豊浦高校
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令和4年度山口県立豊浦高等学校 学校評価書 校長 三谷 和徳
1 学校教育目標
校訓
至誠一貫・進取向上・自治協同
教育目標
「文武一徳」の人づくり
知性を磨き体を鍛え、徳の備わった、社会のリーダーたる人材の育成
めざす学校像
『進学も部活動も元気な、生徒が主役の学校』
育てたい生徒像
1 高い志と使命感をもった、社会に貢献できる生徒
2 心身を鍛え、何事にも積極的にチャレンジできるたくましい生徒
3 互いに協力しながら、主体的に行動できる生徒
2 現状分析
本校は「『文武一徳』の人づくり」を教育目標に掲げ、全人的発達をめざした教育を伝統的に進めている。学校評価アンケートによると、この教育方針に基づく学校運営
は生徒・保護者によく浸透しており、学校に対する高い信頼感が醸成されている。また、地域に対する文化活動・ボランティア活動を精力的に展開していることから、生
徒・保護者だけでなく地域においても共感的な理解をいただいている。これは、多くの行事や活動がコロナ禍で制限される中だからこそ、諸活動を実施する方向で探ること
が生徒を育てることにもつながるという方針で取り組んだ成果でもあると考える。
一方、進学実績については、国公立大学や有名私立大学の合格者の割合はやや増加傾向にあるものの、生徒が幅広い選択の中から大学進学に対応できるように、学力の向
上を一層図っていくことが喫緊の課題である。そのために、勉強時間を確保する中で生徒の学力を高め、ICTなどを効果的に取り入れた授業改善など学力伸長のための具
体的手立てを学校全体で取り組む必要がある。さらに、大学関係者やOBなどを活用したキャリア教育やオープンキャンパスなどのような外部との連携を図りながら進路意
識を高めることを継続していくべきである。
また、生徒一人ひとりが抱える学習や学校生活に関する問題に対応した個別の教育相談や指導について、初期対応に重点を置きながら組織的に進めていく必要がある。
3 本年度重点を置いてめざす成果・特色、取り組むべき課題
【令和4年度の重点目標】
「生徒の主体性を育み、一人ひとりの夢を実現する豊浦」
1 地域から信頼される魅力ある学校づくり
2 生徒一人ひとりの進路実現に向けた学力の向上
3 学校における働き方改革の推進
【委員の意見分類】
A:課題解決に向け、改善策よりさらなる成果が期待できる。
B:課題解決に向け、改善策で対応できる。
C:課題解決に向け、改善策を工夫しながら取り組む必要がある。
4 自己評価 7 学校運営協議会
評価 具体的方策 達成
重点目標 評価基準 実践目標の達成状況の診断・分析 委員からの意見・要望等 分類
領域 (教育活動) 度
・校内外の研修を受講し
ICTを活用した研究授業や、研修に参加した教員が ながらスキルアップを図
校内の研究授業では、電子黒板や端末を活用した ることも大切だが、まず
4: 100%であった。 授業が行われた。生徒の学習端末を常に使って授 は失敗を恐れず使ってみ
研究授業や研修等を通 業を行うことはないが、各教科単元内容によって る。
授業力の ・ICT活用の推進は避け
教務 向上 して、ICTの活用を 3: 80%以上であった 3 活用を図るよう試行錯誤している状況である。
て通れない。
B
促進する。 ICT活用に関する研修会については、今年度は校
内では実施できなかった。教員も県主催の研修会 ・ICTに頼りすぎはよく
2: 60%以上であった ない。
に参加し、資質向上に努めている。
・小集団でミニ研修を回
1: 60%未満であった。 数こなしてはどうか。
生徒会活動や課外活動 本校主催あるいは地域関係機関主催の社会奉仕活動への参 コロナ禍であるものの、様々な取組が感染対策を
を中心に、社会奉仕活 加が 行いながら実施されるようになってきた。学校と
動に積極的に取り組
しては、生徒会やJRC部を中心に取り組んだ。外
み、地域に愛される学 4: 15件以上だった。
社会性と 部では長府まちづくり協議会をはじめ地域関係機
校づくりをめざす。
コミュニ 関と連携し、1月末日現在判明分で15件を超
その際、校内外での挨
ケーショ
拶、地域、教師と生徒 3: 10件以上だった。 4 過。長府城下町地域の清掃、下関海響マラソン、
ンスキル 下関長府LCとの三軒屋・御舟手海岸、クリスマ
及び生徒同士の対話を
の育成 スコンサート、長府寺子屋、城下町長府マラソン
通じ、コミュニケー 2: 5件以上だった。 等の文化芸術・スポーツ・清掃等の諸活動に取り
ションスキルの向上を
組んだ。また、各部活動による宮崎町での清掃活 ・小学校周辺での豊高生
目指す。 1: ほとんどなかった。 動も参加した。 の挨拶や自転車の乗り方
などのマナーの良さを感
十分指導ができ、自転車過失事故が5件以内、かつマ じる。
4: ナーの徹底ができた。 例年と同じく、初期指導として新学期に学校周辺 ・交通マナーの指導はも
の自転車通学路の安全指導を3日間実施。合わせ う少し必要(バス停、自
自転車点検を実施す
て自転車点検およびステッカー交付を行った。毎 転車)。
る。
計画どおり指導ができ、自転車過失事故が10件以内、か 朝の登校指導、毎学期末の長府地区危険個所での ・自ら進んで社会奉仕に
交通ルー 交通安全教室を実施す 3: つマナーがほぼ守られた。 街頭指導を継続した。1月末日現在、自転車事故 当たる生徒の育成に励ん
ル・マ る。
は4件(自動車との接触等で1件は本校生徒が加 でほしい。
生徒 ナー順守 登校指導を実施する。 4 害者)。自転車運転マナーに関する苦情は5件 ・社会奉仕への積極的参 A
の徹底 危険通学路箇所で指導
計画どおり指導ができたが、自転車過失事故が10件を超 (長府商店街でのマナー、走行速度苦情など)。 加が認められる。
を実施する。 2: え、かつマナーがあまり守られなかった。
三島町T字路で重点的に指導を行った。7月中旬 ・心のケアは非常に重要
全体集会における諸注
に交通安全街頭運動、9月末に交通安全教室を開 である。教員の心のケア
意を実施する。
催し、本校通学路をモデルにした実践的なKYT も大事である。若手教員
あまり指導ができず、自転車過失事故が10件を超え、か (危険予測・回避学習)を行った。 をしっかり育ててほし
1: つマナーがほとんど守られなかった。
い。
・専門機関につなぐのは
学年団及び校内外の関係機関と連携し、問題を抱える全 よい。
教育相談の立場から、
4: ての生徒とその家庭を組織的に支援することができた。 「早期発見・早期対応」を全ての基本方針とし、 ・まちづくり協議会との
個人の内面の問題や人 年2回(3年は進路面談を含めて3回)実施の保 関わりがよい。
高校生活 間関係上の問題に対 学年団及び校内外の関係機関と連携し、問題を抱える生 護者懇談、毎学期および随時実施の生徒個人面
3: 徒とその家庭を組織的に支援することができた。
への適応 し、校内外の関係機関 談、年3回のいじめ・被害調査、昼休みの校内巡
と心の健 と連携して迅速にケー 視、教職員による毎朝の学年ミーティング、いじ
康の保持 ス会議を設置する。こ 教育相談室として対応に努めたが、問題を抱える生徒と 3 め対策委員会、職員会議、定例・緊急の生徒課会
2: その家庭への組織的な支援が行われなかった。
[教育相 れを基盤に、問題を抱 議、教育相談委員会、ケース会議、部顧問会議等
談室] える生徒とその家庭へ により、情報収集と共有・対応に当たった。ま
初動重視の組織的支援 HR担任が一人で問題を抱え込んで孤立し、問題を抱え た、状況に応じて速やかに外部専門機関や県教委
を行う。 1: る生徒とその家庭への組織的な支援が行われなかった。 と連携し、必要な助言を受けた。
家庭での学習習慣が身についたと自覚した生徒が
・コロナ禍の収束が見え
毎月の学習量調査表により、毎日の学習(学習 てきた中、実際に自分が
時間や教科)の取組具合を把握している。また、 見聞きすることは効果が
4: 80%以上であった。 年3回実施している進路希望・学習量調査によ 大きいと思う。
毎月の学習記録表や年 り、1年間の推移を調査している。 ・進路講演会や大学見学
学習時間
3回の進路希望・学習 1年生では4月末と9月末を比較すると、平日 を積極的に行うことで進
の確保と
学習習慣
量調査を通じて、主体 3: 60%以上であった。 3 休日ともに平均学習時間が1割減少している。理 学意欲のさらなる向上を
的な学習への取組を促 由として部活動に費やす時間が増え、学習時間が 期待したい。
の確立
す。 うまく確保できていないと考えられる。学習時間 ・家庭学習時間が課題で
2: 40%以上であった。 は、2年生では微増し、3年生では2倍近く増加 ある。
している。増加は高学年になることや受験生とし ・中学校においても家庭
ての自覚が芽生えているもとの考えられる。 での学習時間の低下が問
題になっている。
進路 1: 40%未満であった。 ・部活に逃げるという感
指導 覚のないようにしてほし B
学校評価アンケートの「情報提供が進路決定に役立ってい い。苦手な部分から目を
る」項目で肯定的評価が 背けないように。
・教員も本気になる。
進路ニュースは定期的に、タイムリーに発行で ・校内に自主学習のでき
進路ニュースを定期的 4: 80%以上であった。 きていると考える。最新の大学入試情報や進路行 るエリアがあれば活性化
に発行することで、進 事などを紹介し、進学意識の向上に寄与している する。(教員が放課後輪
進路情報 番で担当する。)
路に関する情報を生 と考える。しかし、生徒が実際に読んでいる割合
の提供の
徒・保護者に提供し、 3: 60%以上であった。 4 は低いようであり、保護者からは発行を楽しみに ・家庭学習の取組を促す
充実 ことができるよう、学校
進学意識の啓発を促 しているという声をいただいているので、学校HP
す。 やタブレットのクラスルームなどを利用して、一 としての取組のさらなる
2: 40%以上であった。 層の発信をしていきたい。 充実を望む。
・キャリアセミナーのさ
らなる拡充に期待する。
1: 40%未満であった。
学校評価アンケートの「学校情報発信に関する」項目で肯 ホームページやマチコミメールは、よりきめ細か
定的評価が く情報発信ができるように、スピード感を持って
取り組んでいるところである。マチコミメール登 ・受け手のニーズに応じ
4: 80%以上であった。 録もほぼ完了し、新型コロナウイルスの本校の状 た情報を今後も大切に発
ホームページやマチコ 況や、臨時休校等の緊急時にも迅速に対応できる 信できるように継続的な
情報提供 ミメール等を十分に活 ようにした。ホームページは、保護者や同窓生、 取組を行ってほしい。
の充実 用して、積極的な学校
3: 60%以上であった。 3 今後本校受験を考えている中学生にも興味が持て ・特色ある活動や実績が
情報の発信に努める。 る内容となるよう、その構成と発信のスピード感 多くあると思う。情報発
2: 40%以上であった。 に気を配って行きたい。学校アンケートは、生徒 信にさらに努めてほし
が12月、保護者が年明けの1月に実施したが、 い。
全体的には、昨年度よりも肯定的な意見が、保護 ・生徒・保護者・地域が
1: 40%未満であった。 者も生徒も多かった。 何を知りたいかのリサー
チして情報の質的拡充を
総務 図ってほしい。 B
今年度、本校図書館で本を借りた者が全校生徒の
学校図書館の役割(1学習センター、2情報セン ・情報発信のスピード感
ター、3読書センター)を教員に周知し、選書方 は大事。
生徒・教職員のニーズ 4: 50%以上であった。 針も、それらがバランスよく反映されるように工 ・図書館で、自分で調べ
夫した。生徒の読書離れを防ぐべく、まずは図書 ることを身につけてほし
に応じた蔵書を整え、
室への来室、貸出率の増加を図るため、図書新聞 い。(ネットに頼りすぎ
図書室利 特に生徒については、 3: 40%以上であった。
用の促進 読書習慣の定着を図 3 の発行や読書会開催(図書委員会、クラス)を通 る)
じて本校図書室の魅力をアピールすることに努め ・学校HPの更新を一部の
り、本の貸出の増加に
た。全校生徒50%に貸し出しをするという目標 教員がするのではなく、
努める。 2: 30%以上であった。 には至らず、読書の楽しさに気づかせ、習慣化を すべての教職員ができる
図るとともに、図書室をより利用しやすいものに ようにする。
することが今後の課題である。
1: 20%以上であった。
4: 3学年とも目標以上であった。
スポーツテストの総合 1年生女子において目標数値を達成できなかっ
判定においてA判定が1 た。しかし、年間を通じて補強運動など取り組
体力の向 年生15%以上2年生
3: 2学年において目標以上であった。 み、体力が向上してきたように感じる。学年が上
上 25%以上3年生35%以 3 がるにつれて、A判定の割合が高くなっており、
上をめざし授業の充実 2: 1学年において目標以上であった。 特に3年生では、半数以上の生徒がA判定の結果
を図る。 となった。 ・学年が上がるにつれて
1: 全学年とも目標に達していない。 体力が向上しているの
で、今の取組でよい。
1十分な換気をおこな 年度末アンケートを実施し、「十分な換気やマスク着用な ・感染症対策は、今後自
い、マスクを着用さ ど、新型コロナウイルス感染防止に努めた」、「体育用 己判断が求められていく
せ、新型コロナウイル キャップを持参し、体調管理に努めた」、「水筒等を持参 ので判断が正しく行える
保健
体育 ス感染防止に努める。 し、水分補給をおこない、熱中症対策に努めた」の3項目 ように判断基準を示して A
2体 について、各項目ごとに「できた」、「ややできた」の回 いくべき。
すべての項目で95%以上の「できた」、「やや ・体力の低下が気にな
育用キャップを着帽さ 答合計数の割合Aを算出し、割合Aが70%以上の項目数 できた」の回答があった。特に新型コロナウイル る。(←小中からか?)
せ、体調管理に関心を により、以下のように評価する。
学校安全 スの感染防止においては生徒の高い意識が見られ ・学年に応じた体力の成
の徹底
持たせる。 4 た。マスクの着用や教室の換気、昼休みの対面で 果が出ており、今後も取
4: 80%以上であった。 の食事をさけるなど、生徒の自主的な行動がみら 組の継続を望む。
3体育授業・クラス
れた。
マッチ・体育大会など
水筒等を持参させ、十
3: 60%以上であった。
分な水分補給をおこな 2: 40%以上であった。
い、熱中症対策に努め
る。 1: 40%未満であった。
1基本的生活習慣を確 年度末アンケートを実施し、「基本的生活習慣が確立でき
立させるため、日々掃 た」、「学習時間を平日2時間、休日4時間、確保でき 1月に振り返りアンケートを実施した結果、各項
除の徹底を呼び掛け、 た」、「主体的に活動できた 目に対する割合Aの値は次のようであった。(回 学習習慣の確立を1年生の
かつ学習習慣の定着を 」、「計画的に活動できた」、「コミュニケーション能 答率95.44%)「基本的生活習慣が確立でき 時から行うことは、進路実
図るため、週末課題を 力が高まった」の5項目について、各項目ごとに「でき た」:89.8%、「学習時間を平日2時間、休 現のためにとても重要であ
定期的に出し、学年集 た」、「ややできた」の回答合計数の割合Aを算出し、割 日4時間、確保できた」:17.4%、 る。
会、学年だより等を通 合Aが70%以上の項目数により、以下のように評価す 「主体的に活動できた」:83.8%、「計画的 ・意識の低い生徒の底上げ
し、生活、学習、進路 る。 に活動できた」62.9%、「コミュニケーショ に力を上げてほしい。
に関する情報発信、指 ン能力が高まった」:82.6% ・早くからの動機付けが必
進路実現 導を行う。 5項目中3項目が70%以上であり、達成度は3 要。
のための 2学校行事、HR活
4: 4項目以上であった。
3 であると診断する。 (各学年共通) B
1年 基礎作り 動、授業、部活動等を 豊浦高校生として活動していく中で、基本的生活 ・学習に対する意欲が高い
通じて、主体的、計画 習慣の確立など能動的に動いていく力はつきつつ 生徒と低い生徒の二極化
的な行動を身につけさ ある。しかし、挨拶に関してはまだ十分でないと は中学校においても実感し
せる。 3: 3項目であった。 いう声も多く、継続的な働きかけが必要。学習習 ている。
3挨拶、会話等を通 慣は自由記述欄を見ると、ほとんどの生徒がもっ ・家庭での学習習慣を確保
じ、コミュニケーショ と学習量を増やす必要性を強く感じており、日々 するためにはメディアコント
ン能力を育てる。 2: 2項目であった。 の課題の設定など、学習に向かわせる工夫を仕掛 ロールを親子共々意識させ
4部活動顧問との連携 けていかなければならない。朝学の得点率は向上 ないといけない。
を密にする。 している。
1: 1項目以下であった。
年度末アンケートにて、「将来を見据えた明確な進路目標
を持ち、実現に向けて取り組むことができた」と回答した 1基本的な基本的習慣、2学習習慣、3主体性、
生徒が 4計画性、5コミュニケーション能力、6明確な
1基本的生活習慣の確
進路目標・実現への取り組み の6項目につい
立・学習習慣の確立の
4: 75%以上であった。 て、4選択肢(4できた、3だいたいできた、2 ・学年に応じた具体的な
ため、HR活動、授
あまりできなかった、1全くできなかった)の生 取組が講じられていて今
業、学年だよりを通じ
徒の自己評価を実施した。回答率は96.5%。 後が期待できる。
て生活、学習、進路に
評価4、3と回答した生徒の割合は、項目1が8 ・学習習慣の確立には、
関する情報発信、指導
将来を見 6%、2が68%、3が89%、4が79%、5 目標設定が第一だと思
を行う。 3: 50%以上75%未満であった。
据えた明 が89%、6が78%であった。したがって達成 う。将来設計を早めにさ
2朝学や授業で小テス
確な進路 度「4」と判断したが、全体的に生徒の自己評価 せてほしい。
トを実施して基礎学力
目標を持 は高めであると感じたので「3」が妥当と思われ (各学年共通)
の定着を図り、進路実
2年 ち、実現 現に必要な応用力の養 4 る。中でも、2の学習習慣が確立できていないの ・学習に対する意欲が高 B
に向けて 2: 25%以上50%未満であった。 は現場でも実感する。生徒の振り返りコメント欄 い生徒と低い生徒の二極
成に繋げる。3学校行
取り組め にも「勉強時間が絶対的に足りない。」というよ 化は中学校においても実
事、生徒会活動、部活
る生徒の うな記述が多いにもかかわらずすぐに行動に移せ 感している。
動など集団における主
育成 ていない実情がある。6については、「この1年 ・家庭での学習習慣を確
体的な活動を充実させ
で進路目標が設定でき、その実現に向けて少しず 保するためにはメディア
る。(目標設定・振り 1: 25%未満であった。 つではあるが取り組めるようになった」と考えて コントロールを親子共々
返り)4挨拶、対話等
いる生徒が、2学期の「進路指導会」の振り返り 意識させないといけな
を通じてコミュニケー
よりは多くなったと感じた。しかし、具体的な取 い。
ション能力を育成し向
り組みはまだまだで、進路実現に必要な応用力の
上させる。
養成に至っていない。今後も言い続け、仕掛け続
けていかなければならない。
●「家庭学習をよく行っている」
1基本的な生活・学習 年度末アンケートにて、「自分の将来を見据えた進路目標 ・現在の充足感で満足す
生徒80.7%_そう思う31.6% ややそう思う
習慣の確立(欠席・遅刻 を持ち、その実現に向けて行動することができた」「皆さ るのではなく、そのさら
49.1%
をしない、時間厳守、 んは部活動や諸活動に積極的に取り組み、充実した学校生 に上を想像できるような
保護者65.1%_そう思う30.3% ややそう思う
掃除の徹底、提出物期 活を送っている」「豊浦高校に進学してよかった」と回答 工夫が必要なのかもしれ
34.8%
限厳守) した生徒が ない。
●「部活動や諸活動に積極的に取り組み、充実し
・下学年の手本となる学
た学校生活を送っている」
2明確な進路意識と凡 校のリーダーとしての姿
生徒94.1%_そう思う71.3% ややそう思う
事徹底(高い目標設 を期待する。
定、実現へ向けての真
4: 75%以上であった。 22.8%
・組織対応を徹底させた
保護者93.7%_そう思う65.2% ややそう思う
摯な取り組み) ことが、満足度の向上に
28.5%
結びついたのではないか
新たな伝 ●「豊浦高校に進学してよかった」
3年 統の構築 3集団における主体的 3 生徒91.2%_そう思う62.4% ややそう思う
と思う。 B
な活動の充実
3: 50%以上75%未満であった。 (各学年共通)
28.8%
・学習に対する意欲が高
保護者93.7%_そう思う72.3% ややそう思う
い生徒と低い生徒の二極
21.4%
4挨拶の励行と思いや 化は中学校においても実
りのあるコミュニケー 2: 25%以上50%未満であった。 感している。
・学習に関する評価は生徒と保護者でかなり差が
ション能力の育成 ・家庭での学習習慣を確
ある。家庭以外で勉強する場は増えたが、検討の
保するためにはメディア
余地あり。当初は評価基準を「生徒の回答」とし
5「豊浦高校の旧き良 コントロールを親子共々
ていたが、生徒と保護者の平均値72.9%(最小
き伝統」の継承と「豊 意識させないといけな
浦高校の新たな伝統」
1: 25%未満であった。 値)を評価した。
い。
・コロナ禍にあっても、学校活動自体には満足
の伝承
感・充実感を得た生徒・保護者は多く、90%を超
教育活動を実施した回数が ・長府の豊富な地域資源
を大いに活用することが
小学校においても課題で
ある。
4: 15回以上であった。 ・多世代交流は重要。
・地域特性を生かした多
長府まちづくり協議会、長府体育協会、長府ライ
くの改善策、計画どおり
地域に期 オンズクラブなど地域の団体との連携で各種行事
実施してほしい。
待され信 地域社会や関係機関と や清掃活動に参加した。コロナ禍ではあったが、
地域 3: 10回以上であった。 ・量的貢献は増したよう
頼される 連携した教育活動を充
連携 学校づく 実させる。 4 だんだんと諸活動が緩和され、いろいろな場面で
だが、次年度からは質的 A
地域貢献することができた。また、キャリアセミ
改善にあたってほしい。
りの推進 ナーでは、OBの活躍に触れることができ、現役
・長府の地域にしっかり
の生徒にとって大変刺激となっている。
2: 5回以上であった。 入り込んでいる。
・CSのモデル校にな
る。出て行くばかりでは
なく、地域住民が学校へ
来やすくするための仕掛
1: 5回未満であった。 けをする。
危険・不具合の箇所の発見及び連絡を受けて、
危険・不具合箇所の様態に応じて以下のとおり対応
4: 1週間以内に改修した。 し、事故の未然防止に努めた。
施設設備の危険・不具 1校務技士等職員で可能箇所は、直ちに対応。
合箇所について、早期 3: 2週間以内に改修した。 4 2特殊、専門性を有する箇所は、選定業者と調整
に対応する。 のうえ早期に改修等実施した。
2: 1か月以内に改修した。 3修繕金額の大きい案件については、県に早急な改・安心安全な教育環境の
善を要望している。 整備が行われていて素晴
安全安心 1: 不十分で早期に補修できなかった。 らしいと思う。
事務 な教育環 限られた予算をどこに集 A
境整備 事務計画に参加し、目的に沿った予算運営の達成率が、
中投資するのかよく検討
教員と事務職員とで連携を図りながら、県の行財
4: 90%以上であった。 政改革の方針に基づき、効率的かつ効果的に予算
してほしい。
予算の効率的な執行に
3: 80%以上であった。 執行に努めた。
より、最大限の効果を 4 また、県に別途で要望できるものに
上げる。
2: 70%以上であった。 ついては予算措置をしてもらうなどし、予算を有
効的に運営することができた。
1: 70%未満であった。
業務時間の短縮率が令和3年度比の
会議時間の短縮、最終 12月末現在では、時間外在校等時間が合計3 ・短縮していくことは大事で
退校時間の相互啓発、 0.8時間(昨年比5.1%減)であった。コロ あるが、教育(生徒中心)
4: 25%以上であった。 の質が下がらないようにし
部活動の週一日休養日 ナの影響のあった昨年度に比べ、部活動などが従
業務時間 実施、年次有給休暇の 来どおり行われるようになったことで時間外業務 てほしい。(部活も教育の
の短縮 積極的取得等を推進す 3: 15%以上であった。 2 が増え、思ったように短縮率が伸びなかったと考 一部であると思う)
るなかでタイムマネジ える。しかし、考査期間中や長期休業中など積極 ・今後も学校に伝わってい
メント力を上げ、業務 2: 5%以上であった。 的に休暇をとる教員が増え、昨年よりも短縮され る古い慣習を疑ってかかる
改善を図る。 たことにつながったと考える。 必要があると思う。
業務 1: 5%未満であった。 ・業務の見直しの中でDX
改善
の推進も検討されたら良い C
再検査者の受診率が と思う。
・休みの取りやすい環境作
職員会議等で受診勧奨の意識付けを図ったが冬季 りは大切。
健康診断結果に基づい 4: 100%であった。
休業などに新型コロナウイルス感染症の影響を受 ・すべての業務を元に戻す
た健康管理を行い、面
教職員の けて精密検査の受診が難しい状態となり1月末時 のではなく、現状に合った
健康管理
談等の機会を使いなが 3: 80%以上であった。 2 点で、精密検査受診率63%程度である。年度末 ものに思い切って改善する
ら意識改革を行い受診
までに受診率を昨年度同様の100%とするよう とよいのではないかと思う。
率の向上を図る。 2: 60%以上であった。 引き続き受診勧奨を行う。 ・部活動に一部指導者を入
れる。
1: 60%未満であった。
5 学校評価総括(取組の成果と課題)
各教室に配置された電子黒板も、日常的に使用されるようになりつつある。授業で、板書の代わりにパワーポイントを提示したり、画像や動画の再生等、さまざまな教科での活用が見
られる。指導者用タブレットは教員研修等を通して、授業やその他の活動(全校集会のリモート開催など)でかなり使用頻度は上昇した。一方、生徒用タブレットは、一部の教科・単
教務 元等を除いては、まだまだ使用進度は高くないが、通常の教室での一斉授業では、それもやむを得ないと考える。タブレットを使用させることに授業の重きを置くのでなく、必要なと
きに有効な活用を図ることが課題であると考える。
「情報共有」をキーワードに、他分掌、家庭及び校外生徒指導機関と連携した組織的・計画的・予防的な指導を実施し、概ね各種問題の解決・解消を図ることができた。交通安全
は、早朝の登校指導を徹底したことにより、交通事故は4件だった(前年と同じ)。自転車運転の法規やマナーについては一部に規範意識の不足している生徒がおり、外部から苦情を
数件受けた。交通事故の1件は、よそ見運転による自転車と児童との接触があり加害者側になってしまう事案があった。被害側ばかりではなく、加害側になることをしっかりと意識さ
せたしかし、KYT学習(交通安全教室等)と生徒主体の安全意識の啓発活動(生徒会活動・探究学習等)を継続する。
コミュニケーションスキルの育成は、コロナ禍により昨年度に続き本校伝統の入学直後の礼法指導が十分にできなかったため、挨拶をベースとした毎朝の登校指導、感染症対策を実
施した上での最低限の応援所作練習、放送やオンライン、タブレット等を使用した生徒会執行部による啓発活動等、活動内容を工夫して実施した。学校行事や部活動にボランティア活
生徒 動参加を組み込む等、地域と連携した生徒主体の自主的・計画的な活動を行った。HR担任や教育相談室による面談(保護者面談も含む)を計画的に実施するとともに、生徒の多面的
理解を深めるため、複数の教員やSCによる面談を増やした。これら日常的な生徒観察に加え、毎学期のいじめ・被害等調査により、問題発生時には早期対応・早期解決することがで
きた。生徒は全体的に能動的で落ち着いた学校生活を送っており、安心・安全な学習環境づくりの前提となる生徒指導を推進できた。しかし、不測の事態は常に起こり得るので、以上
の取組を基盤にしながら現行の予防的指導体制を発展させたい。
教育相談活動は、教育相談室長を中心に各学年担当の教育相談係がHR担任や部活動顧問等と連携して推進した。初動対応、中学校と連携した新入生の情報共有やSCの活用、場合
によっては医療機関とも連携した取組により、様々な問題が概ね解決し、HR担任のサポート役として教育相談室が有効に機能した。生徒の多様化により、基本的生活習慣の確立や学
校不適応、通級指導に対応した教員の指導力向上が必要である。今後教員の研修や家庭・専門機関・地域関係諸機関との連携を深め、教育相談体制の充実を進めたい。
家庭学習時間については、昨年に比べ2、3年生は改善されているが、1年生では平日休日ともに学習時間が全く取れていない生徒が、9月末調査では24名で昨年の2倍いる。平
日学習時間平均でも9月末時点で76分となっており、非常に少ない。低学年の時期に、家庭学習の習慣化を図り、英国数を中心とした学力の定着を一層行いたい。部活動により学習
進路 時間が確保できない生徒に対して、朝学や週末課題、隙間学習など有効な手段を一層講じていく体制作りが必要であろう。
指導 進路情報の提供については、進路ニュースをはじめ、進路講演会など定期的に発信できていると考える。しかし、入試制度そのものや進学に対する考えの不十分な生徒がいるので、
総合的な探究の時間やホームルームも今以上に利用して、理解を深めさせたい。
今年度もホームページについて、より新しい情報を的確に伝えられるように、昨年よりも質の高い内容をよりスピーディーに提供できるように努めた。情報の提供と内容の保護者評価
が70パーセント強であったので、保護者や生徒、あるいは本校受験を考えている中学生が何を求めているのかをもう少し吟味していかなければならない。今年度は、学校図書館の3
総務 つの役割を明確に提示し、選書方針もバランスよくそれぞれの役割が果たせるようにした。また、それらを踏まえた上で、生徒・教職員の希望図書を積極的に購入し、常に新しい文庫
を提供できるように努めた。同時に、図書委員会を通じて蔵書の貸出率が少しでも上がるように努力した。近年SNS社会となり、生徒の読書離れが全国的に進んでいる現状でも、ま
だ、改善の余地はあるし、教職員全体で取り組んでいける環境を整備する必要があると思われる。
ウイズコロナの中で、昨年より可能な範囲で「できること」を増やしていった。体育授業においては、例年通りに試合を取り入れるなど、グループでの活動をおこなった。しかし、こ
保健 こ2,3年は体育の授業で十分に体を動かす機会が制限され、特に1年生は例年に比べ、体力が劣るように感じる。今後も新型コロナウイルス感染者数や社会の状況を踏まえ、体育的
体育 活動を進めて体力の向上に努めていきたい。学校行事においては、体育大会や強歩大会など予定された行事を実施することができ、生徒にとっては充実したものとなったように感じ
る。また、体育用キャップやこまめな水分補給のおかげで、大きな熱中症を起こすことはなかった。引き続き注意喚起を継続していきたい。
HR活動や面談、授業、学年集会、学年だより、部活動等を通し、生活、学習、進路に関する情報発信、指導を行うことで、基本的な生活習慣をほぼ確立させることができた。ま
た、学校行事や総合的な探究の時間、HR活動、授業、部活動等において、主体的な活動を概ね身につけさせることができた。さらに、挨拶、会話等を通じ、コミュニケーション能力
を向上させることができた。
1年 生活習慣の確立に伴い、計画性が少しずつ身についてきたが、必要最低限の学習時間を確保するまでには至っていない生徒が見受けられる。授業や長期休業中の課題、朝学を工夫す
ることで学習習慣の定着を図ってきたが、指導に乗じて計画性をもって自主的に学習する生徒とそうでない生徒の二極分化が始まっている。
進路実現のための基礎作りとして、ある程度の成果は上がっているが、今後、計画性のない生徒や学習意欲のない生徒への指導が課題である。
年度当初にHR活動や、部活動、様々な学校行事を通して、基本的生活習慣や主体的に活動する力は身につきつつある。コミュニケーション能力についても高まりつつあると考えられ
るが、挨拶がまだまだできない場面もあり、こちらからも積極的に声掛けを続けていく必要がある。生活習慣の定着に対して計画的に活動する力はまだ弱く(「できた・ややできた」
2年 の割合が62.9%)、それが学習時間の少なさにもつながっていると考えられる。(平日2時間、休日4時間の学習時間確保の割合が、17.4%)進路実現に向けて学習量を増や
さなければならないということはほとんどの生徒が考えており、一日の生活の中で「学習」をルーティーン化させるような粘り強い働きかけが課題である。
コロナによる制限がある中では、集団活動がほとんどできない。常にマスク越しの対話・オンライン上での活動では相手の気持ちを推し量ることが難しく、「豊浦高校の伝統」を継
承する環境さえ整わなかった。ちょっとした活動にさえストレスがかかり、担任は教育相談・生徒指導の負担が激増した。ただ、生徒指導・教育相談・養護と連携を取りながら対応で
3年 きたことで、大問題には至らなかったケースは多かった。学校活動全てにおいて行動は制限され窮屈に感じる部分はあったが、教員間もお互いを補完しながら教育活動ができた。その
結果が充実感・満足感が得られた生徒90%超に現れているように思う。
この3年間はコロナ対応が必然だったが、今年5月には一変すると聞く。学校活動をどのように回復させ、発展させるのか検討が必要だろう。
地元の各団体との連携で、諸活動に参加したことで、生徒が地域に貢献したという充実感を味わうことができた。コロナ禍で見通しがつけにくい状況ではあったが、前年度にはなかっ
地域 た活動の依頼もあり、従来の活動に戻りつつある。地元団体の活動に参加するだけでなく、学校主導で行うキャリアセミナー(OBの招聘)など学校や生徒が主体的に取り組んでいく
連携 ことも必要である。
危険・不具合箇所の早期修繕に努めた結果、施設、設備に起因する事故は発生しなかった。しかしながら、経年劣化する不具合箇所が多数発生していることから、限られた予算の中で
事務 効率的な修繕をしたり教育委員会に状況をよく伝え予算措置してもらう必要がある。
業務 評価基準として、昨年度比の短縮率を目安としているが、部活動が盛んな本校においては、時間外業務の削減にも限界がある。様々な業務が増えているので、時間を短縮するという観
改善 点より業務内容の見直しをすることが課題である。また、教員自身が働き方改革を進める意識を高める必要がある。
6 次年度への改善策
教務 今年度校内で実施できなかったICT活用に関する研修会を計画し、また、他校での生徒用タブレットの活用方法を学べる機会(公開授業等への積極的な参加)を考えたい。
「安全」については、自転車に関する事故・苦情等の交通関係だけでなく、不審者事案や災害関係にも対応するため、安全の三領域(生活・交通・災害)に関する対策を具体化させ
る。防犯訓練、交通安全教室、災害避難訓練、AED講習等を、警察、消防、その他専門機関等の指導を受けながら、生徒会やHR活動において生徒が主体的に行動できるよう啓発指
導を行う。これらを通じて生徒の生活実態に即した危機管理能力(危機回避×危機対応)を具体的・実践的な内容にスキルアップさせる。
「豊かな心の育成」・「教育相談」については、引き続き、校内での情報共有と共通理解、家庭、中学校、専門機関、地域社会との連携を重視する。特に、教員の研修を深め、問題
生徒 の未然防止、早期発見・解決を図る。また、若い世代の教員が増えていることから、生徒指導スキルの継承や、問題を一人で抱え込まずに本校生徒指導の長所である組織的対応力の充
実を図る。
生徒の性質がコロナ禍の影響もあるのか、変化してきている事を感じる。しかし、社会で求めれれている「社会人基礎力」には変化はない。学校の様々な行事を計画的に活用しなが
ら、社会を担う若者の育成を目指し学校教育に取り組んでいく必要がある。
進路 生徒が進路に対して自らがどうあるべきかを考える時間を増やしたい。進路講演会やLHR、大学見学などを積極的に行うことで視野を広め、進学意欲の向上を図りたい。また、実践
指導 する教員側の進路意識向上とスキルアップを今以上に高める機会を設けたい。
豊高ホームページについては、魅力ある豊浦高校を、豊浦高校に興味を持つ中学生やその保護者、また在校生やその保護者、多くの卒業生に発信できるよう、内容を吟味しながら、さ
らなる質の向上に努めたい。また、PTA総会は、3年ぶりの実施(昨年・一昨年は書面による開催)となったが、来年度も状況を注視しながら開催方法を工夫して、何とか保護者に来
総務 校してもらえる形を模索していきたい。コロナ禍の厳しい状況であるからこそ、保護者の希望や改善要求といった生の声に耳を傾けながら、学校からも保護者が本当に欲しい情報を、
ホームページやマチコミメールを通じて発信していきたい。
来年度もコロナ禍での授業や体育行事の工夫が求められる。多くの情報を集め、学校医、学校薬剤師と連携を密にし、可能な範囲で生徒が楽しく運動に携わることができ、体力向上に
保健 繋がるような活動をしていきたい。引き続き、新型コロナウイルス感染防止に努め、感染者を増やさないよう、3密を避けるような環境の整備に努めていきたい。熱中症対策について
体育 は、体育用キャップ着帽や水分補給などをおこなわせ、自己の体調管理をさせていきたい。また、教員側から生徒の様子をしっかり観察し、生徒の小さな体調の変化を見逃さないよう
に努めていきたい。
高校生活を1年間過ごし、生活習慣が定着してきた状況で、さらなる具体的な時間の使い方・学習方法を指導することが必要である。アンケートにおいても「工夫して学習時間を作
りたい」との意見が多数あった。計画性を持たせるため、年間や各学期の予定を確認する指導や引き続き部活動の計画を早めに示すことを行い、「生活全般および学習」の計画概要を
立てるよう促すことが大切である。また、進路実現のための具体的な情報取集・対策を指導し、進路への意識をさらに強く持たせることで、学習への意欲を強めたい。特に、中間層に
1年 は計画性・学習方法の工夫を中心に指導したい。
HRや教科はもちろん、部活動において上記のことを指導することは非常に有効である。特に、下位層には学習意欲や継続性を中心に、学年と部活動が連携をさらに強化して指導し
たい。
6については、「この1年で進路目標が設定でき、その実現に向けて少しずつではあるが取り組めるようになった」と考えている生徒が、2学期の「進路指導会」の振り返りよりは多
くなったと感じた。年度当初よりは「将来を見据えた明確な進路目標を持ち、実現に向けて取り組むことができる」ようになった生徒が増えたと感じるが、具体的な取り組みがまだま
だで、進路実現に必要な応用力の養成に至っていない。また、いまだに進路を自分のこととして真剣に考えていない生徒も多くいる。まずは、面談などを通して具体的な進路先を調
2年 べ、決定させる必要がある。そのうえで、自分の進路を実現するために何にどう取り組まなければならないかを、想像力を働かせて主体的に考え実行するように、今後も言い続け、仕
掛け続けていかなければならないと考える。
また、今後はもう少しコミュニケーション能力を向上させていかなければならないとも考えている。
・コロナ対策の規制緩和は人間関係構築に大きく貢献するものと考えられる。
3年 ・4月から2月上旬まで毎週1回3学年会を開催(30回程度)し、学年団の共通理解を図った。これにより、進路指導・生徒指導・教育相談・養護と連携がとれた。(今年度は正担
任・学年主任・進路指導主任で実施した。)時間割を考えると実施困難も予想されるが、副担任も参加できればもう少し広い視野で考え、対応できるものと考えられる。
来年度は、新型コロナ感染症による活動制限は緩和されることを見込んで、積極的に計画する。また、関係の各係や部活動で地域に貢献しているが、学校全体で地域連携に関わってい
地域 く体制づくりや教育課程への位置づけが必要である。また、学校で行われる諸行事や教育活動に、地域の人々に参加してもらうような企画を設定し、さらに地域との連携を高め、開か
連携 れた学校づくりを図る。
修繕必要箇所が多発しているため、優先順位、必要性等を勘案し、なお一層の効率的な予算執行を図り、事故防止に努める。また、新型コロナウイルス感染症対策については、引き続
事務 き必要な対応を継続していきたい。
業務 今年度の各関係分掌で来年度に向け業務の見直しをして、スクラップ&ビルドを行う。また、メリハリのある働き方を推進するためにも、休暇等がとりやすい職場環境を推進するとと
改善 もに教職員自身のタイムマネジメント力の向上を意識していく。