鶴丸高校
(鹿児島県)の
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取得日:2023年03月22日
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ために活かしていってほしいと願ってい
http://www.edu.pref.kagoshima.jp/sh/Tsurumaru/top.html
大学とは何ぞや 庭科」などを 飛び越えてなぜ「情報科」
若鶴に光あれかし なんじゃもんじゃの木
鹿児島県立鶴丸高等学校
TEL 099-251-7387 FAX 099-255-3433
R4.3.24
〒890-8502 鹿児島市薬師二丁目1番1号
の導入なのかの説明も、不十分ではない ます。
国語科 田 忠臣 か。 2月、プール前テニスコートの横に、一本の木
第 回卒業式
73
この「改革」なるものの背景には何があ が植えられました。ヒトツバタゴ(モクセイ科)
私にとっての教員生活最後の評論教材 るのだろうか。ある原稿執筆のため三年前 の木、別名「なんじゃもんじゃの木」です。今は
3月1日、308名の卒業生は、共に過ご
「身体と思考」(内田樹著)の一節に、 に調べたのだが、文科省と経団連の二つの まだ細い木ですが、大きくなると、初夏に真っ白
した学び舎を巣立っていきました。新型コロ
「言葉だけがあって、身体的実感が伴わな 報告書には、共通して「誰もがAIを活用 な花が咲き乱れることから、スノーフラワーとも
ナウイルス感染症拡大防止対策として、保護
い。その逆に、身体的実感はあるが、言葉 し、想像力・創造力を発揮することが求め 呼ばれます。散り際もまたきれいで、プロペラの
者、教職員、来賓に見守られる中で挙行され
にならない。この絶えざる不均衡状態から られ Society5.0 において文系・理系間
第164号
た卒業式となりました。厳粛で落ち着いた雰 ように回転して散るそうです。珍しさのあまり
言葉は生まれてくる。むしろ、そこからし の垣根は本質的に意味がないという、文理 「あれはなんというもんじゃ?」と尋ねたことか
囲気の中、卒業生の立派に成長した姿が頼も
か言葉は生まれてこない。」とあった。 分断からの脱却……」という内容の箇所が ら「なんじゃもんじゃの木」と称されるように
しく感じられました。
この箇所は、言葉を扱う私たちすべての ある(平成 年度の文科省及び経団連の なったそうです。
30
この一年間、「自分との向き合い方」につ
人間の本質を衝いたものに思える。特に、 Society5.0関連の報告書より)。まさに この木を愛した先生が、令和2年 月急逝され
いて問いかけてきた前田校長は、式辞の中
12
大学で専門教育を受けようとする高校生に デジタル時代の実学志向そのもの、薄っぺ ました。国語科の山元郁夫先生です。御自身も本
で、「己と向い合った時に心の奥から聞こえ
対して、「言葉を基本とする学問は当然の らい現実主義の原型が見て取れる。 校を卒業し、平成元年に着任以来、長きに渡って
てくる声に常に素直であってほしい」と話さ
ことながら一筋縄ではいかない。一言一句 結局は大学の実学志向も、世の中を席巻 本校で教鞭を執られました。山元先生はいつも
れました。
に至るまで、一見無意味に思えるものがい している「拝金主義」のなせる業ではない 「生徒が動く授業は楽しい」と、笑みをたたえて
送辞では、生徒会長の宮里慈恩さんが、最
かなる意味を有するのかを、気の遠くなる かと勘繰りたくなる。昨年の衆議院選挙の 話していました。その山元先生が好きだった「な
高学年としての自覚と鶴丸生の本質を、言葉
ような地道な検証を通じて追究しなければ 頃を中心に、「改革」という言葉がお題目 んじゃもんじゃの木」を、山元先生を偲んで植樹
だけでなく行動で示してくれた3年生へ感謝
ならない。」という姿勢を示すのが、我々 のようにメディアを賑わしていた。まるで しました。
の気持ちとそれを引き継ぐ決意を述べまし
国語科教員の責務の一つであろう。 「改革を言わないと何も始まらない」かの この木の位置からは、校舎もグラウンドもテニ
答辞を述べる前生徒会長の堀口琴菜さん
た。そして、最後に、映画「風立ちぬ」で、
昨今の大学あるいは大学入試の実学重 ような風潮であったが、実は非常に危険な スコートも見えます。鶴丸を愛し、生徒をこよな
時代に翻弄されながらも夢を追いかけた主人
視、「単なるコミュニケーション」追求の 傾向であると思う。これらの「大人の」欲 く愛した山元先生が、いつも見守ってくれている
公の話をもとに、「風をつかみ、夢に向かっ
姿勢に強い危機感を抱いているのは、おそ 望が、若者たちの未来を選択する重要な地 ようです。
て大きく羽ばたいてください」とエールを送
らく私だけではあるまい。かつての福沢諭 点に「改革」の名の愚かな志向として忍び
りました。
吉の実学重視は、その背景にある明治国家 寄っているのである。
白く美しい花が咲くのが楽しみです
答辞では、前生徒会長の堀口琴菜さんが、
の「拙速であってもまず欧米に追いつかね 純粋な「知の格闘」が中心となる大学教
「そっと見守り、心強い言葉で励まし、帰る
ば」という悲願を勘案するならば、わから 育であってほしい、そして若者はこのめま
場所を用意してくれた家族への感謝」「後輩
ぬでもない。しかしながら、戦後も八十年 ぐるしい変化に振り回されることなく強か
の存在が、先輩として背筋を伸ばし毅然とし
になんなんとするこの二十一世紀の時代に に生き抜いてほしいと、切に願うばかりで
ていられたという感謝」「いつ何時も正面か
実学志向というのは、まさに大学教育に ある。
ら向き合い、愛のある指導を受けることがで
とって嘆かわしいことではないか。 きた先生方への感謝」の気持ちを述べ、「こ
実学やコミュニケーション教育は専門学 れまでの日々に感謝し、これからも一日一日
田先生の1年生漢文の授業風景より
校等に任すべきであろう。もちろん、差別 を大切に生きていきます」と結びました。
送辞を述べる生徒会長の宮里慈恩さん
意識から言うのではない。各教育機関には 回生は、2年生になる直前から感染症と
73
明確な「棲み分け」があって然るべきだ。 いう見えない敵との戦いが始まり、学校生活
ここ数年間、一連の大学入試制度をめぐる が一変し、これまで当たり前のように行われ
変更に次ぐ変更のごたごたは笑止千万であ ていたことが本来の内容でできなくなりまし 令和3年度 教職員定期人事異動
るが、「国語の実学志向」については持続 た。しかし、そんな中でも、一日遠足や修学
されそうな気配である。こうなると入試 旅行、体育祭や文化祭などで、自分たちには
石
谷
洋
一
教
頭
加
世
田
高
校
校
長
「改革」開始から三、四年のうちに、例え 何ができるかを前向きに考え、工夫を凝ら
質実剛健
ば国語科の文学性を欠いた実用的文章題
田
忠
臣
国
語
定
年
退
職
し、限られた環境の中でも楽しみながら活動
自律敬愛
と、情報科の応用問題と称する文章題の棲
好学愛知
した学年でした。そんな困難な状況の中を乗
中
須
さ
と
み
国
語
川
辺
高
校
鹿児島県立鶴丸高等学校広報紙
み分けがつかなくなるなど、不都合な状況 り越えてきた学年だからこそ、三年間で身に
入
部
亮
数
学
大
島
高
校
が大いに予想される。「保健体育科」「家 付けた知性や人間性を、自分のために、人の
↑発行時の予定です。変更に注意してください。
相
良
敏
夫
数
学
教
職
員
課
主
査
学食
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4月の行事予定
宮
脇
慶
次
理
科
沖
永
良
部
高
校
午後10分遅
金曜授業
5分遅
3限
5分遅
45分
45分
45分
45分
45分
45分
45分
校時
45分
全校朝会 教育相談6 内科・歯科検診 45分
45分
田
淵
竜
征
理
科
種
子
島
高
校
教
頭
桑
水
流
淳
二
理
科
再
任
用
退
職
6 水 写真撮影 復習考査 学習時間調査
入学式設営(21R,22R,23R)週番会
8 金 復習考査(2・3年) 1年写真撮影
12 火 部活動紹介 CS来校(13:3017:30)
14 木 教育相談2 週番引継会 検尿一次
創立記念式典・講演会(川商ホール)
いじめ問題を考える週間(5/1)
教育相談7 CS来校(13:3017:30)
まっこう
胸部レントゲン(1年) 検尿一次
新
福
一
孝
音
楽
曽
於
市
立
笠
木
小
学
校
教
頭
会場撤去(12:10 24R,25R)
18 月 教育相談3 車体検査(4/26)
新任式 前期始業式 中掃除
1年教科オリエンテーション
1年教科オリエンテーション
学習時間調査(1年 4/18)
1年全体オリエンテーション
13 水 甲鶴戦応援練習(6・7限)
南
野
透
英
語
楠
隼
高
校
15 金 甲南鶴丸スポーツ交歓会
教育相談5 週番引継会
心臓検診(午後:1年)
対面式 新入生テスト
20 水 教育相談4 身体測定
行事
11 月 学年朝会(2・3年)
教育相談8 中掃除
春
山
隆
英
語
再
任
用
退
職
内科・歯科検診
内科・歯科検診
第76回入学式
学校安全の日
教育相談1
創立記念日
28 木 教育相談9
外
越
千
加
子
退
職
養
護
教
諭
22 金 一日遠足
29 金 昭和の日
恒
吉
万
寿
美
専
門
員
隼
人
工
業
高
校
事
務
次
長
日 曜日
金
土
日
月
火
7 木
9 土
10 日
16 土
17 日
19 火
21 木
23 土
24 日
25 月
26 火
27 水
30 土
栗
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任
用
退
職
事
務
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