No.415
府立日根野高等学校
校長 山本 好男
令和4年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
夢をかたちに ( Scale up your Dream, and Build up your Future. )
生徒が自らの進路に夢や希望を抱き、高い志を持ってその実現に向けて必要な力を身に付けるとともに、地域社会に積極的に参画し貢献できる人材を育成する学校をめざす。
【生徒に育みたい力】 日根野高等学校 校訓 「自立・共生・友愛」
1 高校三年間の様々な体験的学習を通し、発見・驚き・感動を自信に繋げ、将来の夢を見定め実現していく力。
2 地域社会の発展に寄与するための高い志を持ち、自らを律し社会人として自立する力。 [自立]
3 異文化や異なる価値観を理解し、身の周りから世界に至るまでの様々な人々と共生できる力。 [共生]
4 ボランティア活動等の実践を通し、基本的人権を尊重し社会に奉仕貢献できる力。 [友愛]
2 中期的目標
1.授業改善を行い「確かな学力」を育成し、進路の実現をめざす
(1)主体的・対話的で深い学びを探究し、「発想力」「課題解決能力」「主体的に学ぶ力」を育成する授業の実現をめざして授業力の向上に取り組む。
ア、教員間の相互授業観察や研究授業を推奨し、授業アンケートを活用した振り返りを丁寧に行い、授業力向上に取り組む。
イ、ICT 機器を積極的に活用し、生徒個々の能力に応じた最適な学びを提供する。
ウ、授業における生徒の言語活動を活性化し、主体的で対話的な学びを提供し、学びの深化をめざす。
※自主学習時間の増加(令和6年度には 100 分以上(R1 75 分、R2 105 分、R3 78 分)とする)
※生徒向け学校教育自己診断「ICT を活用した授業への満足度」 (令和6年度には 85%以上(R1 86%、R2 89%、R3 80%)とする)※R1,R2はプロジェクターに限定
※生徒向け学校教育自己診断「発表する力が身についた」(令和6年度には 70%(R1 68%、R2 64%、R3 66%)にする)
(2)特色ある専門コースを持つ普通科高校として、コースに特化した進路実現をめざす。
ア、コースや科目選択時のガイダンスを充実させ、生徒の進路実現を適切に支援する。
イ、本校のキャリア教育「ひねのプログラム」を推進し、生徒一人ひとりの夢の実現に向けて取り組む。
※生徒向け学校教育自己診断「コース選択・科目選択に関する満足度」 (令和6年度には 90%以上(R1 87%、R2 89%、R3 87%)とする)
※生徒向け学校教育自己診断「ガイダンスに関する満足度」(令和6年度には 90%以上(R1 92%、R2 85%、R3 86%)とする)
※看護・医療系進学者数(令和6年度には 25%以上(R1 28%、R2 29%、R3 24%)を維持する)
※幼児教育・保育系進学者数(令和6年度には5%以上(R1 10%、R2 4%、R3 4%)を維持する)
※国公立大学1・難関私立大学2(関関同立・産近甲龍)進学者数(令和6年度には 10%以上(R1 2%、R2 7%、R3 6%)とする)
(3)生徒一人ひとりに対して丁寧で細やかな指導を行い、夢の実現を支援し、生徒・保護者の満足度を向上させる。
ア、志学・道徳教育・人権教育・キャリア教育・進路指導を系統的に結合したキャリア教育「ひねのプログラム」を活用し、生徒の能力を伸ばす。
イ、分野別進路説明会を適宜、適切に行い、適正検査・面接試験指導などの実施とともに進路選択のミスマッチを防ぐ。
ウ、進路に特化した専門学校等の講師を積極的に招聘し、講習、講話の機会を確保し、進路の実現を支援する。
エ、望ましい教育活動や進路指導を提供することで、もっと入りたい学校の実現をめざす。また広報活動を積極的に行い、入試志願者を確保する。
※生徒向け学校教育自己診断「選択した科目が進路実現に役立った」(令和6年度には 80%以上(R1 80%、R2 79%、R3 75%)とする)
※生徒向け学校教育自己診断「将来の進路や生き方をよく考える機会があった」(令和6年度には 90%以上(R1 91%、R2 92%、R3 89%)を維持する)
※入試志願者倍率(令和6年度には 1.2 倍以上(R1 1.15 倍、R2 1.21 倍、R3 1.23 倍)を維持する)
2.豊かでたくましい人間性をはぐくむ
(1)人権尊重の教育を推進し、いじめを許さない意識やいじめをなくす実践力を育てる。
ア、「いじめ防止基本方針」に従い、全校でいじめの未然防止・早期発見・早期解決に取り組む。
イ、社会性にも繋がる生活習慣の確立、挨拶の励行、他者を思いやる心の育成、善悪の判断ができる意志の育成等を図る。
ウ、障がい者・女性・子ども・同和問題・在日外国人・性的マイノリティ等様々な人権に関わる問題の解決をめざした教育を推進する。
※生徒向け学校教育自己診断「命の大切さや社会のルールを学ぶ機会があった」(令和6年度には 85%以上(R1 83、R2 78%、R3 80%)とする)
※のべ遅刻者数/4-12 月(令和6年度には 2,500 人以下(R01 3,555 人、R02 2,948 人、R03 2,882 人)とする)
(2)急速な情報化の進展に伴うインターネットトラブルの増加に対して、正しい情報モラルを育成し、望ましい人権意識を育てる。
ア、インターネット上の諸問題に対し、教科「情報」の授業や HR 等を通して指導しトラブルを未然に防ぐ。
イ、保護者と教職員とが連携を深め、学校、保護者、地域が一体となった人権教育の充実を図る。
※保護者向け学校教育自己診断「教育相談に関する満足度」(令和6年度には 85%以上(R1 87%、R2 86%、R3 88%)を維持する)
(3)部活動、学校行事、ボランティア活動等への参加を通して、生徒の自己肯定感を高め、互いに認め合い協力しあう生徒を育成する。
ア、地域の施設等とも連携し、発信・発表の場を多く設けることで、生徒が社会の一員としての自信と自覚を深め、社会貢献の意義と尊さを理解させる。
イ、部活動、学校行事を活性化し、生徒が自主的に活動、運営することにより、自己肯定感を高め、互いに認め合い協力しあう生徒を育てる。
※部活動加入率(令和6年度には 68%以上(R1 66%、R2 66%、R3 62%)とする)
※生徒向け学校教育自己診断「学校行事は楽しく行えるように工夫されている」(令和6年度には 85%以上(R1 73%、R2 73%、R3 88%)を維持する)
(4)保護者へ情報提供を積極的に行うと共に、保護者等の意見を教育活動に取り入れ、開かれた教育活動を推進する。
ア、多様な手段を用いた情報発信を行うとともに、情報収集を積極的に行い、意見を反映した学校経営を行う。
※保護者向け学校教育自己診断「教育活動に関する満足度」(全項目の平均) (令和6年度には 85%以上(R1 80%、R2 80%、R3 85%)を維持する)
※保護者向け学校教育自己診断「教育情報についての提供努力満足度」 (令和6年度には 90%以上 R1 87%、R2 87%、R3 93%)を維持する)
3.安全で安心な学び場を作るとともに、働き方改革を実現する。
(1)障がいのある生徒への理解を深め、SC との連携を図りながら合理的配慮や自立の支援を行う体制づくりを行う。
ア、支援を要する生徒について個別の支援計画を作成し、生徒一人ひとり教育的ニーズを把握し、効果的な指導、支援の充実を図る。
(2)生徒が相談しやすい体制を構築し、関係機関と連携を深めながら、生徒支援体制の充実を図る。
ア、体罰やハラスメント・ネット被害・ストーカー被害等に係る相談などに対する相談体制を構築し、生徒に寄り添う学校づくりを進める。
※生徒向け学校教育自己診断「教育相談に関する満足度」(令和6年度には 75%以上(R1 72%、R2 71%、R3 66%)とする)
(3)危機管理を徹底し、安全で安心な学び場づくりを推進する。
ア、講習会等を開催し、感染症、薬物中毒、食中毒等の予防や防止、熱中症や食物アレルギー等による事故防止に取り組む。
イ、地震や台風などの自然災害に備えた体制を充実させ、避難訓練の実施等を通して防災教育に取り組む。
※生徒向け学校教育自己診断「防災に関する訓練や災害への備えに関する満足度」 (令和6年度には 85%以上(R2 82%、R3 88%)を維持する)
(4)教員の働き方改革に取り組む。
ア、業務の電子化を進め、事務作業量を軽減するとともに、会議の精選、会議時間の短縮を行い、教員の働き方改革に取り組む。
※「学校ストレスの総合リスク値」(令和6年度には 95 以下(R1 105、R2 91、R3 85)を維持する。
No.415
府立日根野高等学校
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和4年 12 月実施分] 学校運営協議会からの意見
1.回答者 対象 生徒 保護者 教員 第1回学校運営協議会(5月 20 日開催)
提出数/対象者 623/721 390/721 43/44 質問:1人1台の端末を持っているということだが、充電がないな
回答率 86.4% 54.1% 97.7% どのトラブルはないか。
回答:各クラスにモバイルバッテリーを用意している。万が一充電
令和 4 年度学校教育自己診断(生徒) R4 増減 R3
がなかった際はそちらを使用するよう生徒に指導している。
1 学校に行くのが楽しい 83.9% 4.4% 79.5%
2 学校生活についての先生の指導は納得できる 79.1% 6.5% 72.6%
質問:ワープロソフトや表計算ソフトなどは、1人1台端末でも使
3 自分の将来の進路や生き方について、よく考える機会がある(あった) 94.0% 4.7% 89.3%
えるのか。また、社会に出たときに、ワープロソフトや表計算ソ
4 コース・科目選択をする上で学校での取り組み(説明会、説明資料の配信データなど)は役に立った 88.3% 2.6% 85.7% フトを使えるほどの技術が身に付くか。
5 ICT(情報通信技術)を活用し、わかりやすい授業が行われている 84.0% 3.8% 80.2% 回答:1人1台端末ではワープロソフトや表計算ソフトは使用でき
6 日根野高校は、1 人 1 台端末を効果的に活用している(※R4 新設項目) 81.6% ないが、ほとんど同じアプリがあるので、ある程度その技術を身
7 先生は、いじめについて私たちが困っていることがあれば真剣に対応してくれる 89.2% 4.1% 85.1% に付けることができると考える。また、それらにとって変わって
8 担任の先生以外にも気軽に相談することができる先生がいる 76.8% 11.1% 65.7% 1人1台端末用ソフトが主流となる時代が来るかもしれない。さ
9 日根野高校で、命の大切さや社会のルールを学ぶ機会があった 80.7% 0.9% 79.8% らに近年、大学3への出願方法もインターネットが主流になってき
10 学校行事(文化祭、体育祭、校外学習など)は、楽しく行えるように工夫されている 88.3% 0.6% 87.7% ているので、1人1台端末の使用は有効だと考える。
11 日根野高校に入学してよかった 94.2% 2.6% 91.6% 質問:新型コロナウイルスの影響で、コロナ不安などの言葉も出て
総合的評価(全項目平均) 85.5% 3.7% 81.7% きているが、それによる不登校問題にはどういった対応をしてい
るのか。
令和 4 年度学校教育自己診断(保護者) R4 増減 R3 回答:本人だけでなく保護者の方、スクールカウンセラー等の外部
1 お子さんは、学校に行くのが楽しいと言っている。または、そう感じられる 81.7% -2.5% 84.2% 人材を通して少しでもより良い状況を提供できるよう取り組んで
2 お子さんは、授業が楽しくわかりやすいと言っている。または、そう感じられる 65.8% 2.3% 63.5% いる。授業においても、オンライン会議サービスなどを通して、
3 日根野高校の先生は、保護者の相談に適切に対応してくれた。 91.3% 3.0% 88.3% 遅れがでないように取り組んでいる。一方で、コロナ鬱とも言え
4 日根野高校の生活指導(遅刻・携帯・制服・頭髪など)には共感できる 81.5% -3.3% 84.8% るような状況が増えていることも事実。そういう生徒に対して、
5 日根野高校では、お子さんの将来の進路や職業などについて適切な指導が行われている 90.3% 1.9% 88.4% どのような教育を与えられるのか今後の大きな課題である。
6 日根野高校は、お子さんに対して「命を大切にする心」や「社会ルールを守る態度」を育てようとしている 84.2% -3.2% 87.4% 質問:ストレスチェックのグラフによると日根野高校の教員のスト
7 学校は、いじめについて子どもが困っていることがあれば真剣に対応してくれる 85.3% 0.6% 84.7%
レスは目標値より低くなっているが、どのようなことが原因とし
8 保護者懇談以外の授業参観や学校行事、説明会等のために、日根野高校に行ったことがある 57.6%
て挙げられるか。
9 日根野高校は、教育情報について、提供の努力をしている。 90.7% -2.6% 93.3%
回答:時間外在校時間が減ったこと。教員同士の仲が良く、上司(先
10 お子さんを日根野高校に入学させてよかった。 95.1% 0.9% 94.2%
輩)の支援がたくさんあること。仕事量は多いが、サポートが多
総合的評価(全項目平均) ※項目「8」を除く 85.1% -0.3% 85.4%
いのでストレス度が低くなってきているのではないか。
令和 4 年度学校教育自己診断(教員) R4 増減 R3
第2回学校運営協議会(10 月 21 日開催)
1 学校の教育活動について、教職員で日常的に話し合っている 88.4% -2.7% 91.1%
質問:進路確定者の学力維持に関して。
2 教育活動全般にわたる評価を行い、次年度の計画に生かしている 88.1% 3.7% 84.4%
回答:今年度2学期より考査の欠席・点数が悪化状況に。進路決定
3 カウンセリングマインドを取り入れた生徒指導を行っている 83.7% 1.5% 82.2%
者の意識改革の為にも、集会を開いて改善を図る。
4 教育相談体制が整備されており、生徒は学級担任以外の教職員とも相談することができる 90.5% 1.6% 88.9%
質問:看護学校「3年制」と「4年制」の入学状況について。
5 いじめ(疑いを含む)が起こった際の体制が整っており、迅速に対応することができる 90.7% 1.8% 88.9%
6 生徒が望ましい勤労観、職業観を持つことができるよう、系統的なキャリア教育を行っている 90.7% 2.1% 88.6%
回答:入学後ゆっくり学びたい意識を持つ生徒が多くなってきてい
7 生徒一人ひとりが興味・関心や適性に応じて進路選択ができるよう、きめ細かい指導を行っている 88.4% -2.7% 91.1%
るため、4年制が増加傾向に。
8 学校行事が生徒にとって魅力あるものとなるよう、工夫・改善を行っている 90.7% -4.9% 95.6% 意見:「関関同立」「産近甲龍」などの表現が気になる。人権的に中
9 教育活動に必要な情報について、生徒・保護者や地域への周知に努めている 93.0% 1.9% 91.1% 学校では使わないように意識してきた。
総合的評価(全項目平均) 89.4% 0.3% 89.1%
意見:自分のやりたいことができる学校というイメージ。
意見:保護者の立場としても、進学に向けて準備が必要。保護者向
【総論】(◎) け進路説明会が早くから(1・2年から)あることで子どもとの
◇平成 30 年度以降続いている肯定的評価が多く、さらに向上する傾向は今年度も継続して 話づくりになる。
いる。「生徒」
「保護者」「教職員」すべてにおいて総合的評価(全項目の平均)は 85%を超 スクール・ミッション(案)
えており、学校教育に関する満足度は極めて高い。 「生徒が自らの進路に夢や希望を抱き、高い志を持ってその実
◇《生徒評価》生徒の評価はすべての項目で向上した。特に、昨年低下して課題となってい
現に向けて必要な力を身に付けるとともに、地域社会に積極的
た相談体制[項目8]は、10%を超える上昇となっている。ほとんどの項目で、過去最高
の数値となっており、今年度の生徒の学校評価はとても高いものとなっている。 に参画し貢献できる人材を育成する。」
◇《保護者評価》保護者の評価は、項目により増減が相半ばしている状態であるが、昨年度 について、了承される。
向上した評価が維持できていると判断できる。進路指導に対しての評価が向上しているの
に対して、生活指導や道徳教育に対しての評価が減少し、結果として登校満足度[項目1] 第3回学校運営協議会(1月 20 日開催)
の低下が起こっていると推察する。 質問:保育系は4年制大学4が増えているようだが、人気あるのか。
◇《教員評価》教員の評価は全項目の平均が約 90%となっており、極めて高くなっている。
回答:その傾向はある。オープンキャンパスの参加で、好感を持ち
昨年大きく向上した状態が、今年度も維持できている。
【総合的な項目について】(○) シフトした可能性もある。
◇登校満足度[項目1]は、生徒で上昇し、保護者で減少をしている。入学満足度[項目(生 意見:遅刻が多いとの声を地域でもよく聞く。全体として改善して
徒 11、保護者 10)]は生徒・保護者ともに上昇し、極めて高い数値を維持している。いず いくべき。それがクラブ活動の加入率にもつながるのではないか。
れも高い評価であり、学校に対する満足度は高い。 回答:現状、クラブ加入率との関係はないように思える。遅刻につ
【学習指導について】(◎) いては、今後改善をめざしたい。
◇ 生徒評価[項目5]、保護者評価[項目2]とも上昇をしている。今年度 ICT 機器の活用
学校から委員の皆さまへの質問
を促進し、学校を上げて推進をしている授業改善の成果が表れている。
【生徒指導について】(○) 質問:スカート丈の短さや、化粧に関して地域ではどのような声を
◇生徒評価[項目2・7・9]は今年度大きく向上をした。一方、保護者の評価[項目4・ 聞くか。
6・7]は高い数値であるものの、少し低下をしている。学校の取り組みを丁寧に伝える 意見:下校指導のあいさつの時に、よくあいさつ、会釈をしてくれ
取り組みも必要になると考えられる。 た。必ずしも身だしなみ(見た目)とは違うものを感じる。
【進路指導について】(◎) 意見:今の若者は、コロナ禍で行動が大きく制限され、ストレスを
◇ 昨年度、わずかながら減少をしたことを受けて、課題として取り組んだ結果、生徒[項目
多く抱えている。その解消法としてファッションで表現している
3・4]、保護者[項目5]ともに評価が向上をした。全体として本校の進路指導に対する
評価は極めて高いものがある。 可能性。オンとオフのけじめをつけて行えている。大人の捉え方
【教育相談について】(◎) を変えていく必要もありか。
◇ 昨年度生徒評価が低下したことを受けて、丁寧な取り組みを行った結果、生徒評価[項目 回答:来年度、生徒と教員間で校則等について話し合う機会を設けて
8]は大きくV字回復をした。保護者の評価[項目3]は引き続き上昇を続けており、極 いる。柔軟な対応をとっていきたいと考えている。
めて高いものとなっている。
【行事、情報発信などについて】(○)
「令和5年度学校経営計画(案)」に関して委員の承認を得た。
◇行事に対する生徒評価[項目 10]は引き続き向上し、情報発信に対する保護者評価[項目
9]は少し低下したが、依然 90%を超える評価であり、高い評価を得ている。
No.415
府立日根野高等学校
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
目標 今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標[R3年度値] 自己評価
(1)主体的・対話的 ア、教員間の相互授業観察や研究授業を推奨し、 ア、授業アンケート結果によ ア、授業満足度(全9項目の肯定的回答率)
で深い学びを探究 授業アンケートを活用した振り返りを丁寧に る 授 業 満 足 度 84% 以 上 第1回(85.3%)第2回(86.2%)(◎)
し、
「発想力」
「課題 行い、授業力向上に取り組む [84%]、 自主学習時間
解決能力」「主体的 ・自主学習時間 80 分以上 (61 分)
(△)
に学ぶ力」を育成す [78 分] 『生徒の授業評価は目標を上回った。自主学習時間
る授業の実現をめ については目標に大きく届かなかった』
ざ し て 授 業 力 の 向 イ、ICT 機器を積極的に活用し、生徒個々の能力 イ、生徒向け学校教育自己診 イ、
「ICT 活用授業を行った教員への満足度」
上に取り組む。 に応じた最適な学びを提供する 断「ICT 活用授業を行っ (84.0%)
(◎)
た教員」への満足度 82% 『今年度、学校を上げての取り組みを行い、結果、
以上[80%] 授業における ICT 機器の活用が活性化され、授業の
改善が進み、授業力向上の成果が表れている』
ウ、授業における生徒の言語活動を活性化し、主 ウ、同「プレゼンテーション ウ、
「プレゼンテーション能力向上満足度」(○)
体的で対話的な学びを提供し、学びの深化を 能力向上」満足度 68%以 ・今年度アンケート項目より削除
めざす 上[66%] 『授業における対話や発表の機会は明らかに増加
1 をし、目標は十分に達成できている』
. (2)特色ある専門コ ア、コースや科目選択時のガイダンスを充実させ、 ア、生徒向け学校教育自己診 ア、
「コース・科目選択」
「ガイダンス」満足度
授
業 ースを持つ普通科 生徒の進路実現を適切に支援する 断「コース・科目選択」満 (88.3%)
(◎)
改 高校として、コース 足度 88%以上[87%] ・今年度、アンケート質問項目を統合
善
を に特化した進路実 ・同「ガイダンス」満足度 『進路実現に向けた学校の取り組みに対する生徒
行 現をめざす 87%以上[86%] の評価は高く、効果的な支援が行われている』
い
「
確 イ、本校のキャリア教育「ひねのプログラム」を イ、国公立・難関私立大学5(関 イ、国公立・難関私立大学6(関関同立・産近甲龍)の合
か
な 推進し、生徒一人ひとりの夢の実現に向けて 関同立・産近甲龍)の合格1 格者数(8名)
(△)
学 取り組む 者数 20 名以上[15 名] ・幼児教育・保育系合格2者数(15 名)
(○)
力
」 ・幼児教育・保育系合格3者 ・看護・医療系合格4者数(57 名)(○)
を 数 10 名以上[9名] ・大学7入試共通テスト受験者数(16 名)(△)
育
成 ・看護・医療系合格5者数 60 (申し込みは 24 名)
し 名以上[57 名] 『進路実績は国公立・私立難関大学8の目標は達成で
、
進 ・大学9入試共通テスト受験 きなかった。看護・医療系並びに幼児教育・保育系
路 者数 20 名以上[14 名] の目標は概ね達成できた』
の
実 (3)生徒一人ひとり ア、志学・道徳教育・人権教育・キャリア教育・ ア、生徒向け学校教育自己診 ア、
「進路選択やキャリア教育」に関する満足度
現 に対して丁寧で細 進路指導を系統的に結合したキャリア教育 断「進路選択やキャリア (94.0%)
(◎)
を
め やかな指導を行い、 「ひねのプログラム」を活用し、生徒の能力 教育」に関する満足度 『「将来の進路や生き方について、よく考える機会
ざ 夢の実現を支援し、 を伸ばす 90%以上[89%] がある」とする回答は極めて高い』
す
生徒・保護者の満足
度を向上させる イ、分野別進路説明会を適宜、適切に行い、適正 イ、「キャリアガイダンスセ イ、キャリアガイダンスセンター来室者数(1593 名)
検査・面接試験指導などの実施とともに進路 ンター来室者数」2000 名 (△)
選択のミスマッチを防ぐ 以上[1992 名] 『CGCへの来室数の目標は達成できなかった。次
年度改めて、来室者の増加に取り組みたい』
ウ、進路に特化した専門学校等の講師を積極的に ウ、外部講師による特別授業 ウ、特別授業等実施回数(47 回)(◎)
招聘し、講習、講和の機会を確保し、進路の 等を年 25 回以上行う[27 「看護・医療7回」「幼児教育・保育4回」
実現を支援する 回] 「ひねのプログラム 36 回」
『外部講師を積極的、効果的に招聘し、生徒の進路
支援に成果が残せた』
エ、望ましい教育活動や進路指導を提供すること エ、入試志願倍率 1.15 倍以 エ、入試志願倍率(1.19 倍)(○)
で、もっと入りたい学校の実現をめざす。ま 上[1.23 倍] 『目標とした志願者を確保し、入りたい学校として
た広報活動を積極的に行い、入試志願者を確 の価値を高めることができている』
保する
No.415
府立日根野高等学校
(1)人権尊重の教育 ア、
「いじめ防止基本方針」に従い、全校でいじめ ア、生徒向け学校教育自己診 ア、「命の大切さや社会のルールを学ぶ機会があっ
を推進し、いじめを の未然防止・早期発見・早期解決に取り組む 断「命の大切さや社会の た」
(80.7%)
(○)
許さない意識やい ルールを学ぶ機会があっ 「いじめについて真剣に対応してくれる」
(89.2%)
じめをなくす実践 た」82%以上[80%] 『数値目標は達成できなかったが、他の質問項目の
力を育てる 評価からも生徒の信頼は十分と判断できる』
イ、社会性にも繋がる生活習慣の確立、挨拶の励 イ、のべ遅刻者数/4-12 月 イ、のべ遅刻者数/4-12 月(3,632 人)
(△)
行、他者を思いやる心の育成、善悪の判断が 2,800 人以下[2,882 人] 『大きく増加し、目標を達成できなかった。次年度
できる意志の育成等を図る に向けて、更なる取り組みを検討したい』
ウ、障がい者・女性・子ども・同和問題・在日外 ウ、人権学習を「ひねのプロ ウ、人権学習開催回数(○)
国人・性的マイノリティ等様々な人権に関わ グラム」に組込み計画的 1年6回 2年3回 3年5回
る問題の解決をめざした教育を推進する に実施する。各学年3回 『計画的、系統的に人権学習を実施することがで
以上実施[1年(7回)2 き、目標を達成した』
年(3回)3年(5回)]
(2)急速な情報化の ア、インターネット上の諸問題に対し、教科「情 ア、生徒向け学校教育自己診 ア、「命の大切さや社会のルールを学ぶ機会があっ
進展に伴うインタ 報」の授業や HR 等を通して指導しトラブルを 断「命の大切さや社会の た」
(80.7%)
(△)
ーネットトラブル 未然に防ぐ ルールを学ぶ機会があっ 『目標に対しては、わずかに及ばず、達成できなか
2
. の増加に対して、正 た」82%以上[80%] ったが、概ね良好である』
豊
か し い 情 報 モ ラ ル を イ、保護者と教職員とが連携を深め、学校、保護 イ、保護者向け学校教育自己 イ、
「教育相談」満足度(91.3%)
(◎)
で
た 育成し、望ましい人 者、地域が一体となった人権教育の充実を図 診断「教育相談」満足度 ・保護者向け人権学習会1回開催(○)
く 権意識を育てる る 85%以上を維持[88%] 『保護者への丁寧な対応が評価され、人権学習会の
ま
し ・保護者向け人権学習会の 開催も含め、目標を達成した』
い
人 開催1回以上[1回]
間
性 (3)部活動、学校行 ア、地域の施設等とも連携し、発信・発表の場を ア、校外での上演、展示回数 ア、小学校や近隣の商業施設、ホール等で吹奏楽部
を
は 事、ボランティア活 多く設けることで、生徒が社会の一員として 6回以上[5回] 及び演劇部が上演(8回)
ぐ
く 動等への参加を通 の自信と自覚を深め、社会貢献の意義と尊さ ・こども園で人形劇を上演。(1回)(〇)
む
して、生徒の自己肯 を理解させる 『郊外での活動が活性化し、目標を達成した』
定感を高め、互いに イ、部活動、学校行事を活性化し、生徒が自主的 イ、部活動加入率 65%以上 イ、部活動加入率(56.1%)(△)
認め合い協力しあ に活動、運営することにより、自己肯定感を [62%] 「学校行事は楽しく行えるように工夫されている」
う生徒を育成する 高め、互いに認め合い協力しあう生徒を育て ・生徒向け学校教育自己診 (88.3%)
(○)
る 断「学校行事は楽しく行 『部活動加入率は、新型コロナの影響で低下した状
えるように工夫されてい 況からの脱却ができず、目標を達成できなかった。
る」85%以上を維持[88%] 学校行事は概ねコロナ過前に戻すことができ、目標
を達成できた』
(4)保護者へ情報提 ア、多様な手段を用いた情報発信を行うとともに、 ア、保護者向け学校教育自己 ア、
「教育活動に関する満足度」(全項目の平均)
供を積極的に行う 情報収集を積極的に行い、意見を反映した学 診断「教育活動に関する (85.1%)
(○)
と共に、保護者等の 校経営を行う 満足度」
(全項目の平均) 「教育情報についての提供努力」満足度
意見を教育活動に 85%以上を維持[85%] (90.7%)
(○)
取り入れ、開かれた ・保護者向け学校教育自己 『保護者の学校教育に関する満足度は高く、また、
教育活動を推進す 診断「教育情報について 本校の丁寧な教育情報の提供は非常に高く評価さ
る の提供努力」満足度 90% れ、目標を達成した』
以上を維持[93%]
(1)障がいのある生 ア、支援を要する生徒について個別の支援計画を ア、転、退学者数5名以下 ア、転学者(6名)退学者(1名)
(△)
徒への理解を深め、 作成し、生徒一人ひとり教育的ニーズを把握 [2名] 『内規を変更し、教育相談支援体制を整備した。組
SCとの連携を図 し、効果的な指導、支援の充実を図る 織的に丁寧な指導を行ったが、新型コロナの影響も
りながら合理的配 あり、結果として目標を達成することができなかっ
3
. 慮や自立の支援を た』
安 行う体制づくりを
全
で 行う
安
心
な (2)生徒が相談しや ア、体罰やハラスメント・ネット被害・ストーカ ア、生徒向け学校教育自己診 ア、
「教育相談」に関する満足度(76.8%)
(◎)
学 すい体制を構築し、 ー被害等に係る相談などに対する相談体制を 断「教育相談」に関する 『「担任以外で気軽に相談できる先生がいる」との
び
場 関係機関と連携を 構築し、生徒に寄り添う学校づくりを進める 満足度 70%以上[66%] 回答が、大幅に増加し、生徒の評価が向上した』
を 深めながら、生徒支
作
る 援体制の充実を図
と る
と
も
に (3)危機管理を徹底 ア、講習会等を開催し、感染症、薬物中毒、食中 ア、教職員向け講習会及び生 ア、教員向け及び生徒向け講習会を1回ずつ実施
、
働 し、安全で安心な学 毒等の予防や防止、熱中症や食物アレルギー等 徒向け講習会を各1回以 (○)
き び場づくりを推進 による事故防止に取り組む 上[1回] 『「計画通り開催し、目標を達成できた』
方
改 する イ、地震や台風などの自然災害に備えた体制を充 イ、生徒向け学校教育自己診 イ、
「防災に関する訓練や災害への備え」
(○)
革 実させ、避難訓練の実施等を通して防災教育に 断「防災に関する訓練や ・今年度アンケート項目から削除
を
実 取り組む 災害への備え」に関する 『事前指導を含め、実態に即した避難訓練を2回実
現 満 足 度 85% 以 上 を 維 持 施し、目標を達成できた』
す
る [88%]
(4)教員の働き方改 ア、業務の電子化を進め、事務作業量を軽減する ア、「学校ストレスの総合リ ア、
「学校ストレスの総合リスク値」 87(◎)
革に取り組む とともに、会議の精選、会議時間の短縮を行い、 スク値」95 以下を維持 『校務の電子化を進め、学校を上げての働きかた改
教員の働き方改革に取り組む [85] 革を推進した結果、時間在校時間も減少し、状況の
改善が進んでいる』