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先輩の合格体験

高校受験ナビに寄せられた、先輩の合格体験談です。

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合格高校:伊川谷北高校(兵庫県)
名前:正直デッサンは嫌いな先輩

一般入試ではなく特色選抜について書きます。その中でも特に美術について書きます。
長いです。
その年の倍率は1.64で,例年よりも大幅に増えました。(ちなみに,音楽は34人,書道は17人,美術は8人でした。毎年音楽が一番多いそうです。)
私は内申が161.5と非常に低く,さらに美術部でもなければ美術で賞を取ったことなどもありません。美術の成績は3(4になったことはある)でした。絵を描くのは幼い頃から大好きでしたがデッサンなど絵をしっかりと学んだことは少なく,ましてや色彩構成などは一度もやったことがありませんでした。特色選抜を受けたいと言ったのも11月頃。残された時間は短かったです。先生や親からは「危ない」だの「受かる可能性は低い」だのと言われていました。
私が本気で絵を学び始めたのは12月中旬。デッサンを毎日1枚30分測ってやりました。画塾に通い始めたのは1月の上旬。それと同時に色彩構成を毎日1枚40分測ってやり始めました。面接の練習も母に協力をもらい1日置きくらいの頻度でやりました。

内申が低い上に絵も自信が無いまま試験の日がやって来ました。
最初は体育館に集まり専攻科目ごとに列に並んで説明を受け,その後は引率の先生に教室へ案内されました。体育館は少し寒いです。早めに到着したので空いた時間は色彩の本を読みました。
殺風景な部屋に机が2つセットで8人分ありました。机は2つですが1つは道具置きに使うので狭いです。部屋は暖房が効いているので上着は無くても私は大丈夫でした(着ている人もいました)。試験監督は中年男性が4,5人。受験者の男女比は男子が1人に女子が7人です。
デッサンは机の上にモチーフが置かれます。モチーフとの距離がとても近いので描きにくいです。
色彩構成は正方形の枠内を5本線で区切り構成します。
はっきり言って皆それほど上手ではありません。デッサンが上手い人でも色彩構成が下手だったりします(逆も然り)。だから自信を持ちましょう。あなたより上手い人がゴロゴロいるわけではありません。
面接までの待機室は図書館です。そこで自己PRや志望動機などを小声で練習しておきましょう。美術は試験時間が長いので面接も後の方になり待ち時間が長いので練習時間がたっぷり取れます。
面接は試験監督3人に対し受験者は1人の個人面接です。短所や長所,好きな教科などは訊かれません。志望動機と,理由書の内容への深掘り,そして自己PR2分間です。私は理由書に将来の夢と「アート思考」を書いたのでそれについて深掘りされました。面接は,とりあえず答えましょう。しどろもどろになっても良いし詰まっても良いのではっきりと自信を持って答えましょう。
全てが終わった人から帰ります。音楽はひとりひとりの時間は短いですが人数が多いので最後の方の人はとても待たされるそうです。私は面接が最後の方でしたが帰るときにもまだ楽器の音がしました。
私の場合,面接が良かったのかなと思います。内申が超重要!みたいに書かれているものを見かけますがそれほど重要ではないと思います。しかしもちろん,内申はあった方が絶対に良いので内申は取りましょう。
これだけ書いてあれですが,特色選抜は“運”です。運の良し悪しです。上手い下手や内申も確かに重要ですが,最終的にはやはり“運”です。だからあまり気負いせずいきましょう。
そして,運良く合格した私言えることは一つです。
自信を持ちましょう。

オススメの参考書など:

・「比較でわかる初心者デッサンの教科書」
・「配色アイデア手帳」←待ち時間に読んでいた本です。

あとはネットでデッサンや色彩構成などの画像を検索しまくって目で覚えましょう。

通塾経験: あり
家庭教師: なし
通信教材: なし
得意科目: 国 社
苦手科目: 英 数 理

投稿日:2024/03/09



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