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取得日:2024年03月21日[更新]

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令和4年度進路ニュース          NO.6                    2022.12.1   豊浦高校進路指導課
 
 ○期末考査終わる。今日から12月。今年も残り1ヶ月!
   1、2年生にとっては期末考査が終わり、ほっとしているところでしょ
 う。3年生は共通テストまで44日です。学校推薦型選抜ですでに合格して
 いる人もいますが、3年生はここからが勝負の時です。「受験は団体戦
 だ!」と言われますが、いかに周りが受験の雰囲気を作っていくかが問われ
 ます。職員室前の廊下や2階進路資料室での勉強の様子が学校の明暗を分け
 ると言ってもいいでしょう。部活動において、甲子園や全国大会を目指して
 いる横で「終わった感」を出している生徒がいたらどう思うでしょうか。励
                                                                          バスケ部
 まし、哭すると頑張れると思いませんか。最後までやりきりましょう。         ウインターカッフ゜予選2回戦風景
 
 ○進路希望・学習量調査結果について
   進路課では年3回(4月末、9月末、2月末)に調査を実施しています。9月末の結果はすでに教室
 に掲示しています。気になるのは、1年生の学習時間が平日84分から76分に大幅に減少しているこ
 とです。70分台は小学生の平均時間です。原因として、高校生活に慣れてきたことや部活動で忙しく
 なって時間が取れないなどが考えられます。しかし、忙しい中、大学に合格した先輩たちは勉強してい
 ます。「ほぼ毎日2時間だけは授業の予習と宿題をしていました」(R4「進路の手引き」)また、共通テ
 ストが終わった直後では「良い大学に進学しようと思ったら、クラスや部活の仲間に合わせると手遅れ
 になります」(R3「進路ニュース」)の感想がありましたが、「目標をもってほしい。今、何年生だろ
 うと早めに準備して欲しい」とエールの声も載っています。是非、読み直して参考にしてください。
 
 ○1年生キャリアセミナー実施(10月27日(木))
   1年生の進学決定(文理選択)の参考として、自己の適性を発見し、職業への意識を高めるための支
 援の一環として、OB による講演会を開催しました。
 「ひとづくりに関する仕事」として下関市立大学 沖井 健治氏(85期)
 「ものづくりに関する仕事」として長府製作所 三井 健氏(113期)
 「まちづくりに関する仕事」として(株)レストレーション代表 森脇 暉氏(110期)
 の3名に豊高時代の話、入社のきっかけ、今何をしておられるのか等の話をしていただきました。生徒
 は食い入るように真剣に話を聞いていました。感想文では大変刺激をいただいて参考になったようで
 す。
 
 
 
 
         沖井氏                             三井氏                        森脇氏
 
 ○2年生進路指導会実施(11月17日(木))
   昨年同様に進路課長木嶋による講話を実施しました。内容は、「現役生の18歳人口減」、一方、
 「国公立大学をはじめ私立大学でも定員減少はなく、狙いやすくなっている」「推薦入試の割合が増え
 てきている」「目標校を定め、受験生になろう」などの話をしました。また、冬休みには赤本にチャレ
 ンジして欲しいと伝えました。今、赤本ができなくても、出題傾向をつかみ、2年後の2月25日には
 56割は取れるようにしておこうと。また、公務員志望については、大学受験の逃げ口ではなく、準
 備をして臨まないと合格できないことを話しました。3年0学期といわれる時期になります。感想文で
 は「危機感をもった」「進学に向けて動きだしたい」などポジティブな意見が多くみられました。
 
 ○1、2年生10月記述模試成績、そろそろ返る!
   10月31日(月)に実施したベネッセ記述模試成績が12月初旬に返却になります。1年生にとっ
 ては高校での学習の成果が試された模試でした。2年生では理社が加わりましたが、範囲に届いていな
 い科目も多かったことと思います。模試を受けた後の見直しが肝心です。何ができたのか、できなかっ
 たのか、どうやって解答に導くのかなど、「模試ノート」を作って、次回に向けてやり直しておきま
 しょう。「進路の手引き」の「合格体験記」の中でも先輩たちは見直しの必要性や効能について書いて
 います。
 ○令和7年度共通テストについて(今の1年生が受験)
   今の1年生が受験する令和7年度共通テストにおいて、国立大学では「情報I」が新たに入ってきま
 す。国立大学では、その大学を受けたい場合、「情報I」を必ず受けておかなければならない(一部必
 須ではない学部あり)。配点については、先日、配点を行わないことを北海道大学や徳島大学が公表し
 ました。今後、東京大学をはじめとする難関大学がどのような配点を出してくるのかが注目されます。
 近隣の山口大学や九州工業大学でも受験は必要だが、配点は来年3月末までには発表するとしていま
 す。大学入試センターのHPに、「出題の方向性と試作問題」や時間割が載っているので確認しておきま
 しょう。
 ○「女子枠の創設」について
   東京工業大学では、11月初旬、2025年度までに学校推薦型と総合型選抜で143人の女子枠を
 創設すること(総募集人数の14%)を発表しました。発表の途端、賛否両論がわき上がりました。数
 年前の医学部医学科での女子不合格が思い出されました。また、東京大学では、女性教員の大量採用を
 発表しました。現状として女性比重の少ない教育現場に世界基準が求められている一例といえます。上
 記の女子枠の創設も「理系女子」の育成に乗り出さざるを得ない様子がうかがえます。
   国会や地方議会になぜ女性が少ないのか、その方策はどうあるべきかなどが小論文テーマでも見受け
 られます。「女性進出を妨げているのは何か、あなたの考えを述べなさい。」と聞かれていると思っ
 て、政治や教育面について考えてみよう。
 
 ○先日の保護者会(11/711/11)での質問に対する回答(進路関係)
 ・推薦会議について:構成メンバーは管理職(校長1、教頭)、3学年団(主任正副)、進路課教員全員
 です。大学の求める基準に適していることが前提です。5段階評定が最も重要です。その他学校活動全
 般での評価をみます。
 ・全国100校前後から指定校をいただいています。少子化の影響からか、本校から希望者が出ないような
 大学からも推薦依頼がきます。「進路の手引き」には、本校生徒がよく希望する大学を載せています。
 一般的に、推薦評定が低い大学ほど、一般入試でも合格しやすい大学といえます。先輩たちが脈々と合
 格してきた結果から指定校を受けている大学もあり、現在の実力では合格しづらい大学もあります。ご
 質問の九州栄養福祉大学では、食物栄養学科1名、理学療法1名、作業療法2名で評定は3.2以上で
 す。
 ・九州工業大学は、工学1類(建築)、2類(機械)、3類(電気電子)の希望が多く、昨年は推薦で2
 類に2名合格しています。情報工は近年人気が高く難化しています。
 ・保健師になるには、山口大学保健学科を薦めます。統合カリキュラムを行い、看護師はもちろん全員
 保健師の単位、受験資格が取れます。他の大学では、保健師希望者を4年次になるとき20人程度に
 絞ったり、大学院に進んで受験資格が取れるようになっています。山大入試は厳しいですが、入学時に
 頑張った方が先に進んで選抜されるよりよいです。助産師は実習においてお産の取り上げ10例が条件
 となります。少子化と自然分娩が減っている現在、10名以下程度しか助産師コースには進めないこと
 を理解しておきましょう。
 ○行事予定
       12月 5日(月)8日(木)2年生修学旅行(東京方面)
       12月 8日(木)6、7限 1年生進路講演会(講師:北九州予備校)
       12月16日(金)部活動対抗駅伝(放課後)
       12月23日(金)大掃除 終業式 LHR
       12月29日(木)1月3日(火)学校閉庁
         1月 5日(木)、6日(金)3年生共通テスト対策(パック模試実施)
         1月10日(火)始業式 課題考査 大掃除
         1月13日(金)3年生午前中授業、4限目共通テスト出陣式
         1月14日(土)大学入学共通テスト初日、
         1月15日(日)大学入学共通テスト2日目
         1月16日(月)3年生自己採点 1、2年生全員記述模試(終日)
         1月19日(木)1、2年生全員小論文模試(6、7限目)
         1月23日(月)3年生国公立大学出願開始(2月3日まで)
         2月 3日(金)放課後、4日(土)2年生全員受験マーク模試
 ○先進校視察
   11月24日(木)広島県の県立国泰寺高校と市立基町高校に、若手3人
 の先生方と木嶋が学校訪問をしました。基町高校は広島城北部に面してあ
 り、広島県の進学実績NO1の学校です。国泰寺高校も中区の街中にあり、広島
 県NO1の伝統校です。広島大学に行くのは当たり前の雰囲気の中、生徒が充
 実した学校生活を目指して集まっているようでした。両校とも夕方6時には
 完全下校だそうです。生徒面談は年6回は行っており、生徒の動向に留意し
 ているとのことでした。伝統では負けていない豊浦高校です。参考となると
 ころをいかして本校の進路指導にあたっていきたいと強く思いました。      近代的な基町高校校舎内
 終わりに
   先日、海峡マラソンに出場した。19回目のフルマラソンであった。いつかは防府読売マラソンに出
 たいと思いつつ、未だに参加基準に達していない。コロナ禍で練習不足(言い訳)のなかスタートし
 た。長州出島を前にして、歩いてしまった。彦島大橋は是が非でも走って登り切ろうと思い、ゴールし
 た。エイドでの応援や沿道での声援は本当にうれしいものだ。気持ちを奮い立たせてくれる。皆さんの
 進路実現にも応援が大切と思っています。力になれることを願っています。(文責 木嶋)