を行った。また、11 月にインドネシアからの
等の留学生との交流により、アジアを中心とし ・宿泊野外行事終了後の 研修旅行生を第1学年で受け入れた。Brothers
た異文化理解や他国理解を深める。また、生徒 生徒アンケートにおけ &Sisters プログラムにおいては、第1学年の
ア Brothers & Sisters の企画運営による事前学習を重ねて、宿泊野外 る満足度 90%以上(平 生徒が小グループに分かれて、主にアジアから
プログラム及び事 行事へとつなげる。 成 30 年度 97%) の大阪大学留学生 60 名と交流した。
(○)
イ・イマージョンプログラ ・宿泊野外行事終了後の生徒アンケートにおける
1「高い志」の涵養を図る教育システムの再構築
前学習の充実、 第2学年の宿泊野外行事においては、学校交
ムへの参加生徒 80 名以 満足度は 99%であった。(◎)
海外宿泊野外行 流とともに現地日本企業等の協力による取組 上(平成 30 年度 100 名)
みを重視する。また、事前学習や現地で学んだ ・参加生徒のアンケート イ・英語科教員が日々互いに授業見学を行い、授業
事及び事後学習
内容を課題研究等につなげる。 における満足度 90%以 内容のさらなる充実を図った。英語イマージョ
の充実 上(平成 30 年度 98%) ンプログラムへの参加者は、1年生対象のI(12
イ 4技能(5領域)を総合的に育成する英語教
月実施)87 名、2年生対象のII(1月実施)7 名
育の確立に向け、授業内容をさらに充実させる ア・キャリア教育に資する であり、満足度はI、IIそれぞれ 98%、100%で
イ 英語教育の内容 とともに、外部検定を活用する。また、英語イ 卒業生の講演会や講座 あった。 (◎)
のさらなる充実 マージョンプログラムを継続発展させる。 の数8以上(平成 30 年
度 10) ア・24 名の卒業生等を招いて学問発見講座や卒業生
・卒業生の研究室訪問8 講座を実施する予定であったが、10 月に予定し
か所以上(平成 30 年度
ていた卒業生講座(10 講座)は、台風 19 号に
ア 本校卒業生の人材ネットワークを広げ、学問 10 か所)
「高い志」を涵養し 伴う暴風警報発令のため、中止となった。また、
及び社会に対する興味・関心を高める取組みを ・関東方面への大学見学 学問発見講座や卒業生講座以外に社会で活躍す
持続させるための取 充実させる。 会の参加生徒 20 名程 る卒業生の講演会を 2 回実施した。(○)
度、支援する卒業生 20 ・卒業生の研究室訪問を 10 か所実施し、128 名の
組み ・卒業生講座及び学問発見講座を継続させる。
名以上(平成 30 年度参 生徒が参加した。 (◎)
また、
「スプリングセミナー」等も含めて、卒 加生徒9名、支援する ・関東方面への大学見学会に 16 名の生徒が参加
業生によるキャリア教育に資する講演会や 卒業生 30 名) した。またその際、東京在住の卒業生 30 名との
ア 卒業生との連携 ・各取組みに対する生徒
講座を実施する。 交流の機会も設けた。 (○)
の強化による取組 ・京都大学を中心に卒業生の研究室訪問を継 の満足度 90%以上(平 ・各取組みに対する生徒の満足度は、学問発見講
みの充実 成 30 年度学問発見講座 座 93%、卒業生の研究室訪問 99%、関東方面へ
続する。 94%、卒業生講座 97%、 の大学見学会 97%(◎)
・関東方面への大学見学会を継続させる。その 卒業生の研究室訪問
イ 課題研究の充実 際の卒業生との連携を強化し、より広い視野 99%、関東方面への大 イ・京都大学大学院文学研究科応用哲学・倫理学教
で進路を考える場とする。 学見学会 100%) 育研究センター(CAPE)、和歌山県立自然博
イ・大学の先生等に課題研 物館、九州大学大学院教授、九州大学准教授等
イ 大学の先生等の協力を得ることによって、2
究や課題研究につなが のご理解を得て、課題研究や課題研究につなが
年生全員を対象として実施する課題研究の質 る授業に協力していた る授業に、のべ 30 回協力していただいた。(◎)
を高める。 だく回数のべ 20 回以上
(平成 30 年度 26 回)
2「二兎を追うたくましさ」を育成するための教育システムの再構築
3「自主自律の精神」を深化させるための教育システムの再構築
「二兎を追うたくま ア 各部・同好会の部長等に対して、リーダーと ア・リーダー育成プログラ ア・年間 12 回実施し、のべ 831 名の生徒が参加し
しさ」の育成とリー しての資質を高めていくプログラムを充実さ ムIの実施回数 10 回以 た。外部講師による講演の満足度は、97%。
ダーの育成 上(平成 30 年度 11 回) (◎)
せる。リーダー論やコーチングの手法、人間関
・参加生徒のアンケート
係トレーニング等についての講演等を実施す
ア リーダー育成プ における満足度 80%以
る。 上(平成 30 年度 87%)
ログラムIの充実 イ・年間 11 回実施し、のべ 830 名の生徒が参加し
イ・リーダー育成プログラ
た。また、のべ 138 名の理学療法士に指導して
イ 部活動に参加する部員を対象に、理学療法士 ムIIIの実施回数 10 回以
イ リーダー育成プ いただいた。なお、年間の日本スポーツ振興セ
による指導・支援を定期的に実施する。健康を 上(平成 30 年度 11 回)
ログラムIIIの充実 ・参加
生徒数
1
のべ 850 名 ンターの手続き件数は 102 件である。
(昨年度同
自己管理する能力を高めるとともに、高い志を
以上(平成 30 年度 878 期間の手続き件数は 86 件。
)(○)
持ち、諸活動において良い結果を出せるよう取
名)
り組む。 ・支援する理学療法士
「二兎を追うたくま のべ 160 名以上(平成
しさ」の育成と「自 30 年度 168 名)
主自律の精神」の育 ア 生徒に地域と連携した活動等への積極的な ・日本スポーツ振興セン
成 ター手続き件数 100 件
参加を推奨し、地域とつながるこころ、自主自
以下(平成 30 年度 86
律の精神のさらなる育成をめざす。
ア 地域とつながる 件)
イ 自学自習の精神の育成のため、担任、教科担
こころの育成 ア・地域と連携した活動等への参加回数は年間生徒
当者、部顧問からの指導を徹底する。そのため ア・地域と連携した活動等
一人当たり 1.0 回。(○)
の支援として自習室を開設する。また、読書指 への参加回数生徒一人
イ 自学自習の精神
導を推進する。 当たり平均年間 1.0 回
の育成 以上 イ・一人当たりの平均読書量は年間 15 冊。(◎)
イ・一人当たりの平均読書
量年間 10 冊以上(平成
30 年度 13 冊)
4教員の授業力向上のためのシステムの構
ア・研究授業は年間 21 回実施した。また、教科会議
授業力向上のための ア 大学入学共通テスト、次期学習指導要領等の ア・主体的・対話的で深い学 においては、教科指導の内容についての意見交
システムの充実 研究を進め、臨機に対応する。また、主体的・ びを推進するための研 換、授業アンケートの結果の分析等、授業力向
究授業年 10 回以上 上のための議論ができている。(◎)
対話的で深い学びを推進するための研究、実践 イ・互見授業は、年間教員一人当たり平均 2.5 回で
ア 教科会議の充実 をさらに進める。 ある。教員の授業力のさらなる向上のため、引
イ・互見授業教員一人当た き続き実施したい。(○)
及び研究授業の実 イ バディシステムを継続実施し、互見授業によ
築
り平均年2回以上 ウ・全教員の授業を観察し、各授業終了時に生徒へ
施 り教員の授業力を向上させる。 (平成 30 年度 2.2 回) のアンケートを実施し、年2回実施している授
業アンケートとともに教員が生徒の状況を把握
イ 教員相互の授業 ウ 全教員の授業観察の際に、管理職によるアン し、授業改善策を考える材料とした。生徒から
評価の充実 ケートを生徒に実施・分析し、授業アンケート ウ・生徒からの授業信頼度 の授業信頼度は 89%であった。 (○)
ウ 管理職による授 とともに授業力を把握する材料とする。 88%以上(平成 30 年度 エ・ 「働き方改革」に関する会議を6回開催。
88%) 各種会議の時間短縮(1 限 65 分中 50 分で実施)
業評価の充実 エ 「働き方改革」の方策を検討するための核と や、職員会議資料を電子データで共有し、印刷
エ・組織の会議年5回以上 物を減らす等に、引き続き取り組んでいく。(○)
エ 「働き方改革」 なる組織の会議を定期的に開催する。
開催
の推進