兵庫県立浜坂高等学校 校長室だより No.5
                                                                                                                         令和3年10月22日
 
 
 
 
                                                                                             兵庫県立浜坂高等学校長 小山 朋子
 
 
 
    ☆赤い羽根街頭募金運動
    10月7日、ボランティア部の生徒が、町社協様にお世話になり、ナカケー様、ジャンボ西村様、ゴダイ
  ドラッグ様に来店される方に募金を呼びかけました。買い物に来られたお子さんから高齢者の方まで
  快く協力してくださり、多くの募金が集まりました。最初は少し緊張気味だった生徒たちでしたが、町の
  ゆるキャラ「ハマちゃん」「ゆーたん」の応援もあり、呼び声も大きくなって笑顔で活動できました。
    ボランティア部をはじめ、「地域や社会に役立ちたい」という思いを持っている浜高生は少なくなく、
  積極的に参加してくれます。生徒たちがこの気持ちをさらに膨らませ、地域貢献・社会貢献できる人、
  多様な人々と共生できる人として成長する教育活動を今後も進めてまいります。
       【ちょっと嬉しいお話】 募金活動中、小学生が誤って川に落下するという事故があり、居合わせた本校生徒2名が救助するということがありました。
 
                             当たり前のことではありますが、生徒たちのとっさの判断、勇気ある行動に感激しました。
 
 
     ☆夢が丘中学校 出前授業 “楽しい高校の数学”
    10月15日、本校数学教員2名が、夢が丘中学校の3年生に出前授業を行いました。半年後、
  高校生になる中学3年生の皆さんの中には、“高校の数学は難しい！”と思っている人も多いと思
  いますが、本校では、進路¹、習熟度に応じた少人数クラスで、できるだけ理解しやすいよう工夫し
  ながら授業を行っています。数学を“苦手！”“嫌い”と感じている人も、この出前授業で少しでも
  数学に興味が出て、今後の勉強のヒントにしていただければ嬉しいです。また、こんな勉強をする、
  こんな教員のいる浜坂高校に、さらに興味を持っていただければもっと嬉しいです。
    また、このたびの中学校での出前授業は、中学校の先生方との交流の貴重な機会にもなりました。互いの学校の現状や生徒
  などの情報交換、共有は、学校運営に大変有効で、いただいた貴重なご意見を本校の学校改革に活かしてまいります。今後も
  様々な形で中学校との交流を深めていく所存です。夢が丘中学校の生徒の皆さん、先生方、ありがとうございました。
 
     ☆ つながり 学びを深める “オンライン”
    コロナ禍により ICT 教育環境の整備が加速し、オンラインによる学習が以前より容易になっています。
  本校でも総合コース「地域探究」、グローカルキャリア類型「グローカル英語」の授業などで、鳥取県在
  住の専門家や留学生、台湾の姉妹校とのオンライン学習を実施しています。離れていてもつながり、学び
  を深めることができ、対面授業とハイブリッドで今後も有効活用していきます。                                                 鳥取大留学生と英語で交流
 
 
 
     浜坂高等学校は、創立以来70年以上、地域の学校として皆様に愛され、地域を支える人材を多く輩出してまいりました。近年、人口減少や
 
   教育環境の変化等により、小規模校となってしまいましたが、新温泉町唯一の県立高等学校として、地域の未来を担う人材を育てるという使命
 
   をより強く感じます。そのためにどうあるべきか、何ができるか、教育活動の見直しとともに、今年度より新温泉町の関係機関との連携をさら
 
   に強めてその方策を模索しています。地域に根ざし、より愛される学校として、新温泉町の「未来」を地域の皆様とともに考え、創ってまいり
 
   ます。浜高生に、より一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 
                                                                        （“浜高の今”をお伝えしてまいります。ご一読いただけたら幸いです。）