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先輩の合格体験

高校受験ナビに寄せられた、先輩の合格体験談です。

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合格高校:膳所高校(滋賀県)
名前:理数科一般先輩先輩

今年膳所高校での受験を終えて、来年から新たに受ける受験生に、受験についてよく知ってほしいので合格体験を書こうと決めました。みてわかるように文章が長くわかりにくいかもしれませんが、是非読んでください。僕がこの高校に行きたいと思ったのは中学一年生のときでした。決め手は自由な校風と理数科の特徴的なカリキュラムでした。しかし、部活などで忙しかったのもあり、実際に受験勉強を始めたのは中学二年生の冬休みからでした。最初は基礎が定着していなかったので、学校で配られた新研究というワーク(皆さんの中にも配られている人がいると思います)をして、基礎を固めていました。今思えば、このときの基礎固めが、いわゆる凡ミスを少なくしたのだと思います。三年生になってからは学校で実力テストというものが行われるようになりました。受験生のなかでなかなかやる気が出ない人は、この実力テストを目標にして勉強に励んでください。僕自身も実力テストで480点以上を取ることを目標にしていました。ここで一つ注意点があります。この実力テストでは小説や古文が出題されます。賛否両論分かれると思いますが、僕はこの小説や古文は本気で勉強する必要はないと思います。(公立高校が第一志望の人の場合)
なぜなら滋賀県の公立入試では、小説は出題されておらず、古文も教科書レベルのものしか出ていないからです。これらを本気で勉強するのは、難関私立を受ける人ぐらいで十分だと思います。夏休みは受験の天王山と呼ばれているように、とても重要な時期です。僕はこの時期が一番重要だと思います。この時期では夏期講習や通信講座を駆使して、自分の苦手を少しでも潰せるようにしてください。また、この時期では模試を受ける人が増えてくると思います。模試はあくまで練習だと思って、取り組んでください。結果に一喜一憂しても正直意味はあまりありません。それよりも、何ができなかったのか、どこが苦手なのかを確認することのほうが重要です。この時期は部活も引退するので、勉強にシフトチェンジしていきましょう。
夏休みがあけてから、体育祭や文化祭がある学校も多いと思います。中学校生活も最後ですのでイベントには、積極的に参加してほしいです。ただ、イベントが終わった後にだらけてしまうのは避けましょう。
冬休みに入ってからは、赤本を何度も解きました。分からなかったところは見直しをして、次からは確実に解けるようにしました。ここで重要なことがあります。それは採点をするときに記述を厳しくすることです。なぜなら、滋賀県の公立入試では記述の配点がとても高く、その採点が厳しいと言われているからです。今のうちに厳しく採点することで、得点力を格段に上げることができます。塾や学校の先生に採点してもらうのもいいでしょう。この時期になって受験生を惑わす模試の判定について書きたいと思います。模試の判定についてよく誤解する人がいるのですが、A判定というものは、その調子で勉強していれば、合格する可能性は高いよというものです。よく、A判定を取ったからと勉強をやめてしまう人がいます。あくまで判定は途中結果を表すものなので、気を抜かずにしてください。またE,D判定だった人は、なにか大きな苦手があると思うので、それを見つけ出して克服するように、頑張ってください。
冬休みが開けて、私立入試が始まると、学校や塾でも受験の雰囲気が漂ってきました。この時期に僕はよく、友達と問題の教え合いをしていました。今でも教え合いが一番自身の表現力を高めるものだと思っています。今の時期からでもいいので、是非友達を誘ってやってみてください。私立入試が終わるとすぐに特色選抜がやってきます。僕の学校では特色選抜の結果は担任の先生を通じて知らされていました。ここで言いたいのは、特色選抜の結果が良くなかったとしても気にしないでくださいということです。そんなこと言ったって無理だ、と思う人もいるでしょう。実際に僕も結果を聞いたときは、とても落ち込みました。しかし、特色選抜というのはどれだけ実力がある人でも、受かるかはわからないものなのです。だから、そんなものに左右されずに、一般選抜に向けて努力してください。
特色選抜の結果発表が終わってからは、過去問を中心的に解いていました。ここで【赤本】ではなく【過去問】と書いたのには理由があります。それは、膳所高校を受験する人には、滋賀県の5年以上前の問題や、他の県(兵庫県や京都府などが傾向が似ている)の問題を解いてほしいからです。普通の人は自分の県の5年分しかしないので、これをするだけでかなり実力差が出ます。ただ、どの問題も内容は難しいので、丸付けだけではなく、見直しもしっかりとしてください。一般選抜2週間前になってからは、過去問をやめて、もう一度新研究をしていました。どこでも言われているように、この時期では難しい問題を解くよりも、基礎的なことを確認して、自信をつけることが非常に重要です。直前期に基礎を確認するだけで十分になるように、受験生の皆さんには今から本気で受験勉強に励んでほしいです。また、これを見ている熱心な1,2年生の皆さんには、内申点というものを意識してもらいたいです。本番点は、直前でも努力すれば上げることはできますが、内申点はそうすることはできません。僕自身、理数科に受かりましたが、周りよりも内申点が低かったので、人一倍努力する必要がありました。こうならないためにも、普段の授業や提出物、テスト勉強などをサボらずに、本気で取り組んでください。最後に、今年の公立入試は非常に易化しました。県教委のホームページにも書いてあるように、今後もこの傾向が続いていく可能性は非常に高いです。こうなってくると、ボーダーラインが高くなって、いかにケアレスミスをしないかが鍵となります。だから、受験生の皆さんには勉強するときに、ケアレスミスをしないように意識してほしいです。(例えば、問題文をしっかりと読む、漢字ミスをしないなど)合格発表のときに自分の番号を見つけるととても嬉しいです。膳所高校は他の学校と比べて狭き門ですが、自分の意志を貫いて最後まで諦めないでください。きっとその努力があなたを成長させてくれるでしょう。

オススメの参考書など:

新研究(基礎固め用)
赤本(一番重要、わからないを残さない)
塾や学校での模試や実力テスト(捨てずに貯めておいて、時間が経ってから満点を取る気でもう一度やる)
スマホ(使い方次第で、自分の得点力を大いに上げてくれる)

通塾経験: あり
家庭教師: なし
通信教材: なし
得意科目: 英 数 理
苦手科目: 国 社

投稿日:2023/04/06



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