高校の基本知識
・単位制(たんいせい)
単位制の高校では、卒業に必要な単位(授業)数があらかじめ決められています。ある一定の枠内で自由に授業を選択し、必要な単位数を取得すれば卒業できます。単位制では学年がないため、単位を落としても留年することはありません。
・留年(りゅうねん)
学年制の高校で単位を落とすと、その年は進級することができなくなります。これを留年(原級措置)と呼びます。留年するともう一度その学年の全ての授業を受け直さなくてはなりません。ただ、この留年措置はあまりに厳しいため、追試などで救済してもらえることがあります。
・赤点(あかてん)
赤点の基準は高校が独自に定めています。赤点の目安は定期テストの得点が30点以下、またはテストの平均点の3分の1以下の得点になります。
・定期考査(ていきこうさ)
定期考査は定期テストとも呼ばれます。一つの学期中に中間・期末の2回の定期テストがあります。多くの高校は中学校と同じ3学期制なので、年に6回程度、定期テストが実施されます。テスト期間は大体2〜3日間で、1日当たり2〜3教科のテストを受けます。期末にのみテストを実施する教科があるため、一般的に期末テストの方が負担が大きくなります。なお、テスト期間中は普段より早い時間に帰宅することができます。