様式1
令和元年度 学校評価報告書 ( 計画段階 ・ 実施段階 )
いずれかを○で囲む
学校名 福岡市立福翔高等学校 学校経営方針・学校教育方針 今年度の重点目標 評価(総合)
(1)学力と体力の修練に努め,その充実・向上を図る。 (1)和の学校運営と「希望進路の実現と部活動の活性化」
ふりがな たにもと のぼる
(2)礼節をわきまえさせ,基本的生活習慣を身につけさせる。 校長を中心に調和のとれた運営を行うとともに,生徒の進路実現を最重点にし,進学では,難関私立(西南学院大を含む)200人以上を目標に,就職では,内定率100%を目標に挑戦し,全教師で努 学校自己評価 学校関係者評価
力を継続する。また,部活動の活性化を推進する。(体制,実績,活動内容等)
学校長 (3)責任感と協調性をもち,勤労を尊ぶ精神を養わせる。 (2)授業改善・授業改革の推進と若手教師の育成
氏 名 谷本 昇 (4)個性を生かして創造性を発揮させ,適性と能力に応じた進路指導の推進を図る。 授業改善工夫につながる校内研修会を計画的・組織的に取り組む。また,市立高校の将来を担う若手教師を,ひとりの社会人,ひとりの教師として全教職員で支援し育てる。
(5)自主的・自発的な精神で生活を営む態度を養うよう努めさせる。 (3)キャリア教育の充実
A A
総合学科高校として「産業社会と人間」を中心に,ジュニア・アチーブメント・プログラム(ジョブシャドウ・SCP・ミース)に全教職員で取り組む。
校長本校在校年数 4年 (6)人としての生き方在り方を追究させることを通して,人権尊重の意識を高め, (4)組織的な学校運営と危機管理の徹底
差別をなくす力を育てる。 「すべては生徒のために」を常に意識し,教職員のもっている力を結集して,各部・各教科等が連携し,組織的に生徒の指導や校務運営にあたるとともに,日常的に危機意識をもち,起こりうることを想
学校関係者 ふりがな かわぐち みよじ (7)コミュニケーション能力を高め,多種多様な情報を適切に収集・処理・発信で 定しながら教育活動を行う。
きる能力を育てる。 (5)福翔改革サードステージ第2章の推進
評価委員会 3の進学支援プログラム(矢)と3つのオプション(羽)への新たな取組み
委 員 長 氏 名 川口 三代次
(1)学習意欲を喚起する授業の指導工夫が必要である。教える内容のマイナーチェンジでなく,教え方のモデルチェンジをもっと求めていく必要がある。
昨年度の成果と課題 (2)「コミ学」の取組を通して更に関係性の質を高めていくことが,最後まで一体感をもち,一人一人のやり抜く力の育成につながる進路指導になると思われる。
(3)部活動指導と教科指導の一体化が福翔全体の教育活動の相互作用を高めることにつながると思われる。
目標及び具体的な方策等 学 校
評価
学校自己評価 取組状況・成果・課題 関係者 学校関係者評価委員会からの意見等 今後に向けての方針・改善点
項目 目標 具体的方策
評 価
主体的・対話的で深い学びが得られるような授業 授業改善のために授業評価アンケートの工夫改善を図 今年度より,授業評価アンケートの実施方法を改善した。 ・授業評価アンケートの提出率が9 ・今年度改善した,授業アンケート実施方法をより浸
改善を図り,生徒の学習意欲を高めるとともに, るとともに,教科内の研修活動につながる工夫を図 A 具体的には,教員あたりの実施クラスを減少さえ,教員の負 0%後半は素晴らしい。授業評価アン 透させていきたい。また,その結果を,今年度はA事
個々の生徒の進路実現を目指す。 る。 担軽減をはかり,全員の教員に提出を求めた。また,集計作
業の軽減のため,様式を1つにした。この結果,提出率が9 ケートをもとに,授業の改善・工夫が 業にフィードバックさせたが,次年度はそれにかわる
研修会(A事業,教科研修)の充実を図り,授業改善 なされていと考える。生徒への授業評 研修等にフィードバックさせて,授業改善につなげて
教育 A A 0%後半になり,全職員に浸透できたと思う。A事業にも,
に努めていく。 授業アンケートを活用することで,より充実するものになっ 価の結果は,必ずフィードバックをし いきたい。
A
課程 た。教科主任会で,観点別評価等懸案事項を検討することが
・
教科主任会を活性化し,教科間の情報交換と情報共有
A てほしい。 ・改革検討委員会,教科主任会を中心に,観点別評価
を図り,教科・各部からの提案等を検討する。 B できた。
・A事業を参観させていただいたが, の導入に向けて,意欲的検討していきたい。
学習
指導 ・教育課程の検証と改善を図る。 新しいプログラムをより充実させるような取組みを各 改革検討委員会と教科主任会で,令和4年度から実 熱心に指導される先生が多いことに感 ・推薦入学者については,推薦入学者カルテを活用す
・推薦入試の改善を図る。 教科・各学年との連携を密にし行う。 A 施される新教育課程の検討に入った。今後,各教科と 心した。 るとともに,入学後の定期的な面談等を通して,支援
推薦入学者カルテを利用し,今年度も継続して面談を
A 協議を重ねより良いものを作成していきたいと考えて していきたい。
A いる。今年度も,推薦入学者の面談を行うことができ
行う。
た。
規範意識の高い生徒を育てる。 明確な基準を持って風紀指導の徹底を図り,主体的に 風紀検査を年3回に減らし,日頃の指導を心がける ・校内における生徒の風紀や挨拶は良 ・風紀に関しては非常に落ち着いている。しかし,自転車通
ルールやマナーを守ることの必要性を学び,理解させ A ように変更したが,風紀の乱れもなく主体的に行動 いと感じる。しかし,校外での指導は 学者のマナーについて,事故も相変わらず多く,苦情もあ
る。 し,落ち着いた生活を送っている。自転車通学者のマ 何処で線引きされているのかと思う。 る。その都度,全体指導,個別指導,登下校指導を行ってい
自転車通学者に対し,駐輪,交通マナーの徹底した指 A ナーについて,全体指導と個別指導を継続指導に行っ るが,生徒が自ら考えることができるような取り組みを考え
・通学路の道路が狭く,アップダウン
導を行い,主体的に行動できるようにさせる。 B てきたが,1年生の事故が多く,苦情は部活動休養日 る。生徒会を活用する,登下校マナーマップの作成など進め
の火曜日が多いので,下校指導を継続していく。
があるのでやむを得ないが,道路一杯 ていきたい。
に広がって走行しているのを見かける
基本的生活習慣の確立を図る。 時間の大切さを自ら考え,先を見通した行動ができる 全体的に挨拶はできているが,場面と状況に応じた ので,自転車通学の交通マナーについ ・全体的に挨拶はできているが,もっと来客者への挨拶が積
ように,5分前行動ができる習慣を身につけさせる。 A 挨拶ができていない。また,来客者への挨拶が,不十 極的にできるように指導していく。また,学校内での行動や
A
ては,継続的なご指導をしてほしい。
生徒 分な生徒がいるので指導徹底させたい。「いつでも, 頑張りが,地域社会でも活かすことが,自分の成長や学校の
A A ・花畑校区は,南区で2番目に高齢化
指導 その場に応じた挨拶や状況に応じた適切な行動ができ どこでも,どなたにも」,さわやかに笑顔で挨拶がで 活性化につながっていくことを理解させる指導をしていきた
きるように,職員自らが率先垂範を心がけ,指導し続 が進んでおり,貴校の通学路には小学 い。
るよう適宜指導を行う。 B 校もある。高齢者や児童の安全を守る
けなければならない。
「福翔高校いじめ防止基本方針」に基づき,総合 定例の(月1回)「いじめ防止対策委員会」とその事 定例の「いじめ防止対策委員会」とその事務局会に
ためには交通マナーの指導を入学時か ・定例の「いじめ防止対策委員会」とその事務局会におい
的かつ効果的に推進する。 務局会において,未然防止,早期発見,早期解決等にあ A おいて,クラス生徒,学年,学校全体の雰囲気を感 らしっかりとしてほしい。 て,生徒,学年,学校全体の情報を共有することが密にでき
たる。 じ,情報を共有することで,早期に発見し未然に防止 ているため,対応が丁寧で素早くできている。チームとして
A することができた。生徒への対応が丁寧で早くできて 取り組める雰囲気つくりを大切にし,今後も継続していきた
各部,各教科会,部活動顧問者会等において,共通理
解をもって指導し,認め合い,支えあう人間関係づく A いることで,職員と生徒との信頼関係も良好であると い。
りを推進する。 いえる。
生徒一人一人の進路保障を目指し,適切な指導・ 本年度からの新しい形態での課外や補習を計画的に準 課外については,実施形態を大幅に変更し,課外費 ・キャリア教育については,講演会や ・課外や補習については,本年度の形態をベースに学年や教
助言を行う。 備して,円滑に進める。 B 徴収の方法なども含めて改善を進めることができた。 面談等のきめ細かな指導によって,一 科と連携して,次年度の実施を計画したい。
サテライト講座などの運営において,次年度への課題 定の評価と成果を得ているが,高大連 ・次年度はサテライト講座とスタディサポートを廃止し,ス
産業社会の人間や総合的学習の内容を深化し,生徒が A
が残った。「産業社会と人間」では,探究活動にもつ 携を図り,さらに高い目標をめざした タディサプリを導入するので,有効に活用できるよう研究し
主体的に進路目標を設定できるよう,指導・助言を行 A ながる新しい取り組みを実施するなど,内容を深化す たい。
う。
ることができた。
取組を充実させていくことで,全体の
学年に応じた情報の提供や支援を行う。 学年部と進路指導課の連携を強化し,進路指導課から 学年部との連携は,模擬試験の結果分析を効率的に レベルアップにつなげていく必要があ ・進路部と各学年を繋ぐものとして,キャリア教育を位置づ
B る。また,大学入試改革の動向を掴
A
の情報発信を積極的に行う。 行えるよう,次年度に方法を模索したい。キャリア教 け,キャリアパスポートの円滑な導入を図りたい。また,総
進路 B 育については,高大連携や校内での新しい取り組みな み,的確に対応していくとともに,生 合的探究の時間をの本格実施に向け,探究活動を充実させる
ジュニアアチーブメントプログラムなどを有効に活用 A
指導 A どを進めることができた。 徒や保護者に積極的に情報を発信して よう努力したい。
し,キャリア教育を一層充実させる。
いく必要がある。
基本的な図書館利用技術を身につけさせ,主体的 図書館の利用を活性化し環境の整備を進め,読書指導 日頃の利用促進により,来館者数は増加した。本年度も学 ・授業等において,積極的に図書館を ・図書館活用の促進のため,「図書館運営方針」の全教職員
な学習活動ができるようにさせる。図書館の有効 の充実を図る。昨年度に引き続き,学級に出張貸出を A 級に出張貸し出しを行った。また,生徒図書委員会による野 活用する工夫をすることで,優れた文 及び全生徒・保護者への周知徹底及び広報に力を入れていき
利用を促進する。 行う。 多目小学校への読み聞かせ派遣を行い好評だった。 たい。
A 章に親しみ,多様な視点や広い視野を
蔵書数の増加(学校図書館の標準蔵書数)を目指す。 蔵書数は標準の半数程度にしか満たないものの,書 獲得し,知識と教養を深め,思考力・ ・図書館環境整備の一環として,蔵書バランスを改善し,標
選定に関しては,授業等での利用促進のため,専門図 B 架の関係から,内容が古い・利用の見込みのない資料 準蔵書数の確保を目指していきたい。また,ICT機器の導入に
判断力・表現力の育成を図ってほし
書を優先的に整備する。 の除籍を進めた。今後,一層の整備に力を入れたい。 よる図書館の授業等への利用の促進を図っていきたい。
い。
アクティブラーナーの育成 希望進路実現のための柔軟なカリキュラム検討・実施 新学習指導要領に伴う教育課程の検討について始めたばか ・サードステージ第2章についての取 ・福翔サードステージ第2章の3本の矢については,円滑に進行する
主体的・協働的に深く学び続ける教員・生徒を目指 及び新学習指導要領のカリキュラムの検討 りである。学校の基本方針を示し具体的なカリキュラムにつ 組みは,意欲的で,その成果が素晴ら ことができるよう改善点があれば,柔軟に対応して解決を図ってい
A いては今後検討を進めていく。 く。特にスポーツ・文化プログラムの生徒に対する進路保障ができる
して 「福翔サードステージ第2章(3本の矢)」を進める。 しく,充実感を感じる。
A 「サードステージ第2章(3本の矢」)については,課題が ようなシステムの充実を図っていきたい。また,3つの羽のうち海外
あれば対応策を検討し,次年度へつなげる。「中学校,大学 ・SDGsは全世界共通の課題で,企業 異文化体験研修は新型コロナウイルスにより中止となってしまった
部活動活性化に伴う積極的発信
B の交流」(150回),「部活動生集会」(1回)実施した。 でも取り組んでいる内容です。先進的 が,引き続き実施していく。
「中学校,大学との交流」「部活動集会」
A
に取組んいることに期待感を感じてい ・部活動生集会を活発化させていきたい。
学校 主体性の育成につながるキャリア教育の推進 異文化・語学体験プログラムの検討・実施 異文化体験プログラムについては2月にセブ島へ3泊5日
る。 ・コミュニケーション学習プログラムには振り返りのための定型レ
A の予定で計画した。55名から応募があり,2次審査をして15名
改革 「福翔サードステージ第2章(3つの羽)の検討・実施 A ・異文化体験学習のセブ島研修は素晴
ポートを作成するなどの学習を設定し,表現力を高める取り組みを行
の参加に絞った。SCPについては,より充実した体験がで いたい。
きるように計画を見直したがアジア大会(グアム)に向けて らしい取組です。次年度も継続的に進 ・SDGsの取り組みは,次年度は対象生徒を広げ,全校的な取組と
ジュニア・アチーブメント教育プログラムの効果的活
A の準備が慌ただしくなった。SDGsの探究活動にも取り組 めて,体験したことを全校生徒に伝え なるように検討を重ねていきたい。
用と体系的なコミュニケーション学習の実施 むことになったため,今後は社会問題を解決できる商品開発 ・キャリア教育の推進について,学校として一体となって取り組める
「SCPの活動充実」「SCP活動積極的発信」「コ A てほしい。
を検討したい。体系的なコミュニケーション学習は次年度新 ように引き続き取り組んでいきたい。
ミデイ」「コミキャン」 たな取り組みをいれたい。
集団活動を通して,自主的・実践的な態度を育て 体育祭・文化祭などの行事1を,生徒会が中心となり, 生徒会総務が中心となり,各学校行事2の運営を生徒 ・部活動が活発で喜ばしい限りであ ・年度末を迎え,本格的に120周年行事3の準備が始まって
る。 自主的な企画・運営ができるように支援する。 A 主体で行うことができた。文化祭は各クラスの委員が る。文武両道を通して,人気の学校に いく。生徒会を中心に各クラス委員,部活動等が一体となっ
A 企画・運営に尽力する姿が印象的であった。体育祭で なっている。また,生徒会活動,体育 て行事4運営にあたれるよう指導・支援を行っていく必要があ
規律ある自主的,主体性ある取り組みができるように
A は,ブロックのリーダーたちが日に日に成長し,全体 る。また,各部署とも連携を取り,職員間でも情報共有を進
A
指導・支援する。 祭,文化祭は,生徒の主体的な頑張り
特活 をまとめていく様子が見られた。 めていく。
A で素晴らしいものとなっていました。
指導 体育部・文化部の活動の更なる活性化を目指す。 定期的に部活動顧問会議を開き,規律ある一貫した指 各学期ごとに部活動顧問会議を開き,活動目標や
・部活動の「原則毎週火曜日の休養
・生徒のより活発的・効率的な活動を進めていくとともに,
導ができるよう意見交換,情報共有等に努める。 B ルールの確認を行うことができた。部活動加入率目標 職員の働き方改革を推し進めていくという意味でも活動時間
B はおおむね達成されており,生徒会主催の部活動集会 日」は生徒の休養と働き方改革のため の短縮・活動内容の工夫改善を図る。完全下校時刻を早め。
部活動加入率90%以上を目指し,部活動生が学校の真 にも必要である。
B も開催することができた。目標どおりの達成度であ そのなかでも今以上の実績を上げていけるよう研修や研究に
のリーダーとなるように研修を行い育成する。
る。さらに工夫改善を加えていく。 尽力していく。
基本的な生活習慣を確立し,心身ともに健康的な 毎朝健康チェックを実施する。出席状況に変化がある 毎朝健康チェックを行い欠席や遅刻が多い生徒の把握をし ・SSWが入るケースについては,必 ・今年度からSSWが配置となり,今まで学校が関わること
学校生活を送ることができる力を育成する。 場合には,その原因を把握し,いじめ防止対策委員会 ている。いじめ防止対策事務局会の中でも支援策を検討し担 要に応じて中学校との連携も進めてほ ができなかった部分(家庭の経済問題など)にも支援ができ
B 任やスクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカーと
等を通じて学校生活を円滑に送れるよう支援してい しい。 るようになった。SSWとSC,学校が協力しながら生徒の
く。 連携した支援ができている。特に今年度から配置されたSSWに 問題に取り組む体制を維持していく中で今後は中学校や他の
A は様々な面で協力して頂いている。また,各研修については ・心に悩みを抱える生徒の対応につい
防災避難訓練やAED,エピペン研修などを行い,生 関係機関と連携して問題解決にあたることも視野に入れてい
今後も計画的,継続的に行い不測の事態に備える体制を作っ て,今後もしっかりと関わってほし
A
保健 徒が安心して健康的な学校生活を送ることができるよ A ていきたい。
きたい。
うに努める。 い。
環境 A
・花いっぱい運動に参加,協力してい
美化 身の回りの整理整頓をはじめ,校舎内外の環境美 毎日の清掃活動を確実に行う中で,生徒会や福祉委員 PTAや地域の方と連携し,トイレ一斉清掃や花いっぱい運動 ・職員や生徒にゴミ分別のルールを周知することでゴミの減量やリサ
A ただき感謝している。(町内会)
化に対する意識を高め,心豊かに学校生活を送る を中心にリサイクル活動を推進する。 を円滑に実施できた。参加者はそれぞれ,249名,72名 イクルが浸透してきているので,今後も一層の減量を目指す。本年度
ことができるよう支援する。 に達し特にトイレ一斉清掃では日頃できない箇所まで念入り より清掃時間に音楽を流したが清掃に対する良い動機付けとなったの
PTAや地域の方々と連携し,校内美化の一環として A に清掃できた。日常の清掃では生徒会福祉委員が中心とな で継続していく予定である。
トイレ一斉掃除や花いっぱい運動を実施する。 A り,清掃及びゴミ減量,リサイクル活動への意識を高めてお ・PTAや地域の方々と清掃や環境美化活動を行うことは生徒にとて
り,今後も推進していきたい。 も良い刺激となっている。更なる充実に努めたい。
基本的生活習慣を確立するとともに,自ら意欲的 「産業社会と人間」の授業やホームルーム活動を通じ 入学当初は新生活への順応に時間を要した生徒もいたが, ・福翔生としての学習・生活の基礎・ ・福翔生として生活の基礎を確立するという目標に対しては,「時を
に学習に取り組ませる。 て,自己の将来に向けて目標設定をさせ,意欲的に学 A 文化祭を機に活気が出てきた。日々の学習態度も落ち着いて 基本の確立に取り組んでいる。高校 守る」「挨拶をする」「気遣いをする」という3点に焦点を絞り指導
習に取り組む態度を育成する。 いる。11月には2年次コース選択があり,それぞれのコー を行ってきた。生活面では成果を実感する反面,学習面については課
スが決定した。課外が希望制となり,自らの希望進路に応じ ギャップを抱える生徒や文武両道に悩 題が残る。自主的に学習に向かう生徒を育成することが,次年度の学
規則正しい学校生活を送らせるとともに,計画的・継 A む生徒に対しては,しっかりと対応し
た学習スタイルを考えさせる契機となった。今後はコースの 習に関する目標となるだろう。2年次はコースに分かれたクラス編成
続的に家庭学習に取り組ませる。 B 特性や資格取得も考慮に入れ,進路実現への意識をさらに高 てほしい。 となるため,コースやクラスにおいて学習の目的意識を統一させなけ
A
めていきたい。 ・1年生は,今年度から課外が希望制 ればならない。
1学
A となったことで学習指導に不安もあっ
年 学校行事5に積極的に参加し,集団への帰属意識を 本校の伝統や校風を理解させ,高校生として相応しい 学年スローガン「HAVE A GO -挑戦しなければ成長はない- ・次年度の学校行事6は,2度目の参加のため,より目的意識
高めさせる。 態度を育成する。 A 」の元,様々な取り組みに対して積極的な参加を促してき たと思われるが,日々の学力向上への を持って臨まなければならない。文化祭,体育祭,研修旅
た。日々の生活や学校行事7により,集団作りは概ね良好だと 取組みや年間を通しての学習会を実施 行,それぞれ何を目指す行事8なのか,丁寧に指導していきた
各行事9の意義を理解させ,積極的に参加する態度を促 A 言える。特に文化祭ではモザイクアート企画や学年合唱は, する等,「学び」を生徒に理解させて い。その上で生徒が主体的に活動できるようなリーダー教育
し,集団への帰属意識を高めていく指導を行う。ま 集団への帰属意識を高める上で効果的であった。その効果が
た,安心して過ごすことのできる環境づくりに努め
A 体育祭にも波及したと実感している。
と思われる。 が根気強く求められる。
る。
基本的生活習慣の確立とともに,落ち着いた学校 5分前行動。挨拶,言葉遣いなどの指導を徹底し,文 時間の管理は,概ねできているが登校時間について ・5分前行動,挨拶,言葉遣い等,規則正 ・教科で学ぶこと以外に学校内で学ぶことについては
生活のもと,文武両道に努めさせる。 武両道に努める環境を作る。 B は,余裕がない生徒が10名程度いる。年間を通して しい生活を送るよう指導を継続している。 限りがあるが,少なくとも学校内で学んだことは,学
時間を守ることや時間にゆとりをもつことの重要性を ・2年生は,希望進路目標を明確化させる 校外で発揮できるよう指導してきたが,指導の丁寧
進路目標を明確にし,自ら学ぶ姿勢を身につけ,計画 言い聞かせ指導してきたが,指導の効果が現れること ことが必要である。受験生としての意識は
B さ・粘り強さ・根気強さの欠如によって求めているレ
的に学習に取り組む態度を養う。 は残何ながらなかった。指導不足とは感じてはおらず どの程度高まりつつあるのか。
ベルに達していない。学校で学ぶ意義について時間を
B 手詰まりの状態である。今後も指導は継続していく ・研修旅行等の行事10において,集団の一員
A
2学 が,別の何らかの手立てを模索していく必要がある。 としての意識付けに取り組んでいる。研修 かけて丁寧に言い聞かせて納得感を持って実践できる
B 現時点では無策である。 旅行の目的地や研修内容は,生徒アンケー よう指導していく。
年
学校行事に積極的に参加し,集団への所属意識を 各行事において,一人ひとりに協力のあり方と重要性 研修旅行については,自立した行動ができるよう指 トの活用も必要に感じる。 ・研修旅行では,学校外での自立した行動に期待をしていた
高めさせる。 を理解させ,集団への所属意識を高めることができる A 導してきたが,なかなか多くを求めることができない ・2年生は中だるみの学年だけに,自主性 が,多くを求めることができなかった。公共の場での言動の
ようにする。 ようである。少なくとも学校で学んだことを学校外に をもった生活と夢や目標をもった生活がで 仕方をはじめホテルの従業員の方にあいさつをすることがそ
A つなげることができるように指導し,学校外で学んだ きればよい。 こまで難しいとは思えないが,現実は現実として受け止め不
研修旅行の意義を理解させ,積極的に参加する態度を
促し,自立した行動ができ,成長した姿や態度を実感 A ことを学校で活かすことができるように指導し,成長 本意ながら設定を変えて指導していかざるを得ない。
させる。 したことを実感させてあげたい。
進路実現のために適切な進路指導を行う。 三者面談をはじめ,個人面談を十分に実施し,模試 各担任が二者面談・三者面談を計画的に行い,生徒・保護 ・他校の高校生の様子から,ルール・ ・各担任が面談を通して生徒の適性を見極め,AO入試や推薦入試を
データの分析や志望校決定に関して,学年全体で細や A 者の希望に添う進路指導を行うことができた。今年度は従来 マナーの徹底が出来てなかったり,自 活用し,合格率を挙げることができた。総合学科らしい多様性に富ん
かな進路指導を行う。 のセンター試験最後の年ということで,入試難化が取り沙汰 だ進路選択が出来た一方,成績上位者に大学進学の意味を充分伝えら
されたり,来年度の試験が大幅に変更されたりと進路指導に 主性がやや欠ける特徴を感じる。しか れなかったことに課題が残った。一般企業の就職は順調であったが,
A
高い進路目標を持たせ,その実現のために,最後まで かなり苦戦した。先の見えない中で各担任がよく研究し,生 し,福翔生は自覚と誇りをもって,学 県警受験では苦戦を強いられた。適性を見極めさせることも必要では
あきらめず,やりぬく態度を育成する。 A 徒の実情に合わせた進路指導ができた。 校生活に主体的に取組み,文化祭や体 ないかと思われる。
A
3学 育祭では3年生の頑張りを感じた。
A ・面接等を計画的に実施し,生徒の進
年 最終学年としての自覚を促し,学校行事に積極的 文化祭や体育祭をはじめ,行事に積極的に参加する態 A
非常に素直で,常識的な行動をする118回生であった
が,自主性にやや欠けるところが悩みの種であった。しか
・部活動終了後の規範意識の維持をどうするかが今後
に参加する態勢を整えさせ,自律的に動く集団作 度を促し,達成感や成就感を感じさせる。 路目標を明確化させ,意欲を高めるな の課題である。学年だけではなく,職員全体で授業の
りをさせる。 し,今年度は文化祭で全てのクラスがゲームなどのイベント
リーダーを中心に設定した高い目標を共有させ,目的 を計画し,実行したことで計画性や団結力が養えたと思われ
ど,丁寧な指導・支援が出来ている。 挨拶のやり直しなどに取り組む必要がある。自主性は
を達成するに相応しい自発的自律的な行動は何かを各 A る。体育祭も下級生を積極的に指導し,自分たちなりの特色 入試制度の大幅な変更は受験生にとっ 役割を与えられ,自由度を上げることで自然と身に付
人に考えさせることで,集団の力を最大限発揮するこ B を発揮しようとよく努力していた。教員の手を離れ,自立し ては厳し状況があると思われるが,最 くところもあり,生徒を信頼し,任せる勇気はむしろ
とができるようにする。 ようとしていた態度が確立できた。 後まであきらめずに頑張ってほしい。 職員の方に求められると思われる。
本校が抱える人権に関する諸課題に対応する職員 特設人権教育の指導内容と方法を検証し,本校の抱え 特設人権学習については,例年通り,1年次は身近な ・3年間を見通した人権学習の充実を図り,計 ・校内研修会や市立高校進路保障研究会,外部団体の研修会
研修会を企画し,人権にやさしい学校を創造する る人権に関する諸課題に対応するよう改善を図ってい A 差別,2年次は部落差別,3年次は,就職差別と結婚差 画的に実施されている。また,全ての教育活動 等において,学び,あらゆる人権問題に対する人権感覚を育
取り組みを推進する。 く。 別を実施した。校内職員研修は,ここ数年頻発してい の中で人権教育が推進されていると思われる。 み,人権が尊重される環境づくりを行う。また,中学校との
A 「ガイジ」発言など,相手を傷つける言葉の指
る(1年次生)「差別事象」(「ガイジ」発言等)につ 連携について,研修会・研究会等の実施が可能か研究をはじ
校内職員研修のさらなる充実に努め,全教職員の外部 導では,中学校段階における人権教育との連携
B いての研修を実施した。 めたいと考える。
A
研修会への積極的な参加を呼びかける。 が必要である。
人権 ・人権教育推進や特別支援教育について,体制
A
教育 教育相談活動の充実をはかり,実効的な活動を推 気になる生徒の早期把握と情報共有化を推進し,SC, 不登校傾向の生徒への対応を効果的にするため,SC,SSWを
の構築と充実を図るなど組織的に取り組むこと
・今年度においても管理職や教諭,養護教諭,SCと情報を
進する。 SSWの協力・助言を受け,不登校・休学・中途退学の A 交えて,毎週,情報共有のための会議を開いた。SCの助言・ 共有することで,校内の不登校や様々な問題に関しても教諭
ができている。いじめ発覚の場合は,いじめ防
生徒の減少をはかる。 面談及び,本年度より配置されたSSWの助言・協働に多大な助 が一人で悩みを抱え込むことなく,素早く対応をすることが
止対策事務局会で速やかに対応している。通級
A 力をいただいた。通級指導についても,円滑かつ効果的に
指導では,特別支援教育コーデイネーターが中 できた。また,本年度より配置されたSSWとの協働や特別支援
特別支援教育について全教職員で共通理解し,通級指 行った。また,職員会議等に於いても「気になる生徒」につ
導を円滑に行い,教育活動の中で効果的に実践してい A 心となり,適切な指導と必要な支援の実施や, 教育通級指導を効果的かつ円滑に実施し,更なる生徒への支
いての周知徹底・情報交換に努めた。
く。 SC・SSWと連携している。 援を目指す。
※ 学校自己評価は,5段階評価(A…目標を大幅に上回る達成度,B…目標を上回る達成度,C…目標どおりの達成度,D…目標を下回る達成度,E…目標を大幅に下回る達成度)で成果や取り組み状況等について記入すること。
※ 学校関係者評価は,学校自己評価について5段階評価(AE)で評価すること。