校長4挨拶
小倉高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は、明治41年に、福岡県立小倉中学校として設立され、今年度で創立114年目を迎えます。開校以来一貫して、「文武両道」「質実剛健」の校是のもと、日本を牽引する人材の育成に努め、多くの有為な卒業生を輩出して参りました。近年では、平成17年度からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、先進的な理数教育を展開するとともに、国際性を育むための取組を推進してまいりました。この間、多くの成果を上げてまいりましたが、昨年度末をもってSSHの指定から離れ、新たな小倉高校の教育活動を展開すべく再スタートを切りました。今年度は、新しい学習指導要領が実施される年です。主体的・対話的で深い学びを目指す授業改善、観点別学習状況の確実な遂行、さらには1人1台パソコンに代表されるICT機器の利活用など多くの課題解決に向けてのスタートでもあります。
再スタートにあたり、本校に与えられた社会的役割(スクールミッションといいます。)も再検討し、目指す学校像を「より良い未来を創るため、生涯学び続け、社会や他者へ貢献できる人材を育成する学校」とし、目指す生徒像として「絶えず自分の道を模索し、自己実現に努め、将来を切り開く気概と他者への思いやりの心も持つ生徒」を掲げることとしました。さらに、求める生徒像(アドミッションポリシー)、教育内容(カリキュラムポリシー)、育成する資質・能力(グラデュエーションポリシー)も見直しました。カリキュラムポリシーでは、「生徒の『高い志』の進路実現を支援する質の高い授業」「他者と協働して事に当たる力を身に付け、深く考える力を伸ばす総合的な探究の時間」「自尊感情を高め、他者との協働を軸に、実践的な生きる力を養う学校行事や部活動」の3点を掲げ、日々の教育活動に邁進しております。スクールミッションやアドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、グラデュエーションポリシーなどにつきましては、本HPに掲載しております令和4年度の学校経営方針やグランドデザインに詳細を記載しておりますので、ご覧いただけると幸いでございます。
昨年度の進路実績は、東京大学6名、京都大学7名、九州大学40名、国公立医学部医学科には19名が合格するなど、大変素晴らしいものでした。部活動も新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも健闘し、科学部の全国大会を筆頭に、九州大会へは水泳部、吹奏楽部、書道部が出場、県大会へは15の部活動が進出し好成績を収めています。倉高は元気です。
今年度も、新型コロナウイルス感染症の影響は続きそうです。様々な制限の中での教育活動にはなりますが、「今できる最高の教育活動」を追い求めつつ、生徒や教職員、保護者の方々や同窓会、地域の方々など小倉高校を支えてくださる全ての方々と協力しながら、小倉高校のさらなる充実・発展を目指していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
令和4年4月
福岡県立小倉高等学校
校長5 乕谷 浩一