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先輩の合格体験

高校受験ナビに寄せられた、先輩の合格体験談です。

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合格高校:府中高校(東京都)
名前:レイセン先輩

まず、僕が高校受験で失敗したと思うところは、「何でもう少し早く努力しなかったんだろう」という当たり前の事だった。受かった今だか言えるけれど、内申点はやっぱり一点でも高い方がいい。それは誰にでも言える言葉。

しかし、実際には僕は内申点を全く稼げなかった。その訳は、別に高校なんて行けて当然だろうとあまりに自意識過剰な自信に支配されていたからだ。その実、授業はサボり、先生からは見捨てられた。まあ、当然でしょ。やらないんだから。

それでも、僕は諦められなかった。目標を低くするのは簡単だ。けれど、それじゃあ、受験戦争に負けたことになる。尻尾撒いて逃げるなんて、それこそここまで育ててくれた親に失礼極まりない。

勿論、先生には呆れられ、夏に塾に入った時には、もう他の生徒に水を空けられた。だが、僕にはたった一つだけ武器があった。それは、「国語」だ。

塾に通うようになって最初に伸びたのは国語。この上がり方は著しくて、夏が終わるころには九十点台もしばしば叩きだす程だった。社会はもともと出来ていたから、それを磨いて、苦手科目を重点的に潰していった。

それでも、二学期の成績は暗澹たるものだった。内申は恐らく今年の府中高校の入学生でも最低だろう。親からも、「考え直せ」「現実は甘くないから武蔵村山に・・・・・・」と、厳しい言葉を突き付けられた。

ここまでが失敗の話。そして、僕が高校受験で最も良かったと思えるのはここから先の行動だ。

僕は絶望しながらも、それでも府中高校を志望し続けた。思えば、それがターニングポイントだったのかもしれない。

「このまま負け犬なってたまるか」
「笑いたい奴は笑っていろ。僕は絶対に負けない」
親に叱咤され、クラスメイトには無理だと嗤われ、それでも僕は志望を変えなかった。ここまで来たら意地だったのだろう。今振り返ってみれば、可笑しくなってしまうが。

そして、Vもぎで待ちに待ったB判定を土壇場で取った時は僕は確信した。
「勝てる」と。
その言葉どうり、僕は受験戦争に勝利した。

最後に、僕と同じように内申が足りない、府中志望の受験生に言っておきたい事がある。

内申が低くても、諦める必要はない。這い上がる精神さえあれば、必ず府中高校に入れる。自分の事を笑ってる奴らを笑ってやればいい。その代わり、夏休みや冬休みが大分削られる事だけは覚悟して欲しい。けれども、その分だけ、勝利の味は一際濃くなる事だろう。親にぶつかってもいいから、絶対に曲げない事。それさえ出来れば、結果は必ず付いてくる。

最後まで拙文を読んで頂き、本当にありがとうございました。この拙文が、受験生の方の糧に少しでもなったのならば、それ以上の幸福はありません。それでは、受験生の方のご健闘をお祈りいたします。

オススメの参考書など:

特になし

通塾経験: あり
家庭教師: なし
通信教材: なし
得意科目: 国 社
苦手科目: 英

投稿日:2010/07/14



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