高校受験の国語対策
・高校受験の国語ってどうすればできるようになる?
国語は他の科目に比べて対策が難しいと言えます。
第一に独学(教育機関に頼らない勉強)が困難です。英語・数学と並んで、問題集の解説を読んでも「なぜその答えになるのか?」が分かりにくい科目です。作文の添削も自分では不可能に近いと言えます。
第二に国語は数学・理科・社会などと異なり類似の問題が出題されるわけではありません。従って国語は問題を解いているだけでは、なかなか成績が上がりません。
例えば数学なら問題演習の数をこなすことで「この問題の意味はよく分からないけど、解き方は分かる」(なぜなら前に似た問題を解いたことがあるから)という状態に持っていくことができます。
国語にも出題のパターンはありますが、数学のように「問題の数値が違う」といったレベルではなく、問題文自体が異なります。ですから「この種類の問題はこう解けばいい」といった解法が大変見つけにくい科目であると言えます。(でも、あるんですよ。)
さらに言えば、国語は出題者(問題を作る人)にとっても大変難しい科目です。なぜなら国語では漢字や文法などの知識問題を除けば、本来は全ての解答が正解です。「作者の意図を書け」「主人公の感じたことを書け」といった問題には本当の意味での正解は存在しません。