高野山高等学校 - 和歌山県 私立

古い質問ですが、これからご検討される方がいらっしゃるかもしれないので、回答させて頂きます。

これはまず学校にお問い合わせされるか、私学フェアなどで先生に直接お尋ねなさって下さい。
目安をお教え下さるように思います。

※ここからは私見なので、正確ではない可能性が多分にありますが、書いておきます。

点数は余り気にされなくて大丈夫かもしれません。

入試が、郵送された問題を自分なりに(本やネット等で)じっくり調べて考え、作文して郵送する、というスタイルだからです。
試験時間は1科目1時間ではなく、数日の猶予があり、完全に自由です。
どこまで調べても良く、やる気がなければ調べなくても良いのです。
それでいて、学校側はその子の持つ総合的な力(作文能力だけでなく、やる気、得意苦手、考え方)を把握できます。

とはいえ、普通はある程度自分で調べるか、家族に相談したりして、作文も1回か2回くらいは書き直して、完成させるでしょう。
つまり、入試が、生徒の力を測るだけでなく、生徒に調べて考える作業を具体的に教え、生徒の力を伸ばすという、入学前からその子を伸ばしてあげようという温かく積極的な内容になっているのです。
コロナ下の受験期、移動で感染リスクを上げることもありません。
受験日がないも同然なので、他校受験もスムーズです。
遠方の方には、費用も少なくて済みます。
入試という一点だけでも色々なご配慮が大変温かく、とても高野山高校らしいと感じます。

最近、大学入試制度が変わり、これまでの暗記(勉強量)一辺倒から、考え抜く経験が重視されているように感じます。
身近な課題に自ら気づき、その問題を自分なりに考え、色々調べ、更に考え、その上でアウトプット(文章や口頭で説明したり、何かの行動を)することが出来るかどうか、というような力です。

文章で書くと凄いことのように思われるかもしれませんが、これは割と誰でも当たり前に自然に経験しているものでもあります。
そして、そのような生き抜く力を、文科省が重視され、大学入試制度改革をなさいました。

それに伴い、一部の進学校では教育内容が大幅に変わったところもあるでしょう。
（大学進学を考えてない子達にも、この影響は無関係ではないと思います。）
伝統校の教育の良さが見直された感はあります。
高野山高校も同様です。

つまり、高野山高校の入試は、完全に『自調自学』です。
これは生き抜く力に直結しており、その第一歩をまず入試で、生徒の負担にならない形で自然に促しているわけです。
高校は教育の場であるべきで、高野山高校では本当の質の高い教育が施されていると日々感じております。深く感謝しております。

長文失礼致しました。