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令和4年度 修了式 校長式辞 - 大分県立別府鶴見丘高等学校
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学校からのお知らせ

令和4年度 修了式 校長式辞
2023年03月24日

「 修了式にあたって 〜3つの幸せから〜」

大分県立別府鶴見丘高等学校

校長 阿 南 典 久

本日で、別府鶴見丘高校の令和4年度を終わります。こうして、今日全校生徒が体育館にそろって、各学年の課程を修了できることを心からうれしく思っています。

振り返ると、今年もコロナ感染対策の制限のある中でしたが、日々の勉強、部活動、学校行事、生徒会活動など 全校生徒がよく団結して素晴らしい力を発揮し、成長してくれたと思っています。

 

先日、3年生が本校を巣立っていきました。卒業式は1、2年生は参加できませんでしたが、とても感動した式でした。卒業生は鶴見丘での3年間の思い出と苦労、達成感がこみ上げるとともに、未来への希望にあふれていました。その卒業生の姿を見て、自分の夢に向かって、高校生活3年間をどのように過ごすのかが大切だと強く感じました。

世界では様々なことが起きています。紛争、環境、自然災害、食糧危機、医療、経済、人口や社会の問題など、地球規模や地域で多くのニュースが流れてきます。また、技術革新や社会構造の改革など世の中の進化も激しいスピードで動いています。その中で、主体的に耳を澄ませ、目を見開き、行動して世界のことを学び、知恵を磨き、多くの友と語らいながら経験を積んでいくことがとても大事だと思いました。

一生懸命に、夢に向かって積極的に取り組む3年間か、受け身で流されて過ごす3年間か。神様は3年間という時間を同じように与えてくれていますが、自身の過ごし方で次第で得るものが全く違ってきます。身につく知識や知恵、重ねた経験の量が全く違い、その後の生き方も違ってくるかもしれません。是非、自ら考え、主体的に行動する高校生活であってほしいと思います。

今日の節目の時に、今一度、これまでの自分の高校生活を振り返り、この一年で何ができるようになったか、目指す夢にどのあたりまで近づいているか、自分自身に問うてみてほしい。自分の夢を実現するかどうかは、高校生活の過ごし方が重要なファクターになってくると思います。

 

ところで、人の幸せには 3つの段階があると言われています。

1段階「 してもらえる幸せ 」

赤ちゃんがお母さんにミルクをもらう、抱っこしてもらう、遊んでもらうなどで、ニコニコ笑い幸せになります。 幼い年齢の頃には、何かをしてもらうことで幸せを感じます。

2段階「 できる幸せ 」

初めて自転車に乗れた、縄跳びで二十跳びができた、試験に合格1したなど、成功した時の感動や幸せは誰にもあると思います。

3段階「 してあげる幸せ 」

お祖母ちゃんが孫に何かしてあげることで幸せを感じる、ボランティアなどで誰かの助けをすることが生きがい、誰かの笑顔のために尽くしたいなど、相手の人に喜んでもらえたら幸せを感じます。これが人間本来の究極の幸福観だろうと思います。

つまり、最終的には、社会のためや、誰かのために役立つことが、幸せな人生に繋がると考えられます。そのためには、若い時期、特に高校生の時に、誰かのためや社会のために、自分ができること、してあげられる能力を増やしていくことが大事であり、そのため、主体的に知識を広げ、経験を積み、学びを深めることが重要であると思います。そして、将来、人のため、社会のためになる仕事に就くことができたら、自身にもとても幸せな人生につながるのではないでしょうか。

 

いよいよ 4月1日からは、新2年生、新3年生です。新学年のスタートからしっかりした高校生活が送れるように、春休みに心構えと準備をしっかりしておきましょう。今年度の皆さんの頑張りを讃えるとともに、新年度の活躍と幸せを心より祈り、令和4年度修了式の式辞とします。

 

令和5年3月24日