豊浦高校
(山口県)の
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令和3年度山口県立豊浦高等学校 学校評価書 校長 根ヶ山 耕平
1 学校教育目標
校訓
至誠一貫・進取向上・自治協同
教育目標
「文武一徳」の人づくり
知性を磨き体を鍛え、徳の備わった、社会のリーダーたる人材の育成
めざす学校像
『進学も部活動も元気な、生徒が主役の学校』
育てたい生徒像
1 高い志と使命感をもった、社会に貢献できる生徒
2 心身を鍛え、何事にも積極的にチャレンジできるたくましい生徒
3 互いに協力しながら、主体的に行動できる生徒
2 現状分析
本校は「『文武一徳』の人づくり」を教育目標に掲げ、全人的発達をめざした教育を伝統的に進めている。学校評価アンケートによると、この教育方針に基づく学校運営
は生徒・保護者によく浸透しており、学校に対する高い信頼感が醸成されている。また、地域に対する文化活動・ボランティア活動を精力的に展開していることから、生
徒・保護者だけでなく地域においても共感的な理解をいただいている。
一方、進学実績については、国公立大学や有名私立大学の合格者の割合は減少傾向にあり、大学進学に対応できる学力の向上を一層図っていくことが喫緊の課題である。
そのために、勉強時間を確保する中で生徒の学力を高め、授業改善を軸とした学力伸長のための具体的手立てを学校全体で取り組んでいく必要がある。さらに、昨年度整
備された電子黒板や生徒一人一台のタブレット端末の活用を含めたICT教育への対応が課題となっている。
また、生徒一人ひとりが抱える学習や学校生活に関する問題に対応した個別の教育相談や指導について、初期対応に重点を置きながら組織的に進めていく必要がある。
3 本年度重点を置いてめざす成果・特色、取り組むべき課題
【令和3年度の重点目標】
「生徒の主体性を育み、一人ひとりの夢を実現する豊浦」
1 地域から信頼される魅力ある学校づくり
2 生徒一人ひとりの進路実現に向けた学力の充実
3 学校における働き方改革の推進
【令和3年度チャレンジ目標】
Share moments,Share life 更なる高みを
4 自己評価 5 学校関係者評価
評価 具体的方策 達成
重点目標 評価基準 実践目標の達成状況の診断・分析 学校関係者からの意見・要望等 評価
領域 (教育活動) 度
電子黒板やタブレット端末などのICTを活用した授業を
実施した教員が ・授業のねらいに応じた
使い方について研修を深
4: 100%であった。 めてほしい。
多くの教員が、授業に教員用のタブレット端末や
・生徒用端末の授業での
電子黒板を活用している。今後は、配布物等もド
活用についてレベルアッ
ICTを活用した授業 ライブを活用し、ペーパーレス化に取り組んでく
授業力の プしてほしい。
教務 向上 の積極的な取組を促進 3: 80%以上であった 3 ことも期待できる。一方で、生徒用のタブレット
・ICT分野の一層の取 B
する。 端末については、授業でどのように活用していく
組強化をお願いしたい。
ことができるかが、今後の課題であると思われ
・ICT機器を使って生
2: 60%以上であった る。
徒が何を、どのように学
んでいるかを把握する必
要がある。
1: 60%未満であった。
本校主催あるいは地域関係機関主催の社会奉仕活動への参 コロナ禍により中止・延期が続くが、生徒会を中
校内外での挨拶、教師
加が 心に長府まちづくり協議会をはじめ地域関係機関
と生徒及び生徒同士の
と連携し、1月末日現在判明分で20件を超過。 ・コロナ禍ならではの工
対話を通じ、コミュニ
社会性と
ケーションスキルを向
4: 15件以上だった。 6月の豊高祭は地元店舗との食品販売企画が好評 夫をしながら地域連携等
コミュニ を博した。長府城下町地域の清掃、下関海響マラ に取り組むことで、生徒
上させる。
ケーショ
生徒会活動や課外活動 3: 10件以上だった。 4 ソン、クリスマスコンサート、長府寺子屋、城下 の社会性の育成を図って
ンスキル 町長府マラソン等の文化芸術・スポーツ・清掃等 いる。
を中心に、社会奉仕活
の育成 2: 5件以上だった。 の諸活動に取り組んだ(恒例の下関長府LCとの ・コロナ禍にもかかわら
動に積極的に取り組
三軒屋・御舟手海岸は中止。昨年度はSDGsに ず地域関係機関主催の活
み、地域に愛される学
関する学習も兼ねた)。また、各部活動による宮 動へ多く参加しているこ
校づくりをめざす。 1: ほとんどなかった。
崎町での自主的清掃活動も実施した。 とはすばらしい。
初期指導として新学期に学校周辺の自転車通学路 ・一部、交通マナーを守
十分指導ができ、自転車過失事故が5件以内、かつマ れない生徒がいて残念で
4: ナーの徹底ができた。 の安全指導を3日間実施。合わせて自転車点検お
自転車点検を実施す よび新規自転車通学希望者に対するステッカー交 ある。
交通ルー る。 付を行った。毎朝の登校指導、毎学期末の長府地 ・地域活動によるコミュ
計画どおり指導ができ、自転車過失事故が10件以内、か
ル・マ 交通安全教室を実施す 3: つマナーがほぼ守られた。 区危険個所での街頭指導を継続した。1月末日現 ニケーションスキルなど
生徒 ナー順守 る。 3 在、自転車事故は4件(自動車との接触等)。自 は、涵養できる活動をし
ていると判断できる。今 B
の徹底 登校指導を実施する。 計画どおり指導ができたが、自転車過失事故が10件を超 転車運転マナーに関する苦情は4件(長府商店街
全体集会における諸注
2: え、かつマナーがあまり守られなかった。 でのマナー)。7月中旬と9月末に交通安全街頭 後は、地域の方々が、ど
意を実施する。 運動(風紀委員も参加)。9月末に交通安全教室 のように見ているか、感
あまり指導ができず、自転車過失事故が10件を超え、か を開催し、本校通学路をモデルにした実践的なK 想を持っているか、など
1: つマナーがほとんど守られなかった。 の面からの分析も必要と
YT(危険予測・回避学習)を行った。
思われる。
教育相談の立場から、 学年団及び校内外の関係機関と連携し、問題を抱える全 「早期発見・早期対応」を全ての基本方針とし、 ・交通マナーの向上につ
4: ての生徒とその家庭を組織的に支援することができた。 いては、今後も重要な活
個人の内面の問題や人 年2回(3年は進路面談を含めて3回)実施の保
高校生活 間関係上の問題に対 護者懇談、毎学期および随時実施の生徒個人面 動と思われると共に、保
への適応 し、校内外の関係機関 学年団及び校内外の関係機関と連携し、問題を抱える生 談、年3回のいじめ・被害調査、昼休みの校内巡 護者への働きかけも重
3: 徒とその家庭を組織的に支援することができた。 要。
と心の健 と連携して迅速にケー 視、教職員による毎朝の学年ミーティング、いじ
康の保持 ス会議を設置する。こ 3 め対策委員会、職員会議、定例・緊急の生徒課会 ・いじめに関しても様々
教育相談室として対応に努めたが、問題を抱える生徒と な対応をとっているかと
[教育相 れを基盤に、問題を抱 2: その家庭への組織的な支援が行われなかった。 議、教育相談委員会、ケース会議、部顧問会議等
談室] える生徒とその家庭へ により、情報収集と共有・対応に当たった。ま 思います。今後も適切に
初動重視の組織的支援 た、状況に応じて速やかに外部専門機関や県教委 対応をお願いしたい。
HR担任が一人で問題を抱え込んで孤立し、問題を抱え
を行う。 1: る生徒とその家庭への組織的な支援が行われなかった。 と連携し、必要な助言を受けた。
・学習習慣の定着に向け
家庭での学習習慣が身についたと自覚した生徒が
た取組を推進する必要が
ある。
・国立大学への進学者が
4: 80%以上であった。 学習時間の記録を通して、毎日の学習にどの科目 減少しているのが気にな
毎月の学習記録表や年 ができいていて、何の科目が不足しているかなど る。
学習時間 ・中学生にとっては、高
3回の進路希望・学習 が生徒に自覚できていると考える。
の確保と 校卒業後の進路保障が最
学習習慣
量調査を通じて、主体 3: 60%以上であった。 3 1,3年生では、4月末に比べ、9月末での調査
的な学習への取組を促 結果では、学習時間は少し上向いているが、2年 も気になるところであ
の確立 り、今後も多様な進路先
す。 生では後退している。自宅学習が不十分と考えて
いる生徒が3割いるので、改善していきたい。 の確保に尽力してほし
2: 40%以上であった。 い。
・安易に学校推薦を認め
るのではなく、一般選抜
1: 40%未満であった。 をぎりぎりまでめざした
進路 上で判断した方がよい。
指導 模試の指導に見直しが必 B
学校評価アンケートの「情報提供が進路決定に役立ってい 要。外部の指導を取り入
る」項目で肯定的評価が れるのもよいが、学校が
本気度をどう示すかが重
進路ニュースは定期的に発行できていると考え 要。
4: 80%以上であった。 ・現状分析に対して専門
進路ニュースを定期的 る。昨年度に比べ、発行回数が減少しているの
に発行することで、進 で、今後増やしたい。生徒対象の進路講演会の中 的に取り組むチームが必
進路情報 要。
路に関する情報を生 止が続き、保護者対象進路講演会の1度のみ開催
の提供の
徒・保護者に提供し、 3: 60%以上であった。 3 できた。保護者参加者数をみると、関心の高さが ・学習習慣については、
充実 量と質の面からの確認が
進学意識の啓発を促 伺える。しかし、紙の進路ニュースやHPを見てい
す。 ない保護者がまだ多くおられるようなので、今 必要
2: 40%以上であった。 後、啓発に努めたい。 ・保護者の進路への関心
の喚起については、折に
触れて進路情報の提供を
していることをアピール
1: 40%未満であった。 する必要がある
学校評価アンケートの「学校情報発信に関する」項目で肯 ・情報発信については、
定的評価が アップデートの方法や期
ホームページやマチコミメールは、昨年度より 間を工夫されているとの
も、よりきめ細かく情報発信ができるように、ス ことで、今後も改善をお
4: 80%以上であった。 ピード感を持って取り組んでいるところである。
ホームページやマチコ 願いしたい。
マチコミメール登録もほぼ完了した。保護者や同 ・ホームページはよくで
情報提供 ミメール等を十分に活
の充実 用して、積極的な学校 3: 60%以上であった。 3 窓生、今後本校受験を考えている中学生にも興味 きていると思う。
が持てる内容となるよう、ホームページの構成に ・ホームページの役割に
情報の発信に努める。
も気を配っていきたい。学校アンケートは、12 は、いくつかの面がある
2: 40%以上であった。 月に実施したが、全体的に昨年度よりも肯定的な ので、それに沿った配置
意見が、保護者も生徒も多かった。 や更新頻度が必要と思わ
1: m れる。
総務 ・ホームページに学校ま B
今年度、本校図書館で本を借りた者が全校生徒の でバスで行く方法なども
図書委員会を定期的に開き、読書離れを防ぐべ 加えていただけると有り
く、生徒と共に方策を考えてきた。まずは図書室 難い。
生徒・教職員のニーズ 4: 50%以上であった。 への来室、貸出率の増加を図るため、図書新聞の ・図書貸し出しも40%以
に応じた蔵書を整え、 上あれば十分ではない
発行や読書会開催(図書委員会、クラス)を通じ
図書室利 特に生徒については、 か。
用の促進 読書習慣の定着を図 3: 40%以上であった。 3 て本校図書室の魅力をアピールすることに努め
・図書館に置く本につい
た。全校生徒50%に貸し出しをするという目標
り、本の貸出の増加に て、ブックハンティング
には至らず、読書の楽しさに気づかせ、習慣化を
努める。 2: 30%以上であった。 などを実施して、生徒が
図るとともに、図書室をより利用しやすいものに
することが課題である。 興味を持ちそうな本を置
くということも重要。
1: 20%以上であった。
スポーツテストの総合 4: 3学年とも目標以上であった。
判定においてA判定が1 全体的には体力の向上が見られた。しかし、3年 ・生徒の管理についてタ
体力の向 年生15%以上2年生 3: 2学年において目標以上であった。 生女子で目標を達成できなかった。引き続き、補
3 ブレットを活用するなど
上 25%以上3年生35%以 2: 1学年において目標以上であった。 強運動などを十分におこない、体力向上に繋がる して安全安心に努めてい
上をめざし授業の充実 ような授業を展開していきたい。 ることはすばらしい。
を図る。 1: 全学年とも目標に達していない。 ・コロナ対応について十
分な配慮がなされ、安
年度末アンケートを実施し、「十分な換気やマスク着用な 心・安全な学校生活が図
1十分な換気をおこな
ど、新型コロナウイルス感染防止に努めた」、「体育用 られている。
い、マスクを着用さ
キャップを持参し、体調管理に努めた」、「水筒等を持参 ・コロナ禍で、通常時よ
保健 せ、新型コロナウイル
し、水分補給をおこない、熱中症対策に努めた」の3項目 りも保健衛生管理は大変 A
体育 ス感染防止に努める。
について、各項目ごとに「できた」、「ややできた」の回 かと思う。体力の向上に
2体育用キャップを着
答合計数の割合Aを算出し、割合Aが70%以上の項目数 すべての項目で90%以上の「できた」、「やや ついては、やはりコロナ
帽させ、体調管理に関
学校安全 により、以下のように評価する。 できた」の回答があった。特にコロナウイルス感 禍での外出機会の減少も
の徹底
心を持たせる。 4 染防止においては生徒の高い意識が見られた。引 影響していると推察。室
3体育授業・クラス
4: 80%以上であった。 き続き、安全・健康管理に努めていきたい。 内でもできる運動などの
マッチ・体育大会など
水筒等を持参させ、十 動画を利用する方法など
分な水分補給をおこな 3: 60%以上であった。 で、自分の健康管理をし
い、熱中症対策に努め てもらうなどの方法など
2: 40%以上であった。 も検討するとよい。
る。
1: 40%未満であった。
1月に振り返りアンケートを実施した結果、各
年度末アンケートを実施し、「基本的生活習慣が確立でき 項目に対する割合Aの値は次のようであった。
た」、「学習習慣が定着した」、「主体的に活動できた 「基本的生活習慣が確立できた」:78.1%
」、「計画的に活動できた」、「コミュニケーション能 ・主体性の育成やコミュニ
1基本的生活習慣を確 「学習習慣が定着した」:53.1%
力が高まった」の5項目について、各項目ごとに「でき ケーション能力の伸長など
立させ、かつ学習習慣 「主体的に活動できた」:83.1%
た」、「ややできた」の回答合計数の割合Aを算出し、割 の成果があったことはわか
の定着を図るため、H 「計画的に活動できた」:63.1%
合Aが70%以上の項目数により、以下のように評価す るが、学習習慣の定着度
R活動授業、学年集 「コミュニケーション能力が高まった」:
る。 が低いことは改善をお願い
会、学年だより等を通 85.0%
する。
し、生活、学習、進路 5項目中3項目が70%以上であり、達成度は
・目標を達成していくために
に関 する情報発信、指 3であると診断する。
は、1年生の段階から今何
導を行う。 学校への出席、授業、部活動という、学校生活
をすべきかを本人にしっか
進路実現 2学校行事、HR活 4: 4項目以上であった。 に沿った生活のリズムは確立してきており、出席
りと認識させた方がよい。
のための 動、授業、部活動等を 3 率、部活動加入率ともに高い。また、入学当初に
・文武両道の校風を維持す B
1年 基礎作り 通じて、主体的、計画 比べ主体性も増した。本校の特徴である挨拶習慣
るためにもしっかりと勉学
的な行動を身に つけさ は確実に身についており、コミュニケーション能
の基礎をつくっていただき
せる。 3: 3項目であった。 力も向上している。
たい。
3挨拶、会話等を通 一方で、学習習慣は充分定着しているとはいえ
・学習習慣の定着は、結局
じ、コミュニケーショ ない。個人によって差があり、二極分化が起こっ
のところ本人次第(生徒次
ン能力を育てる。 ている。中間層は生活のリズムはできているが、
第)の部分もあり、評価は
4部活動顧問との連携 計画性がないため、学習時間を確保できていない
2: 2項目であった。 難しいと思われる。評価指
を密にする。 と思われる。
標として適切かどうか、とい
「175名全員のデータでない」、「生徒自身
う点の検討も重要。
の診断・分析であり、判断基準は生徒に任されて
いる」などから、絶対的なデータとはいえない
1: 1項目以下であった。 が、概ねの傾向は現れている。
年度末アンケートにて、「明確な進路意識を持ち、実現に ・コロナ禍の制約の中
向けて行動することができた」と回答した生徒が で、学校生活についてよ
・コロナによる活動制限は予想以上に長引いてお り多くの工夫・改善をお
1基本的生活習慣の確
4: 75%以上であった。 り、学年でも集団活動がほとんどできていない。 願いしたい。
立
野球応援練習でも離脱者が多く、「豊浦高校の伝 ・生徒にとってよい学び
2授業への集中と予
統」を継承するには程遠い。12月に実施される修 の場としての修学旅行を
習・復習など自立した
学旅行にも不安が残る。 実施できたことは、とて
学習習慣の確立
・修学旅行は、実施された。ウィズコロナ時代に も良いことだと思う。
3部活動・ホームルー 3: 50%以上75%未満であった。 対応する生活習慣確立のため昼食時の見回りを実 ・各高校には、伝統もあ
ム・生徒会など集団に
新たな伝 施し、その指導を徹底させている。 るので伝統の継承も重要
2年 統の構築 おける主体的な活動の 3 ・教育相談が必要な生徒は多いが、担任を中心に と思われる。しかしなが B
充実
学年・教育相談・保健室が上手く生徒・保護者と ら、伝統は強制するもの
4挨拶の励行と思いや
コミュニケーションをとりながら、時間をかけて でも無く、生徒自身が、
りのあるコミュニケー 2: 25%以上50%未満であった。
丁寧に対応している。ただ、数名の生徒に対する この高校で何を学び、何
ション能力の育成
教育相談にも忍耐と莫大な時間が必要となる。該 を実践し、何を体験した
52年生として「豊浦
当クラス担任も特定の個々の生徒にエネルギー・ いのか、に依存して、派
高校の伝統」の継承と
時間の多くを費やさなければならず、クラス経営 生してくるものが伝統。
伝承
1: 25%未満であった。 のバランスが崩れかねない。 従って、継承されない伝
統があっても仕方が無い
と思う。
年度末アンケートにて、「自分の将来を見据えた進路目標
を持ち、その実現に向けて行動することができた」と回答 ・年々、進路の成果が低
した生徒が 下しているので、生徒に
はさらに高い進路目標を
1月27日に3学年生徒148人に対してアンケート もってもらいたい。
1基本的生活・学習習 4: 75%以上であった。 調査を実施した。「あなたは自分の将来を見据え ・将来設計に主体性が発
将来を見 慣を確立し継続させ
た進路目標を持ち、その実現に向けて行動するこ 揮できていない生徒がい
据えた進 る。
とができましたか?」という問いに対し、「でき ることついては、中学校
路目標を 2何事にもベストを尽
た」が55%、「ある程度できた」が36%、「あま としても責任を感じてい
3年 持ち、行 くす精神を涵養する。 3: 50%以上75%未満であった。 4 りできなかった」が9%、「全くできなかった」 る。 B
動できる 3確かな情報を基にし
が1%という集計結果であった。今年度も大学入 ・現3年生は、高校生活
生徒の育 た進路意識の高揚を促
試改革や新型コロナウイルス感染症拡大という厳 の殆どをコロナに振り回
成 し、具体的な行動に繋
2: 25%以上50%未満であった。 しい環境下ではあったが、生徒たちは進路実現に された学年であり、その
げさせる。
向けて主体的に行動できたようである。 中でも進路選択が主体的
にできていることは、先
生方のご尽力が大である
1: 25%未満であった。 と判断できる。
・地域と学校がウィンウ
教育活動を実施した回数が インの関係となるべく今
後も連携強化に励んでほ
しい。
・ボランティアに積極的
な姿勢は非常によい。
4: 10回以上であった。 ・地元の小中高で連携し
・コロナ禍の影響を受け、思うように活動ができ
た取り組みが進められる
ていないながらも、感染対策など担当者で連携を
とよい。
地域に期 とりながら進めることができた。
・地域連携は、生徒の多
地域 待され信 地域社会や関係機関と ・地域や関係機関と連携できた教育活動
様な考えを経験させるに
頼される 連携した教育活動を充
連携 学校づく 実させる。
3: 7回以上であった。 4 防犯訓練、豊高祭(商店街物品販売)、学校説
はよい機会、様々な刺激 A
明会、交通安全教室、SC講演会、情報モラル教
となる。デジタルも必要
りの推進 室、薬物乱用教室、教育講演会、キャリアセミ
だが、アナログも大事に
ナー、海響マラソン、城下町マラソン、長府クリ
するのが豊高の伝統のひ
スマスコンサート、長府寺子屋
2: 5回以上であった。 とつである。
・地域からの声(反応)
なども、しっかりすくい
上げる仕組みを整えて、
実際に実になる貢献と
1: 5回未満であった。 なっているかどうかの判
断も必要。
危険・不具合の箇所の発見及び連絡を受けて、 ・早期の補修・営繕がな
危険・不具合箇所の様態に応じて以下のとおり対応
施設設備の危険・不具 4: 1週間以内に改修した。 し、事故の未然防止に努めた。 されているようで、安全
性の確保の面では安心を
合箇所について、早期 3: 2週間以内に改修した。 4 1校務技士等職員で可能箇所は、直ちに対応。
した。
に対応する。 2: 1ヶ月以内に改修した。 2特殊、専門性を有する箇所は、選定業者と調整の
うえ早期に改修等実施した。 ・効率的な予算運用に
安全安心
1: 不十分で早期に補修できなかった。 は、今後も努力してほし
事務 な教育環
事務計画に参加し、目的に沿った予算運営の達成率が、 い。 A
境整備 教員と事務職員とで連携を図りながら、県の行財 ・施設設備の保守は、生
予算の効率的な執行に 4: 90%以上であった。 政改革の方針に基づき、効率的かつ効果的に予算 徒の安全にも大きく関連
より、最大限の効果を 3: 80%以上であった。 4 執行に努めた。 するので、今後もしっか
上げる。 2: 70%以上であった。 継続的に予算要望し、措置された白壁の(老朽化 り対応していただきた
対応)改修を実施することができた。 い。
1: 70%未満であった。
業務時間の短縮率が令和2年度比の
・業務時間は、6月12月の比較(R2.4,5月学校 ・Teamsを利用して会議等
会議時間の短縮、ノー 休業のため)では、短縮率が約7%となりやや改 の時間を短縮しているのは
残業デーの啓発、最終 4: 25%以上であった。 善は見られた。(R3 67時間25分/R2 72時間25 よい。
退校時間の相互啓発、 分)部活の大会やその月の行事により、月ごとで ・個人の意識改革を含め、
部活動の週一日休養日 業務時間の差に影響が見られる。長期休業中につ より一層の組織的な取組を
業務時間
の短縮
実施、年次有給休暇の 3: 15%以上であった。 2 いては、積極的な年休・特休取得があり、大幅な 期待したい。
積極的取得等を推進す 減となっている。(R3 43時間39分/R2 69時間 ・業務内容については個人
るなかでタイムマネジ 50分) 差があり、一概には言えな
メント力を上げ、業務 2: 5%以上であった。 ・Teamsを利用した職員朝礼を導入したおかげ いが、ICTの活用や分担等
改善を図る。 で、時間の短縮、伝達の徹底、事前入力、業務の で負担が改善されればよ
見通しなどが図れた。 い。心身ともに健康第一で
1: 5%未満であった。 お願いしたい。
業務 ・業務改善は、なかなか難
改善 しいことも多いかと思われ B
再検査者の受診率が る。必要の無い業務を減ら
すことが重要。どれもこれも
ということは、結局、どれも
4: 100%であった。 できないことにつながるの
新型コロナウイルス感染症の影響により、例年に
健康診断結果に基づい で、業務内容の見直しや、
比べて精密検査の受診が難しい状態となった。職
た健康管理を行い、面 少し大胆な取組も必要。
教職員の 員会議において受診勧奨等意識付けを図った。1
健康管理
談等の機会を使いなが 3: 80%以上であった。 3 月末時点で、精密検査受診率89%。
・教職員の方の健康管理
ら意識改革を行い受診 が不十分であれば、結局、
年度末までに受診率を昨年度同様の100%とす
率の向上を図る。 生徒への影響や不利益に
るよう引き続き受診勧奨を行う。
2: 60%以上であった。 なるので、受診率の向上と
再検査に行きやすい環境
作りが必要
1: 60%未満であった。
5 学校評価総括(取組の成果と課題)
各教室に電子黒板が設置され、授業で板書の代わりに、タブレット端末を使ってのプレゼンテーションを行ったり、試験的な遠隔授業を実施したり、ICTを積極的に活用する教員も
多数見られた。中には、苦手意識を持つ教員もいるが、授業アンケートのweb実施など、比較的取り組みやすい内容から、活用を図る取組をした。
教務 「ICTを活用した授業」が「授業力の高い授業」というわけではなく、ICTは教具のひとつであり、TPOに応じて使いこなせれば良いと考える。今後も、ICTのみならず、研
修や研究授業等を通して、授業力の向上を図りたい。
「初動が全て」をキーワードに、他分掌、家庭及び校外生徒指導機関と連携した組織的・計画的・予防的な指導を実施し、概ね各種問題の解決・解消を図ることができた。交通安全
は、「自他の生命・安全の尊重」を軸に、早朝の登校指導を徹底したことにより、交通事故は4件だった(前年比1件)。しかし、自転車運転の法規やマナーについては一部に規範
意識の不足している生徒がおり、外部から苦情を数件受けた。今年度の自転車通学許可生徒数は全校生徒の57.4%であり、KYT学習(交通安全教室等)と生徒主体の安全意識の
啓発活動(生徒会活動・探究学習等)を継続する。
コミュニケーションスキルの育成は、コロナ禍により昨年度に続き本校伝統の入学直後の礼法指導が十分にできなかったため、挨拶をベースとした毎朝の登校指導、感染症対策を実施
した上での最低限の応援所作練習、放送やオンライン、タブレット等を使用した生徒会執行部による啓発活動等、活動内容を工夫して実施した。学校行事や部活動にボランティア活動
生徒 参加を組み込む等、地域と連携した生徒主体の自主的・計画的な活動を行った。HR担任や教育相談室による面談(保護者面談も含む)を計画的に実施するとともに、生徒の多面的理
指導 解を深めるため、複数の教員やSCによる面談を増やした。これら日常的な生徒観察に加え、毎学期のいじめ・被害等調査により、問題発生時には早期対応・早期解決することができ
た。生徒は全体的に能動的で落ち着いた学校生活を送っており、安心・安全な学習環境づくりの前提となる生徒指導を推進できた。しかし、不測の事態は常に起こり得るので、以上の
取組を基盤にしながら現行の予防的指導体制を発展させたい。
教育相談活動は、教育相談室長を中心に各学年担当の教育相談係がHR担任や部活動顧問等と連携して推進した。初動対応、中学校と連携した新入生の情報共有やSCの活用、場合に
よっては医療機関とも連携した取組により、様々な問題が概ね解決し、HR担任のサポート役として教育相談室が有効に機能した。生徒の多様化により、基本的生活習慣の確立や学校
不適応、通級指導に対応した教員の指導力向上が必要である。今後教員の研修や家庭・専門機関・地域関係諸機関との連携を深め、教育相談体制の充実を進めたい。
家庭学習時間が圧倒的に不足している。生徒自身は、部活動の忙しさを理由に日頃の学習時間が確保できていない。要因としては、生徒自身の自覚の不足があるが、教員側の適切な課
進路 題提供なども取り組んでいかなければならない。進路目標の実現に向けて、日頃から考えさせる工夫と情報発信を十分に行いたい。進路講演会の中止などが続いたので、担任やその他
指導 の教員による呼びかけや意識付けを行いたい。
今年度はホームページについて、より新しい情報を的確に伝えられるように、昨年よりも質の高い内容をよりスピーディーに提供できるように努めた。情報の提供と内容の保護者評価
が70パーセント強であったので、保護者や生徒、あるいは本校受験を考えている中学生が何を求めているのかをもう少し吟味していかなければならない。今年度も生徒・教職員の希
総務 望図書を積極的に購入し、常に新しい文庫を提供できるように努めると同時に、図書委員会を通じて蔵書の貸出率が少しでも上がるように努力した。SNS社会となり、生徒の読書離
れが全国的に進んでいる現状でも、まだ、改善の余地はあるし、教職員全体で取り組んでいける環境を整備する必要があると思われる。。
コロナ禍のため、例年どおりの授業を展開することができなかった。特に準備体操や補強運動では活気ある雰囲気で実施できなかった。スポーツテストの総合判定が伸びなかった原因
保健 にもなっていると感じる。生徒の健康管理では、タブレットを用いて体調を把握するなど、感染防止に努めた。また、体育行事ではキャップの着帽やこまめな水分補給などにより、体
体育 調を崩す生徒も見られなかった。引き続き、生徒に意識を持たせられるような声をかけていきたい。
HR活動や面談、授業、学年集会、学年だより、部活動等を通し、生活、学習、進路に関する情報発信、指導を行うことで、基本的な生活習慣をほぼ確立させることができた。また、
学校行事や総合的な探究の時間、HR活動、授業、部活動等において、主体的な活動を概ね身につけさせることができた。さらに、挨拶、会話等を通じ、コミュニケーション能力を向
上させることができた。
1年 生活習慣の確立に伴い、計画性が少しずつ身についてきたが、必要最低限の学習時間を確保するまでには至っていない生徒が見受けられる。授業や長期休業中の課題、朝学を工夫する
ことで学習習慣の定着を図ってきたが、指導に乗じて計画性をもって自主的に学習する生徒とそうでない生徒の二極分化が始まっている。
進路実現のための基礎作りとして、ある程度の成果は上がっているが、今後、計画性のない生徒や学習意欲のない生徒への指導が課題である。
「明確な進路意識を持ち、実現に向けて行動することができた」の質問内容が変更されたため、以下の質問事項を総合的に判断した。
15「皆さんは部活動や諸活動に積極的に取り組み、充実した学校生活を送っている」_【生徒】そう思う(68.6%)、ややそう思う(26.3%) / 【保護者】そう思う(68.0%)、ややそ
う思う(24.6%)
2年 19「豊浦高校に進学して良かった」_【生徒】そう思う(60.0%)、ややそう思う(34.3%) / 【保護者】そう思う(67.2%)、ややそう思う(21.8%)
コロナ禍で学校行事の多くが中止となる中、奇跡的に実施できた修学旅行ではしっかりとした集団行動ができた。心身不安定な生徒も多かったが、サポートしながら班行動する生徒
を見ると「良き社会人の育成」は順調に進んでいるように感じた。学習面では自身の進路実現に向けた家庭学習時間確保が課題となる。
昨年度に引き続き今年度の3年生も、新型コロナウイルス感染症拡大やワクチン接種後の副反応等により、受験生としての生活を乱される形となった。また、部活動各種大会や学校行
事等も実施されたにせよ延期や縮小となり、不完全燃焼のまま引退した生徒も多く、エネルギーをもて余す者もいた。しかしながら、そのような厳しい状況にもめげることなく、生徒
3年 たちは日々の学校生活を節度をもって送ってくれたが、やはり学習面・進路指導面においては大きな影響を及ぼした。順調に進まない事へのもどかしさや焦りもあったであろうが、毎
日放課後20人以上が自習室を活用して学習するなど、前向きに受験に取り組んでくれた。その結果、総合型選抜や学校推薦型選抜についてはそれなりの成果を残すことができたと思わ
れる。また、年度末に向けて一般選抜においても、最後の最後まで学習・進路指導を継続していきたい。
コロナ禍で制約があったものの、各関係者の協力でスタイルを変えながら諸行事を行うことができた。従来の地域連携ができなかった一方で、OBの協力により行ったキャリアセミ
地域 ナーや文化講演会,交通安全教室などでは、行事そのものだけにとどまらず、豊浦高校のOBとして生徒に影響を与えていただき、成果を上げることができた。また、長府まちづくり
連携 協議会のおかげで、地域貢献をする機会を多く与えていただいているが、豊浦高校主導の行事や地域の人々が校内に関わる行事を設定することが課題に挙げられる。
危険・不具合箇所の早期修繕に努めた結果、施設、設備に起因する事故は発生しなかった。しかしながら、経年劣化する不具合箇所が多数発生していることから、限られた予算の中で
事務 効率的な修繕をしていく必要がある。
全体的には、前年度より働き方改革の意識が進み、業務時間の削減につながっているが、業務時間の多い教員が固定化しており課題が残る。部活動の業務が主な原因となっており、
業務 個々の教員の努力に任せるのではなく、組織的な取組として業務の平準化を図る必要がある。
改善 ICT化が進み、職員朝礼サイトや各種アンケートなど業務の軽減につながる体制をつくることができたが、新しい業務が次々と増えるためにその対応に苦慮した。
6 次年度への改善策
教務 生徒の学習端末を、授業でどのように活用できるかを、各教科での研究授業の課題のひとつとして取り上げる。
「安全」については、安全の三領域(生活・交通・災害)を基軸に、防犯、交通事故予防、防火防災に関する対策を具体化させる。防犯訓練、交通安全教室、災害避難訓練、AED講
習等を、警察、消防、その他専門機関等の指導を受けながら、生徒会やHR活動において生徒が主体的に行動できるよう啓発指導を行う。これらを通じて生徒の生活実態に即した危機
生徒 管理能力(危機回避×危機対応)の育成を図る。「豊かな心の育成」・「教育相談」については、引き続き、校内での情報共有と共通理解、家庭、出身中学校、専門機関、地域社会と
指導 の連携を重視する。特に、教員の研修を深め、問題の未然防止、早期発見・解決に努める。その他、他校生徒会との連携(オンライン等)の検討や、若い世代の教員のへの生徒指導ス
キルの継承を行いたい。
進路について意識向上できる取組の機会を増やしていきたい。先輩やOBによる話は身近なものとして、生徒自身を高めてくれると考える。また、進路講演会など情報発信の機会を継続
進路 して計画していきたい。さらに、学力定着に向けて、定期考査をはじめ、外部模試の実施や分析会を通して、向上をはかりたい。また、教員の進路意識向上にも今以上に努めたい。こ
指導 れらの取組により、生徒のより高い進路意識が出てくると考える。
豊高ホームページについては、魅力ある豊浦高校を、豊浦高校に興味を持つ中学生やその保護者、また在校生やその保護者、多くの卒業生に発信できるよう、内容を吟味しながら、さ
らなる質の向上に努めたい。また、PTA総会は、今年度・一昨年度に続き、コロナ禍において書面による開催となったが、来年度は状況を注視しながら開催方法を工夫して、何とか保
総務 護者に来校してもらえる形を模索していきたい。コロナ禍の厳しい状況であるからこそ、保護者の希望や改善要求といった生の声に耳を傾けながら、学校からも保護者が本当に欲しい
情報を、ホームページやマチコミメールを通じて発信していきたい。
来年度もコロナ禍での授業や体育行事が予想させる。今年度は対面で実施する柔道をダンスの授業に変えるなど対応した。このように予め様々なことを想定して授業の準備を進めてい
保健 く必要がある。、また、今年度同様に、新型コロナウイルス感染防止に努め、学校内でのクラスターなど起こさないよう、学校医や学校薬剤師と密に連絡を取り合い、生徒・教職員の
体育 安全を確保していきたい。
高校生活を1年間過ごし、生活習慣が定着してきた状況で、さらなる具体的な時間の使い方・学習方法を指導することが必要である。アンケートにおいても「工夫して学習時間を
作りたい」との意見が多数あった。計画性を持たせるため、年間や各学期の予定を確認する指導や引き続き部活動の計画を早めに示すことを行い、「生活全般および学習」の計画概
要を立てるよう促すことが大切である。また、進路実現のための具体的な情報取集・対策を指導し、進路への意識をさらに強く持たせることで、学習への意欲を強めたい。特に、中
1年 間層には計画性・学習方法の工夫を中心に指導したい。
HRや教科はもちろん、部活動において上記のことを指導することは非常に有効である。特に、下位層には学習意欲や継続性を中心に、学年と部活動が連携をさらに強化して指導
したい。
例年実施される「進路講演会」「大学訪問」等もコロナ禍でほとんど実施できないまま現在に至っている。実施できても全て「リモート」で「生の声」を聞かせることができず、進
路意識高揚のキッカケを作りにくかった。
2年 9「家庭学習をよく行っている」_【生徒】そう思う(21.7%)、ややそう思う(44.0%)/【保護者】そう思う(20.6%)、ややそう思う(38.3%)
課外授業・塾等で勉強する生徒もいるのだろうが、「聞く」「見る」だけで「理解したような気になっている」生徒は多い。半数近い生徒に対して、主体的な家庭学習に向けた取組
を検討する必要がある。
まずは、新型コロナウイルスの感染が収束して本来の活気あふれる高校生活が送れ、生徒たちが充実感を満喫できる状況が取り戻されることを切に願う。これこそが、本校の教育目標
である「『文武一徳』の人づくり」のベースとなるものである。順調に落ち着いて進まない事へのもどかしさや焦りでぺースを乱すなど、右往左往した今年度3年生であったが、共通
3年 テスト3年目となる来年度は落ち着いて受験生活も送れるのではないだろうか。言葉は悪いが、今年度3年生は高校入学時点で25人もの定員割れの学年である。進路指導課のご尽力
で学校全体の進路指導体制も充実してきているので、来年度3年生は今年度の様子を踏まえ、本校の重点目標である「進学実績の向上」に繋げてもらいたい。
地域 関係の各係や部活動で地域に貢献しているが、学校全体で地域連携に関わっていく体制づくりや教育課程への位置づけが必要である。また、学校で行われる諸行事や教育活動に、地域
連携 の人々に参加してもらうような企画を設定し、さらに地域との連携を高め、開かれた学校づくりを図る。
修繕必要箇所が多発しているため、優先順位、必要性等を勘案し、なお一層の効率的な予算執行を図り、事故防止に努める。また、新型コロナウイルス感染症対策については、引き続
事務 き必要な対応を継続していきたい。
新しい業務に対応していくためにも、分掌の再編を検討する必要がある。その際、今までの業務や行事などの見直しを図り、スクラップ&ビルドを行う。
業務 様々な業務のICT化は、新しいことを導入するという労力もあるが、業務を軽減するためにも必要なツールという観点でさらに進めていく。また、経費節減の上でも各種資料のペー
改善 パーレス化などを進める。
また、学習指導や部活動指導のあり方について、学校全体で意識改革を行い、方向性を確認する中で、業務改善の方策を探る。