更新日:2023年3月16日
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3月14日(火)横浜清陵高等学校多目的ルームにおいて、横浜南地区の高等学校13校の代表がそれぞれの探究活動について発表しました。ポスター発表の形式で、室内5か所で2回ずつ発表し、互いに発表を聞いて質疑応答を行いました。テーマは実に様々で、どれも大変興味深いものでした。どの発表を聞こうか、迷ってしまったくらいです。
本校からは2年の宮川なな香さんが「緑高食堂を盛り上げるには」と題して他校の食堂に取材してメニューや価格、労働環境などを比較していました。そして今日の食堂のメニューや、売れ残りそうなもの、混み具合などを積極的にSNSで発信することなど、生徒としてできることを具体的に提案していました。私が感心したのは、食堂で働く人の労働環境や待遇などの働きやすさについても言及していたことです。おいしい食事を提供してくれる人たちが働く意欲を高めてよりよいサービスを生み出すことが食堂を活性化する、という視点がありました。
最後に神奈川県教育委員会の大里指導主事と濱田指導部長から探究活動の重要性などの講評をいただきました。
他の発表で個人的に面白かった発表は
・「高校野球1神奈川大会「決勝」でアナウンスするために」金沢総合高等学校
・「パルスジェットエンジンの製作について」磯子工業高等学校
・「神奈川の伝統工芸品の良さを広めよう」横浜立野高等学校
宮川さんの発表
全体はこんな感じ
3月9日(木)神奈川県国際課の紹介により、ベトナムのハノイにある人文社会科学大学の日本語を学ぶ大学生と本校の1,2年生11名がオンラインで交流を行いました。最初に互いの国や学校を紹介し、3〜5人ずつのブレークアウトルームでそれぞれ質問したり、興味のあることを紹介しあったりして交流を深めました。初めてとは思えないほど、みな話し込んでいて、予定時刻にメインルームに戻ってくるのが心残りな様子でした。大学生はとても日本語が流暢で、高校生もびっくりしていました。今年の11月の修学旅行でベトナムを選択した1年生もおり、今後も交流できるとよいと思います。
情報教室で各自オンラインにつないで
ベトナムの紹介を聴く
日本の紹介をする
個別に話が盛り上がる
定期試験が終わり、3月9日(木)、10日(金)と競技大会が行われています。今回の種目は男女ともバスケットボールとサッカーです。生徒は久しぶりにグラウンドを駆け回り、体育館でボールを追って汗を流しています。
グラウンドでサッカー
3月1日(水)暖かな日差しの中、卒業証書授与式が行われました。274名の卒業生がクラスごとに担任からの呼名に応え、クラス代表が卒業証書を受け取りました。新型コロナウイルスの影響を最も大きく受けた学年でした。在校生代表の安西さんはコロナ禍での行事の工夫やメリハリのある学校生活は自分たちの手本となったこと、これからは自分たちが後輩をリードして伝統と緑高らしさを引き継ぎたいと送辞を述べました。卒業生代表の曽我さんは休業から始まったからこそ学年の仲間とのつながりが大切になったこと、そんな友達との沖縄修学旅行の思い出、緑高だからこそ経験できたことを大切に新しい道に進むと抱負が述べられました。保護者の方からは式歌や校歌の斉唱が中学校ではなかったので、とてもよかったとのお話を伺いました。
私からは予測不能な世界で思い通りにならなくても、緑高で培ったしなやかでたくましい心と体で果敢に挑んでほしい、世界の課題を自分事としてとらえ、一歩踏み出してほしいと希望を伝えました。コロナの時代だったからこその高校生活、無駄な経験など一つとしてないのです。レジリエンスを身に付けた卒業生の健康と活躍を祈ります。
式歌「旅立ちの日に」