学校からのお知らせ
《3日目午前・美術科は多摩美術大学へ!》
初めに講義室で大学についての説明、これからの社会に必要なアート思考についてお話を伺いました。
その後、図書館に移動し、工芸、彫刻、テキスタイル、版画、日本画などの教室を見学。大学ならではの充実した施設や機材にも目を奪われました。
昼は学食を利用し、大学生に混じって昼食をとり、その後は昨日(1/15)まで開催されていた作品展の作品を鑑賞したり、教授や本校卒業生の生徒から制作についての話を伺い、充実した時間になりました。
《3日目の午後・モネの絵画鑑賞》
午後からは音美共にモネの絵画を見に、上野の森美術館に行ってきました。
モネの連作を見ようと、ものすごい人数が押し寄せており、なかなか絵画に近づけない程でした。
美術科の生徒は、絵画を食い入るように見つめていました。
「本物の筆使いがみたい!」という熱意を感じました。
美術科の生徒からは、
「画面全部が美しすぎる…」
「本物を近くで見られたことが嬉しい」
「初めて本物のモネの作品を見ました。色の淡さや筆のタッチまでわかって感動しました。」
「白内障になってから描かれた晩年の作品の光の淡さに感動した」
「水の塗り方や影の移り方がすばらしく、作品内の自然の描き方があるがままで美しかった」
といった感想を聞かせてくれました。
音楽科の生徒からも、
「光や波の感じを、ドビュッシー やラヴェルを弾く時にイメージしたい!」
「近づくと筆で点々…と置いているだけなのに、離れてみると風景が現れてすごい!」
「年代別に作品をみたが、工夫の仕方が違っていて、作曲家でも年代で作風が違うので、共通点を感じた。」
「初めて見たのですが、遠くから見た時と近くで見た時の印象が違った。また連作では時間の経過もはっきりとわかり、同じモチーフなのに表情が全く変わることが驚き。水面も、遠くから見たら水だけど、近くで見ると短い線の重なりで、そういう技法があるのか!と感動した。」
という声が聞かれました。
3日目は、大学見学から美術展鑑賞とアカデミックな1日になりました。
この刺激を、学校に持ち帰って自分の実技に昇華してくれる、と期待が高まります。
1日目の宝塚歌劇公演も、本日のモネ展も、なかなかチケットの入手が難しいのだそうです。
どちらも体験できたことに感謝しながら、胸に刻み込みました。